860:名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2008/02/07(木) 10:26:58.84 ID:YobhXbkW0
静男「む・・・路地裏・・・なのか?ここは・・・くっ!東洋の魔都某電気街で迷うとは・・・」
婆ぁ「ソコの方、良い品が有るよ?買って行かないかい?」
静男「む・・・怪しいな・・・」
婆ぁ「まぁ、商品だけでも見てみないかね?ヘルモンジャナシ」
静男「む・・・路地裏・・・なのか?ここは・・・くっ!東洋の魔都某電気街で迷うとは・・・」
婆ぁ「ソコの方、良い品が有るよ?買って行かないかい?」
静男「む・・・怪しいな・・・」
婆ぁ「まぁ、商品だけでも見てみないかね?ヘルモンジャナシ」
そう言うと、老婆は何処からとも無く、ベールを被った人形?を取り出した。
静男「なんだ?・・・これは?」
婆ぁ「幼女さ・・・何とお値打ち980円さ・・・」
静男「よし、買おう」
婆ぁ「ヒヒヒ・・・賢い選択だよ・・・ほれ、連れていきなぁ・・・ヒヒヒ」
婆ぁ「幼女さ・・・何とお値打ち980円さ・・・」
静男「よし、買おう」
婆ぁ「ヒヒヒ・・・賢い選択だよ・・・ほれ、連れていきなぁ・・・ヒヒヒ」
871:名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2008/02/07(木) 10:45:59.32 ID:YobhXbkW0
静男「ふむ・・・家に連れて北は良いが・・・この幼女・・・本物なのか?」
幼女「・・・・・・・・」
静男「・・・ゴクリ」
幼女「・・・・・・・・」
静男「・・・ゴクリ」
ぽよんぽよん
静男「ふむ・・・・・・ぽよんぽよんしておる」
幼女「・・・・・・・・」
静男「返事は無い・・・ただの屍の様だ・・・・・・チッ、脈は有る様だな」
幼女「・・・・・・・・」
静男「返事は無い・・・ただの屍の様だ・・・・・・チッ、脈は有る様だな」
30分後・・・・
静男「・・・起きんのか?この女子は・・・ハッ・・・なるほど、そういう訳か・・・」
幼女「・・・・・・・・・・・・・・(汗)」
静男「こういう物は・・・キスで目覚めると・・・相場が決まっている・・・」
幼女「・・・・・・・・・・!」
静男「・・・起きんのか?この女子は・・・ハッ・・・なるほど、そういう訳か・・・」
幼女「・・・・・・・・・・・・・・(汗)」
静男「こういう物は・・・キスで目覚めると・・・相場が決まっている・・・」
幼女「・・・・・・・・・・!」
静男の顔が徐々に幼女に迫って行く
その刹那、静男は激しい刺激が顔面を駆け巡る感覚を知った
その刹那、静男は激しい刺激が顔面を駆け巡る感覚を知った
静男「これがキス・・・」
静男は意識を失った・・・
883:名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2008/02/07(木) 11:10:31.60 ID:YobhXbkW0
1時間後・・・
静男「くっ・・・一時間は落ちていたようだな・・・何て・・・刺激的なんだ・・・キス・・・」
幼女「うううぬうん!うあ、ううううううううう!!」
静男「・・・何だ、君は喋れないのか?・・・否!良く見ると猿轡を噛まされている・・・・」
1時間後・・・
静男「くっ・・・一時間は落ちていたようだな・・・何て・・・刺激的なんだ・・・キス・・・」
幼女「うううぬうん!うあ、ううううううううう!!」
静男「・・・何だ、君は喋れないのか?・・・否!良く見ると猿轡を噛まされている・・・・」
グポッ
885:名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2008/02/07(木) 11:12:04.89 ID:YobhXbkW0
幼女「はぁはぁ・・・早く気付いて下さいよ!!何!考えてるんですか!!!」
静男「わお・・・意外に常識人だな!」
幼女「・・・・・・・・・・・(冷汗)」
静男「ん?・・・どうした?・・・まさか・・・ゴクリ・・・」
幼女「な!何想像してるんですか!?どうかしたか?してますよ!戦慄!」
静男「さて、冗談はさておき・・・いつから起きてた?」
幼女「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キスされようとする、少し前です・・・」
静男「ホッ」
幼女「!!ま、まさか・・・キス以外にした事が・・・あるん・・・ですか・・・?」
静男「い、いや・・・ない」
幼女「いや、してる!あんた、してる!絶対、してるぅぅ!!」
静男「・・・おっぱい・・・触りました・・・ごめんなさい・・・」
幼女「!!う、うぅ・・・もう、お嫁にいけないよぅ・・・」
静男「あ、じゃあ俺が・・・」
幼女「却下!断固拒否!・・・うぅ・・・もう、あんた氏んじゃえ」
静男「・・・・・・・・・・・・・・・・・何か鬱だ死のう・・・・・・」
幼女「あ!ま、待ってよ!あたしの緊縛解いてから逝ってよ!」
静男「・・・冗談はさておき・・・その縄も猿轡も・・・俺がやった訳ではない・・・」
静男「わお・・・意外に常識人だな!」
幼女「・・・・・・・・・・・(冷汗)」
静男「ん?・・・どうした?・・・まさか・・・ゴクリ・・・」
幼女「な!何想像してるんですか!?どうかしたか?してますよ!戦慄!」
静男「さて、冗談はさておき・・・いつから起きてた?」
幼女「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キスされようとする、少し前です・・・」
静男「ホッ」
幼女「!!ま、まさか・・・キス以外にした事が・・・あるん・・・ですか・・・?」
静男「い、いや・・・ない」
幼女「いや、してる!あんた、してる!絶対、してるぅぅ!!」
静男「・・・おっぱい・・・触りました・・・ごめんなさい・・・」
幼女「!!う、うぅ・・・もう、お嫁にいけないよぅ・・・」
静男「あ、じゃあ俺が・・・」
幼女「却下!断固拒否!・・・うぅ・・・もう、あんた氏んじゃえ」
静男「・・・・・・・・・・・・・・・・・何か鬱だ死のう・・・・・・」
幼女「あ!ま、待ってよ!あたしの緊縛解いてから逝ってよ!」
静男「・・・冗談はさておき・・・その縄も猿轡も・・・俺がやった訳ではない・・・」
5分後・・・
幼女「うぅ・・・この人・・・何でもかんでも冗談で済ませようとするぅ・・・」
静男「フフフ・・・・」
幼女「うぅ・・・この人・・・何でもかんでも冗談で済ませようとするぅ・・・」
静男「フフフ・・・・」
恐怖する幼女をよそに、静男は欲望の詰まった笑みを浮かべていた・・・
静男「フ・・・・・」
が、少し罪悪感を感じていた・・・・
が、少し罪悪感を感じていた・・・・
901:名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2008/02/07(木) 11:37:15.52 ID:YobhXbkW0
静男「あ、あのな・・・・こっち来いよ・・・・そんなに隅っこに居たら・・・」
幼女「ふん!風邪引くとか何とか言って、優しさを餌にあたしを釣る気ですね!」
静男「いや・・・危ないよ・・・?」
幼女「へ?」
幼女「ふん!風邪引くとか何とか言って、優しさを餌にあたしを釣る気ですね!」
静男「いや・・・危ないよ・・・?」
幼女「へ?」
ガタン!
