802 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/02/14(木) 21:25:38.10 ID:6vfUxWYo
-医者と幼女の共通点-
ハッピーエンドにたどり着くためには、何かしらの対価を誰かが支払うことになるって聞いたことがある
たとえば、誰かまったく関係ない人のハッピーエンドの対価をいつの間にか支払っているのかもしれない
たとえば、誰かまったく関係ない人のハッピーエンドの対価をいつの間にか支払っているのかもしれない
私にとってのハッピーエンドの対価は何なのだろう・・・
――――――――――――――――
ザザザザザザザザザザ
まるで、テレビの砂嵐のような音の土砂降り
目の前なんてほとんど見えないくらいに雨が激しい
目の前なんてほとんど見えないくらいに雨が激しい
橋の下の段ボール箱
ここが私の家
いつも人は私を虐める
何もしてないのに、どこにいても虐めてくる
雨の日だったらここには誰も来ない
ここが私の家
いつも人は私を虐める
何もしてないのに、どこにいても虐めてくる
雨の日だったらここには誰も来ない
誰も来ない雨の日が、私にとって一番落ち着ける日
誰も来ないから、虐められないか怯える必要がない日
誰も来ないから、虐められないか怯える必要がない日
このまま、ずっと雨だったらいいのに・・・・・・
そんな願いを抱きつつ、毎日辛い日々を過ごす
なんで自分がこんなところにいるのか、疑問を持たずに過ごしていた
804 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/02/14(木) 21:43:04.41 ID:6vfUxWYo
-医者と幼女の共通点-
役員1「・・・この雨のなか本当にやるのか?」
役員2「あぁ、雨じゃないと一般人が多くて捕獲しにくいからな」
役員1「なぁ、捕まえなきゃいけないのか?かわいそうじゃないか?」
役員2「・・・いやだったら、この仕事をやめればいいだろう」
役員1「・・・・・・」
役員2「ま、最初はだれだって戸惑うさ」
役員1「・・・・・・」
役員2「いくぞ」
役員1「・・・・・・はい」
役員2「あぁ、雨じゃないと一般人が多くて捕獲しにくいからな」
役員1「なぁ、捕まえなきゃいけないのか?かわいそうじゃないか?」
役員2「・・・いやだったら、この仕事をやめればいいだろう」
役員1「・・・・・・」
役員2「ま、最初はだれだって戸惑うさ」
役員1「・・・・・・」
役員2「いくぞ」
役員1「・・・・・・はい」
――――――――
幼「・・・・・・ぇ?」
今日は雨、だから誰も来るはずがない
なのに、足音がする
こっちに来てる・・・
……
逃げなきゃ
また虐められるのはいや
逃げなきゃ!
なのに、足音がする
こっちに来てる・・・
……
逃げなきゃ
また虐められるのはいや
逃げなきゃ!
思い立ったら走ってた
前はほとんど見えないけど
逃げた
全力で、足が痛くなってもずっと走った
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
虐められるのはいやぁ・・・
前はほとんど見えないけど
逃げた
全力で、足が痛くなってもずっと走った
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
虐められるのはいやぁ・・・
――――――――――
役員1「・・・・・・ここですよね?」
役員2「・・・・あぁ、間違いない」
役員2「・・・・あぁ、間違いない」
場所は間違えてない
幼女が住んでた形跡もある
幼女が住んでた形跡もある
役員2「・・・・・・逃げたな、気づかれたか」
役員1「じゃあ、帰りましょう。いないんだったら・・・」
役員2「探すぞ」
役員1「でも、いないのに・・・・・・」
役員2「仕事だ、野良幼女は捕まえないとな」
役員1「・・・・・・」
役員1「じゃあ、帰りましょう。いないんだったら・・・」
役員2「探すぞ」
役員1「でも、いないのに・・・・・・」
役員2「仕事だ、野良幼女は捕まえないとな」
役員1「・・・・・・」
869 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/02/15(金) 19:46:20.46 ID:SaH6kFQo
-医者と幼女の共通点-3
-医者と幼女の共通点-3
幼「ハァ・・・ハァ・・・」
逃げないと・・・誰もいないところまで・・・
逃げ・・・
逃げ・・・
役員2「・・・見つけたぞ」
幼「・・・ひ」
役員2「おとなしくついてくるんだ」
幼「いや・・・」
役員2「来るんだ」
幼「いや・・・いやぁ!」
幼「・・・ひ」
役員2「おとなしくついてくるんだ」
幼「いや・・・」
役員2「来るんだ」
幼「いや・・・いやぁ!」
反対方向を向いて逃げ出した
役員2「ちっ・・・面倒くさいな」
――――――――
役員1「・・・あ」
役員1「・・・あ」
見つけた、あの幼女だ・・・
なんでこっちに来たんだよ・・・
なんでこっちに来たんだよ・・・
幼「・・・また、またいる・・・・・・」
役員1「・・・・・・」
幼「また・・・・・・虐めるの?」
役員1「・・・・・・」
幼「また・・・・・・虐めるの?」
幼女が涙目でこちらに聞いてくる
どうする・・・、俺はなんでこんな仕事になんかに就いたんだよ
・・・親が安心する職に就きたかった、ただそれだけだ
だけどどうしても幼女は嫌いだ、何をしても被害者ぶるから嫌いだ
たとえ何もしてなくてもだ・・・
どうする・・・、俺はなんでこんな仕事になんかに就いたんだよ
・・・親が安心する職に就きたかった、ただそれだけだ
だけどどうしても幼女は嫌いだ、何をしても被害者ぶるから嫌いだ
たとえ何もしてなくてもだ・・・
役員1「・・・・・・あっちに行け」
幼「・・・・・・」
役員1「あっちに行け!!」
幼「・・・・・・」
幼「・・・・・・」
役員1「あっちに行け!!」
幼「・・・・・・」
何もいわずに走っていった
これでいい、幼女なんかと関わっていたくない
これでいい、幼女なんかと関わっていたくない
あ、先輩だ
役員2「おい!こっちに来なかったか?」
役員1「いえ、見てないです」
役員2「・・・・・・一本道なのにか?」
役員1「はい、見てないです」
役員2「・・・・・・ちっ、逃がしたか」
役員1「どうします?」
役員2「・・・・・・帰るぞ」
役員1「いえ、見てないです」
役員2「・・・・・・一本道なのにか?」
役員1「はい、見てないです」
役員2「・・・・・・ちっ、逃がしたか」
役員1「どうします?」
役員2「・・・・・・帰るぞ」
870 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/02/15(金) 19:57:30.08 ID:SaH6kFQo
-医者と幼女の共通点-4
-医者と幼女の共通点-4
・・・・・・誰もいなくなったかな?
だ・・・いたっ!
だ・・・いたっ!
白衣の男「おっと大丈夫か?」
幼「あ・・・・・・」
幼「あ・・・・・・」
また、人だ
今日は雨なのに・・・
なんど人が多いの?
また、逃げなきゃ・・・
今日は雨なのに・・・
なんど人が多いの?
