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  • 新ジャンル「幼女980円(税)」SSまとめ@wiki
  • 変質の果てに・・・愛、静男3

新ジャンル「幼女980円(税)」SSまとめ@wiki

変質の果てに・・・愛、静男3

最終更新:2008年02月21日 21:28

匿名ユーザー

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203 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/02/21(木) 00:01:16.59 ID:5Hgip4Y0
前スレ>>889の内容を一部修正して、そこから始めるぜ!


~変質の果てに・・・愛、静男~

翌日・・・朝・・・

リズ「おはよーございます♪デートですよ!でぇと♪」
静男「う~ん・・・おはよ~・・・よしよし、元気良いなぁ~今起きるから待ってなぁ~」
リズ「は~い♪」

余程嬉しいのか、リズは跳ねる様にウキウキとしながら、静男が起きる頃には既に朝食を食卓の上並べ終えていた。

静男「おぉぉ!リズの奇跡の料理!久しぶりだな!早速、頂きます!!」
リズ「はい♪ジャン、ジャン、食べてくださいネ♪」

リズは静男が食べる様子を、終始、とても嬉しそうに見つめていた・・・


204 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/02/21(木) 00:01:41.49 ID:5Hgip4Y0
静男「なぁ、今日のデート、遊園地の他に行きたい所はある?」
リズ「そうですね・・・わがままかもしれないですけど・・・映画館にも行ってみたいです!」
静男「そっか・・・じゃあ、先ず映画館に行って、それから遊園地で良いかな?」
リズ「はい!それでお願いします!」
静男「よっしゃ、ばっちりエスコートするからな!」
リズ「はい!頑張ってエスコートされちゃいます♪」
静男「おいおい、される側が頑張っちゃいかんだろ・・・」
リズ「えへへ・・・そうですね・・・ごめんなさいです♪」

そして、朝食が終わると、二人は簡単に身支度を整え、デートに出発した。

205 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/02/21(木) 00:02:22.78 ID:5Hgip4Y0
先ず、最初は映画館へ・・・

朝一番の時間帯・・・休日という事もあって、なかなか繁盛している様だ

静男「リズは映画館とか来た事ないだろ?」
リズ「・・・・・・・・・・・・・ぼ~」
静男「リズ?」
リズ「・・・・・・・・・・・・・ぼ~」
静男「リズ!」
リズ「は、はふぇ!・・・な、何でしょう?」
静男「イヤ・・・映画館初めてかな?って聞いたんだけど・・・そうみたいだな」
リズ「え?は、はい!初めてです!あの・・・初めてで・・・少し緊張しちゃいます・・・えへへ♪」
静男「ハハッ!そう硬くならなくても良いさ。ここは、楽しむ所なんだからさ!」
リズ「えへへ・・・そうですね!ごめんなさい♪」
静男「よ~し、じゃあ何を観る?って・・・そういうの分からないか・・・」
リズ「あ、大丈夫です!こちらに来る前に、お姉ちゃんに頼んで色々と調べてもらいました♪」
静男「へぇ!サラさんに・・・その準備の良さは感心だな~」
リズ「はい、頑張りました!それで・・・あれが観たいんです・・・」
静男「あれって・・・今話題の『世界の中心は君で、僕は土豚』?」
リズ「はい!それ観たいです!」
静男「いいねぇ~俺も観たかった所だ!早速、いこうか!」
リズ「はい♪」

解説しよう・・・
映画『世界の中心は君で、僕は土豚』とは・・・殺し屋を営む男が、ある少女と出会い、やがて、恋に落ちる・・・だが、二人の間には大きな壁が立ちはだかっていた・・・という内容の超正統派ラヴロマンスである!・・・因みに、殺し屋を営む男は潜在的にMである・・・

206 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/02/21(木) 00:03:09.61 ID:5Hgip4Y0
静男「3-e、3-eっと・・・ここだな・・・リズ、ほら!座って~」
リズ「はい、え~と・・・よいしょっと・・・」

ブーーーーーー!

リズ「わわっ!真っ暗ですね・・・」
静男「大丈夫か?」
リズ「あ、はい・・・全然平気です・・・えへへ・・・映画館では静かにしなきゃ、ですね?」
静男「お、良く分かってるじゃん・・・感心感心・・・ナデナデ」
リズ「えへへ・・・♪」
静男「お!始まるぞ・・・」

207 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/02/21(木) 00:03:42.51 ID:5Hgip4Y0
一時間半後・・・

映画は山場を迎えていた・・・
主人公「・・・君を奴らに渡しはしない・・・」
ヒロイン「でも・・・死んでしまうわ・・・あなたが死ぬなんて・・・私、耐えられない・・・」
主人公「いいんだ・・・僕に、君の未来を護らせてくれ・・・」
ヒロイン「いやよ・・・行くなら・・・私も連れていって・・・」
主人公「君は・・・僕に光を、希望を与えてくれた・・・この血に染まった哀れな土豚に・・・」
ヒロイン「ああっ!ダメよ・・・行ってはダメ!!」
主人公「ありがとう・・・愛してる・・・」
ヒロイン「いやああああああああああああああ!!!!」

ズキューン!!!激しい銃撃戦!!!主人公撃たれる!!!