幼女「きゃああああああ!!!窓外れたぁぁあっぁあああああ!!!!!」
窓が外れて宙ぶらりん・・・ここは2階だピーヒョロリン・・・
そう・・・天国はすぐ其処に・・・
そう・・・天国はすぐ其処に・・・
静男「だから、言っただろ?」
幼女「差し迫ってる方を先に言えぇえ!!死ぬ!しぬぅ!!この若さで死んじゃうよおぉぉ!!!」
静男「ほぉ・・・そんなに大きく出ても良いのかなぁ?君・・・死にそうだよね?」
幼女「・・・・・・な!」
静男「助けが要るんじゃないの?・・・俺の?」
幼女「な、何を・・・・・・!」
静男「この俺に絶対、服従しなさい・・・それこそが君の生きる道だ・・・」
幼女「こ、この鬼畜ぅぅぅぅ」
静男「ふはははははは!!!・・・・ま、言ってみただけだけど」
幼女「・・・・・・・・・・(ど、何処まで本気なんだ!?この男・・・)」
幼女「差し迫ってる方を先に言えぇえ!!死ぬ!しぬぅ!!この若さで死んじゃうよおぉぉ!!!」
静男「ほぉ・・・そんなに大きく出ても良いのかなぁ?君・・・死にそうだよね?」
幼女「・・・・・・な!」
静男「助けが要るんじゃないの?・・・俺の?」
幼女「な、何を・・・・・・!」
静男「この俺に絶対、服従しなさい・・・それこそが君の生きる道だ・・・」
幼女「こ、この鬼畜ぅぅぅぅ」
静男「ふはははははは!!!・・・・ま、言ってみただけだけど」
幼女「・・・・・・・・・・(ど、何処まで本気なんだ!?この男・・・)」
その5分後、幼女は静男によって助けられたが・・・
幼女は、全身の細胞が警報を鳴らしている事を、はっきりと感じ取ったのだった
944:名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2008/02/07(木) 12:09:34.74 ID:YobhXbkW0
静男「まぁ・・・そう構えなさんな・・・俺も流石に罪悪感を感じていた所だ・・・」
幼女「う、ぅう・・・」
ジーーーーーー
静男「そんなに見つめるな・・・お兄さん照れちゃうぞ?」
幼女「み、見つめてなんか!・・・ないですよ・・・」
静男「ん?勢いが無いな?・・・まさか、さっきの服従しろって言ったの・・・マジにしてるのか?」
幼女「う、ぅう・・・」
ジーーーーーー
静男「そんなに見つめるな・・・お兄さん照れちゃうぞ?」
幼女「み、見つめてなんか!・・・ないですよ・・・」
静男「ん?勢いが無いな?・・・まさか、さっきの服従しろって言ったの・・・マジにしてるのか?」
幼女「・・・う・・・怖い・・・よぅ・・・ヒック」
静男「グサリッ!!!!!!!!」
静男「グサリッ!!!!!!!!」
静男は知った・・・乙女の涙には打ち勝つ術が無い事を・・・
945:名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2008/02/07(木) 12:10:26.07 ID:YobhXbkW0
静男「うぐあ!な、泣くな・・・ほ、ホンの冗談だったじゃないか?」
幼女「うええぇえっぇえん・・・怖いよぅ・・・怖いよぅ・・・うううぁぁ」
静男「・・・・・・・・・・ポロ」
幼女「!!」
静男「済まなかった・・・それ程までに傷付けるつもりではなかった・・・許して欲しい」
静男はその歪んだ瞳に涙を浮かべ、心からの謝罪を吐いた・・・
幼女「・・・・あ、あの・・・ヒック・・・ほ、本気で・・・ヒック・・・謝ってるんですか・・・?」
静男「済まなかった・・・今回は冗談では済まない・・・本当に申し訳無い・・・」
幼女「・・・・・・・・・・・・・」
静男「・・・・・・・・・・・・・」
幼女「うええぇえっぇえん・・・怖いよぅ・・・怖いよぅ・・・うううぁぁ」
静男「・・・・・・・・・・ポロ」
幼女「!!」
静男「済まなかった・・・それ程までに傷付けるつもりではなかった・・・許して欲しい」
静男はその歪んだ瞳に涙を浮かべ、心からの謝罪を吐いた・・・
幼女「・・・・あ、あの・・・ヒック・・・ほ、本気で・・・ヒック・・・謝ってるんですか・・・?」
静男「済まなかった・・・今回は冗談では済まない・・・本当に申し訳無い・・・」
幼女「・・・・・・・・・・・・・」
静男「・・・・・・・・・・・・・」
互いにすすり泣く事、10分・・・
幼女「あ、あの・・・・」
静男「あ、ああ・・・・」
幼女「・・・罰とか受けてくれますか?」
静男「罰?」
幼女「・・・・・・お、お腹が空きました・・・」
静男「く、空腹?」
幼女「・・・だから・・・・その・・・・ご飯・・・ください・・・」
静男「・・・・・・・・・・・・・・・お前、可愛いな///」
幼女「へ?あ、あの・・・・その・・・・???」
静男「はははっ!待ってナ!今作ってやるよ!」
静男「あ、ああ・・・・」
幼女「・・・罰とか受けてくれますか?」
静男「罰?」
幼女「・・・・・・お、お腹が空きました・・・」
静男「く、空腹?」
幼女「・・・だから・・・・その・・・・ご飯・・・ください・・・」
静男「・・・・・・・・・・・・・・・お前、可愛いな///」
幼女「へ?あ、あの・・・・その・・・・???」
静男「はははっ!待ってナ!今作ってやるよ!」
二人の溝が少しだけ埋まった・・・
971:名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2008/02/07(木) 12:50:48.77 ID:YobhXbkW0
30分後・・・・
静男「・・・できたぞ、俺の入魂の鯖味噌煮定食だ!」
幼女「わぁ!凄い・・・形になってる・・・料理上手いんですね!」
静男「ふふん・・・独身舐めんなよ?」
幼女「じゃあ、早速、いただきま~す♪」
幼女「わぁ!凄い・・・形になってる・・・料理上手いんですね!」
静男「ふふん・・・独身舐めんなよ?」
幼女「じゃあ、早速、いただきま~す♪」
パクッ
幼女「ブバラッ!!不味!!」
静男「な、なにぃ!?」
幼女「そ、そういえば・・・魂入れたとか言ってましたね・・・何入れたんですか?」
静男「・・・・え?マトモなモンしか入れてないけど?・・・・おかしいなぁ・・・」
幼女「た、食べてみて下さいよ・・・」
静男「な、なにぃ!?」
幼女「そ、そういえば・・・魂入れたとか言ってましたね・・・何入れたんですか?」
静男「・・・・え?マトモなモンしか入れてないけど?・・・・おかしいなぁ・・・」
幼女「た、食べてみて下さいよ・・・」
パク
静男「う~ん・・・・・・・・・・・」
静男「・・・・・・・・・これは・・・・どうやら砂糖と塩を間違えたらしい・・・テヘ♪」
幼女「・・・・・・・・何ですか?萌えて欲しいんですか?」
静男「ごめん・・・とんだうっかりさんだぜ・・・」
幼女「・・・・・・・あたしが作りますよ・・・」
静男「マジで!?幼女の手料理!?イヤッホウ!!!」
幼女「あ、あたし、料理下手ですよ・・・?」
静男「・・・・・・・・・これは・・・・どうやら砂糖と塩を間違えたらしい・・・テヘ♪」
幼女「・・・・・・・・何ですか?萌えて欲しいんですか?」
静男「ごめん・・・とんだうっかりさんだぜ・・・」
幼女「・・・・・・・あたしが作りますよ・・・」
静男「マジで!?幼女の手料理!?イヤッホウ!!!」
幼女「あ、あたし、料理下手ですよ・・・?」
静男は、歓喜していた・・・その後の地獄を知りもせずに・
69 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 16:55:49.25 ID:BJXd1B60
前スレID:YobhXbkW0,ID:Gz626frw0
前スレID:YobhXbkW0,ID:Gz626frw0
ヘブン
~変質の果てに・・・愛、静男~
30分後・・・・
~変質の果てに・・・愛、静男~
30分後・・・・
幼女「あの・・・出来ました・・・」
