848:名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2008/02/07(木) 10:05:41.80 ID:sgxvF9XH0
男「おい…おまえどうしたんだ」
野良幼女「うるさい…」
男「見たところだいぶ弱っているみたいだな…」
野良「さわるなッ!」
男「!!」
野良「ほっとけよ!触るんじゃねえよ!あ、こら離せぇ~!!」
男「そんな駄々っ子パンチじゃ痛くも痒くも無いな」
野良「糞ッ!糞!糞!糞!畜生ッ!」
男「しかし口の悪い幼女だな…」
男「シャワー浴びたら一皮剥けたな。可愛いくなったじゃないか」
幼「うるせえ」
男「あんなボロ着て戸外にいたんじゃ凍死するぜ?幼女は基礎体力低いしな」
幼「……フン」
男「それで?脱走…はありえんか。とすれば」
幼「ご想像の通りの捨て幼女だよ、畜生め
新しいオモチャを買ったからお古はもういらねえとさ」
男「ひどいオーナーもいたもんだな…そのまま幼女を捨てるなんて」
幼「それで?あたしをどうする気だこの表六玉。犯すか?嬲るか?」
男「…もう今日は寝ろよ。そうとう消耗してるように見えるぞ」
幼「寝てるのをもてあそぶのが好きかい?いい趣味してるじゃねえか」
男「しないって」
男「やれやれ、疲れが溜まってたのか直ぐに寝たが…
野良幼女を拾っても意味がないと言うのはこういうことだったのか
警戒心と敵意が剥き出しでまるで人に懐こうとはしない…まるで獣そのものだな…」
852:名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2008/02/07(木) 10:17:15.22 ID:sgxvF9XH0
男「おはよう」
幼「おはよう変態。寝ている幼女のアソコの締まりはどうだった?」
男「だからしてないって」
幼「……、……、どうやら本当のようだな。怖気づいたか若造」
男「…なんで俺は幼女に若造呼ばわりされてるんだ?」
幼「一度も城に攻め込んだことのない新兵には価値がないからさ」
男「…解るのか」
幼「こちとらプロだなめるんじゃねえ」
男「とりあえず飯できてるから食えよ」
幼「子豚は太らせてから食うってか?それとも哀れなヘンゼルかい?」
男(江戸前な口調にこの皮肉…前の所有者は相当な変わり者だな…)
857:名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2008/02/07(木) 10:26:25.41 ID:sgxvF9XH0
男「これ、お前がもってろ」
幼「登録証…もう手続きを済ませたか、手が早いな。その手癖をあたしにも発揮するつもりか?」
男「それとこれも」
幼「これは…」
男「記入・サイン済みの売却書類だ。俺のとこがいやになればそれを使え」
幼「………」
男「いつでも好きな時に出て行けるんだから、それまではここにいろ」
幼「フン…上手く懐柔したつもりか?」
男「懐柔されてくれれば嬉しい」
861:名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2008/02/07(木) 10:28:41.69 ID:sgxvF9XH0
幼「しかし幼女用の服を持っているところを見るとお前も捨てたり売ったりしたクチか?」
男「違うさ」
幼「じゃあこの服は何処から出した?ええ?」
男「死んだんだ」
幼「特殊なプレイでもしたのか?首を絞めるとアソコも締まるとか」
男「事故だ。二輪に轢かれてな、即死だったよ」
幼「………」
男「事故の相手から弁償すると言われたがね、
あいつの代わりに別のを買うのが何か釈然としなかったから、
だから賠償してもらわなくて結構ですと言っておいた」
幼「ごめん…」
男「別にいいさ。どの道前の幼女はそういう目的で買ったんだし。
でもいつの間にかさ、なんかそういうのとは違うっていうか、上手く言えねえや」
幼「あたしは代わりか?」
男「んなワケなええだろ。あいつはもっと従順で素直だったよ。
控えめで。アサガオみたいな笑顔で笑うんだ」
幼「…そいつは幸せ者だったな」
男「だったらよかったんだけどね」
876:名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2008/02/07(木) 10:56:20.56 ID:sgxvF9XH0
男「ご飯旨いか?」
幼「可もなく不可もなく、だな」
男「そうか…」
幼「まあでも前んとこで贅沢なもん食い飽きたからこういうのもいいかな。お袋の味ってやつか」
