391 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/06(水) 17:43:48.24 ID:Wxvoxg7L0
店「いらっしゃいませ」
母「あの……」
店「はい?」
母「あの、幼女を売って欲しいのですけど……」
店「息子さんの代理ですね
代理購入書をお預かりさせて戴けますでしょうか」
母「いえ、その……私が、買いたいんです」
店「……女性の方に幼女をお売りすることは出来ません」
母「……」
店「……」
母「……そう、ですよね ごめんなさい無理を言って」
店「……幼女をお売りすることは出来ません
廃棄処分品を処理場に運送する際に
うっかりと一人落としてしまうかもしれませんが」
母「!!」
店「幼女はか弱く、すぐに死んでしまいます
きっと処分場から戻ってくる頃には死んでしまい
生ゴミとして保健所に処理され登録抹消されているのでしょうね
詳しくは知りませんが」
母「あ……ありがとうございます!」
店「仕事ですから」
店「いらっしゃいませ」
母「あの……」
店「はい?」
母「あの、幼女を売って欲しいのですけど……」
店「息子さんの代理ですね
代理購入書をお預かりさせて戴けますでしょうか」
母「いえ、その……私が、買いたいんです」
店「……女性の方に幼女をお売りすることは出来ません」
母「……」
店「……」
母「……そう、ですよね ごめんなさい無理を言って」
店「……幼女をお売りすることは出来ません
廃棄処分品を処理場に運送する際に
うっかりと一人落としてしまうかもしれませんが」
母「!!」
店「幼女はか弱く、すぐに死んでしまいます
きっと処分場から戻ってくる頃には死んでしまい
生ゴミとして保健所に処理され登録抹消されているのでしょうね
詳しくは知りませんが」
母「あ……ありがとうございます!」
店「仕事ですから」
410 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/06(水) 18:03:25.97 ID:Wxvoxg7L0
母「貴女が……店員さんが言っていた……」
幼「……」
母「寒いでしょ、私のコートに入って」
幼「……」
母「行きましょう」
幼「……」
母「貴女が……店員さんが言っていた……」
幼「……」
母「寒いでしょ、私のコートに入って」
幼「……」
母「行きましょう」
幼「……」
母「小さなアパートでごめんね
今、お風呂を沸かすから待ってて」
幼「わかりました、ご主人様」
母「ごしゅじん……?」
幼「私をお買い上げ下さったのですから、ご主人様です
首輪についている値札の通り、私には980円ですら売れ残る
幼女としては致命的な「幼さ」に欠けている欠陥品ですが
お買い上げ感謝いたします」
母「……」
今、お風呂を沸かすから待ってて」
幼「わかりました、ご主人様」
母「ごしゅじん……?」
幼「私をお買い上げ下さったのですから、ご主人様です
首輪についている値札の通り、私には980円ですら売れ残る
幼女としては致命的な「幼さ」に欠けている欠陥品ですが
お買い上げ感謝いたします」
母「……」
411 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/06(水) 18:03:59.00 ID:Wxvoxg7L0
母「……ちょっと、来なさい」
幼「はい」
母(チョキチョキ……ボト)
幼「ぁ……」
母「こんな首輪なんて必要ないの
私は貴女を……娘として引き取ったのだから」
幼「むすめ?」
母「ええ、今日から貴女のお家はここになるの
……お名前を聞かせて?」
幼「幼女07です」
母「奈々? ……なんて……偶然」
幼「??」
母「ごめんなさい、なんでも無いの
今日から貴女は私の娘、奈々です」
幼「そういうプレイ、と判断します……ご主人様」
母「奈々、私のことはママと呼んで」
幼「ママ?」
母「ええ」
幼「ママ……ママ……
何故でしょう、理由が分かりませんが……胸が締め付けられます」
母「奈々は今までずっと頑張ってきたのね
もう大丈夫、今日からママが奈々を守るから」
幼「ママ……(ぎゅ)」
母「奈々……よしよし……」
母「……ちょっと、来なさい」
幼「はい」
母(チョキチョキ……ボト)
幼「ぁ……」
母「こんな首輪なんて必要ないの
私は貴女を……娘として引き取ったのだから」
幼「むすめ?」