また、逃げなきゃ・・・
白「・・・あ、おい危ないぞ」
少しでも人から離れなきゃ・・・
誰もいないところに行かなきゃ・・・
誰もいないところに行かなきゃ・・・
白「危ないって!車が来て・・・」
そんな声が聞こえて、後は何があったか覚えてない
871 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/02/15(金) 20:13:44.08 ID:SaH6kFQo
-医者と幼女の共通点-5
-医者と幼女の共通点-5
誰かの声が聞こえた
なんて言ってたかは覚えてない
気がついたら知らない場所にいた
なんて言ってたかは覚えてない
気がついたら知らない場所にいた
幼「・・・・・・」
ものはほとんど無くて、窓も無い
明かりは天井についてる蛍光灯
明かりは天井についてる蛍光灯
体は痛くて動かない
白「・・・気がついた?」
幼「・・・・・・」
幼「・・・・・・」
体も動かない、人がいる
もう虐められるだけだ
黙って耐える、絶対泣かない
泣くと虐めが酷くなるから
もう虐められるだけだ
黙って耐える、絶対泣かない
泣くと虐めが酷くなるから
白「・・・・・・体は動く?」
幼「・・・・・・」
白「えーと・・・言葉は話せる?」
幼「・・・・・・」
白「・・・・・・じゃあ」
幼「虐めないの?」
白「・・・は?」
幼「私を虐めないの?」
幼「・・・・・・」
白「えーと・・・言葉は話せる?」
幼「・・・・・・」
白「・・・・・・じゃあ」
幼「虐めないの?」
白「・・・は?」
幼「私を虐めないの?」
白衣を着た人は変な顔をして言い返す
白「・・・なんで虐める必要があるんだ?」
幼「いつも、誰かが虐めるから」
白「少なくとも、俺は虐めたりしないさ」
幼「・・・・・・」
白「信じてもらえないかもしれ無いけど・・・虐めたりはしないよ」
幼「・・・・・・」
白「・・・・・・まぁ、いいや。とりあえず今は傷を治そう」
幼「・・・・・・」
白「まずは食事だ・・・体動かないんだろう?ほら、口あけて、アーン」
幼「いつも、誰かが虐めるから」
白「少なくとも、俺は虐めたりしないさ」
幼「・・・・・・」
白「信じてもらえないかもしれ無いけど・・・虐めたりはしないよ」
幼「・・・・・・」
白「・・・・・・まぁ、いいや。とりあえず今は傷を治そう」
幼「・・・・・・」
白「まずは食事だ・・・体動かないんだろう?ほら、口あけて、アーン」
差し出されるがままに食べ物を口に含む
白「そう、よく噛んで飲み込むんだ」
幼「・・・・・・ん」
白「ほら、アーン」
幼「・・・・・・ん」
白「ほら、アーン」
食器の中が空になるまで、このやり取りは続いた
872 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/02/15(金) 20:43:30.97 ID:SaH6kFQo
-医者と幼女の共通点-6
-医者と幼女の共通点-6
・・・・・・ここに来てから本当に虐められなくなった
白衣を着た人にしか会わないけど、虐められない
こんな安心した時間を最後に感じたのはいつだったっけ・・・
白衣を着た人にしか会わないけど、虐められない
こんな安心した時間を最後に感じたのはいつだったっけ・・・
白「・・・起きてるか?」
幼「・・・・・・」
白「もうそろそろ、一人でも食べられるだろ?」
幼「・・・・・・」
白「・・・・・・」
幼「・・・・・・」
白「・・・いや、喋れるなら喋ってくれ。患者とのコミュニケーションも仕事のうちなんだ」
幼「・・・・・・」
白「そろそろ虐めないって信じてくれないか?」
幼「・・・・・・」
白「・・・じゃあ、ほら、口あけて」
幼「・・・・・・」
白「もうそろそろ、一人でも食べられるだろ?」
幼「・・・・・・」
白「・・・・・・」
幼「・・・・・・」
白「・・・いや、喋れるなら喋ってくれ。患者とのコミュニケーションも仕事のうちなんだ」
幼「・・・・・・」
白「そろそろ虐めないって信じてくれないか?」
幼「・・・・・・」
白「・・・じゃあ、ほら、口あけて」
本当に虐められなくなった・・・
信じてはいる
だけど、いったいどんな返事をすればいいか
分からなかった
信じてはいる
だけど、いったいどんな返事をすればいいか
分からなかった
―――――――――
白「はい、ごちそうさまな」
幼「・・・・・・」
白「・・・いつまで黙ってるつもりなんだ?」
幼「・・・・・・」
白「別に声帯が傷ついてるわけでもない、言葉が分からないわけでもない、じゃあどうして黙ってるんだ?」
幼「・・・・・・」
白「・・・もう立てるよね、ついておいで」
幼「・・・・・・」
白「・・・いつまで黙ってるつもりなんだ?」
幼「・・・・・・」
白「別に声帯が傷ついてるわけでもない、言葉が分からないわけでもない、じゃあどうして黙ってるんだ?」
幼「・・・・・・」
白「・・・もう立てるよね、ついておいで」
言われるがまま白衣の人についていく
ずっと続く白い廊下の先にある階段を上ったら外に出た
ずっと続く白い廊下の先にある階段を上ったら外に出た
白「少し暑いだろう?今日は日差しが強いからね」
幼「・・・・・・」
白「・・・ここは病院でね、人や幼女を診るための病院なんだ」
幼「・・・・・・」
白「で、俺はここの院長なんだよ」
幼「・・・・・・」
白「・・・・・・驚かないのか」
幼「・・・・・・」
白「いや、親の七光で院長になっただけなんだけどさ」
幼「・・・・・・」
白「えーと・・・」
幼「・・・・・・」
白「・・・ここは病院でね、人や幼女を診るための病院なんだ」
幼「・・・・・・」
白「で、俺はここの院長なんだよ」
幼「・・・・・・」
白「・・・・・・驚かないのか」
幼「・・・・・・」
白「いや、親の七光で院長になっただけなんだけどさ」
幼「・・・・・・」
白「えーと・・・」
早くも話題が尽きてしまったようで
白衣の人はただただ困り果てている
白衣の人はただただ困り果てている
897 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/02/15(金) 21:48:25.23 ID:SaH6kFQo
-医者と幼女の共通点-7
白「そうだ、町に出よう」
真昼間に病院の院長が言うような台詞には聞こえない
しかも、町
また虐められる・・・
しかも、町
また虐められる・・・
幼「・・・ぇ」
白「ほら、おいしいご飯も食べれるし、買い物だってできるしさ。・・・まだご飯食べてないからさ」
幼「・・・人が多いところは・・・嫌」
白「・・・喋れるじゃないか、自己を表現するのは大切なことだよ?」
幼「・・・・・・」
白「まぁ、嫌だったらいいや。食堂で何か食べよう」
白「ほら、おいしいご飯も食べれるし、買い物だってできるしさ。・・・まだご飯食べてないからさ」
幼「・・・人が多いところは・・・嫌」
白「・・・喋れるじゃないか、自己を表現するのは大切なことだよ?」
幼「・・・・・・」
白「まぁ、嫌だったらいいや。食堂で何か食べよう」
意見を聞いてくれて嬉しかった
今まで虐めてきた人とは違うんだなって思える
嫌なことをしないでくれるって思えた
今まで虐めてきた人とは違うんだなって思える
嫌なことをしないでくれるって思えた
――――――
白「おばちゃん、親子丼3つ」
おばちゃん「・・・・・・ほんと毎回よく食うねぇ」
白「いや、俺だけじゃないよ」
お「ん、どうしたんだいそのちっちゃい子。隠し子かい?」
白「違うよ~俺まだ彼女もいないんだからさ~」
お「じゃあ、どうしたんだい」
白「ん、拾ったのさ」
お「拾った?」
白「あぁ、この子幼女なんだ。人間じゃない」
