176 名前: SS@ミク 投稿日: 2009/04/01(水) 03:58:14.62 ID:5wQ4nWk0
「お兄さんは…きっと、お兄さんにできるほとんど全てのことを
私にしてくれたんだね」
私にしてくれたんだね」
聞き覚えのある声だった。
おそらく一生忘れないくらいに。
おそらく一生忘れないくらいに。
「それが本当に嬉しかった。幸せだったの。
…多分こんなに誰かに優しくされたこと、今まで無かったからさ。私」
…多分こんなに誰かに優しくされたこと、今まで無かったからさ。私」
はにかむように、怯えるように。聞き取れないくらいの小さな声で
彼女は語りかける。
彼女は語りかける。
「だからね、これ以上お兄さんが身を削ってがんばって、
それで一緒にいられたとしても、私嬉しくないよ。
それで一緒にいられたとしても、私嬉しくないよ。
…それにね、たとえそれでほんの少し長引かせることができたとしても、
そこからの一日、二日なんて、私たちにはそんなに重要じゃないのよ。…わかるでしょ? だって私たち、ずっと二人でいられた」
そこからの一日、二日なんて、私たちにはそんなに重要じゃないのよ。…わかるでしょ? だって私たち、ずっと二人でいられた」
もし彼女の表情が見ることができたら、きっと笑っていたと思う。
少女のあどけない顔立ちの下に優しさと、ほんの少し悲しみを隠した
懐かしい笑顔を、鮮明に思い描くことができた。
少女のあどけない顔立ちの下に優しさと、ほんの少し悲しみを隠した
懐かしい笑顔を、鮮明に思い描くことができた。
「…『たった一年』なんて言わないでね。だって私には、これしか大切じゃないのよ。
これだけで十分。これだけで全て。そしてこれだけが、きっと本当に正しいの。
これだけで十分。これだけで全て。そしてこれだけが、きっと本当に正しいの。
…でも…やっぱり、たまには思い出してくれる?私のこと」
暗闇の中で、ミクの声を思い出した。
「ね、お兄さん」