母「ええ、今日から貴女のお家はここになるの
……お名前を聞かせて?」
幼「幼女07です」
母「奈々? ……なんて……偶然」
幼「??」
母「ごめんなさい、なんでも無いの
今日から貴女は私の娘、奈々です」
幼「そういうプレイ、と判断します……ご主人様」
母「奈々、私のことはママと呼んで」
幼「ママ?」
母「ええ」
幼「ママ……ママ……
何故でしょう、理由が分かりませんが……胸が締め付けられます」
母「奈々は今までずっと頑張ってきたのね
もう大丈夫、今日からママが奈々を守るから」
幼「ママ……(ぎゅ)」
母「奈々……よしよし……」
413 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/06(水) 18:06:18.73 ID:Wxvoxg7L0
トントントントントン
トントントントントン
幼「ぅゆ……いいにおい……」
母「おはよう、奈々」
幼「ぁ……おはようございます」
母「もうすぐ朝ごはん出来るから、待っていてね」
幼「あさごはん?」
母「ええ、朝御飯……どうしたの?」
幼「朝に御飯なんて……初めてで……」
母「……奈々」
幼「??」
母「奈々の過去を、ママは詮索しないわ
きっと思い出すのも辛いことばかりでしょうから
だけど今日からは違う
ママが、奈々のことを幸せにしてあげる」
幼「で、でも、私は幼女で……ペットで……」
母「いいえ、貴女は私の娘
娘の幸せを願い守るのが母の務めです」
幼「あぅ……」
母「おはよう、奈々」
幼「ぁ……おはようございます」
母「もうすぐ朝ごはん出来るから、待っていてね」
幼「あさごはん?」
母「ええ、朝御飯……どうしたの?」
幼「朝に御飯なんて……初めてで……」
母「……奈々」
幼「??」
母「奈々の過去を、ママは詮索しないわ
きっと思い出すのも辛いことばかりでしょうから
だけど今日からは違う
ママが、奈々のことを幸せにしてあげる」
幼「で、でも、私は幼女で……ペットで……」
母「いいえ、貴女は私の娘
娘の幸せを願い守るのが母の務めです」
幼「あぅ……」
416 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/06(水) 18:06:40.30 ID:Wxvoxg7L0
母「ごめんなさいね
ママがお金持ちなら、もっと色々買ってあげれるのに……」
幼「そんな……わたし、こんなに幸せなの初めてです
綺麗なお洋服に可愛いリボン、アイスクリームも美味しかったですし」
母「いいえ、ママはもっともっと奈々に幸せになってもらいたいの
もっとお金を稼がないといけないわ」
幼「これ以上幸せになってしまったら、わたし、どうしたら良いのか……」
母「そうね……それなら、奈々はもっと私に甘えなさい」
幼「え?」
母「奈々の為なら、ママはいくらでも頑張れる気がするの
だから甘えてきてくれるとママは嬉しいわ」
幼「あぅ……」
母「無理することないの、昨日の今日だもの……
いつかは、という話よ」
幼「は……はい……」
母「それじゃ、帰りましょう(きゅ)……奈々の手、暖かいのね」
幼「ママの手も……優しいです……」
母「ありがとう、奈々」
母「ごめんなさいね
ママがお金持ちなら、もっと色々買ってあげれるのに……」
幼「そんな……わたし、こんなに幸せなの初めてです
綺麗なお洋服に可愛いリボン、アイスクリームも美味しかったですし」
母「いいえ、ママはもっともっと奈々に幸せになってもらいたいの
もっとお金を稼がないといけないわ」
幼「これ以上幸せになってしまったら、わたし、どうしたら良いのか……」
母「そうね……それなら、奈々はもっと私に甘えなさい」
幼「え?」
母「奈々の為なら、ママはいくらでも頑張れる気がするの
だから甘えてきてくれるとママは嬉しいわ」
幼「あぅ……」
母「無理することないの、昨日の今日だもの……
いつかは、という話よ」
幼「は……はい……」
母「それじゃ、帰りましょう(きゅ)……奈々の手、暖かいのね」
幼「ママの手も……優しいです……」
母「ありがとう、奈々」
417 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/06(水) 18:06:58.36 ID:Wxvoxg7L0
幼「ママ、おはよぅ」
母「おはよう奈々……ケホ、ケホン」
幼「ママ、大丈夫?