お「そうなのかい、一見女の子にしかみえないからねぇ~」
白「まぁいいや、じゃあ親子丼3つお願いね」
お「はいよ、しばらく待ってな」
おばちゃん「・・・・・・ほんと毎回よく食うねぇ」
白「いや、俺だけじゃないよ」
お「ん、どうしたんだいそのちっちゃい子。隠し子かい?」
白「違うよ~俺まだ彼女もいないんだからさ~」
お「じゃあ、どうしたんだい」
白「ん、拾ったのさ」
お「拾った?」
白「あぁ、この子幼女なんだ。人間じゃない」
お「そうなのかい、一見女の子にしかみえないからねぇ~」
白「まぁいいや、じゃあ親子丼3つお願いね」
お「はいよ、しばらく待ってな」
902 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りするかもしれません[] 投稿日:2008/02/15(金) 22:10:29.23 ID:SaH6kFQo
-医者と幼女の共通点-8
おばちゃんが豪快に盛った親子丼を持ってくる
お「はいよ、親子丼三つ」
白「お、いつもより多いですね」
お「今日はちっちゃい子がいるからサービスだよ」
白「ありがとうございます」
お「ほら、たっくさん食べて大きくなりな」
白「俺がこれ以上大きくなってどうするんですか」
お「あんたはバカかい、ちっちゃい子のほうに決まってるだろ」
白「そりゃそうですよね~」
お「んじゃ、足りなかったらまた注文しな」
白「そうさせてもらいます~・・・さ、食べようか」
幼「え・・・と、お腹・・・いっぱい」
白「・・・・・・あ~、ごめん俺が食べさせたんだった」
幼「・・・・・・」
白「・・・じゃあ、とっとと食べちゃうからちょっとまっててな」
白「お、いつもより多いですね」
お「今日はちっちゃい子がいるからサービスだよ」
白「ありがとうございます」
お「ほら、たっくさん食べて大きくなりな」
白「俺がこれ以上大きくなってどうするんですか」
お「あんたはバカかい、ちっちゃい子のほうに決まってるだろ」
白「そりゃそうですよね~」
お「んじゃ、足りなかったらまた注文しな」
白「そうさせてもらいます~・・・さ、食べようか」
幼「え・・・と、お腹・・・いっぱい」
白「・・・・・・あ~、ごめん俺が食べさせたんだった」
幼「・・・・・・」
白「・・・じゃあ、とっとと食べちゃうからちょっとまっててな」
―――20分後
白「ごちそうさまでした!」
どんぶり大盛りの親子丼3杯を20分で完食・・・
いったいどんな胃の構造をしてるんだろう
いったいどんな胃の構造をしてるんだろう
幼「・・・うっぷ」
白「どうした?顔色悪くして」
幼「・・・・・・よく、そんなに食べますね・・・」
白「ん~食事は大事だよ?生きていくために必要な行動だよ」
幼「げ・・・限度を超えてない・・・?」
白「・・・まぁ、なぜか入るんだから気にしない気にしない」
幼「・・・・・・」
白「さてと・・・次はどこ行こうか」
幼「・・・」
白「町は嫌だって言われたからな・・・一回、部屋戻ろうか」
幼「・・・・・・はい」
白「どうした?顔色悪くして」
幼「・・・・・・よく、そんなに食べますね・・・」
白「ん~食事は大事だよ?生きていくために必要な行動だよ」
幼「げ・・・限度を超えてない・・・?」
白「・・・まぁ、なぜか入るんだから気にしない気にしない」
幼「・・・・・・」
白「さてと・・・次はどこ行こうか」
幼「・・・」
白「町は嫌だって言われたからな・・・一回、部屋戻ろうか」
幼「・・・・・・はい」
903 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/02/15(金) 22:23:19.51 ID:SaH6kFQo
-医者と幼女の共通点-9
-医者と幼女の共通点-9
白い部屋に戻ってきた
私と白衣を着た人は近くにあった椅子に座った
私と白衣を着た人は近くにあった椅子に座った
白「・・・そういえば、君は名前無いのか?」
幼「・・・・・・無い」
白「・・・そうか、君はどこかで売られてた?」
幼「・・・違います、首輪も無い」
白「じゃあ、逃げてきたわけじゃないのか・・・保証書も・・・ブツブツ」
幼「・・・なにか?」
白「いや、なんでもない」
幼「そうですか」
白「・・・・・・名前が無いのは不便だな、何か決めないとな」
幼「・・・・・・」
白「・・・・・・・春でいいか」
幼「春・・・」
白「うん、めんどくさいからそれでいいや」
幼「・・・ひどい理由」
白「まぁ、いいじゃないか、変な名前じゃないし」
幼「・・・そっちの名前聞いてません」
白「あ・・・そうだったな、竜司って言うんだ」
幼「・・・・・・」
白「名前負けとか絶対言うなよ」
幼「・・・・・・無い」
白「・・・そうか、君はどこかで売られてた?」
幼「・・・違います、首輪も無い」
白「じゃあ、逃げてきたわけじゃないのか・・・保証書も・・・ブツブツ」
幼「・・・なにか?」
白「いや、なんでもない」
幼「そうですか」
白「・・・・・・名前が無いのは不便だな、何か決めないとな」
幼「・・・・・・」
白「・・・・・・・春でいいか」
幼「春・・・」
白「うん、めんどくさいからそれでいいや」
幼「・・・ひどい理由」
白「まぁ、いいじゃないか、変な名前じゃないし」
幼「・・・そっちの名前聞いてません」
白「あ・・・そうだったな、竜司って言うんだ」
幼「・・・・・・」
白「名前負けとか絶対言うなよ」
920 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りするかもしれません[] 投稿日:2008/02/16(土) 18:56:27.33 ID:8s.vsF.o
全裸のまま寝ても意外に大丈夫だったぜ
全裸のまま寝ても意外に大丈夫だったぜ
-医者と幼女の共通点-10
竜「さて、ご飯も食べたし名前も決めたし・・・・・・」
春「・・・・・・」
竜「・・・・・・やることないなぁ」
春「・・・・・・」
竜「・・・・・・」
春「・・・・・・」
竜「・・・そうか、飼い主がいないってことはこのままじゃいけないんだ」
春「・・・・・・?」
竜「いや、飼い主がいない幼女は保健所に連れて行かれるからさ」
春「・・・・・・」
春「・・・・・・」
竜「・・・・・・やることないなぁ」
春「・・・・・・」
竜「・・・・・・」
春「・・・・・・」
竜「・・・そうか、飼い主がいないってことはこのままじゃいけないんだ」
春「・・・・・・?」
竜「いや、飼い主がいない幼女は保健所に連れて行かれるからさ」
春「・・・・・・」
多分、雨の中追いかけてきた人たちだ
竜「そこで幼女がどうなるかって話は聞いてないなぁ」
春「・・・・・・」
竜「屠殺されるって話もあれば臓器売買用にまわされるって嫌な噂まであるんだ」
春「・・・・・・」
竜「・・・いや、ね。だから・・・う~ん・・・」
春「・・・・・・」
竜「屠殺されるって話もあれば臓器売買用にまわされるって嫌な噂まであるんだ」
春「・・・・・・」
竜「・・・いや、ね。だから・・・う~ん・・・」
つまり、保健所にいきたくなかったら
飼い主がいないといけないってことなんだろう
飼い主がいないといけないってことなんだろう
春「・・・・・・じゃあ、飼い主になってくれますか?」
竜「あ~それだ、俺が言いたかったのは」
春「・・・・・・」
竜「黙らないでくれよ、そんなに俺じゃ嫌か」
春「・・・・・・」
竜「・・・・・・」
春「いえ、お願いします」
竜「・・・・・・今の間はなんなんだ?」
春「・・・・・・」
竜「そういえば、衣食住足りて礼節を知るとは言うが・・・なんか凄い早さで口調変わってるな」
春「・・・・・・」