静男「おおお・・・・すす、素晴らしい・・・・・・でも、これ何?」
幼女「『味噌汁・・・かな?』です・・・」
静男「か、かな?しかも、味噌汁に見えない様な・・・」
幼女「・・・つ、作ったこと無くて・・・」
静男「見よう見まね?」
幼女「・・・・そういう事になりますね?」
静男「ちゃ、チャレンジャーだねぇ・・・」
幼女「・・・・・・・・・・・」
静男「ま、まぁ、大事なのは味だからな・・・美味ければ問題ないね!」
静男「おおお・・・・すす、素晴らしい・・・・・・でも、これ何?」
幼女「『味噌汁・・・かな?』です・・・」
静男「か、かな?しかも、味噌汁に見えない様な・・・」
幼女「・・・つ、作ったこと無くて・・・」
静男「見よう見まね?」
幼女「・・・・そういう事になりますね?」
静男「ちゃ、チャレンジャーだねぇ・・・」
幼女「・・・・・・・・・・・」
静男「ま、まぁ、大事なのは味だからな・・・美味ければ問題ないね!」
ズズッ
幼女「あ、あの・・・・」
静男「うめぇ・・・」
幼女「ほ、ホントですか!」
静男「これは美味いよ!味噌汁に見えないのに味噌汁の味がするし!」
幼女「ありがとうございます!そんなに喜んでもらえるなんて・・・あたし、嬉しいです!」
静男「ああ、味と外見がこれ程違うなんて・・・軽く奇跡・・・だ・・・・な・・・?」
静男「うめぇ・・・」
幼女「ほ、ホントですか!」
静男「これは美味いよ!味噌汁に見えないのに味噌汁の味がするし!」
幼女「ありがとうございます!そんなに喜んでもらえるなんて・・・あたし、嬉しいです!」
静男「ああ、味と外見がこれ程違うなんて・・・軽く奇跡・・・だ・・・・な・・・?」
その時、突然、静男の頭がふらつき始めた
72 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 17:03:47.31 ID:BJXd1B60
幼女「?どうしたんですか?」
静男「え?・・・い、いや・・・頭が・・・何だか・・・フラフラして・・・」
静男「え?・・・い、いや・・・頭が・・・何だか・・・フラフラして・・・」
バタン
静男はその場に倒れてしまった
幼女「あ・・・だ、大丈夫ですか!?ど、どうしたんですか?」
静男は意識を失った・・・
1時間後・・・
静男「うぐうぁ・・・は、腹が・・・頭もガンガンしやがる・・・」
幼女「うぅ・・・だ、大丈夫ですか・・・あ、あたし、とんでもないことを・・・」
静男「い、いや、大した事無い・・・だけど、何入れたの?」
幼女「べ、別にあたしも、そんなに変な物は入れてない筈なんですが・・・」
静男「うぐうぁ・・・は、腹が・・・頭もガンガンしやがる・・・」
幼女「うぅ・・・だ、大丈夫ですか・・・あ、あたし、とんでもないことを・・・」
静男「い、いや、大した事無い・・・だけど、何入れたの?」
幼女「べ、別にあたしも、そんなに変な物は入れてない筈なんですが・・・」
幼女に一通り入れてある物の説明を受ける・・・
73 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 17:06:10.76 ID:BJXd1B60
静男「確かに・・・変な物は入ってねぇなぁ・・・・」
幼女「あ!もしかしたら・・・」
静男「何?やっぱ何か変な物が?」
幼女「ええ、オーラが結晶化したのかも・・・」
静男「は?」
幼女「うん、そうだ!それですよ!きっと、さっき流した涙に乗って落ちちゃったんですよ!」
静男「・・・・?お、オーラロード?ショウ?」
幼女「え?まさか・・・知らないんですか?」
静男「聖戦士なら知っているが・・・」
幼女「・・・・・・・も、もしかして・・・・あなた・・・人間さん?」
静男「は?当たり前だろ・・・?」
幼女「な!・・・・ま、まさかそんな筈・・・・」
静男「も、もしかして、自分は人間じゃないとか言い出すの?」
幼女「ち、違います!断じて違います!だって、住む世界だって違うじゃないですか!?」
静男「・・・・・邪気眼?」
幼女「じゃきがん?悪魔の名前ですか?それとも、人の種族の・・・」
静男「・・・分かった。じゃあ、君は人間じゃないのだろう?だったら何者?」
幼女「あたしは、あなた達が言う所の『天使』ってヤツです」
静男「・・・・・絶句」
幼女「あ!もしかしたら・・・」
静男「何?やっぱ何か変な物が?」
幼女「ええ、オーラが結晶化したのかも・・・」
静男「は?」
幼女「うん、そうだ!それですよ!きっと、さっき流した涙に乗って落ちちゃったんですよ!」
静男「・・・・?お、オーラロード?ショウ?」
幼女「え?まさか・・・知らないんですか?」
静男「聖戦士なら知っているが・・・」
幼女「・・・・・・・も、もしかして・・・・あなた・・・人間さん?」
静男「は?当たり前だろ・・・?」
幼女「な!・・・・ま、まさかそんな筈・・・・」
静男「も、もしかして、自分は人間じゃないとか言い出すの?」
幼女「ち、違います!断じて違います!だって、住む世界だって違うじゃないですか!?」
静男「・・・・・邪気眼?」
幼女「じゃきがん?悪魔の名前ですか?それとも、人の種族の・・・」
静男「・・・分かった。じゃあ、君は人間じゃないのだろう?だったら何者?」
幼女「あたしは、あなた達が言う所の『天使』ってヤツです」
静男「・・・・・絶句」
74 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 17:07:15.00 ID:BJXd1B60
幼女「わ、わざわざ口に出さなくても・・・」
静男「だって、そんなの信じられる筈がない。何か証拠が無いとな」
幼女「そ、そうですね・・・証拠か・・・あ、そうだ、じゃあ、オーラの結晶を見せて上げます」
静男「おお、良し。なら、やってもらおうか・・・」
幼女「あの、今具合が悪いですよね?それは、多分、あたしの負のオーラ結晶を摂取したからだと思います」
静男「ほぅ・・・」
幼女「ですから、あたしの正のオーラを摂取すれば中和されると思います。それで、具合がよくなったら証明出来ますよね?」
静男「まぁ、すぐ効けばな・・・」
幼女「じゃあ、早速やりましょう♪何か、あたしを喜ばせる様な事言ってもらえます?」
静男「・・・・そうだな・・・・う~ん・・・・・・・・・・・・・・・」
幼女「あ、あの、簡単な事でいいんですが・・・」
静男「・・・・君、可愛いよな・・・何か、改めて見ると凄く可愛い・・・」
幼女「え・・・あ、あの、そ、それ、殺し文句っていうんですよ・・・///」
静男「あ、ああ、スマンね・・・それしか思いつかなくて・・・」
幼女「で、でも、ありがとうございます・・・す、少しドキドキしちゃった・・・///」
静男「・・・・・・・・・・・・・・・・」
幼女「・・・・・・・・・・・・・・・///」
静男「・・・・・・・あ、そうだ、オーラが何とか・・・」
幼女「あぁ、そうでした・・・これです、ちょっと手に汗かいたし・・・これで良いです!」
静男「あの・・・・これで良いとは?」
幼女「はい、だから、汗・・・オーラは分泌物に含まれるんです!」
静男「だから、どう摂取しろと?」
幼女「?舐めれば良いじゃないですか?」
静男「な、舐める・・・だと!?手・・・を・・・!?」
幼女「はい・・・あ、そっか!き、汚いですか?ご、ごめんなさい・・・夢中で・・・」
静男「いや、君に汚い所無いし、むしろ望む所だけど・・・俺が舐めたら気持ち悪いだろ?」
幼女「え?いえ・・・特には・・・」
静男「俺がキモくない!?」
幼女「はい・・・さっきまでは気持ち悪かったですけど・・・おっぱい触られたし・・・」
静男「うっ・・・ご、ごめんなさい・・・・」
幼女「でも、あなたが、ちゃんと良い心を持ってるってわかりましたから」
静男「へ、へぇ・・・・」