男「幼女にお袋の味って言われてもな」
幼「まあな。親なんていねえし」
男「…無神経だったな、すまん」
幼「気にすんな。しかしあんたみたいな奴珍しいな。ペット相手に気ィ遣ったりして」
男「俺はペットじゃなくて家族だって思ってるよ」
幼「青いねぇ…」
男「幼女に言われたかないな」
882:名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2008/02/07(木) 11:09:06.57 ID:sgxvF9XH0
幼「しかし何時まで経ってもおまえは手ぇださねえよな」
男「青いからな」
幼「まだ根に持ってんのかい。それともひょっとしてあれか、ED?」
男「違えよ。別にそういうことしなくたって死ぬわけでもなし」
幼「でも溜まるだろ?」
男「まあ溜まるがな。人間だから理性で抑えることができる」
幼「そんなにあたしは魅力がないか?」
男「は?お前何言って」
幼「それとも前にいた幼女が忘れられないか?」
男「おい、どうした?らしくないぞ」
幼「なんであたしには手を出さない!?」
男「…初めの日触ったら許さんとか言ってたからな」
幼「……中古じゃダメなのか?」
男「違うって」
幼「ぐす…ヒック、ヒック…うえぇえええええ」
男「え?ちょ、泣くなよ」
幼「じゃあ、抱けよ。抱いて証明しろよ」
男「全く幼女らしくないなお前は」
幼「うるさ…ひぁっ」
男「上だけじゃなくて下も泣いてるな」
幼「ば、馬鹿!」
男「準備はできてるみたいだな。いれるぞ?」
(以下、セクロス)
幼「おまえ、少しは加減しろよ。激しすぎるんだよ」
男「だれかさんがせがんだからな」
幼「…ッ!うるせえ馬鹿!」 男「今日は外食でもしようと思うが何がいい?」
幼「寿司」
男「…お子様ランチとか言えねえのかお前は」
幼「なんだ?お前寿司嫌いだったのか?」
男「おまえ自分が幼女だと言う自覚無いだろ」
958 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/02/07(木) 12:28:48.89 ID:sgxvF9XH0
店員「いらっしゃーい」
幼「チッ…回転寿司かシケてんな」
男「か○ぱ寿司じゃないだけありがたく思え、この肥舌幼女め」
幼「かっ○寿司?かっぱ巻きじゃなくて?」
男「寿司チェーン店の名前だよ。寿司食ってる気はしねえけどな」
幼「貧乏人の癖に言いたいこと言うなお前。大将!コハダ一つ」
男「言うだけならタダだからな…っておまえ本当に幼女か?渋すぎだろ…」
幼「次上トロとウニとアワビ頼んでいいか?」
男「よし、死ね」
幼「なんだよ、店のコスト的にはむしろ割安なんだぜ?回転率悪いから」
男「知るか!というかお前の前の所有者連れて来い!殴るから!」
894:名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2008/02/07(木) 11:24:34.80 ID:sgxvF9XH0
男「おふくろが…倒れた…」
幼「……そうか」
男「手術が必要だって…でもそれには多額の金が要って…」
幼「……そうか」
男「でもそんな金…ないんだ…」
幼「そんなことをあたしに言ってどうする」
男「…そう、だな。はは、馬鹿だな俺は。お前にいってなんとかなるわけ無いよな」
幼「……」
男「すまん、ただの愚痴だ。せいぜい聞き流してくれ」
幼「……ああ。それで、おまえお母さんは大事か?」
男「当たり前だろ…俺の親だ大事もクソもあるか」
幼「そうか。あたしら幼女にはそういうのいまいちわかんなくてな」
男「…あ、すまん」
幼「そうか、今日は寝ろ。疲れてるだろ?」
男「ああ、そうだな。今日はもう寝て明日考えるよ…」
幼「なんとかなるさ。安心して寝ろ」
幼「…お母さんを大事にしてやれよ?」
次の日。幼女の姿は無かった。
898:名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2008/02/07(木) 11:28:08.87 ID:sgxvF9XH0
男「何処に行った、あいつ?」
『金が無いんだ』『そうか』
『お母さんは大事か?』
『なんとかなるさ。安心して寝ろ』
『お母さんを大事にしてやれよ?』
男「…!?あいつ、まさか…」
『記入・サイン済みの売却書類だ。俺のとこがいやになればそれを使え』
男「まさか…!」
……
男「すみません…!ここに…」
店員「あ、男さん。売却した幼女ですね?