竜「お願いだから黙らないでくれ、一方的に話し続けるのは辛いんだ、話題がないからずっといっぱいいっぱいなんだよ」
春「・・・どうすればいいの?」
竜「なにが?」
春「あなたのペットになるには」
竜「いや、そんな難しいことじゃない。別に保証書が無くてもペットにはなれるから」
春「そうですか」
竜「ま、野良と間違えられないために首輪はつけたほうがいいな」
春「首輪・・・・・・」
竜「変な店で売ってるようなものじゃないぞ、犬とか、あんな感じのだ」
春「まだ首輪としかいってな・・・」
竜「俺は変態じゃないぞ、変態じゃないぞおおおぉぉぉーーーーー!」
春「だから何も言ってないです」
竜「あ~それだ、俺が言いたかったのは」
春「・・・・・・」
竜「黙らないでくれよ、そんなに俺じゃ嫌か」
春「・・・・・・」
竜「・・・・・・」
春「いえ、お願いします」
竜「・・・・・・今の間はなんなんだ?」
春「・・・・・・」
竜「そういえば、衣食住足りて礼節を知るとは言うが・・・なんか凄い早さで口調変わってるな」
春「・・・・・・」
竜「お願いだから黙らないでくれ、一方的に話し続けるのは辛いんだ、話題がないからずっといっぱいいっぱいなんだよ」
春「・・・どうすればいいの?」
竜「なにが?」
春「あなたのペットになるには」
竜「いや、そんな難しいことじゃない。別に保証書が無くてもペットにはなれるから」
春「そうですか」
竜「ま、野良と間違えられないために首輪はつけたほうがいいな」
春「首輪・・・・・・」
竜「変な店で売ってるようなものじゃないぞ、犬とか、あんな感じのだ」
春「まだ首輪としかいってな・・・」
竜「俺は変態じゃないぞ、変態じゃないぞおおおぉぉぉーーーーー!」
春「だから何も言ってないです」
921 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りするかもしれません[] 投稿日:2008/02/16(土) 20:08:15.73 ID:8s.vsF.o
-医者と幼女の共通点-11
-医者と幼女の共通点-11
一ヵ月後
竜「春、ちょっと左の棚の茶色い箱持ってきて」
春「はい」
竜「ん、ありがと」
春「他に持ってくるものある?」
竜「いや、これだけでいいや」
春「わかった、じゃあ何かあったら呼んでね」
竜「はいは~い」
春「はい」
竜「ん、ありがと」
春「他に持ってくるものある?」
竜「いや、これだけでいいや」
春「わかった、じゃあ何かあったら呼んでね」
竜「はいは~い」
あれから何回も交流を重ねて
じょじょに打ち解けて
私も竜司のことが大分わかってきた
じょじょに打ち解けて
私も竜司のことが大分わかってきた
やることも無いので軽い足取りで食堂へ
春「み~っかにい~ちどはこ~ねこに・・・」
お「あら、春ちゃん今日は機嫌いいわね」
春「そうでもないですよ、いつもどおりですよ~」
お「いや~、まさかおばちゃんもここまで春ちゃんが明るくなるとは思って無かったわ」
春「・・・・・・?」
お「いや、だって最初は春ちゃんほとんど喋らなかったじゃないか」
春「・・・・・・う~、あの時はまだどうすればいいかわからなかっただけですよ~」
お「あら、春ちゃん今日は機嫌いいわね」
春「そうでもないですよ、いつもどおりですよ~」
お「いや~、まさかおばちゃんもここまで春ちゃんが明るくなるとは思って無かったわ」
春「・・・・・・?」
お「いや、だって最初は春ちゃんほとんど喋らなかったじゃないか」
春「・・・・・・う~、あの時はまだどうすればいいかわからなかっただけですよ~」
でも、私だってあの時はここまで明るくなるなんて思いもしなかった
竜司に拾われてからだ、私がここまで変わったのは
竜司に拾われてからだ、私がここまで変わったのは
お「で、なにか食べるかい?」
春「え、いや今はお金持ってないからやめておきます・・・」
お「何言ってんだい、そんなもん龍司にツケとくに決まってるでしょう」
春「え~・・・じゃあ、今日のランチで」
お「あいよ、今日のランチね」
春「え、いや今はお金持ってないからやめておきます・・・」
お「何言ってんだい、そんなもん龍司にツケとくに決まってるでしょう」
春「え~・・・じゃあ、今日のランチで」
お「あいよ、今日のランチね」
923 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りするかもしれません[] 投稿日:2008/02/16(土) 20:19:52.58 ID:8s.vsF.o
-医者と幼女の共通点-12
-医者と幼女の共通点-12
お「はい、今日のランチおまち!」
目の前に持ってこられたのは
いつものように大盛りな食事
いつものように大盛りな食事
春「あの・・・いつも凄い量ですけど・・・大丈夫なんですか?」
お「気にしちゃだめよ、サービスサービス」
お「気にしちゃだめよ、サービスサービス」
そのサービスが一ヶ月以上続いてるんですが・・・
春「えーと・・・なんのサービスですか・・・?」
お「・・・・・・え~と・・・レディースサービスね」
春「・・・・・・そうですか」
お「・・・・・・え~と・・・レディースサービスね」
春「・・・・・・そうですか」
食堂にそんなサービスあったっけ?
お「ほら、食べた食べた」
春「あ、はい。いただきます」
お「たくさん食べて私みたいなナイスバディになるんだよ~」
春「はは・・・・・・」
春「あ、はい。いただきます」
お「たくさん食べて私みたいなナイスバディになるんだよ~」
春「はは・・・・・・」
ごめんなさいおばちゃん
どうみてもナイスバディって言うよりナイス土偶です
でも、おばちゃんなりのジョークだからとりあえず笑って返します
・・・・・・あ、竜司が来た
どうみてもナイスバディって言うよりナイス土偶です
でも、おばちゃんなりのジョークだからとりあえず笑って返します
・・・・・・あ、竜司が来た
竜「おばちゃん、今日のランチ2つね」
お「はいレシート」
竜「え、なんで今日のランチの値段が1.5倍なの?」
お「男が細かいこと気にしないの、ほら座った座った」
お「はいレシート」
竜「え、なんで今日のランチの値段が1.5倍なの?」
お「男が細かいこと気にしないの、ほら座った座った」
ごめんなさい、私が勝手に竜司のツケでランチ食べてたせいです
竜「・・・あぁ、なるほど先に食べてたから3つ分の値段だったのか」
春「えーと・・・ごめんなさい」
竜「いや、別にいいよ。俺のランチまだかな」
春「えーと・・・ごめんなさい」
竜「いや、別にいいよ。俺のランチまだかな」
お「はい、ランチ2つお待ち!!」
・・・・・・今、竜司が注文したばっかりだと思ったんだけど
しかも、いつも通りの大盛り
しかも、いつも通りの大盛り
春「えーと・・・こんどはどんなサービスなんですか?」
お「今度はランチタイムサービスよ」
春「・・・そうですか」
お「今度はランチタイムサービスよ」
春「・・・そうですか」
やっぱり、心配になってきました
この食堂大丈夫なのかなって・・・
この食堂大丈夫なのかなって・・・
925 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/02/16(土) 20:37:31.23 ID:8s.vsF.o
-医者と幼女の共通点-13
竜「はーお腹いっぱいですよ」
春「普通の人はあんなに食べられませんよ・・・」
竜「まぁまぁ、いいじゃないか」
春「食費は大丈夫なんですか?」
竜「給料のほとんどは食費さ!!」
春「・・・過剰摂取じゃないですか」
竜「ほとんどは頭脳で消費さ!!」
春「そんな某漫画の探偵と同じようなこと言わないでください」
竜「だけど彼女はいないのさ!!」