幼女「あたし、オーラをちゃんと見れば、良い心を持つかどうか分かるんですよ♪」
静男「ほ、ほぅ・・・凄く信じたくはなったが・・・・」
幼女「じゃあ、さっそく」
静男「い、いただきます・・・」
幼女「わ、わざわざ口に出さなくても・・・」
静男「だって、そんなの信じられる筈がない。何か証拠が無いとな」
幼女「そ、そうですね・・・証拠か・・・あ、そうだ、じゃあ、オーラの結晶を見せて上げます」
静男「おお、良し。なら、やってもらおうか・・・」
幼女「あの、今具合が悪いですよね?それは、多分、あたしの負のオーラ結晶を摂取したからだと思います」
静男「ほぅ・・・」
幼女「ですから、あたしの正のオーラを摂取すれば中和されると思います。それで、具合がよくなったら証明出来ますよね?」
静男「まぁ、すぐ効けばな・・・」
幼女「じゃあ、早速やりましょう♪何か、あたしを喜ばせる様な事言ってもらえます?」
静男「・・・・そうだな・・・・う~ん・・・・・・・・・・・・・・・」
幼女「あ、あの、簡単な事でいいんですが・・・」
静男「・・・・君、可愛いよな・・・何か、改めて見ると凄く可愛い・・・」
幼女「え・・・あ、あの、そ、それ、殺し文句っていうんですよ・・・///」
静男「あ、ああ、スマンね・・・それしか思いつかなくて・・・」
幼女「で、でも、ありがとうございます・・・す、少しドキドキしちゃった・・・///」
静男「・・・・・・・・・・・・・・・・」
幼女「・・・・・・・・・・・・・・・///」
静男「・・・・・・・あ、そうだ、オーラが何とか・・・」
幼女「あぁ、そうでした・・・これです、ちょっと手に汗かいたし・・・これで良いです!」
静男「あの・・・・これで良いとは?」
幼女「はい、だから、汗・・・オーラは分泌物に含まれるんです!」
静男「だから、どう摂取しろと?」
幼女「?舐めれば良いじゃないですか?」
静男「な、舐める・・・だと!?手・・・を・・・!?」
幼女「はい・・・あ、そっか!き、汚いですか?ご、ごめんなさい・・・夢中で・・・」
静男「いや、君に汚い所無いし、むしろ望む所だけど・・・俺が舐めたら気持ち悪いだろ?」
幼女「え?いえ・・・特には・・・」
静男「俺がキモくない!?」
幼女「はい・・・さっきまでは気持ち悪かったですけど・・・おっぱい触られたし・・・」
静男「うっ・・・ご、ごめんなさい・・・・」
幼女「でも、あなたが、ちゃんと良い心を持ってるってわかりましたから」
静男「へ、へぇ・・・・」
幼女「あたし、オーラをちゃんと見れば、良い心を持つかどうか分かるんですよ♪」
静男「ほ、ほぅ・・・凄く信じたくはなったが・・・・」
幼女「じゃあ、さっそく」
静男「い、いただきます・・・」
ぺろり
幼女「あっ・・・・」
すると、見る見るうちに静男の症状が軽くなった!
静男「こ、これは、どんどん良くなる・・・す、すごい・・・」
幼女「♪よかったです、あたしの料理がおかしかった訳じゃなくって♪」
静男「もしかして、君が舐めると傷が治ったりする?」
幼女「少しは・・・治るかもです♪」
静男「まぁ、多少心なしも有ったかもしれんが・・・認めるよ・・・」
幼女「♪よかったです、あたしの料理がおかしかった訳じゃなくって♪」
静男「もしかして、君が舐めると傷が治ったりする?」
幼女「少しは・・・治るかもです♪」
静男「まぁ、多少心なしも有ったかもしれんが・・・認めるよ・・・」
こうして、天使と名乗る少女と静男の生活が本格的に始まった・・・・
195 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 23:13:57.74 ID:BJXd1B60
そして、時は就寝時・・・
静男「(はぁ・・・幼女のおてて・・・美味しかったなぁ・・・・)ああ、君。ここに着替え置いとくよ?」
幼女「あ、はい♪ありがとうです!」
静男「あの、君・・・!そういえば・・・」
幼女「?・・・なんですか?」
静男「俺のゴールデンサテライト、もしくは、ビッグバン・○○○を弄んでみないか?」
幼女「・・・・・良く分かりませんが・・・何か卑猥な事を考えてますね?」
静男「・・・・・・地獄に堕ちますか?俺は・・・・」
幼女「・・・あそこは怖い所ですよ?堕ちるより先に、喰われますよ?・・・生きたまま」
静男「踊り食い・・・か・・・それも、また一興・・・」
幼女「アンタ、地獄に落ちるわよ?」
静男「頂きました・・・ありがとうございました」
幼女「あ、はい♪ありがとうです!」
静男「あの、君・・・!そういえば・・・」
幼女「?・・・なんですか?」
静男「俺のゴールデンサテライト、もしくは、ビッグバン・○○○を弄んでみないか?」
幼女「・・・・・良く分かりませんが・・・何か卑猥な事を考えてますね?」
静男「・・・・・・地獄に堕ちますか?俺は・・・・」
幼女「・・・あそこは怖い所ですよ?堕ちるより先に、喰われますよ?・・・生きたまま」
静男「踊り食い・・・か・・・それも、また一興・・・」
幼女「アンタ、地獄に落ちるわよ?」
静男「頂きました・・・ありがとうございました」
幼女「冗談はさておき・・・何か御用があったんじゃないんですか?」
静男「あぁ、そうだった、ごめんごめん・・・ついハシャイじゃって・・・テヘ♪」
幼女「・・・面白く・・・ないです・・・」
静男「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
幼女「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
静男「そういえば、君の名前聞いてなかったな、って思ってね」
幼女「あ!そういえば、そうでしたね・・・あたし、エリザベスって言います!リズって呼んでください!尊敬と親しみを精一杯込めて♪」
静男「わかった、リズ・・・な!」
リズ「じゃあ、あなたのお名前は有るんですか?」
静男「有るんですか、て・・・俺の名は中条静男だ・・・」
リズ「じゃあ、静さんで良いですか?」
静男「・・・お兄ちゃんが良いな・・・お兄ちゃんって呼んで?」
リズ「え?お兄ちゃん?・・・う~ん、初対面ではちょっと・・・」
静男「えぇ・・・お泊りするくらいなのに?」
リズ「・・・これは、あたしの勝手な勘ですけど・・・そう呼んだら・・・何か良からぬ事が起こりそうで・・・」
静男「(げに恐ろしきは女の勘か・・・)う、そうだよねぇ初対面だもんねぇ・・・」
リズ「す、すみません・・・」
静男「いや、リズは悪くないんだから、謝らなくて良いよ・・・・・・ま、そろそろ寝るか!」
リズ「そうですね・・・ただ、一つお聞きしたい事が・・・何でお布団が一つしか・・・」
静男「ああ、家、布団一つしかないから・・・でも、心配しなくて良いよ?俺はどっかその辺で寝るから・・・」
リズ「へ?静さんはお布団で寝ないんですか?」
静男「流石に、添い寝は嫌だろう・・・それこそ良からぬ事が起こるよ?」
リズ「そ、そうですか・・・?」
静男「そ、そ!遠慮なく寝なさい」
リズ「はい・・・ありがとうです・・・」
静男「あぁ、そうだった、ごめんごめん・・・ついハシャイじゃって・・・テヘ♪」
幼女「・・・面白く・・・ないです・・・」
静男「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
幼女「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
静男「そういえば、君の名前聞いてなかったな、って思ってね」
幼女「あ!そういえば、そうでしたね・・・あたし、エリザベスって言います!リズって呼んでください!尊敬と親しみを精一杯込めて♪」
静男「わかった、リズ・・・な!」
リズ「じゃあ、あなたのお名前は有るんですか?」
静男「有るんですか、て・・・俺の名は中条静男だ・・・」