主人公「うおあぁ!・・・気持ち・・・良い・・・(絶命)」

・・・・・・・・・・・・・・

リズ「うっうぅ・・・」

リズが涙を溢れさせていた・・・

静男「リズ・・・」

静男はそっとリズの手を握った・・・

リズ「し、静さん・・・うぅ・・・」

リズはそっと静男に寄りかかる
静男はそんなリズの肩を優しく抱いた

208 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/02/21(木) 00:04:11.92 ID:5Hgip4Y0
さらに30分後・・・映画終了・・・

静男「ふい~眩しいな~」
リズ「うぅ・・・ヒロインは可哀想ですぅ~っうぅ・・・」
静男「おいおい・・・まだ泣いてんのかよ・・・」
リズ「そういう静さんだって・・・泣いてるじゃないですかぁ・・・ヒック」
静男「なっ!バッ!こいつは・・・そう!目から汗が出てきただけさ!」
リズ「心の汗・・・ですか・・・詩人ですね・・・」
静男「・・・・・・・そ、そうだよ、涙だよ・・・うぅ・・・主人公は酷い・・・あんな手紙遺したら・・・ヒロインは一生、忘れられないじゃないか~ううぅ」

209 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/02/21(木) 00:04:43.45 ID:5Hgip4Y0
15分後・・・

リズ「・・・お腹・・・空きましたね?」
静男「おう!そうだな!・・・昼食、どこで食べようか?」
リズ「う~ん・・・そうですねぇ・・・あ!あのcaféエイドリアンってトコに行きませんか?」
静男「お~、お目が高いな・・・あそこは良い店だぜ!」
リズ「えへへ・・・実はそれも調べてました・・・」
静男「へぇ~それもサラさんに?」
リズ「はい!お姉ちゃんに感謝です!」

210 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/02/21(木) 00:05:03.61 ID:5Hgip4Y0
Caféエイドリアン内・・・

静男「しかし、サラさんって一応、リズに仕えてるわけだろ?でも、結構砕けた仲だよな~」
リズ「あ、はい、お姉ちゃんには、あたしが物心ついた頃からお世話になってるんです!ずっとお姉ちゃんとは一緒でしたから・・・あたしは本当のお姉ちゃんだと思ってます!」
静男「へぇ~・・・でも、実際、仲の良い姉妹に見えるよ!」
リズ「えへへ・・・嬉しいです♪」
静男「(ボソッ)道理で“お兄ちゃん”なんて初対面じゃ呼んでくれない訳だよな・・・」
リズ「???」

店員「お待たせ申し上げつかまつった!・・・ボンソワール定食のお方は・・・」
静男「おお!来たな・・・」
リズ「美味しそうですぅ~」
静男・リズ「いただきま~す」

211 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/02/21(木) 00:05:42.67 ID:5Hgip4Y0
静男「うまうま」
リズ「じ~・・・・・・・」
静男「うまうま」
リズ「じじ~・・・・・・・」
静男「うっ・・・リ、リズさん?どうかしましたか・・・?」
リズ「こ、この、あたしの豚カツレツ・・・気になりませんか?」
静男「え?べ、別に・・・」
リズ「むぅ・・・・・・」
静男「う、うん、少し気になるかな・・・(ぐっ・・・この上目遣い・・・勝てない・・・)」
リズ「・・・食べてみたく・・・ないですか・・・?」
静男「ええ?いや・・・特に・・・は・・・」
リズ「むぅ・・・・・・・・・」
静男「いや!い、良いなぁ~食べてみたいなぁ~」
リズ「そうですか!じゃあ・・・食べてみますか?・・・はい・・・あ~ん♪///」
静男「えええ!?リ、リズさん!?そ、それは、流石に・・・」
リズ「・・・・・・・・・あ~ん♪」
静男「あ、あの、聞いてる?」
リズ「・・・・・・・・・・・・・・・(静止中)」
静男「・・・・・・・・・・・・・・・(あたふた)」
リズ「・・・あ~んてしたら・・・ダメ・・・ですか・・・?・・・そんなに・・・いやな・・・ことですか・・・?・・・グスッ」

突然、リズが泣き出してしまった・・・

212 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/02/21(木) 00:06:07.93 ID:5Hgip4Y0
静男「な!?そんな事無いよ!!いや・・・ちょっと照れ臭くて・・・そ、その・・・ご、ごめんな!」
リズ「・・・・・じゃあ・・・あ~んて・・・してくれますか?グス」
静男「ああ!もちろんさ!!よくよく考えたら、むしろ望む所だった!!!」
リズ「・・・・・・・・・・・あ~ん・・・」
静男「・・・あ~ん///」

ぱく・・・

その時・・・静男は確かに新しい世界を感じた・・・
正に、愛溢れる花園がそこにあったのだ・・・!

静男「い、いと旨し!・・・微かに香るリズの香りが、リズの微笑が、無限のリラクゼーション効果を呼び・・・我が味蕾が・・・我が味覚中枢が・・・歓喜し、猛りを上げておる・・・た、堪らぬ・・・堪らぬわぁ!!!」
リズ「えへへ♪壊れるほど喜んでもらえて・・・あたし、とっても嬉しいです♪」

リズはさっきの表情がウソの様に、満面の笑みを浮かべた

静男「あ、あの、リズさん?・・・もしかして、さっきの表情・・・演技っすか?」
リズ「はい♪おねだり・・・しちゃいました♪」
静男「ははは・・・まったく・・・可愛い過ぎて言葉がでねぇわ~」
リズ「え、えへへ・・・///・・・あたし・・・もっと頑張ります!」
静男「え?」