春「カミングアウトのタイミング間違えてます」
竜「テンポは良かったろ?」
春「お笑いにでも行くつもりですか?」
竜「いや、それだと食費が辛いことに・・・」
春「でしょうね・・・」
春「普通の人はあんなに食べられませんよ・・・」
竜「まぁまぁ、いいじゃないか」
春「食費は大丈夫なんですか?」
竜「給料のほとんどは食費さ!!」
春「・・・過剰摂取じゃないですか」
竜「ほとんどは頭脳で消費さ!!」
春「そんな某漫画の探偵と同じようなこと言わないでください」
竜「だけど彼女はいないのさ!!」
春「カミングアウトのタイミング間違えてます」
竜「テンポは良かったろ?」
春「お笑いにでも行くつもりですか?」
竜「いや、それだと食費が辛いことに・・・」
春「でしょうね・・・」
―――――――
竜「そうだ、勉強する気はあるか?」
春「なんの?」
竜「えー・・・どこまで知ってるかにもよるな」
春「だから・・・なんのですか?」
竜「ん・・・医学でも勉強してみるか?」
春「基礎知識もないですし唐突すぎます」
竜「まぁまぁ、時間はあるんだゆっくり勉強していこう」
春「仕事はどうするんですか?」
竜「役得ってやつさ」
春「・・・・・・」
竜「さて、このためにわざわざ本を買っておいたのさ!!」
春「なんの?」
竜「えー・・・どこまで知ってるかにもよるな」
春「だから・・・なんのですか?」
竜「ん・・・医学でも勉強してみるか?」
春「基礎知識もないですし唐突すぎます」
竜「まぁまぁ、時間はあるんだゆっくり勉強していこう」
春「仕事はどうするんですか?」
竜「役得ってやつさ」
春「・・・・・・」
竜「さて、このためにわざわざ本を買っておいたのさ!!」
竜司が取り出した本には
「わかりやすい男女の体」「生物の構造」「動物図鑑」「薬学の歴史」など
レベルにほとんど統一性が無い本を取り出して
講義を始めだした・・・・・・
「わかりやすい男女の体」「生物の構造」「動物図鑑」「薬学の歴史」など
レベルにほとんど統一性が無い本を取り出して
講義を始めだした・・・・・・
98 名前:以下、VIPにかわりまして全裸がお送りするかもしれません[] 投稿日:2008/02/18(月) 21:37:51.87 ID:sIynDwco
-医者と幼女の共通点-14
1時間後
竜「つまりだ、こっちの株価が下がったらこちらにのりかえ・・・」
もはや医学とは程遠い話をしていた
春「・・・・・・」
竜「でな、ここでインサイ・・・」
春「どこから株の話に?」
竜「なにをいうか!株は人を駄目にする娯楽なんだ!!だったらそれに対抗しうる・・・」
春「せめて普通の医学を教えてください」
竜「・・・・・・しょうがないな、真面目にやるか」
春「え・・・今の無駄に株を語った一時間は・・・?」
竜「意味はなく語ってみた」
春「・・・・・・」
竜「まぁ、今日は面倒くさいから明日な」
春「・・・・・・」
竜「いや、明日はちゃんと教えるから怒らないでくれよ」
春「じゃあ明日ですよ」
竜「ん、じゃあ明日、今日はもう部屋でまったりしてな」
春「・・・・・・そうしますね」
竜「でな、ここでインサイ・・・」
春「どこから株の話に?」
竜「なにをいうか!株は人を駄目にする娯楽なんだ!!だったらそれに対抗しうる・・・」
春「せめて普通の医学を教えてください」
竜「・・・・・・しょうがないな、真面目にやるか」
春「え・・・今の無駄に株を語った一時間は・・・?」
竜「意味はなく語ってみた」
春「・・・・・・」
竜「まぁ、今日は面倒くさいから明日な」
春「・・・・・・」
竜「いや、明日はちゃんと教えるから怒らないでくれよ」
春「じゃあ明日ですよ」
竜「ん、じゃあ明日、今日はもう部屋でまったりしてな」
春「・・・・・・そうしますね」
ここではじめて見た白い部屋
そこはもともと特別な患者用の部屋だったらしい
今は、その患者がもういないらしいから私の部屋になってる
そこはもともと特別な患者用の部屋だったらしい
今は、その患者がもういないらしいから私の部屋になってる
春「・・・・・・」
白い部屋、必要最低限のもの以外は何もない
いったいどんな患者の部屋だったんだろう
時計を見てもまだ4時
やることもない、寝るには早い・・・
竜司にはまったりしてろって言われたけど・・・
やることもない、寝るには早い・・・
竜司にはまったりしてろって言われたけど・・・
寝るぐらいしか出来ない・・・
首輪つけてるから・・・もう野良じゃないから・・・多分、もういじめられないよね
町・・・行ってみようかな・・・
101 名前:以下、VIPにかわりまして全裸がお送りするかもしれません[] 投稿日:2008/02/18(月) 22:11:21.44 ID:sIynDwco
-医者と幼女の共通点-15
病院の門から病院の施設を見てみる
今までずっと病院から出たことは無かったけど
予想していたよりも大きい
今までずっと病院から出たことは無かったけど
予想していたよりも大きい
竜司の部屋と、食堂、白い部屋
この一ヶ月はこの3箇所しか行ってない
その3箇所以外行く必要も無かったし
行こうとも思わなかった
この一ヶ月はこの3箇所しか行ってない
その3箇所以外行く必要も無かったし
行こうとも思わなかった
でも、今は町に行ってみたい
虐められる恐怖より、新しいものが知りたい探究心が勝って
竜司に相談することすら忘れ
町のほうへ駆けていった
虐められる恐怖より、新しいものが知りたい探究心が勝って
竜司に相談することすら忘れ
町のほうへ駆けていった
女1「あ~~幼女だ」
女2「いや、そこらへんにいるでしょう」
女1「でも近くに飼い主いないよ?」
春「・・・・・・・・・」
女1「ほら、エクレア食べる?」
女2「やめなよ、飼い主がいないってことは野良じゃないの?」
女1「ん、でも首輪ついてるよ?」
女2「だったらなおさらやめておきなさい、なにかあったらどうするの?」
女1「あたしが買ったエクレアに毒でも入ってるっていうの?」
女2「違うよ、ついてこられたら面倒だろ?」
女1「・・・・・・それもそうね、じゃね~~」
春「・・・・・・」
女2「いや、そこらへんにいるでしょう」
女1「でも近くに飼い主いないよ?」
春「・・・・・・・・・」
女1「ほら、エクレア食べる?」
女2「やめなよ、飼い主がいないってことは野良じゃないの?」
女1「ん、でも首輪ついてるよ?」
女2「だったらなおさらやめておきなさい、なにかあったらどうするの?」
女1「あたしが買ったエクレアに毒でも入ってるっていうの?」
女2「違うよ、ついてこられたら面倒だろ?」
女1「・・・・・・それもそうね、じゃね~~」
春「・・・・・・」
女の人が差し出した食べ物、ちょっと食べてみたかった・・・・・・
でも、町っていろんな人がいるんだ
誰も私を虐めない、この首輪のおかげなのかな
人が多いのに虐められないってこんなにうれし・・・
誰も私を虐めない、この首輪のおかげなのかな
人が多いのに虐められないってこんなにうれし・・・
ガッ!!
おっちゃん「おっとごめんよお譲ちゃん」
春「あうぅ・・・」
お「悪い悪い、わざとじゃないんだ」
春「・・・・・・」
お「・・・いや、これやるから許してくれや」
春「あうぅ・・・」
お「悪い悪い、わざとじゃないんだ」
春「・・・・・・」
お「・・・いや、これやるから許してくれや」
そう言って小さな紙袋を渡して去っていった
紙袋の中にあったのは・・・・・・『すぐに使える!!即効性媚薬入りローション!!』と書かれていた
・・・・・・これ、なんだろう?透明で粘っこい液体が入ってるけど・・・?
・・・・・・これ、なんだろう?透明で粘っこい液体が入ってるけど・・・?