リズ「じゃあ、静さんで良いですか?」
静男「・・・お兄ちゃんが良いな・・・お兄ちゃんって呼んで?」
リズ「え?お兄ちゃん?・・・う~ん、初対面ではちょっと・・・」
静男「えぇ・・・お泊りするくらいなのに?」
リズ「・・・これは、あたしの勝手な勘ですけど・・・そう呼んだら・・・何か良からぬ事が起こりそうで・・・」
静男「(げに恐ろしきは女の勘か・・・)う、そうだよねぇ初対面だもんねぇ・・・」
リズ「す、すみません・・・」
静男「いや、リズは悪くないんだから、謝らなくて良いよ・・・・・・ま、そろそろ寝るか!」
リズ「そうですね・・・ただ、一つお聞きしたい事が・・・何でお布団が一つしか・・・」
静男「ああ、家、布団一つしかないから・・・でも、心配しなくて良いよ?俺はどっかその辺で寝るから・・・」
リズ「へ?静さんはお布団で寝ないんですか?」
静男「流石に、添い寝は嫌だろう・・・それこそ良からぬ事が起こるよ?」
リズ「そ、そうですか・・・?」
静男「そ、そ!遠慮なく寝なさい」
リズ「はい・・・ありがとうです・・・」
リズ「おやすみなさい・・・」
静男「おやすみ~」
静男「おやすみ~」
198 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 23:18:18.69 ID:BJXd1B60
静男(ふぅ・・・しかし、この娘が天使なんて信じられない事も起こるもんだな・・・何でここに居るのかも分からないし・・・でも、誰かが居る部屋って暖かいものだな・・・難しい事はまた後にさておこう・・・)
こうして、静男はゆっくりと眠りについた・・・
静男「ヘックショイ!!!!ズズッ!や、やっぱ、さみぃ・・・自然を甘く見たらいけないな・・・」
リズ「・・・・・・・・・・・・・」
リズ「・・・・・・・・・・・・・」
ギュウ
静男「な!お、おいリズ!何してんだよ!」
リズは静男の背中に抱きついた・・・
リズ「こうすれば、少しは寒くないですか?」
静男「お、おい、俺は男だぞ!さっき良からぬとか何とか言ってたじゃないか?」
リズ「・・・良いんです」
静男「いや、胸とか当たってるし・・・」
リズ「良いんです・・静さんの事、信じてますから・・・」
静男「・・・・・・・!」
リズ「静さんの背中も暖かいです♪いっせきにちょう・・・ですね!」
静男「・・・ああ、俺も・・・すごく暖かいよ・・・ありがとう・・・」
リズ「はい!・・・おやすみなさい!」
静男「・・・おやすみ・・・」
静男「お、おい、俺は男だぞ!さっき良からぬとか何とか言ってたじゃないか?」
リズ「・・・良いんです」
静男「いや、胸とか当たってるし・・・」
リズ「良いんです・・静さんの事、信じてますから・・・」
静男「・・・・・・・!」
リズ「静さんの背中も暖かいです♪いっせきにちょう・・・ですね!」
静男「・・・ああ、俺も・・・すごく暖かいよ・・・ありがとう・・・」
リズ「はい!・・・おやすみなさい!」
静男「・・・おやすみ・・・」
通常ならば、静男が眠りに就ける様な状況ではなかった(煩悩で)・・・
だが、リズは不思議な力を持っていた・・・
静男は温もりの中、眠りに就いた・・・
だが、リズは不思議な力を持っていた・・・
静男は温もりの中、眠りに就いた・・・
280 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/02/08(金) 16:36:18.81 ID:bcwmAVw0
ヘブン
~変質の果てに・・・愛、静男~
ヘブン
~変質の果てに・・・愛、静男~
翌日、朝・・・
静男「う~ん・・・よく寝たな・・・・・・起きるか」
静男はゆっくりと体を起こした。
外れかけた窓から零れる日差しが、柔らかく優しく体を包み込む・・・
外れかけた窓から零れる日差しが、柔らかく優しく体を包み込む・・・
キッチンから活気ある賑やかな物音が響き、心地よく空腹を刺激する良い匂いが漂ってきた・・・
こんな朝は久しぶりだ・・・生の喜び、また、今日という日に目覚めた喜び・・・
そんな、気持ちの良い朝の空気を胸一杯に吸い込んで、静男は穏やかに声を漏らす・・・
そんな、気持ちの良い朝の空気を胸一杯に吸い込んで、静男は穏やかに声を漏らす・・・
静男「何だこれは?」
静男はしばし回らぬ頭で思慮を巡らせる。
静男「常識的に考えて爽やか過ぎるだろう・・・これは・・・」
リズ「あ!目が覚めましたか?静さん!おはよ~ございますぅ♪」
静男「ああ、おまえの所為か・・・」
リズ「はい?どうかしましたか?あ!もしかして勝手にキッチン使ったらダメでしたか・・・?」
静男「へ?いやいや、そんな事は無いよ。こっちの話だよ、こっちの話」
リズ「??」
静男「ま、まぁ、とにかく、おはよう!」
リズ「は、はい、おはようです♪・・・それで・・・あの、朝ご飯・・・作ってみたのですが・・・」
静男「な!?なにぃ!!!それは、真か!?夢幻の類ではあるまいな!!」
リズ「あのぅ、喜んで貰ってるような、憤慨されているような・・・」
静男「喜んでいるので御座います!!ええ、喜んでおりますとも!!!わが身に余るこの歓喜、この感動、この栄光・・・!!どうしてくれましょうぞ!?」
リズ「とりあえず食べてください♪」
281 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/02/08(金) 16:42:40.93 ID:bcwmAVw0
静男「このドス黒く、ドブの様に濁ったおぞましい溶液が・・・この様に繊細な、そして、この様に甘美な味の旋律を奏でていようとは・・・その幸福をこの愚身の口内に置き去りにして、颯爽と駆け抜けるその様は・・・まさに、KAMIKAZE」
静男「このドス黒く、ドブの様に濁ったおぞましい溶液が・・・この様に繊細な、そして、この様に甘美な味の旋律を奏でていようとは・・・その幸福をこの愚身の口内に置き去りにして、颯爽と駆け抜けるその様は・・・まさに、KAMIKAZE」
リズ「出だしこそ気になりますが・・・そんなに喜んでもらえるなんて・・・感動しちゃいます♪」
静男「今、俺は、あらゆる意味で奇跡を感じている・・・俺、近々、死ぬかもしれん・・・」
リズ「そ、そんなぁ、縁起でも無い事言ったらダメです・・・」
静男「ほ~ぅ、興味深いナ・・・天使でも験とか気にするんだな・・・」
リズ「し、しますよ?何だか、あたしの事、誤解してませんか?」
静男「・・・リズがそう思うと言うなら、俺は多分誤解しているんだろうなぁ・・・」
リズ「そうですよ!あたし達、人間の世界では天使って呼ばれていますけど・・・ホントは、人間界も、あたし達の世界も同じような所なんですよ?」
静男「へぇ・・・それは、こっちと同じ様な景観って事?それとも文化面とか?」
リズ「へ?え、えっと、む、難しい事は分からないですけど・・・・・・あ、ほら、あたし!こっちに来た時に、静さんが人間だって気付いてなかったじゃないですか?それくらい似てます!」
静男「・・・何ぞ分かるような、分からんような・・・」
リズ「だ、だから似てるんですよぅ・・・(哀願)」
静男「!!・・・わ、わかった!わかったよ!」
リズ「むぅ・・・ホントにですかぁ?」
リズが顔をグンと静男に接近させ、様子を伺った・・・
・・・・近付く・・・・目が合う・・・・face to face
・・・・近付く・・・・目が合う・・・・face to face
静男「(ドキッ)・・・・・・・・・・・・・・・あ、ああ」
282 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/02/08(金) 16:49:04.09 ID:bcwmAVw0
静男(・・・・な、なんだ?この刺激感は・・・こ、コイツ・・・可愛い過ぎる?・・・・据え膳・・・か?