213 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/02/21(木) 00:06:43.52 ID:5Hgip4Y0
そう言うと、リズはカツレツを口に含み・・・
静男の方を向いて・・・

リズ「ん~♪///」
静男「ええっ!?ま、まさか・・・く、口移し・・・!?///」
リズ「んっ♪///」コクリ
静男 ゴクリ・・・

最早、静男に抗う術は無かった・・・

静男「じゃ、じゃあ・・・いただきます・・・///」

そして、口付け合う・・・

リズ「ん、んっ・・・うっ・・・ちゅ・・・あん・・・・・・ぷはぁ・・・」
静男「う・・・んぁ・・・」
リズ「は・・・あ・・・おいしい・・・ですか・・・?///」
静男「う、うん・・・///」
リズ「え、えへへ///・・・さ、流石に・・・これは恥ずかしかったですね♪///」

214 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/02/21(木) 00:07:16.39 ID:5Hgip4Y0
客い「ナニナニ~あの人たちぃ~兄妹じゃないの~ヒソヒソ」
客ろ「え~でもぉ~ディープキスゥ?してたじゃん?ヒソヒソ」
客い「え~じゃあ~あの男ぉ~ロリコンじゃねぇ~ヒソヒソ」
客ろ「キモパトリオットじゃね?ヒソヒソ」
客い「マジ、キモタイタンだよね~ヒソヒソ」
店員「いや・・・愛の形は様々でござるよ・・・君達にも・・・いつか分かる日が来ると良いのだが・・・」
客い・ろ「うほっ・・・良い店員・・・!」

その行為が、俄に周りの視線を集めている事に二人は気が付いた・・・

リズ「え・・・えへへ・・・やっちゃいましたね・・・♪///」
静男「の、残りは・・・普通に食べようか?」
リズ「はい♪」

こうして、二人は食事を終えたのだった・・・

215 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/02/21(木) 00:08:10.72 ID:5Hgip4Y0
そして、遂に・・・デートのメインイベントである遊園地へ到着した・・・

静男「さ~てと・・・気持ちの良い昼下がりだ・・・」
リズ「静さん!早くぅ!早く入りましょうよ!!ワクワク」
静男「まぁまぁ、今入るからね」

遊園地内・・・

リズ「ジェットコースター乗りましょう!ジェット!じぇっと!!」
静男「ちょ、ちょっと!リズ!少し落ち着こう!ジェットコースターは逃げないからね?」
リズ「はっ!そ、そうですね・・・興奮しちゃって・・・へへへ♪///」

216 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/02/21(木) 00:08:45.33 ID:5Hgip4Y0
ジェットコースター・・・

静男「120cm・・・ギリギリokだったね。良かった良かった!」
リズ「はい!良かったです!・・・乗れなかったら・・・あたし・・・」
静男「?」
リズ「あ、とにかく良かったです♪」
静男「そっか!・・・お、俺達の番が来たぜ!」
リズ「あ、はい♪ワクワク」

係員「出発しま~す!」

カタカタカタカタ・・・・・

静男「おおおおおおおおおおおお・・・・・」
リズ「・・・静さん、高い所苦手ですか?」
静男「い、いやぁ・・・だ、大丈夫っすよ!漏らしはしませんから!」
リズ「・・・・・・・・・・・・・・・・」

ガタン・・・

静男「あ・・・」
リズ「ワクワク」

ズババババッバババババッバアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!

静男「uwaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リズ「わぁ~気持ち良い~あはは♪楽しいですね♪静さ~ん♪」
静男「は、はやく・・・もう、限界だ・・・私が人間である内に・・・ガクン(気絶)」

・・・・・・・・・・・・・・・

リズ「はぁ♪風を切る感覚が堪りませんね!気持ちよかったですぅ♪」
静男「ぐはぁ・・・こいつ・・・伊達に一国の姫じゃねぇな・・・」
リズ「・・・静さん、大丈夫ですか?」
静男「う、あ、ああ、モチロン大丈夫さ!だ、ダメージzeroさ!!ま、このコースター、まあまあだったかな?まだまだスリルが足りんけどな~ははは!」
リズ「(途中から気を失ってたのに・・・静さんったら・・・)フフフ♪そうですね♪」

217 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/02/21(木) 00:09:18.98 ID:5Hgip4Y0
それから、色々とアトラクションを周り・・・夕方・・・

リズ「何だか・・・急に人が多くなった様な気がしますね?」
静男「ああ、何か今日、イベントが有るらしいぞ?」
リズ「!そうなんですか!!偶然、今日来たのにラッキーですね♪」
静男「ああ、多分、リズが美しいから天が味方したのさ・・・」
リズ「あ、あう・・・///そんな・・・いきなり・・・言われたら・・・照れちゃいます・・・///」
静男「ははは!だって、リズが可愛いから思わず・・・ね」
リズ「・・・静さんも・・・素敵ですよ・・・///」
静男「お、おはは・・・そう来たか・・・///・・・ありがと・・・あっ!」

218 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/02/21(木) 00:09:47.95 ID:5Hgip4Y0
完全に自分達の世界に入ってしまった二人は、
突然来た人波に無防備にぶち当たってしまい・・・
リズは波にさらわれ、はぐれそうになる・・・