保管状況も申し分ないですしタイプも売れ筋なので結構いいお値段で引き取らせていただきましたよ」
男「そんなこと聞いてねえ!あいつは今どこに」
店員「昨日の夜手続きを終えて、朝市の便で…まあもうここにはいませんよ」
男「今すぐキャンセ…」
『お母さんを大事にしてやれよ?』
男「…畜生!畜生!チクショウ!」
好きなときに出て行けという約束、そして鉄火肌なあの幼女の想い。
それを裏切ることは男にはできなかった。
幼女の売却資金で手術は無事、成功した。
902:名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2008/02/07(木) 11:37:38.88 ID:sgxvF9XH0
男「よう、探したぜ」
幼「誰だよてめぇ、お前のようなやつぁ知らねえよ」
男「固体識別番号を辿って行き着くのは骨だったぜ」
幼「ふん…知らんと言うに聞き分けのねえやつだな」
男「俺のとこから売られたときは猫被っててくれた所為か高値で取引されたみたいだが…
その後あっさり売り戻されてるしな」
幼「ふん。野良上がりは嫌いだとよ」
男「正直に話すことはないだろうに、お前も本当にいい性格してるよな」
幼「それで?」
男「まあ単刀直入に言えば迎えに来た」
幼「おいおい、金ねえんだろ?買えるのかあたしは高いぜ?」
男「金額で女の価値を決める男は最低らしいぜ?まあお前は幼女だが」
幼「………」
男「笑えることに、お前相当に暴落してるぜ。980円、ぷぷ…」
幼「わ、笑うな!」
男「店員に噛み付いたりでもしたのか?ほとんど厄介払いだぜ」
幼「うるせえ!冷やかしなら帰りやがれ!」
男「もう買い戻したよ」
幼「……馬鹿が」
男「馬鹿で結構。それで?言うことがあるだろ?」
幼「……た、ただいま」
男「お帰り。もう逃がさんからな。覚悟しとけよ?」
幼「…ばか」
―終わり―
後日談
941:名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2008/02/07(木) 12:07:22.51 ID:sgxvF9XH0
男「おい980円」
幼「うるせえこの馬鹿!いい加減にそれ忘れやがれ!」
男「だって、元は富豪に買われたのに、980…ふ、腹筋が…」
幼「この性悪男…どうしてくれよう…」
母「ダメじゃない男ちゃん、そんなこと言っちゃ」
男「お、おふくろ…」
母「わたしが手術できたのもこの子のおかげなんでしょ、それをあなたは物笑いにして…
お母さんあなたをそんな風に育てた覚えはありません」
男「…はい、ごめんなさい」
幼「母には弱いのなこいつ。マザコン?」
男「ちげえよ」
母「そういえば私、猫娘のお話を思い出したわ」
男「5期に入って急に可愛くなったがそれまでクリーチャーだったあいつか?