・・・朝ご飯と一緒に私も食べて?とかいう奴か・・・!?い、いや、待て・・・そんなこたぁ~
無いだろうがよ・・・なぁ、リズのナチュラルな可愛さだもんなぁ~そうだよそうだよ!)
静男(・・・・な、なんだ?この刺激感は・・・こ、コイツ・・・可愛い過ぎる?・・・・据え膳・・・か?
・・・朝ご飯と一緒に私も食べて?とかいう奴か・・・!?い、いや、待て・・・そんなこたぁ~
無いだろうがよ・・・なぁ、リズのナチュラルな可愛さだもんなぁ~そうだよそうだよ!)
リズ「・・・あ、あの?どうかしました?」
静男「ははは・・・し、心配しなくても良いんだよ?・・・お、俺はリズの事・・・信じているからさ・・・」
リズ「え!・・・あ、あぅ・・・そ、その・・・良かったです・・・・・信じてもらえて・・・エヘヘ♪」
静男「あ、うん、昨夜、君も言ったろ?・・・その、あの、お返し?かなぁ・・・なんちて・・・」
リズ「は、はわわ、覚えてたんですか!?・・・す、少し、恥ずかしいですね・・・///」
静男「は、ハハ!まぁ、そういう事だね!hahaha!」
リズ「??あ、あのぅ・・・・」
静男(何だ?俺は!どうなったんじゃ!?突然こんなにパニクリ出すなんて!今までも数多の修羅場をくぐって北じゃないか!!お、落ち着け!俺!落ち着け!一体どうしたというんだ!?)
静男「な、なんでも無いよ?」
リズ「今・・・・・ドキドキ・・・・・してますか?」
静男「え?」
・・・・・静男・・・・一瞬、思考停止
リズ「・・・・・・そして・・・・混乱してますね?」
静男「あ、いやあ、あqwwせdrftgyふじこlp」
リズ「・・・・あの、あたし、すごく嬉しいです・・・あの、その・・・・///」
静男「あ、いやうんあのええと、はは!」
リズ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
静男「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
285 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/02/08(金) 16:52:57.66 ID:bcwmAVw0
互いに静止すること15分
曇り無き静寂の中で、少しずつ、少しずつでは有ったが、
静男の肉体の緊張は徐々にほぐれていった・・・
そして、ふと、静男の肉体はある事に気が付いたのだ・・・
時間、空間、日常習慣・・・
全ては体に刻まれていた・・・
数多の修羅場をくぐった肉体は、最早、もう一つの意識そのものであった・・・
まぁ、要するに静男は我に返った・・・
互いに静止すること15分
曇り無き静寂の中で、少しずつ、少しずつでは有ったが、
静男の肉体の緊張は徐々にほぐれていった・・・
そして、ふと、静男の肉体はある事に気が付いたのだ・・・
時間、空間、日常習慣・・・
全ては体に刻まれていた・・・
数多の修羅場をくぐった肉体は、最早、もう一つの意識そのものであった・・・
まぁ、要するに静男は我に返った・・・
静男「あ!もう、こんな時間か!?だ、大学に行かなければ!!」
リズ「!あ?え?」
静男「す、スマン!リズ!俺、学校に行かねばならん!」
リズ「は、はぁ・・・」
静男「ああっと、昼は飯買って、一度帰って来るから!それまで留守番頼むぞ!!」
リズ「は、はい?る、留守番ですか?わ、わかりまし・・・」
静男「あ、ああ、後!絶対に窓には近付くな!もう、助けは来ないぞ!?」
リズ「は、わわっ!」
リズ「!あ?え?」
静男「す、スマン!リズ!俺、学校に行かねばならん!」
リズ「は、はぁ・・・」
静男「ああっと、昼は飯買って、一度帰って来るから!それまで留守番頼むぞ!!」
リズ「は、はい?る、留守番ですか?わ、わかりまし・・・」
静男「あ、ああ、後!絶対に窓には近付くな!もう、助けは来ないぞ!?」
リズ「は、わわっ!」
ドテーン!!
静男「言った傍から近寄るなあああ!!!!!」
リズ「ご、ごめんなさい~(涙)」
リズ「ご、ごめんなさい~(涙)」
・・・・・10分後・・・・
し、静男「なん・・・とか・・・間、に・・・合うか!?」
リズゥぅ「た、助かった・・・あの!ごめんなさいですぅ~」
リズゥぅ「た、助かった・・・あの!ごめんなさいですぅ~」
静男「ま、まぁ、気にスンナ!じゃあ、いってくるわ!」
ガチャリ(ドアの音)!!
リズ「あ、待って!!」
リズが静男の腕を掴む・・・
静男「?な、どうした!?」
Chu♪(キスの音♪)
静男「あ・・・・///」
リズ「そんなに・・・慌てちゃダメです・・・///」
静男「え?あ、ああ・・・・・・///」
リズ「オーラの結晶ってヤツです♪気を付けて、いってきてください♪」
静男「う、うん、行ってくる・・・」
リズ「そんなに・・・慌てちゃダメです・・・///」
静男「え?あ、ああ・・・・・・///」
リズ「オーラの結晶ってヤツです♪気を付けて、いってきてください♪」
静男「う、うん、行ってくる・・・」
こうして、リズはお留守番することに!!
はてさて・・・
はてさて・・・
808 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/02/14(木) 22:50:37.14 ID:qM.vX9E0
ヘブン
~変質の果てに・・・愛、静男~
ヘブン
~変質の果てに・・・愛、静男~
昼・・・
静男(はぁ・・・なにも身に入らんな・・・)
昼食を買って、一時帰宅しようとしている静男は
朝起きたことを思い出して悶々としていた・・・
静男(はぁ・・・なにも身に入らんな・・・)
昼食を買って、一時帰宅しようとしている静男は
朝起きたことを思い出して悶々としていた・・・
静男(リズ・・・可愛いかったなぁ・・・・・・どうやら、俺はリズに恋してしまったらしい・・・)
静男(リズ・・・頭の良い娘だ・・・だが、まだ幼女・・・・・・否応無く危険な香りがする・・・)
静男(・・・しかしながら・・・幼女買うか?と聞かれて買ってしまった俺がそもそも危ない・・・)
静男(・・・どうすれば・・・良いんだ・・・)
静男(リズ・・・頭の良い娘だ・・・だが、まだ幼女・・・・・・否応無く危険な香りがする・・・)
静男(・・・しかしながら・・・幼女買うか?と聞かれて買ってしまった俺がそもそも危ない・・・)
静男(・・・どうすれば・・・良いんだ・・・)
女性経験皆無の彼の脳内は果て無き迷走を繰り返していた・・・
809 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/02/14(木) 22:51:32.48 ID:qM.vX9E0
ヘブン
~変質の果てに・・・愛、静男~
ヘブン
~変質の果てに・・・愛、静男~
一方・・・・それから時は数時間遡り・・・・静男の部屋
バタン!
静男が顔を赤らめながら出掛けて行った・・・
リズは鍵を閉め、居間のテーブルの前に座り、お茶を淹れた
静男が顔を赤らめながら出掛けて行った・・・
リズは鍵を閉め、居間のテーブルの前に座り、お茶を淹れた
リズ「・・・・・・あ、あたし・・・き、キスしちゃった・・・///」
リズ「キスなんてした事無いのに・・・・・・初めて・・・キス・・・あう・・・///」
リズ「キスなんてした事無いのに・・・・・・初めて・・・キス・・・あう・・・///」
その幼い唇に残った暖かい感触に、リズの小さな胸の内はドキドキと高鳴っていた
リズ「あたし・・・胸が変・・・」
コツコツ
その時突然、何かが窓を叩いた
リズ「!な、なに!」
リズは驚き慌ててとっさに窓の方を向いた
リズ「あ!!!!!!!!!!!!」
そして、固まった
何と!其処には人影が!!
何と!其処には人影が!!