リズ「きゃ、きゃわわ~!人波に!流されますぅぅ~!静さ~ん!!!」
静男「おわわ!!リズ!!おっとっと!!!そいやっ!!!」

静男は押し寄せる人波を上手くかわし、辛うじてリズの体を掴まえた・・・

リズ「た、助かりました・・・」
静男「ふぅ・・・今のは焦ったぜ・・・たはは・・・いきなり人増えすぎだな・・・」
リズ「はぐれない様に・・・気をつけなきゃです・・・」
静男「おう、気を付けないと即迷子だな・・・よし・・・」

ぎゅ

静男はリズの手をそっと握った

リズ「あ・・・」
静男「こうすれば・・・もう、はぐれないだろ?」
リズ「・・・はい・・・///」

219 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/02/21(木) 00:10:20.12 ID:5Hgip4Y0
静男「そうだ!次、どこ行こうか?」
リズ「えっと・・・そうですね・・・あ!あれに乗りたいです!」
静男「ああ、観覧車ね?」
リズ「はい!」
静男「オッケー、じゃ、行こうか」

220 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/02/21(木) 00:11:07.68 ID:5Hgip4Y0
観覧車・・・

リズ「わ~どんどん昇っていきますね~」
静男「・・・・・・・・・・・」
リズ「あ!すご~い!夜景が綺麗ですぅ♪」
静男「・・・・・・・・・・・」
リズ「?・・・あの、静さん?どうかしましたか?」
静男「え?・・・あ、何?」
リズ「えっと・・・夜景が綺麗ですね♪」
静男「ん?ああ、そうだな・・・」
リズ「・・・静さん?さっきから上の空ですけど・・・」
静男「あ、うん、あのな・・・ちょっと、見とれちゃって・・・」
リズ「そうですね・・・街の光・・・見とれちゃいますね♪」
静男「いや・・・リズの方が・・・」
リズ「え?」

ドン!!

その時、夜空に轟音が鳴り響く

ドン!!

ドドン!!

パラパラパラ・・・

暗い空に七色の花が咲く・・・

リズ「わあぁ!・・・花火!・・・イベントってこれの事だったんですね・・・」
静男「ああ・・・花火・・・か・・・」
リズ「・・・・・・綺麗・・・・・ロマンティックです・・・」

夜空を見上げ、夜空の光に照らされたリズの横顔は何よりも美しく輝いていた・・・

静男「リズ・・・綺麗だよ・・・」
リズ「・・・静さん・・・?」
静男「夜景も、花火も綺麗だけどさ・・・・・・君が・・・一番綺麗だよ・・・リズ・・・」
リズ「え、あ・・・・・・///」

221 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/02/21(木) 00:11:49.59 ID:5Hgip4Y0
そこは二人だけの甘い空間・・・
静男の胸の中に秘められた想いは、堰を切ったように溢れ出した・・・

静男「リズ・・・俺さ・・・この一ヶ月、ずっと思ってたんだ・・・」

ドン!

静男「リズが居なくなって、凄く寂しくて、心に穴が空いたみたいでさ・・・」

ドン!

静男「それで・・・分かったんだ・・・俺は君が・・・リズが居ないと駄目なんだって・・・」

ドドン!

静男「俺は・・・もう君無しでは生きていけない・・・リズ、俺は・・・君が好きだ・・・」

ドーン!!

リズは泣いていた・・・
そして、嬉しそうに笑っていた・・・

リズ「あたし・・・嬉しいです・・・静さんにそう言ってもらえて・・・///」

夜空の光が一瞬消えた・・・

リズは静男に寄り添う・・・

リズ「あたしも・・・静さんのこと・・・大好き・・・///」
静男「リズ・・・」

夜空が再び彩を取り戻すその前に・・・二人は口付けを交わした

その後、遊園地の閉園に合わせて二人のデートは終わった・・・

222 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/02/21(木) 00:12:16.36 ID:5Hgip4Y0
静男の家・・・就寝時・・・

静男「は~さっぱりした~風呂も入ったし、そろそろ寝るかぁ」
リズ「そうですね・・・そろそろ寝る時間です・・・ね・・・」

二人は床に入った・・・
床の中で二人は向かい合う

静男「ふ~それにしても、今日は楽しかったな~」
リズ「・・・はい・・・そうですね・・・楽しくて・・・時間が過ぎるのも忘れてしまいました・・・」
静男「う~ん?さっきから元気ないな・・・疲れたか?」
リズ「あ・・・そ、そんな事無いですよ・・・ほら・・・元気元気です♪」
静男「これこれ・・・布団の中でそんなに暴れるでない・・・」
リズ「え、えへへ・・・ごめんなさい・・・でも、大丈夫ですから・・・心配しないで下さい♪」
静男「そっか、分かった・・・じゃあ、おやすみ・・・」
リズ「はい・・・おやすみなさいです・・・」

223 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/02/21(木) 00:12:44.68 ID:5Hgip4Y0
10分後・・・

静男「リズ・・・起きてるか?」
リズ「・・・・・・・・・・」
静男「リズ・・・俺に・・・何か隠してるだろ?」
リズ「・・・・・・・・・・」
静男「なんかさ・・・やっぱり・・・分かってしまうよ・・・リズ・・・」
リズ「うぅ・・・う・・・うぅ・・・」
静男「話して・・・くれないかい?」
リズ「なんで・・・なんで・・・わかっちゃうんですか・・・あたし・・・あたし・・・」