とりあえず、持って帰って竜司に聞いてみよう
158 名前: 以下、VIPにかわりまして全裸がお送りするかもしれません 投稿日: 2008/02/20(水) 15:23:13.23 ID:05Hg3WYo
-医者と幼女の共通点-16
病院内
春「竜司」
竜「?」
春「これ、何かわかる?」
竜「?」
春「これ、何かわかる?」
そういってさっきもらった紙袋を竜司に手渡す
そして竜司はその紙袋を笑顔で受け取って開いた
5分ぐらいの間、竜司は笑顔のまま硬直していた
そして竜司はその紙袋を笑顔で受け取って開いた
5分ぐらいの間、竜司は笑顔のまま硬直していた
竜「えー・・・と、これはどうしたんだ?」
春「町でおじさんがくれた」
竜「・・・・・・あ、町に行ってたんだ」
春「で、それはなんなの?」
竜「・・・・・・」
春「町でおじさんがくれた」
竜「・・・・・・あ、町に行ってたんだ」
春「で、それはなんなの?」
竜「・・・・・・」
竜司は笑顔のまま窓を開いて
竜「でりゃあぁーーー!!」
紙袋ごと病院の外へ投げ捨てた
春「え・・・?え?」
竜「何も見なかったことにするんだ」
春「え?」
竜「な に も み な か っ た」
竜「何も見なかったことにするんだ」
春「え?」
竜「な に も み な か っ た」
笑顔のままゆっくり私に迫ってくる
春「・・・・・・はい」
怖くてしょうがないからこれ以上聞かないことにした
結局あの液体はなんだったんだろう?
159 名前: 以下、VIPにかわりまして全裸がお送りするかもしれません 投稿日: 2008/02/20(水) 15:42:07.78 ID:05Hg3WYo
-医者と幼女の共通点-17
-医者と幼女の共通点-17
次の日、竜司が一人医者を連れてきた
竜「春、こいつは武田っていうんだ」
武「よろしくな」
春「・・・・・・は?」
武「よろしくな」
春「・・・・・・は?」
唐突に紹介されても・・・
春「竜司、なんで武田さんは来たんですか?」
竜「いや、ね、俺が教えられないこともあるしね」
春「?」
竜「えーと・・・俺より武田のほうが詳しく教えられるからさ・・・」
春「・・・・・・」
竜「あと、医療技術も凄いから・・・その・・・」
武「代わりに説明しようか?」
竜「頼んだ」
武「結論からいうと、これから医学は僕と竜司の二人で教えるから」
春「はぁ・・・そうですか」
武「昨日、株語ってもいいボケが見つからなかったらしくてね
しょうがないから真面目に医学を教えてみようって話になったんだ」
春「・・・・・・ぼけ?」
武「まぁ、笑いがとりたかったんだろうね」
春「はぁ・・・・・・」
竜「じゃ、そゆことで!!始めようか!」
武「竜司?仕事は?」
竜「大丈夫!ここには優秀な人材が・・・」
竜「いや、ね、俺が教えられないこともあるしね」
春「?」
竜「えーと・・・俺より武田のほうが詳しく教えられるからさ・・・」
春「・・・・・・」
竜「あと、医療技術も凄いから・・・その・・・」
武「代わりに説明しようか?」
竜「頼んだ」
武「結論からいうと、これから医学は僕と竜司の二人で教えるから」
春「はぁ・・・そうですか」
武「昨日、株語ってもいいボケが見つからなかったらしくてね
しょうがないから真面目に医学を教えてみようって話になったんだ」
春「・・・・・・ぼけ?」
武「まぁ、笑いがとりたかったんだろうね」
春「はぁ・・・・・・」
竜「じゃ、そゆことで!!始めようか!」
武「竜司?仕事は?」
竜「大丈夫!ここには優秀な人材が・・・」
武田さんがナースコールを押す
あ、ナースさんだ
竜「あ、ちょっとまってよ**さん俺一人いなくても今はなんとかなるでしょ?
だから俺は春に医学をっアッーーーーー!!」
だから俺は春に医学をっアッーーーーー!!」
最後に変な声が聞こえて竜司は連れ去られていった・・・
180 名前: SS@欠損 投稿日: 2008/02/20(水) 20:39:43.29 ID:05Hg3WYo
-医者と幼女の共通点-18
6時間後
武「あ、おかえり」
春「お帰りなさい」
竜「た・・・ただいま」
武「結構長かったね」
竜「ちょっとね・・・副院長に説教されてた」
武「じゃあ、今日の授業はここまで」
春「はい」
竜「で、結局なにを勉強したんだ?」
武「算数、国語、英語、理科、ドイツ語」
竜「・・・聞いただけで嫌になってくるな」
春「でも、面白かったですよ」
武「気に入ってくれたようでよかったよ」
竜「ま、明日は俺も教えられると思うよ」
春・武「・・・・・・」
竜「大丈夫、ボケは無しだ」
春「じゃあ、明日はお願いしますね」
竜「あぁ、じゃあ武田行こうか」
武「うん」
春「お帰りなさい」
竜「た・・・ただいま」
武「結構長かったね」
竜「ちょっとね・・・副院長に説教されてた」
武「じゃあ、今日の授業はここまで」
春「はい」
竜「で、結局なにを勉強したんだ?」
武「算数、国語、英語、理科、ドイツ語」
竜「・・・聞いただけで嫌になってくるな」
春「でも、面白かったですよ」
武「気に入ってくれたようでよかったよ」
竜「ま、明日は俺も教えられると思うよ」
春・武「・・・・・・」
竜「大丈夫、ボケは無しだ」
春「じゃあ、明日はお願いしますね」
竜「あぁ、じゃあ武田行こうか」
武「うん」
――――――――――
病院廊下にて
病院廊下にて
竜「で、どうだった?」
武「なにが?」
竜「春だよ、かわいいだろ?」
武「あぁ、そうだね」
竜「なんだよ、反応うすいな」
武「ん、前に飼った幼女を思い出してね」
竜「・・・ん?お前いつ飼ってたんだこのロリコン野郎」
武「・・・・・・竜司に言われる筋合いはないと思うけど」
竜「で、なにがあったんだ?」
武「病気で死んじゃってね、そのころは何にも知識が無くて、何もしてあげられなかったよ」
竜「・・・そうか」
武「まぁ、そのおかげで今の僕があるんだよ。そのときの反省から医者になったんだ」
竜「なんつーか・・・幼女に一途っていうのか?」
武「・・・・・・なんか違う気がする」
竜「ま、幼女を思う気持ちは一緒ってことだロリコン野郎」
武「だから竜司には言われたくないな・・・・・・」
武「なにが?」
竜「春だよ、かわいいだろ?」
武「あぁ、そうだね」
竜「なんだよ、反応うすいな」
武「ん、前に飼った幼女を思い出してね」
竜「・・・ん?お前いつ飼ってたんだこのロリコン野郎」
武「・・・・・・竜司に言われる筋合いはないと思うけど」
竜「で、なにがあったんだ?」
武「病気で死んじゃってね、そのころは何にも知識が無くて、何もしてあげられなかったよ」
竜「・・・そうか」
武「まぁ、そのおかげで今の僕があるんだよ。そのときの反省から医者になったんだ」
竜「なんつーか・・・幼女に一途っていうのか?」
武「・・・・・・なんか違う気がする」
竜「ま、幼女を思う気持ちは一緒ってことだロリコン野郎」
武「だから竜司には言われたくないな・・・・・・」
181 名前: SS@欠損 投稿日: 2008/02/20(水) 20:57:22.66 ID:05Hg3WYo
-医者と幼女の共通点-19
-医者と幼女の共通点-19
竜「あ、ちょっと来てくれ」
武「なんだ?」
竜「いやな、ちょっとこれお前に預けとく」
武「なんだ?」
竜「いやな、ちょっとこれお前に預けとく」
そういって武田に白い封筒を手渡す
武「これは?」
竜「んー・・・まぁもしものときの保険だな」
武「珍しいな、お前はほぼ行き当たりばったりだったろう」