873 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/02/15(金) 20:57:55.65 ID:a7fWWIg0
809続き
ヘブン
~変質の果てに・・・愛、静男~
~変質の果てに・・・愛、静男~
リズ「だ、誰ですか!!ど、泥棒さん・・・!?」
???「リズゥ!出来れば早く開けてもらいたいのだけど・・・」
リズ「!」
???「リズゥ!出来れば早く開けてもらいたいのだけど・・・」
リズ「!」
その声にリズはハッと我に返った
ガラガラ・・・ドカン!
リズ「きゃあああああああ!!!また、やっちゃったぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
???「ちょ、リズ!?な、何やってんのよ!あんたは!!」
リズ「た、助けてえええええええええ!!!!!」
???「ほ、ほら手を!手を取りなさい!」
???「ちょ、リズ!?な、何やってんのよ!あんたは!!」
リズ「た、助けてえええええええええ!!!!!」
???「ほ、ほら手を!手を取りなさい!」
874 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/02/15(金) 20:58:49.64 ID:a7fWWIg0
ヘブン
~変質の果てに・・・愛、静男~
ヘブン
~変質の果てに・・・愛、静男~
・・・・・5分後
???「ハァハァ・・・な、何なのよ!この窓は!!立て付けが悪すぎるわ!欠陥住宅ね!?」
リズ「・・・お姉ちゃん・・・どうしんですか?・・・予定よりもずっと早いです・・・」
???「!そうなのよ!実は、強硬派が感付いたみたいで・・・予想外の速さだわ。まさか一週間で気付くとは・・・」
リズ「・・・そんな・・・」
???「・・・だから、一旦、戻った方が良いかもしれないわ・・・」
リズ「え?で、でも!静さんが・・・まだ・・・あの・・・」
???「ああ、あの方ね・・・。リズのオーラを視た所・・・良い方だったようね?」
リズ「う、うん・・・とっても、良い人です!・・・そ、それに・・・」
???「素敵な方?」
リズ「え、えと、う、あうう・・・・・・///」
???「ふ~ん、そうかそうか~・・・で、今は新妻よろしくお留守番って訳ねぇ?」
リズ「・・・・・・・・・・///」
リズ「・・・お姉ちゃん・・・どうしんですか?・・・予定よりもずっと早いです・・・」
???「!そうなのよ!実は、強硬派が感付いたみたいで・・・予想外の速さだわ。まさか一週間で気付くとは・・・」
リズ「・・・そんな・・・」
???「・・・だから、一旦、戻った方が良いかもしれないわ・・・」
リズ「え?で、でも!静さんが・・・まだ・・・あの・・・」
???「ああ、あの方ね・・・。リズのオーラを視た所・・・良い方だったようね?」
リズ「う、うん・・・とっても、良い人です!・・・そ、それに・・・」
???「素敵な方?」
リズ「え、えと、う、あうう・・・・・・///」
???「ふ~ん、そうかそうか~・・・で、今は新妻よろしくお留守番って訳ねぇ?」
リズ「・・・・・・・・・・///」
???「フフッ、じゃあ、置手紙とか置いて行くのも酷だし・・・その人が帰ってくるまで待ちましょうか・・・それで、私から説明するわ」
リズ「・・・はい・・・」
リズ「・・・はい・・・」
875 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/02/15(金) 21:00:22.67 ID:a7fWWIg0
ヘブン
~変質の果てに・・・愛、静男~
ヘブン
~変質の果てに・・・愛、静男~
そして、時は現在に戻って・・・
静男(うむ・・・これは「お帰りなさいの接吻」が来そうな予感!)
ガチャリ
???「おかえりなさい♪ダ~リン♪」
静男「な!何者!?・・・さては貴様、幕府の人間か!?・・・何故分かった?誰が話したんだ!?(それにしても、この姉ちゃん・・・なかなかのおっぱいだ!)」
???「え?あ!な、何なのこの人!!」
リズ「・・・多分、それ、冗談のつもりなんだと思います・・・」
???(この状況で!?・・・こいつ・・・出来る・・・!)
静男「な!何者!?・・・さては貴様、幕府の人間か!?・・・何故分かった?誰が話したんだ!?(それにしても、この姉ちゃん・・・なかなかのおっぱいだ!)」
???「え?あ!な、何なのこの人!!」
リズ「・・・多分、それ、冗談のつもりなんだと思います・・・」
???(この状況で!?・・・こいつ・・・出来る・・・!)
静男「さて、リズの言った通りな訳だが・・・勝手に人の部屋に入って・・・あんた・・・一体何者なんだ?」
???「私は王族を警護する王宮騎士団王族親衛隊長。名はサラ・リース。リズ王女のお目付け役という奴ね。」
静男「・・・・・・・・・・・・・・・」
サラ「・・・・・・・・・・・・・・」
???「私は王族を警護する王宮騎士団王族親衛隊長。名はサラ・リース。リズ王女のお目付け役という奴ね。」
静男「・・・・・・・・・・・・・・・」
サラ「・・・・・・・・・・・・・・」
しばし沈黙・・・・
リズ「・・・・・・あ、あの、静さん?」
静男「!!!!な、なんだと!!!お、王女!?リズが!!?」
リズ(ビクッ!!)
サラ「ええ、信じがたいでしょうけど・・・」
静男「で、でも、俺、路地裏で彼女を買った訳だし・・・」
サラ「ええ、あの老婆は私・・・あっ!」
静男「な・・・」
リズ「何ですってええええええ!!!お姉ちゃん!!あたしを売ったんですか!?」
サラ「げっ!い、いや!!こ、これには深い訳が有ってね?」
リズ「そういえば・・・縛られてたし・・・意識は無いし・・・変だとは思ったんですぅ・・・」
サラ「い、いや!ちゃんと人は選んだのよ?ただ、何とかその人に引き取って貰える様に策を講じただけで・・・」
リズ「むぅ、ホントですかぁ・・・?」
サラ「くぅ・・・あんたのその顔は凶器よ!その俄に潤み、憂いを帯びた瞳で成す上目遣い・・・うっすらと熱を帯び上気した頬・・・艶やかに靡く金色の髪・・・それより漂う甘美なる香り・・・パーフェクトにこ惑的だわ・・・静男さん・・・だっけ?あなたもこの可愛さに思わずクラリと来たでしょう?」
静男「あ、ああ、まぁ・・・」
サラ「ほうら!リズってば罪な女ねぇ~愛されてるぅ~」
リズ「そ、そんなんじゃ・・・・・・///って、話が変わってますぅ!!」
静男「ま、まあまあ、リズ、落ち着いて・・・このままでは話が進まないよ!(それを買った俺が紛れも無く変態だという事は差し置いて・・・)」
リズ「う・・・は、はい・・・ごめんなさいです・・・」
サラ「!まあ・・・!リズがこれ程しおらしくなるなんて・・・こ、これが愛の成せる業・・・」
リズ「お、お姉ちゃん!?」
静男「え?」
サラ「この娘、結構、頑固なのよねぇ。だから、こんなにすぐ謝るなんて意外だわ!」
リズ「・・・だ、だって・・・静さんに・・・嫌われたくないもん・・・///」
静男「・・・・・・・・・・・・・///」
サラ「まぁ・・・・・・・・とりあえず・・・私も恋がしたくなってきたわ・・・」
静男「!!!!な、なんだと!!!お、王女!?リズが!!?」
リズ(ビクッ!!)