リズは静男の胸に顔をうずめた・・・

リズ「うえぇえええええん!静さん!しずさぁん!!」
静男「リズ・・・」
リズ「あたし・・・怖い・・・行きたくない・・・ずっと静さんと一緒にいたいよぅ・・・」
静男「・・・まさか・・・」
リズ「ホントは・・・大丈夫なんかじゃないんです・・・あたしの国は・・・もう限界なんです・・・!」
静男「・・・・・・・・・・・」
リズ「・・・周辺国は宣戦布告間近なんです・・・国民を戦火から救うには・・・あたしを・・・引き渡すしか・・・ないんです・・・」
静男「で、でも!君のお父さんやサラさんは君を引き渡すつもりは無いって・・・」
リズ「もう・・・議会でも決定したんです・・・行くしか・・・ないんです・・・」
静男「そんな・・・君が・・・」
リズ「あたしが・・・あたしが生きていたら・・・みんな・・・氏んじゃうんです・・・あたし・・・そんなの・・・いやぁ・・・うっうっ・・・」
静男「・・・リズ・・・」

224 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/02/21(木) 00:13:12.99 ID:5Hgip4Y0
静男はリズを抱き締めた・・・

静男「・・・こんなに・・・こんなに小さな肩に・・・そんなに重い物を背負って・・・俺は・・・一体・・・どうすれば良いんだよ・・・畜生っ!!!」
リズ「もっと、キスしてください・・・もっと、抱き締めてください・・・せめて、今だけは・・・あたしに・・・静さんを・・・たくさん感じさせてください・・・」
静男「リズ・・・リズ!!」
リズ「ん!・・・んあ・・・あ・・・あむ・・・うぅ・・・あ・・・」

静男はリズの唇を激しく貪った・・・
最早、二人は気持ちを抑える事が出来なかった・・・
衝動の求めるままに激しく求め合う・・・

静男は口付け合ったまま、リズの服に手をかけ、そして、ゆっくりと脱がしてゆく・・・

225 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/02/21(木) 00:13:44.97 ID:5Hgip4Y0
リズ「あ・・・」
静男「良い・・・のか・・・?」
リズ「あの・・・エッチなこと・・・するんですよね・・・?」
静男「うん」
リズ「・・・おまかせします・・・あたし・・・よく分からなくて・・・」
静男「分かった」

リズはレースのインナーを身に付けていた
静男は、その上からリズの小さな膨らみを触る・・・

リズ「ん・・・あ・・・く、くすぐったい・・・です・・・」
静男「リズのおっぱい・・・すごく柔らかくて・・・気持ち良いよ」
リズ「あ・・・ん・・・」

リズの幼い体と、放たれるその美しい色気のギャップに静男の興奮は高まる

静男はリズのブラを外す

リズの美しい乳房があらわになる・・・
控えめな幼い膨らみ、その頂点には桜色の可愛い突起・・・

静男「すごく・・・綺麗だ・・・」
リズ「・・・は・・・恥ずかしいよぅ・・・///」

静男は堪らず、その可愛い乳首を口に含み
舌でコロコロと転がす様に舐める

リズ「・・・は・・・あ・・・あぁ、ん・・・」
静男「は・・・リズのおっぱい・・・甘い香りがする・・・」
リズ「・・・あ・・・な、何だか・・・体が・・・変・・・ん・・・」

リズの透き通る様に白い肌が、汗ばみ、徐所に朱に染まっていく・・・
静男は乳首から乳房、乳房からお腹へと丁寧に舐めていく

やがて、リズの大切な部分を護る、けれども、それには余りにも男の欲望を惹きつけ過ぎてしまう、一枚の滑らかな布に突き当たる・・・

静男「うわぁ・・・リズのここ・・・びしょびしょ・・・」
リズ「・・・え・・・あ、あたし・・・お漏らし・・・お漏らししちゃったん・・・ですか・・・?」
静男「え?」
リズ「あ、あたし・・・静さんの前で・・・何て・・・はしたない・・・こと・・・グスッ」
静男「は、はは・・・違うよ・・・気持ち良くなると、みんなこうなるんだよ・・・」
リズ「・・・でも・・・あたし・・・ただ、くすぐったくて・・・グスッ」

静男はリズの頭にそっと手を乗せて、優しく撫でた

静男「大丈夫・・・俺に任せるって言ったろ?・・・それに・・・どんな事が有ったって・・・俺、リズの事・・・大好きだから・・・」
リズ「静・・・さん・・・あたしも・・・大好き・・・です・・・」

静男はリズに優しくキスすると、リズの大切な部分を愛撫し始める

226 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/02/21(木) 00:14:19.81 ID:5Hgip4Y0
リズ「ひゃ!・・・そ、そこは・・・あう!」
静男「はぁ・・・リズ・・・ここ・・・見ても良いかな?」
リズ「あ・・・」

静男はそう聞くと、返事を待たずにリズのパンティーを優しく脱がした

静男「うわぁ・・・ツルツルだぁ・・・それに・・・可愛い・・・」
リズ「あ、いやぁ・・・恥ずかしいよぅ・・・///」
静男「はぁ・・・リ、リズの・・・もっと、良く見せて・・・」