竜「大切なものが出来ちまったからな、ずっと一緒にはいられないかもしれないだろ?」
武「・・・俺に渡すより金庫にでも入れとけよ」
竜「いや、お前に渡しとく」
武「・・・・・・改ざんの疑いがかかったらどうする」
竜「それもそうだな、じゃあ金庫にでもしまっておくよ」
武「ちゃんと執行者とか書いてあるか?」
竜「俺だってそこまで馬鹿じゃないさ」
武「医師免許持ってるしな」
竜「・・・それは皮肉か」
武「ロリコンって言った仕返しさ」
竜「・・・・・・」
武「もう用は無いなら帰るよ?眠くなってきた」
竜「あぁ、ありがとなまた明日」
武「ん、また明日」
竜「んー・・・まぁもしものときの保険だな」
武「珍しいな、お前はほぼ行き当たりばったりだったろう」
竜「大切なものが出来ちまったからな、ずっと一緒にはいられないかもしれないだろ?」
武「・・・俺に渡すより金庫にでも入れとけよ」
竜「いや、お前に渡しとく」
武「・・・・・・改ざんの疑いがかかったらどうする」
竜「それもそうだな、じゃあ金庫にでもしまっておくよ」
武「ちゃんと執行者とか書いてあるか?」
竜「俺だってそこまで馬鹿じゃないさ」
武「医師免許持ってるしな」
竜「・・・それは皮肉か」
武「ロリコンって言った仕返しさ」
竜「・・・・・・」
武「もう用は無いなら帰るよ?眠くなってきた」
竜「あぁ、ありがとなまた明日」
武「ん、また明日」
183 名前: SS@欠損 投稿日: 2008/02/20(水) 21:09:10.40 ID:05Hg3WYo
-医者と幼女の共通点-20
-医者と幼女の共通点-20
今日も二人の授業だ
竜「ヘモグロビンってのは二酸化炭素よりも不完全燃焼で生じた・・・」
武「あ、ここノートにとっておいたほうがいいよ」
春「はい」
武「あ、ここノートにとっておいたほうがいいよ」
春「はい」
今日は二人とも当番ではないらしく一日中教えてくれた
竜「今日はここまでぇーーーーーーーー」
武「疲れた?」
春「少し疲れました」
武「僕らはこんなに勉強やってたら嫌になってくるんだけどねぇ」
春「勉強面白いですよ?」
武「少しうらやましいな」
竜「勉強教えてるとこっちも頭がよくなりそうだぁーーーー」
武「竜司、疲れたなら糖分だよ」
竜「うごあぁぁーーーー、そんなのもってねぇ・・・」
春「ブドウ糖・・・食べる?」
竜「・・・なんで持ってるの?」
春「さっき武田さんがくれました」
竜「武田あぁぁぁーーー俺にもくれぇーーー」
武「はい」
竜「ん、ありがと」
武「今日は夕飯どうしようか?」
竜「・・・食堂じゃないのか?」
武「今日は夜、食堂休みだよ」
竜「・・・・・・え?」
武「院長なのに知らなかったのか」
竜「初耳だ」
武「おばちゃん、今日旦那さんの誕生日なんだって」
竜「へ~」
春「・・・・・・」
竜「春、何か食べたいものあるか?」
春「ん~・・・なんでもいいです」
竜「武田は?」
武「なんでもいいよ」
竜「・・・・・・よし、回転寿司行こうか」
武「疲れた?」
春「少し疲れました」
武「僕らはこんなに勉強やってたら嫌になってくるんだけどねぇ」
春「勉強面白いですよ?」
武「少しうらやましいな」
竜「勉強教えてるとこっちも頭がよくなりそうだぁーーーー」
武「竜司、疲れたなら糖分だよ」
竜「うごあぁぁーーーー、そんなのもってねぇ・・・」
春「ブドウ糖・・・食べる?」
竜「・・・なんで持ってるの?」
春「さっき武田さんがくれました」
竜「武田あぁぁぁーーー俺にもくれぇーーー」
武「はい」
竜「ん、ありがと」
武「今日は夕飯どうしようか?」
竜「・・・食堂じゃないのか?」
武「今日は夜、食堂休みだよ」
竜「・・・・・・え?」
武「院長なのに知らなかったのか」
竜「初耳だ」
武「おばちゃん、今日旦那さんの誕生日なんだって」
竜「へ~」
春「・・・・・・」
竜「春、何か食べたいものあるか?」
春「ん~・・・なんでもいいです」
竜「武田は?」
武「なんでもいいよ」
竜「・・・・・・よし、回転寿司行こうか」
269 名前: SS@欠損 投稿日: 2008/02/21(木) 17:03:36.85 ID:JZ5y47Eo
266
わかった全裸になって待ってる
最近ここの住人のせいで全裸になりすぎてる気がするが
気にせず続きを投下してしまえ
気にせず続きを投下してしまえ
-医者と幼女の共通点-21
竜「で、来たのはいいが何頼む?」
春「えー・・・と、よくわからないです」
武「まずは卵じゃない?」
竜「山葵入ってないしな、すいませーん卵3つください」
武「回転寿司なのに流れてるのは取らないのか?」
竜「回転寿司ってのはなぁ、回転って言っておいて回転してるメリットはデメリットに比べるとあまり大きくないんだぜ?」
武「なに?ネタが乾くとかそういうことが言いたいの?」
竜「・・・・・・うん、頼むから先を読まないで」
武「まぁいいじゃないか、ほら、卵きたよ」
竜「あ、はい、ほら春、卵だ」
春「これが寿司ですか」
竜「あぁこれが寿司だ、すいませーーん鮭6つくださーーい」
武「竜司、回ってるんだからそっちを取ろうよ」
春「回転してるのを取ったほうがいいんですか?」
武「うーん・・・好きなほうにすればいいよ、ネタが見つからなかったら注文するんだ」
春「じゃあ、かっぱ巻きが食べたいです」
武「あ、ちょうど回ってきたね」
春「ありがとうございます」
竜「紫足りないぞ~~」
春「え?え?」
武「気にしなくていいよ」
春「む・・・紫ってなんですか?」
武「ただの醤油だよ、醤油さしの醤油が無くなったんだって」
春「しょ・・・醤油ですか」
武「だから気にしないで食べたほうがいいよ」
春「あ、はいそうします」
春「えー・・・と、よくわからないです」
武「まずは卵じゃない?」
竜「山葵入ってないしな、すいませーん卵3つください」
武「回転寿司なのに流れてるのは取らないのか?」
竜「回転寿司ってのはなぁ、回転って言っておいて回転してるメリットはデメリットに比べるとあまり大きくないんだぜ?」
武「なに?ネタが乾くとかそういうことが言いたいの?」
竜「・・・・・・うん、頼むから先を読まないで」
武「まぁいいじゃないか、ほら、卵きたよ」
竜「あ、はい、ほら春、卵だ」
春「これが寿司ですか」
竜「あぁこれが寿司だ、すいませーーん鮭6つくださーーい」
武「竜司、回ってるんだからそっちを取ろうよ」
春「回転してるのを取ったほうがいいんですか?」
武「うーん・・・好きなほうにすればいいよ、ネタが見つからなかったら注文するんだ」
春「じゃあ、かっぱ巻きが食べたいです」
武「あ、ちょうど回ってきたね」
春「ありがとうございます」
竜「紫足りないぞ~~」
春「え?え?」
武「気にしなくていいよ」
春「む・・・紫ってなんですか?」
武「ただの醤油だよ、醤油さしの醤油が無くなったんだって」
春「しょ・・・醤油ですか」
武「だから気にしないで食べたほうがいいよ」
春「あ、はいそうします」
―――――――――――――
食後、病院にて
食後、病院にて
竜「美味かったな」
武「回転寿司にしてはね」
竜「なんだ、お前はグルメか」
武「母さんが釣りやっててね、捌くのが僕の仕事だった」
竜「いつの話だ?」
武「小学生の頃・・・あのころは捌いてるときに魚がこっちを睨んでくるのが怖かったな」
竜「・・・・・・」
武「オニカサゴは特に怖かった」
竜「確かに怖そうだが、小学生の頃オニカサゴを捌けたお前のほうが怖い」
武「大丈夫、棘を切ってこないほど母さんは初心者じゃない」