なるほど、似てなくも無いな」
幼「誰がクリーチャーだ誰が」
母「違うわよ。江戸時代の話よ、ある男が猫を助けるんだけどね、その猫がお金が必要な男に恩返しするの」
男「機でも織るのか?」
母「それは鶴。話の腰を折らないで頂戴?その猫は吉原―遊郭へ身売りしてそのお金を男に残すのね」
幼「素晴らしい美談だな。なあ男?」
男「誰かさんと違ってその猫娘はさぞかしいい女だったろうな」
幼「何だと!?」
母「こらこら、二人とも喧嘩しないの」
こうして男と幼女は仲良くくらしましたとさ。めでたしめでたし。
男「おい…おまえどうしたんだ」
野良幼女「うるさい…」
男「見たところだいぶ弱っているみたいだな…」
野良「さわるなッ!」
男「!!」
野良「ほっとけよ!触るんじゃねえよ!あ、こら離せぇ~!!」
男「そんな駄々っ子パンチじゃ痛くも痒くも無いな」
野良「糞ッ!糞!糞!糞!畜生ッ!」
男「しかし口の悪い幼女だな…」
男「シャワー浴びたら一皮剥けたな。可愛いくなったじゃないか」
幼「うるせえ」
男「あんなボロ着て戸外にいたんじゃ凍死するぜ?幼女は基礎体力低いしな」
幼「……フン」
男「それで?脱走…はありえんか。とすれば」
幼「ご想像の通りの捨て幼女だよ、畜生め
新しいオモチャを買ったからお古はもういらねえとさ」
男「ひどいオーナーもいたもんだな…そのまま幼女を捨てるなんて」
幼「それで?あたしをどうする気だこの表六玉。犯すか?嬲るか?」
男「…もう今日は寝ろよ。そうとう消耗してるように見えるぞ」
幼「寝てるのをもてあそぶのが好きかい?いい趣味してるじゃねえか」
男「しないって」
男「やれやれ、疲れが溜まってたのか直ぐに寝たが…
野良幼女を拾っても意味がないと言うのはこういうことだったのか
警戒心と敵意が剥き出しでまるで人に懐こうとはしない…まるで獣そのものだな…」
852:名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2008/02/07(木) 10:17:15.22 ID:sgxvF9XH0
男「おはよう」
幼「おはよう変態。寝ている幼女のアソコの締まりはどうだった?」
男「だからしてないって」
幼「……、……、どうやら本当のようだな。怖気づいたか若造」
男「…なんで俺は幼女に若造呼ばわりされてるんだ?」
幼「一度も城に攻め込んだことのない新兵には価値がないからさ」
男「…解るのか」
幼「こちとらプロだなめるんじゃねえ」
男「とりあえず飯できてるから食えよ」
幼「子豚は太らせてから食うってか?それとも哀れなヘンゼルかい?」
男(江戸前な口調にこの皮肉…前の所有者は相当な変わり者だな…)
857:名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2008/02/07(木) 10:26:25.41 ID:sgxvF9XH0
男「これ、お前がもってろ」
幼「登録証…もう手続きを済ませたか、手が早いな。その手癖をあたしにも発揮するつもりか?」
男「それとこれも」
幼「これは…」
男「記入・サイン済みの売却書類だ。俺のとこがいやになればそれを使え」
幼「………」
男「いつでも好きな時に出て行けるんだから、それまではここにいろ」
幼「フン…上手く懐柔したつもりか?」
男「懐柔されてくれれば嬉しい」
861:名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2008/02/07(木) 10:28:41.69 ID:sgxvF9XH0
幼「しかし幼女用の服を持っているところを見るとお前も捨てたり売ったりしたクチか?」
男「違うさ」
幼「じゃあこの服は何処から出した?ええ?」
男「死んだんだ」
幼「特殊なプレイでもしたのか?首を絞めるとアソコも締まるとか」
男「事故だ。二輪に轢かれてな、即死だったよ」
幼「………」
男「事故の相手から弁償すると言われたがね、
あいつの代わりに別のを買うのが何か釈然としなかったから、
だから賠償してもらわなくて結構ですと言っておいた」
幼「ごめん…」
男「別にいいさ。どの道前の幼女はそういう目的で買ったんだし。
でもいつの間にかさ、なんかそういうのとは違うっていうか、上手く言えねえや」
幼「あたしは代わりか?」
男「んなワケなええだろ。あいつはもっと従順で素直だったよ。
控えめで。アサガオみたいな笑顔で笑うんだ」
幼「…そいつは幸せ者だったな」
男「だったらよかったんだけどね」
876:名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2008/02/07(木) 10:56:20.56 ID:sgxvF9XH0