静男はリズの可愛らしい割れ目・・・正式には大陰唇を指で開く・・・

くぱぁ・・・

静男「あ・・・凄く・・・綺麗・・・だ・・・」

静男の目の前には、綺麗なサーモンピンクの妖艶に輝く部分が広がり
むわっした女性の香りが溢れ出す

静男「ぺろり・・・」
リズ「ひゃあぁ!!・・・し、静さん・・・そ、そんなトコ舐めたら・・・あっ・・・きたない・・・ですよぅ・・・あん!」
静男「リズのここ・・・おいしい・・・ぺろぺろぺろぺろぺろ」
リズ「ああん!・・・こ、こんあ・・・の・・・は、初め・・・あうっ・・・あぁ!!」

リズの息に徐々に熱いものが混じりはじめる

静男「リズ・・・ぺろぺろぺろ」
リズ「あ!・・・あぅぅ・・・だ、だめぇ・・・ふ・・・あんっ!・・・あ、熱い!体が熱いよぅ・・・」
静男「ちゅーちゅーぺろぺろ・・・」
リズ「あ、ああ!・・・静・・・さん・・・んあっ!・・・あ・・・たし・・・あっ!・・・か、体が・・・へん・・・へんになっちゃうのぉ!!」

リズ「あ!うあっ・・・んああああああああああああ!」

リズは一際大きな嬌声を上げると、ビクビクと体を震わせる

リズ「あ、うあ・・・う・・・あぁ・・・う・・・」
静男「リズ・・・もしかして・・・いっちゃった?」
リズ「あ・・・は・・・分かり・・・はっ・・・ません・・・まっしろで・・・だめ・・・」
静男「リズ・・・気持ち良かった?」
リズ「あたま・・・じんじん・・・して・・・体が・・・熱い・・・です・・・」

227 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/02/21(木) 00:14:59.93 ID:5Hgip4Y0
1分後・・・
リズは上気した顔で静男を見詰める・・・

リズ「あ、の・・・これで・・・終わり・・・なんですか・・・?」
静男「いいや・・・これからさ・・・」
リズ「え?・・・こ、これから・・・ですか?」
静男「リズはエッチな事、どこまで知ってるの?」
リズ「わ、分かりません・・・男女が裸でするって事と・・・赤ちゃんが出来るって事と・・・本当に愛し、婚姻した殿方とするものだって事・・・くらいしか・・・」
静男「なるほどね・・・」
リズ「あ、あの・・・これから・・・どんな事を・・・するんですか・・・?」
静男「ああ、説明するよ・・・ただ、最初に言っておくけど、初めてする時は多分痛いと思うよ?・・・それでも良い?」
リズ「い、痛いんですか?」
静男「ああ、初めていれる時だけ・・・だと思うけど・・・」
リズ「いれる・・・?」
静男「あ、あのな・・・リズのここに・・・俺のここを・・・」
リズ「えぇ!?そ、そんな!・・・いれる所・・・無いですよ・・・?」
静男「それが・・・あるんだな・・・これが・・・ここね・・・」
リズ「ひゃう!!・・・あ、う・・・そ、そこ・・・なんです・・・か?」
静男「うん・・・」
リズ「そ、そこに・・・静さんの・・・を・・・あっ!・・・///」

リズは静男の股間のいきり立ったモノに目をやると、一気に顔を真っ赤にして固まってしまった・・・

静男「・・・そんなに凝視されると・・・流石に恥ずかしいもんだな・・・」
リズ「あっ・・・ご、ごめんなさいです!・・・///」
静男「あ、いや・・・俺もさんざん見た訳だし・・・それより・・・どうかな・・・?」
リズ「・・・すごく・・・おおきいです・・・そ、そんなのが・・・あたしの・・・なかに・・・」
静男「・・・やっても・・・良いかな・・・?」
リズ「・・・あ、あたし・・・静さんの事信じてます・・・だから・・・静さんを・・・もっと感じさせて・・・///」
静男「分かった・・・」
リズ「・・・・・・///」

静男はリズの部分を触る
ぬちょぬちょする・・・十分に濡れている様だ

静男「いれるよ・・・?」
リズ「・・・・・はい・・・///」

静男はリズの部分に自身を押し付けて・・・ぐっと腰に力をいれる

静男「うっ!き、きつい・・・!!」
リズ「あ、うっ!い、いたっ・・・」
静男「・・・ご、ごめん・・・!」
リズ「うっ・・・・・・い、いいんです・・・それ・・・全部いれるんです・・・よね・・・?」
静男「う、うん・・・」
リズ「じゃ、じゃあ・・・最後まで・・・してください・・・じゃないと・・・きっと、後悔・・・する・・・」
静男「リズ・・・」

228 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/02/21(木) 00:15:32.12 ID:5Hgip4Y0
静男は、リズの抱き締めた・・・
最後までやる・・・
静男は覚悟を決めた・・・

静男「痛いかもしれないけど・・・我慢・・・してくれよ・・・!」
リズ「・・・はい・・・」

静男はリズの腰を掴み、精一杯力を込める

ズプ・・・ズプ・・・
しかし、リズの初めての証は、その狭さも相まって、なかなか静男の侵入を許さない

リズ「あっ!うぅ・・・いたぁいぃ!!」
静男「リズ・・・もう少し・・・もう少しだからな!!」

ズプ・・・ズプ・・・

さらに、力をこめる

ズリュリ!