サラ「ええ、信じがたいでしょうけど・・・」
静男「で、でも、俺、路地裏で彼女を買った訳だし・・・」
サラ「ええ、あの老婆は私・・・あっ!」
静男「な・・・」
リズ「何ですってええええええ!!!お姉ちゃん!!あたしを売ったんですか!?」
サラ「げっ!い、いや!!こ、これには深い訳が有ってね?」
リズ「そういえば・・・縛られてたし・・・意識は無いし・・・変だとは思ったんですぅ・・・」
サラ「い、いや!ちゃんと人は選んだのよ?ただ、何とかその人に引き取って貰える様に策を講じただけで・・・」
リズ「むぅ、ホントですかぁ・・・?」
サラ「くぅ・・・あんたのその顔は凶器よ!その俄に潤み、憂いを帯びた瞳で成す上目遣い・・・うっすらと熱を帯び上気した頬・・・艶やかに靡く金色の髪・・・それより漂う甘美なる香り・・・パーフェクトにこ惑的だわ・・・静男さん・・・だっけ?あなたもこの可愛さに思わずクラリと来たでしょう?」
静男「あ、ああ、まぁ・・・」
サラ「ほうら!リズってば罪な女ねぇ~愛されてるぅ~」
リズ「そ、そんなんじゃ・・・・・・///って、話が変わってますぅ!!」
静男「ま、まあまあ、リズ、落ち着いて・・・このままでは話が進まないよ!(それを買った俺が紛れも無く変態だという事は差し置いて・・・)」
リズ「う・・・は、はい・・・ごめんなさいです・・・」
サラ「!まあ・・・!リズがこれ程しおらしくなるなんて・・・こ、これが愛の成せる業・・・」
リズ「お、お姉ちゃん!?」
静男「え?」
サラ「この娘、結構、頑固なのよねぇ。だから、こんなにすぐ謝るなんて意外だわ!」
リズ「・・・だ、だって・・・静さんに・・・嫌われたくないもん・・・///」
静男「・・・・・・・・・・・・・///」
サラ「まぁ・・・・・・・・とりあえず・・・私も恋がしたくなってきたわ・・・」
877 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/02/15(金) 21:04:18.26 ID:a7fWWIg0
ヘブン
~変質の果てに・・・愛、静男~
ヘブン
~変質の果てに・・・愛、静男~
静男「・・・ま、まぁ、話を進めましょうか・・・?」
サラ「ええ、そうね・・・・・・まず、さっきも言った様にリズは私達の国の王女なの。しかも、一 人娘。となると、否応無く、その身の振り様が国の未来に関わってくるわ・・・」
リズ「そして、王族は国の発展のために身を捧げなければいけません・・・」
サラ「そう。つまり、彼女の人生は彼女のモノであって、そうではない。彼女の人生は国家そ のもの・・・。静男さん、先ずそれを理解した上で聞いて頂戴・・・」
静男「は、はい・・・」
サラ「今、我が国はあるモノを巡って周辺各国と争っているの。」
静男「あるモノ?」
サラ「それは・・・神の使い・・・」
静男「それなんてRPG?」
878 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/02/15(金) 21:06:02.80 ID:a7fWWIg0
ヘブン
~変質の果てに・・・愛、静男~
ヘブン
~変質の果てに・・・愛、静男~
サラ「い、いや、冗談ではないのよ?」
リズ「そうです!大マジなんですよ!!」
静男「え、ああ、スマン、つい・・・・・・」
サラ「・・・続けるわね・・・・・・そして、ココからが重要よ・・・神の使いは、普通の天使よりも遥かに強力な力を持っている・・・例えば、人間界への扉を容易に開く事が出来る様な力を・・・」
静男「・・・そ、それって・・・」
サラ「そう・・・その神の使いってのは・・・」
リズ「・・・あたし・・・なんです・・・」
静男「!!・・・つ、つまり・・・リズは色んな国から狙われているのか?」
サラ「そう・・・この娘を巡って国家間は一触即発よ・・・全く参るわね・・・」
リズ「・・・・・・・・・・・」
静男「そ、そんな・・・」
879 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/02/15(金) 21:07:44.63 ID:a7fWWIg0
ヘブン
~変質の果てに・・・愛、静男~
ヘブン
~変質の果てに・・・愛、静男~
静男「そ、そんな・・・」
サラ「我が国はいわゆる小国家の部類でね、大国に狙われている現状は正に蛇に睨まれた蛙・・・滅亡を回避するには大人しくリズを渡すしか無いという訳・・・渡せば恐らくリズはモルモットの様に扱われるでしょうけどね・・・」
静男「・・・リズを渡すんですか・・・?」
サラ「確かに・・・国王臣下の中には、国家存続の為にリズを大国に渡すも止む無し、などとほざく強硬派も居るのだけれど・・・誤解しないで。国王以下大半の臣下はギリギリまで粘ろうとしているわ。我々は飽くまでリズを渡さない。だからこそ、リズをこちらの世界に送ったのよ」
静男「・・・・・・・・解決策はあるんですか?」
サラ「・・・・・・・・・・・・無いわ。それどころか、強硬派が国民の支持を徐徐に得て勢力を伸ばしている。今、リズが人間界に逃げている事が公になれば不満が爆発しかねないわね」
静男「クーデター・・・・」
サラ「そして、今日、感付かれた・・・こうなれば一旦、帰国して国民を治めるしかない」
静男「その為に・・・来たんですね・・・」
サラ「ええ・・・」
880 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/02/15(金) 21:09:09.68 ID:a7fWWIg0
ヘブン
~変質の果てに・・・愛、静男~
ヘブン
~変質の果てに・・・愛、静男~
静男「・・・・・・リズのその力・・・一体、どれ程の価値があるんですか?」
サラ「世界を治めるだけの力・・・異世界をつなぐ力・・・その巨大な力を背景に、数千年前に神の使いが現れた時には人間界と我々の世界間で戦争も起こったわ」
静男「じゃ、じゃあ・・・人間界も危ないのか!?」
サラ「そうなるわね」
静男「・・・・・・あの、こんなこと言ったらいけないかもしれませんが・・・」
サラ「リズの力を我々が行使しては?と言いたいのでしょう?」
静男「・・・・・・・はい」
サラ「でもね・・・その力は命を削ってしまう物なのよ・・・命さえ落としかねないわ・・・人間界に一人二人行き来する位なら訳無いけんだけどね・・・」
静男「・・・・・・・・・・・・・」
サラ「・・・・・・・・・・・・・」
その時、ずっと黙り込んでいたリズが声を出した・・・
881 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/02/15(金) 21:10:16.90 ID:a7fWWIg0
ヘブン
~変質の果てに・・・愛、静男~
ヘブン
~変質の果てに・・・愛、静男~
リズ「静さん、心配しないで下さい!何とかなりますよ!」
静男「・・・・・でもな・・・・・・・」
リズ「とりあえず・・・あたし、帰りますね!あ、あの、ちょうど向こうのみんなの様子も気になってたんです!」
静男「・・・・・・・・・・帰るのか?」
リズ「・・・・はい・・・」
静男「また・・・来れるのか・・・?」
サラ「それは・・・」
リズ「はい!もちろんですよ♪必ず・・・帰ってきます・・・」
静男「・・・ああ・・・帰ってきてくれ・・・」
それから、簡単に挨拶を済ませると、サラはリズを連れて彼女達の世界に帰っていった・・・
882 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/02/15(金) 21:12:11.63 ID:a7fWWIg0
ヘブン
~変質の果てに・・・愛、静男~
ヘブン
~変質の果てに・・・愛、静男~
虚しさと、そして寂しさが募る・・・
たった二日しか居なかった・・・だが、こんなにも暖かい世界がある事を教えてくれた・・・
最早、静男にとってリズの存在は、かけがえの無い心の一部へと昇華していた・・・
生活の全てが味気無く映る・・・
リズが残した微かな香りと、まだ熱の篭った湯飲み茶碗が
ただ、静かに、
夢の終わりを告げていた・・・
一ヵ月後・・・夕方・・・
静男は、部屋でぼーとしていた
あの時から、静男はまるで何かが抜けてしまったかの様に腑抜けていた
静男「嗚呼、まきいづみのひゃくにんいちゅマジいいわぁ~」
骨抜きにされていた
彼はこの一ヶ月というもの、刹那的悦楽を求めて生を貪っていたのだった・・・
静男「はぁ~生きてる実感ねぇwwww俺氏のうかなwwwwww」
コンコン
その時、ドアをノックする音が響いた
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ID:eP1R9sAO | ID:GA4UCVIo |