男「ご飯旨いか?」
幼「可もなく不可もなく、だな」
男「そうか…」
幼「まあでも前んとこで贅沢なもん食い飽きたからこういうのもいいかな。お袋の味ってやつか」
男「幼女にお袋の味って言われてもな」
幼「まあな。親なんていねえし」
男「…無神経だったな、すまん」
幼「気にすんな。しかしあんたみたいな奴珍しいな。ペット相手に気ィ遣ったりして」
男「俺はペットじゃなくて家族だって思ってるよ」
幼「青いねぇ…」
男「幼女に言われたかないな」
882:名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2008/02/07(木) 11:09:06.57 ID:sgxvF9XH0
幼「しかし何時まで経ってもおまえは手ぇださねえよな」
男「青いからな」
幼「まだ根に持ってんのかい。それともひょっとしてあれか、ED?」
男「違えよ。別にそういうことしなくたって死ぬわけでもなし」
幼「でも溜まるだろ?」
男「まあ溜まるがな。人間だから理性で抑えることができる」
幼「そんなにあたしは魅力がないか?」
男「は?お前何言って」
幼「それとも前にいた幼女が忘れられないか?」
男「おい、どうした?らしくないぞ」
幼「なんであたしには手を出さない!?」
男「…初めの日触ったら許さんとか言ってたからな」
幼「……中古じゃダメなのか?」
男「違うって」
幼「ぐす…ヒック、ヒック…うえぇえええええ」
男「え?ちょ、泣くなよ」
幼「じゃあ、抱けよ。抱いて証明しろよ」
男「全く幼女らしくないなお前は」
幼「うるさ…ひぁっ」
男「上だけじゃなくて下も泣いてるな」
幼「ば、馬鹿!」
男「準備はできてるみたいだな。いれるぞ?」
(以下、セクロス)
幼「おまえ、少しは加減しろよ。激しすぎるんだよ」
男「だれかさんがせがんだからな」
幼「…ッ!うるせえ馬鹿!」 男「今日は外食でもしようと思うが何がいい?」
幼「寿司」
男「…お子様ランチとか言えねえのかお前は」
幼「なんだ?お前寿司嫌いだったのか?」
男「おまえ自分が幼女だと言う自覚無いだろ」
958 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/02/07(木) 12:28:48.89 ID:sgxvF9XH0
店員「いらっしゃーい」
幼「チッ…回転寿司かシケてんな」
男「か○ぱ寿司じゃないだけありがたく思え、この肥舌幼女め」
幼「かっ○寿司?かっぱ巻きじゃなくて?」
男「寿司チェーン店の名前だよ。寿司食ってる気はしねえけどな」
幼「貧乏人の癖に言いたいこと言うなお前。大将!コハダ一つ」
男「言うだけならタダだからな…っておまえ本当に幼女か?渋すぎだろ…」
幼「次上トロとウニとアワビ頼んでいいか?」
男「よし、死ね」
幼「なんだよ、店のコスト的にはむしろ割安なんだぜ?回転率悪いから」
男「知るか!というかお前の前の所有者連れて来い!殴るから!」
894:名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2008/02/07(木) 11:24:34.80 ID:sgxvF9XH0
男「おふくろが…倒れた…」
幼「……そうか」
男「手術が必要だって…でもそれには多額の金が要って…」
幼「……そうか」
男「でもそんな金…ないんだ…」
幼「そんなことをあたしに言ってどうする」
男「…そう、だな。はは、馬鹿だな俺は。お前にいってなんとかなるわけ無いよな」
幼「……」
男「すまん、ただの愚痴だ。せいぜい聞き流してくれ」
幼「……ああ。それで、おまえお母さんは大事か?」
男「当たり前だろ…俺の親だ大事もクソもあるか」
幼「そうか。あたしら幼女にはそういうのいまいちわかんなくてな」
男「…あ、すまん」
幼「そうか、今日は寝ろ。疲れてるだろ?」
男「ああ、そうだな。今日はもう寝て明日考えるよ…」
幼「なんとかなるさ。安心して寝ろ」
幼「…お母さんを大事にしてやれよ?」
次の日。幼女の姿は無かった。
898:名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2008/02/07(木) 11:28:08.87 ID:sgxvF9XH0
男「何処に行った、あいつ?」
『金が無いんだ』『そうか』
『お母さんは大事か?』
『なんとかなるさ。安心して寝ろ』
『お母さんを大事にしてやれよ?』
男「…!?あいつ、まさか…」
『記入・サイン済みの売却書類だ。俺のとこがいやになればそれを使え』
男「まさか…!」
……
男「すみません…!ここに…」
店員「あ、男さん。売却した幼女ですね?