竜「見た目の話だ」
武「回転寿司にしてはね」
竜「なんだ、お前はグルメか」
武「母さんが釣りやっててね、捌くのが僕の仕事だった」
竜「いつの話だ?」
武「小学生の頃・・・あのころは捌いてるときに魚がこっちを睨んでくるのが怖かったな」
竜「・・・・・・」
武「オニカサゴは特に怖かった」
竜「確かに怖そうだが、小学生の頃オニカサゴを捌けたお前のほうが怖い」
武「大丈夫、棘を切ってこないほど母さんは初心者じゃない」
竜「見た目の話だ」
※オニカサゴの棘には猛毒があるので初心者は取り扱いに注意してください
270 名前: SS@欠損 投稿日: 2008/02/21(木) 17:43:50.83 ID:JZ5y47Eo
-医者と幼女の共通点-22
270 名前: SS@欠損 投稿日: 2008/02/21(木) 17:43:50.83 ID:JZ5y47Eo
-医者と幼女の共通点-22
竜「春ー、授業の時間だ」
春「あれ?武田さんは?」
竜「今日は仕事だ」
春「そうなんだ」
竜「さぁ、今日も株価の勉強だ!!」
春「・・・・・・」
竜「・・・ごめんなさい、真面目にやります」
春「じゃあ、教科書どうぞ」
竜「え、なんで俺に渡すの?」
春「教える側が教材持ってなかったら教えられないでしょ」
竜「あ・・・そうだね・・・じゃあやろうか」
春「あれ?武田さんは?」
竜「今日は仕事だ」
春「そうなんだ」
竜「さぁ、今日も株価の勉強だ!!」
春「・・・・・・」
竜「・・・ごめんなさい、真面目にやります」
春「じゃあ、教科書どうぞ」
竜「え、なんで俺に渡すの?」
春「教える側が教材持ってなかったら教えられないでしょ」
竜「あ・・・そうだね・・・じゃあやろうか」
5時間後
武「調子はどう?」
竜「英語で春に負けた」
武「・・・・・・竜司、お前大丈夫か?」
竜「いや、俺が馬鹿なんじゃない、春の学習速度が速いんだ」
武「どこを勉強してるんだ?」
竜「中学2年生の英語・・・」
武「この短時間で全部覚えられるのも驚異的だけど、中学生の問題で負けるお前もどうかと思うぞ」
竜「・・・・・・俺、一問間違えただけなんだぜ?」
武「・・・春は全問正解なのか」
竜「俺もここまでの短時間で全部覚えるとは思わなかった・・・」
武「どんな教え方したんだ?」
竜「えー・・・書店で売ってた参考書の単語と文法を書き写させただけだ・・・」
武「えらく手抜きな授業だな、教科書は使わなかったのか?」
竜「・・・・・・必要ないみたいだ」
春「頑張りました!!」
竜「英語で春に負けた」
武「・・・・・・竜司、お前大丈夫か?」
竜「いや、俺が馬鹿なんじゃない、春の学習速度が速いんだ」
武「どこを勉強してるんだ?」
竜「中学2年生の英語・・・」
武「この短時間で全部覚えられるのも驚異的だけど、中学生の問題で負けるお前もどうかと思うぞ」
竜「・・・・・・俺、一問間違えただけなんだぜ?」
武「・・・春は全問正解なのか」
竜「俺もここまでの短時間で全部覚えるとは思わなかった・・・」
武「どんな教え方したんだ?」
竜「えー・・・書店で売ってた参考書の単語と文法を書き写させただけだ・・・」
武「えらく手抜きな授業だな、教科書は使わなかったのか?」
竜「・・・・・・必要ないみたいだ」
春「頑張りました!!」
春がさわやかな笑顔を向けてくる
武「・・・頭脳だったらもう竜司を越してるかもな」
竜「春~・・・次は負かしてやるぅ~・・・」
武「それは教える人が言う言葉じゃないと思うぞ」
春「次も頑張りますよ!!」
武「・・・すごいやる気だね」
春「楽しいですから」
竜「ぐぉぉ・・・」
武「竜司、変な声をあげる前に自分も勉強したらどう?」
竜「・・・・・・そうする」
武「だけど・・・こんな幼女は見たことないな、物事を覚えるのが早すぎる」
竜「映像記憶でも持ってるんじゃないか?」
武「映像記憶か・・・・・・春、昨日読んだ本の中身の18から32ページを一字一句間違えず書き写せるか?」
春「え・・・明日でいいですか?」
武「できれば今がいい、気になったことはすぐに調べたほうがいいんだ」
春「じゃあ、しばらく待っててくださいね・・・」
竜「春~・・・次は負かしてやるぅ~・・・」
武「それは教える人が言う言葉じゃないと思うぞ」
春「次も頑張りますよ!!」
武「・・・すごいやる気だね」
春「楽しいですから」
竜「ぐぉぉ・・・」
武「竜司、変な声をあげる前に自分も勉強したらどう?」
竜「・・・・・・そうする」
武「だけど・・・こんな幼女は見たことないな、物事を覚えるのが早すぎる」
竜「映像記憶でも持ってるんじゃないか?」
武「映像記憶か・・・・・・春、昨日読んだ本の中身の18から32ページを一字一句間違えず書き写せるか?」
春「え・・・明日でいいですか?」
武「できれば今がいい、気になったことはすぐに調べたほうがいいんだ」
春「じゃあ、しばらく待っててくださいね・・・」
273 名前: SS@欠損 投稿日: 2008/02/21(木) 18:44:38.82 ID:JZ5y47Eo
-医者と幼女の共通点-23
-医者と幼女の共通点-23
春「あ、どの本ですか?昨日はたくさん読みましたけど・・・」
武「じゃあ『初心者の応急処置』を書いてみて」
春「あ・・・絵は無理ですよ?」
竜「絵以外は書けるのか・・・?」
春「やってみますね」
武「じゃあ『初心者の応急処置』を書いてみて」
春「あ・・・絵は無理ですよ?」
竜「絵以外は書けるのか・・・?」
春「やってみますね」
1時間後
春「眠いです・・・」
武「さすがに疲れたかな?」
竜「でも、18から25ページまであってるぞ」
武「・・・・・・」
竜「ほら、句読点まで正確に」
武「・・・人は幼少期のころまで普通に持っているって言われてるけど、幼女の場合はどうなるんだろうな」
竜「そもそも幼女に勉強を教えようって人がいないからな、前例が無いから分からん」
春「目が~・・・」
武「あ~・・・目薬あったかな・・・」
竜「春、今日はもう寝るか?」
春「あう~・・・」
武「・・・目薬ないや」
竜「春、寝る?」
春「そうします~」
竜「おやすみ~」
武「おやすみ」
春「おやすみです~・・・」
武「さすがに疲れたかな?」
竜「でも、18から25ページまであってるぞ」
武「・・・・・・」
竜「ほら、句読点まで正確に」
武「・・・人は幼少期のころまで普通に持っているって言われてるけど、幼女の場合はどうなるんだろうな」
竜「そもそも幼女に勉強を教えようって人がいないからな、前例が無いから分からん」
春「目が~・・・」
武「あ~・・・目薬あったかな・・・」
竜「春、今日はもう寝るか?」
春「あう~・・・」
武「・・・目薬ないや」
竜「春、寝る?」
春「そうします~」
竜「おやすみ~」
武「おやすみ」
春「おやすみです~・・・」
――――――――――
・・・・・・
・・・・・・・・・ぁ
もう朝かな・・・
・・・・・・・・・・・・暗いな
時計・・・あ、まだ2時だ・・・
目が覚めちゃった・・・
・・・・・・・・・ぁ
もう朝かな・・・
・・・・・・・・・・・・暗いな
時計・・・あ、まだ2時だ・・・
目が覚めちゃった・・・
白い部屋を出て病院の中庭に来た
こんな時間だから誰もいない
こんな時間だから誰もいない
近くにあったベンチに座り込んで空を見上げる
この時間は中庭や一部病院の電気はついてない
春「・・・・・・」
何も考えずにずっと
夜が明けるまで空を見上げてた