あたしお水とお薬持ってくる」
母「ただの風邪だから平気よ
それより奈々に移るかもしれないから、今日はお布団で大人しくしててね?」
幼「あたしは大丈夫なのに……
それよりママが心配なの、きょうもお仕事?」
母「ええ、でも奈々の笑顔があれば風邪なんて平気よ
さ、いつもみたいに笑顔で見送って頂戴」
幼「う、うん……ママ、いってらっしゃいなの!」
母「いってきまケホ……いってきます(パタン)」
幼「ママ……
かみさま、どうかママのカゼがよくなりますように
あたしはどうなってもいいから、ママが元気になりますように……!」
幼「ママ、おはよぅ」
母「おはよう奈々……ケホ、ケホン」
幼「ママ、大丈夫?
あたしお水とお薬持ってくる」
母「ただの風邪だから平気よ
それより奈々に移るかもしれないから、今日はお布団で大人しくしててね?」
幼「あたしは大丈夫なのに……
それよりママが心配なの、きょうもお仕事?」
母「ええ、でも奈々の笑顔があれば風邪なんて平気よ
さ、いつもみたいに笑顔で見送って頂戴」
幼「う、うん……ママ、いってらっしゃいなの!」
母「いってきまケホ……いってきます(パタン)」
幼「ママ……
かみさま、どうかママのカゼがよくなりますように
あたしはどうなってもいいから、ママが元気になりますように……!」
418 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/06(水) 18:08:24.78 ID:Wxvoxg7L0
母「風邪のせいで仕事が遅れて、遅くなってしまったわ……
奈々、心配してなければ良いのだけど……(フラフラ)」
母「風邪のせいで仕事が遅れて、遅くなってしまったわ……
奈々、心配してなければ良いのだけど……(フラフラ)」
パッパッパパパパー!!
母「……え?」
ドン!! ギャリギャリギャリ!! ガシャーン!!
ピーポーピーポーピーポー……
幼「ママ、おそいなぁ……
そうだ! ママのためにお料理作ってみよっと!
おにぎり位なら、あたしにだって……」
幼(おにぎりぎゅっぎゅっ)
幼「できたー♪
あとはママが帰ってくるの待つだけなの
はやく帰ってこないかなー?
そしたら上手にできたわね、ってほめてもらいたいなー♪」
そうだ! ママのためにお料理作ってみよっと!
おにぎり位なら、あたしにだって……」
幼(おにぎりぎゅっぎゅっ)
幼「できたー♪
あとはママが帰ってくるの待つだけなの
はやく帰ってこないかなー?
そしたら上手にできたわね、ってほめてもらいたいなー♪」
419 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/06(水) 18:08:49.35 ID:Wxvoxg7L0
幼「うゅ……おなかすいた……ねみゅぃ……
ママ、まだかなぁ
つまみぐいしちゃおっかな……
……ダメダメ!
ママもきっとお腹すいてるもん、あたしもがんばらなきゃ!」
幼「うゅ……おなかすいた……ねみゅぃ……
ママ、まだかなぁ
つまみぐいしちゃおっかな……
……ダメダメ!
ママもきっとお腹すいてるもん、あたしもがんばらなきゃ!」
ボーンボーンボーンボーンボーン
ボーンボーンボーンボーンボーン
ボーンボーンボーンボーンボーン
幼「…………くー……すー……」
[ア 奇跡は起こる
現実は非情である
現実は非情である
ピッ
奇跡は起こる
[ア 現実は非情である
[ア 現実は非情である
母「せん、せ……あの子を……たのみます……」
男「……わかりました」
母(……奈々……ゴメン、ね……)
男「……わかりました」
母(……奈々……ゴメン、ね……)
420 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/06(水) 18:09:24.53 ID:Wxvoxg7L0
チュンチュン……チュンチュン……
チュンチュン……チュンチュン……
幼「ふぇ……あさ……?」
幼「すずめさん、おはよー
ママー……ママー……?」
幼「おなか……すいちゃった……」
幼「…………」
幼「すずめさん、おはよー
ママー……ママー……?」
幼「おなか……すいちゃった……」
幼「…………」
ガチャガチャ、ガタン!