保管状況も申し分ないですしタイプも売れ筋なので結構いいお値段で引き取らせていただきましたよ」
男「そんなこと聞いてねえ!あいつは今どこに」
店員「昨日の夜手続きを終えて、朝市の便で…まあもうここにはいませんよ」
男「今すぐキャンセ…」
『お母さんを大事にしてやれよ?』
男「…畜生!畜生!チクショウ!」
好きなときに出て行けという約束、そして鉄火肌なあの幼女の想い。
それを裏切ることは男にはできなかった。
幼女の売却資金で手術は無事、成功した。
902:名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2008/02/07(木) 11:37:38.88 ID:sgxvF9XH0
男「よう、探したぜ」
幼「誰だよてめぇ、お前のようなやつぁ知らねえよ」
男「固体識別番号を辿って行き着くのは骨だったぜ」
幼「ふん…知らんと言うに聞き分けのねえやつだな」
男「俺のとこから売られたときは猫被っててくれた所為か高値で取引されたみたいだが…
その後あっさり売り戻されてるしな」
幼「ふん。野良上がりは嫌いだとよ」
男「正直に話すことはないだろうに、お前も本当にいい性格してるよな」
幼「それで?」
男「まあ単刀直入に言えば迎えに来た」
幼「おいおい、金ねえんだろ?買えるのかあたしは高いぜ?」
男「金額で女の価値を決める男は最低らしいぜ?まあお前は幼女だが」
幼「………」
男「笑えることに、お前相当に暴落してるぜ。980円、ぷぷ…」
幼「わ、笑うな!」
男「店員に噛み付いたりでもしたのか?ほとんど厄介払いだぜ」
幼「うるせえ!冷やかしなら帰りやがれ!」
男「もう買い戻したよ」
幼「……馬鹿が」
男「馬鹿で結構。それで?言うことがあるだろ?」
幼「……た、ただいま」
男「お帰り。もう逃がさんからな。覚悟しとけよ?」
幼「…ばか」
―終わり―
後日談
941:名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2008/02/07(木) 12:07:22.51 ID:sgxvF9XH0
男「おい980円」
幼「うるせえこの馬鹿!いい加減にそれ忘れやがれ!」
男「だって、元は富豪に買われたのに、980…ふ、腹筋が…」
幼「この性悪男…どうしてくれよう…」
母「ダメじゃない男ちゃん、そんなこと言っちゃ」
男「お、おふくろ…」
母「わたしが手術できたのもこの子のおかげなんでしょ、それをあなたは物笑いにして…
お母さんあなたをそんな風に育てた覚えはありません」
男「…はい、ごめんなさい」
幼「母には弱いのなこいつ。マザコン?」
男「ちげえよ」
母「そういえば私、猫娘のお話を思い出したわ」
男「5期に入って急に可愛くなったがそれまでクリーチャーだったあいつか?
なるほど、似てなくも無いな」
幼「誰がクリーチャーだ誰が」
母「違うわよ。江戸時代の話よ、ある男が猫を助けるんだけどね、その猫がお金が必要な男に恩返しするの」
男「機でも織るのか?」
母「それは鶴。話の腰を折らないで頂戴?その猫は吉原―遊郭へ身売りしてそのお金を男に残すのね」
幼「素晴らしい美談だな。なあ男?」
男「誰かさんと違ってその猫娘はさぞかしいい女だったろうな」
幼「何だと!?」
母「こらこら、二人とも喧嘩しないの」
こうして男と幼女は仲良くくらしましたとさ。めでたしめでたし。