その時、いきなり抵抗が無くなった
静男のモノがリズを貫く

リズ「あっ!くっああああああああああ!!」
静男「リ、リズ!だ、大丈夫か!?」
リズ「あ、あう、うぅ・・・」

リズは歯を食いしばって痛みに耐えている・・・
静男はリズを抱き締める

静男「奥まで・・・はいった・・・からね・・・うぅ・・・!」
リズ「あ、あついっ・・・お腹の中・・・熱い・・・」
静男「このまま・・・しばらく・・・こうしてるからな・・・」

しばらくの間、繋がったまま抱き締めあう二人
リズは少し落ち着いて話し始める・・・

リズ「あ、あの、静さんの・・・お腹の中で・・・ビクビクしてます・・・」
静男「ああ・・・リズのなか・・・凄く締め付けてきて・・・あったかくて・・・気持ち良いからな・・・」
リズ「静さんは・・・気持ち良いんですか?」
静男「リズは気持ち良く無いの?」
リズ「・・・あの・・・良く分かりません・・・。でも・・・さっき・・・静さんが触ってくれた時・・・凄く幸せで・・・フワァ~ってして・・・・・・あたし・・・その感覚を・・・求めてます・・・///」
静男「多分・・・それが、気持ち良いって事だと思うよ・・・」
リズ「・・・あの・・・もっと・・・気持ち良く・・・なれますか・・・?///」
静男「はは・・・頑張るよ」
リズ「・・・はい・・・お任せします・・・///」

229 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/02/21(木) 00:16:08.56 ID:5Hgip4Y0
静男は様子を見つつ、動きだす

ズップズップ

リズ「あっ、くっ!んんっ!」
静男「あう・・・吸い付いてくる・・・!」
リズ「あ、体・・・熱い・・・!」
静男「くっ!ダメだ!もう、腰がとまんねぇ!」

激しく腰を動かす

リズ「あ、ん・・・あっあっ・・・あん・・・あん!」
静男「リズ・・・リズ!!」
リズ「静さん・・・静さん!・・・あたし・・・気持ち良いようぅ!腰が勝手に動いて・・・あっ、あん!」
静男「リズ・・・俺、もう!イクッ!!」
リズ「ああっ!だ、だめぇ!あたま・・・真っ白で・・・あたし・・・おかしくなるぅ・・・!!」

静男「くっ!うううっ!!」

ドピュ!ドピュ!ドピュ!・・・ドクンドクン

リズ「あ、静さん!熱いぃ!!ああ!きちゃう!なにか・・・きちゃうぅ!・・・ああああああああああああ!!」

プシャーー!!

静男「はぁ・・・はぁ・・・リズ・・・」
リズ「・・・あ・・・う・・・は・・・」

230 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/02/21(木) 00:16:52.22 ID:5Hgip4Y0
10分後・・・

布団の中で寄り添う二人・・・

リズ「えへへ♪なんだか・・・幸せです♪」
静男「俺も・・・さ」
リズ「・・・・・・・・明日の朝・・・行きますね・・・」
静男「・・・・・・どうしても・・・行くのか・・・?」
リズ「はい・・・」
静男「・・・・・・・・・・・・・」
リズ「・・・・・・・・・・・・・」
静男「・・・なぁ・・・俺が一緒に行ったら・・・駄目か?」
リズ「え?」
静男「やっぱり・・・俺は・・・リズに会えなくなるなんて嫌だ」
リズ「・・・あたしも・・・いやです。・・・でも・・・あたしの為に静さんまで犠牲になるなんて・・・もっといやです・・・」
静男「リズ・・・自分だけで背負い込むな。君の苦しみを俺にも分けてくれ。俺では不足か?」
リズ「静さん・・・でも・・・」
静男「さっき・・・エッチな事は、結婚した男としかやったらいけないって言ってたろ?・・・だったら、俺たち結婚しないとな!」
リズ「・・・し、静・・・さん・・・それって・・・///」
静男「ま、プ、プロポーズってやつな///」
リズ「し、静さん・・・・・・・・・あ、あたし・・・嬉しいです・・・///」
静男「だから・・・俺は付いていくからな・・・君に・・・」
リズ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・わかりました・・・」
静男「ははっ!決まりだな!俺が・・・氏ぬ・・・時は・・・君が・・・氏ぬと・・・き・・・」

ガクン・・・
静男は気を失った・・・

リズ「えへへ♪・・・静さん・・・あたし嬉しかった・・・
ずっと王宮の中に居て、ずっと憧れていたんです・・・
普通の女の子として・・・普通に恋するって・・・
だから・・・夢が叶いました♪
最期に・・・大切な人が出来て・・・
いっぱいキスしてもらえて・・・
いっぱい抱き締めてもらえて・・・
・・・いっぱい・・・愛してもらえた・・・
もう、思い残すことはありません・・・
・・・あなたに出会えて・・・あたし・・・幸せでした・・・
静さん・・・大好きです♪」

231 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/02/21(木) 00:17:23.38 ID:5Hgip4Y0
翌日・・・早朝・・・

静男「う・・・頭が・・・クラクラしやがる・・・」
サラ「はぁ・・・良かったわ!静男さん!」
静男「う・・・ん・・・さ、サラさん?」
サラ「ふぅ・・・あの娘、静男さんを[ピーーー]気で結晶を盛ったのかしら?」
静男「・・・・!!あっ!!リズ!リズは何処です!?」
サラ「・・・・・・・帰ったわ」
静男「!!!」
サラ「で、あなたも行きたいのでしょう?」
静男「!!・・・は、はい!」
サラ「なら・・・早く付いてきなさい・・・時間が無いわ」
静男「はいっ!!」

ガバッ!!勢い良く布団を剥ぐ静男!