幼「ママ!」
男「……ごめん俺はママじゃないんだ」
幼「おじちゃん、だれ?」
男「奈々ちゃん?」
幼「うん」
男(戸籍に間違いは無い、か)
幼「ねぇ、ママは?」
男「これから俺は君を連れて行く、君のママとの約束を果たす為に」
幼「!?」
男「さ、行こうか」
幼「イヤ!! ママ、助けてママ!!」
男「……ごめん俺はママじゃないんだ」
幼「おじちゃん、だれ?」
男「奈々ちゃん?」
幼「うん」
男(戸籍に間違いは無い、か)
幼「ねぇ、ママは?」
男「これから俺は君を連れて行く、君のママとの約束を果たす為に」
幼「!?」
男「さ、行こうか」
幼「イヤ!! ママ、助けてママ!!」
男(そのママは……もう……)
421 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/06(水) 18:09:56.21 ID:Wxvoxg7L0
母「せんせ、い
わたし……家に、こども、が……」
男「喋ってはダメだ!」
母「あの子は……幼女、なんです
けど、あの子は私の子と、同じ名前を……ゲホッ」
男「幼女?」
母「死んでしまった、あの子と……おなじな、まえ
戸籍修正、未だだから……あのこ、にんげんとして……」
男「そ、それは……」
母「せん、せ……あの子を……たのみます……」
男「……わかりました」
男(遺言、か
娘として育てた幼女を、ヒトとして……か)
男(重罪だぞ……やるのか……)
男(……)
母「せんせ、い
わたし……家に、こども、が……」
男「喋ってはダメだ!」
母「あの子は……幼女、なんです
けど、あの子は私の子と、同じ名前を……ゲホッ」
男「幼女?」
母「死んでしまった、あの子と……おなじな、まえ
戸籍修正、未だだから……あのこ、にんげんとして……」
男「そ、それは……」
母「せん、せ……あの子を……たのみます……」
男「……わかりました」
男(遺言、か
娘として育てた幼女を、ヒトとして……か)
男(重罪だぞ……やるのか……)
男(……)
422 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/06(水) 18:10:21.61 ID:Wxvoxg7L0
幼「たすけて! ママー!!」
男「ママは泣き虫は嫌いだと思う」
幼(ビク!)
男「涙を拭きなさい、君は強くならなければならない……ママのためにも」
幼「あ……ぁ…………はい」
男「さぁ、行こう
まずは君達のことを色々聞かせてもらわないと」
幼「はい、私の名前は幼女07
男「違う!!」
幼「!?」
男「君は奈々ちゃんだ、君のお母さんから責任を持って引き取らせてもらうのだから
その子が、幼女であるはずが無い!」
幼「……は、はい」
男「君は強くならねばならない、ヒトとしてね
それがお母さんの望みだ……できるかい?」
幼「は、ぃ……はいっ」
幼「たすけて! ママー!!」
男「ママは泣き虫は嫌いだと思う」
幼(ビク!)
男「涙を拭きなさい、君は強くならなければならない……ママのためにも」
幼「あ……ぁ…………はい」
男「さぁ、行こう
まずは君達のことを色々聞かせてもらわないと」
幼「はい、私の名前は幼女07
男「違う!!」
幼「!?」
男「君は奈々ちゃんだ、君のお母さんから責任を持って引き取らせてもらうのだから
その子が、幼女であるはずが無い!」
幼「……は、はい」
男「君は強くならねばならない、ヒトとしてね
それがお母さんの望みだ……できるかい?」
幼「は、ぃ……はいっ」
431 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/06(水) 18:18:42.31 ID:Wxvoxg7L0
男「結構、それじゃ行こうか」
幼「ごめんなさい、ちょっとだけ、待って」
男「あぁ」
幼「(とてとてとて)お待たせ、しました」
男「それは?」
幼「ママに食べてもらいたかった、おにぎりなの」
男「そうか」
幼「……ぐす」
男「行こうか」
幼(コクン)
男「結構、それじゃ行こうか」
幼「ごめんなさい、ちょっとだけ、待って」
男「あぁ」
幼「(とてとてとて)お待たせ、しました」
男「それは?」
幼「ママに食べてもらいたかった、おにぎりなの」
男「そうか」
幼「……ぐす」
男「行こうか」
幼(コクン)
幼(いつか、帰って来るからね……ママとあたしのおうち……)
END
(さるさん喰らうとは思わなんだorz)
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