サラ「きゃ、きゃあああああああああああああああああああああ!!!!」
静男「ん?・・・のあぁ!!!そうだ!!!服着てなかった!!!!」
サラ「は、早く服を着てぇぇええええええええええ!!!!!」
静男「は、はいぃ!!!」

移動中・・・・

サラ「あの娘は・・・一人で戦う気よ・・・」
静男「一人で戦う?」
サラ「ええ、あの娘が投降すれば、私達の国は助かるけど・・・貴方の世界に対する脅威は消えない・・・だから・・・あの娘、投降した後で周辺国を滅ぼして死ぬ気なのよ」
静男「な!?」
サラ「もう・・・リズを投降させる事は止められない・・・死ぬ事も止められない・・・自己満足かもしれないけれど、私に出来るのは・・・貴方を死地に送る事だけ・・・」
静男「サラさん・・・」
サラ「私を許して下さい・・・」
静男「いいえ・・・俺はあなたに感謝してます。あなたが俺の元にリズを送ってくれたから・・・俺は人生で一番素晴らしい時間を経験する事が出来た・・・ありがとうございます!」
サラ「ふふっ・・・リズが貴方の事を好きになる筈ね・・・私の方こそ感謝しています・・・リズに幸せをたくさん感じさせてくれて・・・ありがとう・・・」

232 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/02/21(木) 00:17:52.81 ID:5Hgip4Y0
所は大国・・・王立研究所・・・牢・・・
既にリズは引き渡され、身柄は大国にあった

リズは最早、一国の王女ではなかった・・・単なるモルモットとして扱われていた・・・

リズ「・・・・・・・・・・・・お父様、お姉ちゃん、皆・・・静さん・・・どうか・・・ご無事で・・・」

リズは今にも命を絶とうとしていた・・・

その刹那・・・

空間が歪んだ!!

リズ「!!!こ、これは・・・お姉ちゃん!?」

静男「リズゥゥゥゥ!!!!」

リズ「!!!!!し、静さん!!!!どうして!!?」

静男「馬鹿野朗ぉぉ!!もう・・・俺はお前無しの世界なんて考えられねぇんだよ!!!」

リズ「静さん・・・・・・」

静男「もう・・・絶対に・・・離れない・・・」

リズ「静・・・さん・・・あたし・・・あたしっ・・・うっ・・・うわああああああああああ!!!」

静男はリズを強く抱き締めた

静男「リズ・・・愛してる・・・永遠に愛してる・・・」
リズ「・・・あたしも・・・あたしも・・・愛してます・・・永遠に愛し続けます・・・」
静男「リズ・・・君がその命を絶つ時・・・俺は必ず君の傍に居て見せる・・・!」
リズ「・・・もう・・・もう・・・離れたくない・・・傍に・・・ずっとあたしの傍に・・・居てくれますか・・・?」
静男「もちろんさ」
リズ「静さん・・・もっと・・・抱き締めて・・・」
静男「リズ・・・」

二人は、この地上で最後のキスを交わした・・・

リズの体が光り輝く・・・

強く・・・強く・・・

光が瞬く間に広がって世界を包み込んでゆく・・・

世界は白く変わった・・・

233 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/02/21(木) 00:18:41.99 ID:5Hgip4Y0
~エピローグ~

一年後・・・

リズ父王「この一年・・・良く頑張ってくれたな・・・」
サラ「ええ・・・本当にそうだわ・・・しかし、あの時の事は今でも覚えているわ・・・全く、神懸り的だったものね・・・」

この日、リズの国ではプリンセスの婚姻の祝典が開かれていた

リズ「そ、そんな事ないですよぅ」
静男「う~ん・・・とりあえず、そんな事あるだろう・・・ですよねぇ、陛下、サラさん」
サラ「そうそう・・・」
リズ父王「うむ、だが、君の力でもある・・・今日この日・・・改めて礼を言わせて貰おう・・・ありがとう!」

そして、遂に、祝典=結婚式が始まる・・・

静男「・・・遂に・・・この時・・・が来・・・た・・・な・・・ふぅ」
リズ「ふふふ・・・陛下・・・緊張されているんですか?」
静男「な、リズゥ・・・からかわないでくれよ・・・」
リズ「えへへ♪・・・ごめんなさい・・・あ・な・た♪」
静男「ぶほぅ!!」

一年前のあの時・・・世界を光が包み込んだ・・・
それは、輝く浄化の光・・・世界を変える変質の灯火・・・

リズの世界をも滅ぼす強力な力が、愛する心によって積極的な力に変わったのだった

その光は、人々の善意を引き出す光だった
大国の人々は己の非行を嘆き、ことごとく改心していった
リズのその力は、正に神の使いと呼ぶに相応しかった

かくして、リズと静男は解放され、リズの国と周辺国は和平を結んだ

それから、静男はリズとの婚姻を果たす為、国政その他諸々の教育を一年間で徹底的に叩き込まれ・・・そして、現在に至る・・・

リズ「あの、あなた♪・・・あたし・・・とっても・・・幸せです♪」
静男「俺も・・・とても幸せだよ!」

国民が見守る中、二人は式場へ姿を現す・・・
溢れんばかりの歓声が二人を包み込む・・・

二人は一歩一歩・・・人生が重なり合う事を確かめ合いながら・・・歩む・・・

いや、厳密には三人だが・・・

~変質の果て・・・愛、静男~  fin
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