95 名前: SS@二酸化炭素 投稿日: 2009/03/01(日) 01:27:42.06 ID:brHejb60
+αの日常
幼女×少年2
+αの日常
幼女×少年2
AM01:25
少年「アリス?なにやってるんだ?」
幼女「…たっくん、眠れないんですか?」
少年「べ、別にそんなんじゃねーよ!おれは眠れなくなんか――…アリス……?泣いてるのか?」
幼女「泣いてなんて無いですよ、唯目から鼻水が出ただけです」
少年「きたねっ …なあ泣いてるだろ?なんで?」
幼女「泣いてないってば」
少年「うっそだー だって目、ぬれてる」
幼女「…たっくん。早く寝たらどうですか。子供は寝る時間ですよ」
少年「じゃーおれアリスが寝るまで寝ない!」
幼女「ばか。私は人間じゃない、幼ロイドだから…寝なくても平気なんです」
少年「なんで?変だよ、ふつうは寝るだろ?」
幼女「私達幼ロイドに人間の普通は通じないんです」
少年「幼ロイドだって人間だろ?ニュースになってた。幼ロイドも人間としてみとめられつつあるって――」
幼女「人間になんてなれる訳無いじゃないですか」
少年「――…アリス?なんで泣いて…」
幼女「幼ロイドは人間になんかなれない。結局主人に飽きられたら保健所に行って壊されるしか無いんです。
極限まで人間に近づけ設計したって私達は結局プログラムなんです。人間にはなれはしない。感情なんて、持てないんですよ…!」
少年「…で、でも…だってアリスは、人間だよ…感情だって、あるし」
幼女「っ…人間にはなれないんです!私は幼女なんです、いつか壊れるし貴方だって飽きて私を棄てて、忘れるんです!」
少年「あきないよ!すてないし忘れたりもしない、だっておれとアリスは家族だろ?!」
幼女「うそです!家族なんかじゃない!嘘つかないで下さい、嘘は、嫌いです…!」
少年「うそじゃない!おれはアリスの事だ、大好きだし、家族だっておもってるんだ!…それじゃ、だめなのか?」
幼女「…人間はいつも嘘つきます。私人間なんて大嫌いです。
幼女「…たっくん、眠れないんですか?」
少年「べ、別にそんなんじゃねーよ!おれは眠れなくなんか――…アリス……?泣いてるのか?」
幼女「泣いてなんて無いですよ、唯目から鼻水が出ただけです」
少年「きたねっ …なあ泣いてるだろ?なんで?」
幼女「泣いてないってば」
少年「うっそだー だって目、ぬれてる」
幼女「…たっくん。早く寝たらどうですか。子供は寝る時間ですよ」
少年「じゃーおれアリスが寝るまで寝ない!」
幼女「ばか。私は人間じゃない、幼ロイドだから…寝なくても平気なんです」
少年「なんで?変だよ、ふつうは寝るだろ?」
幼女「私達幼ロイドに人間の普通は通じないんです」
少年「幼ロイドだって人間だろ?ニュースになってた。幼ロイドも人間としてみとめられつつあるって――」
幼女「人間になんてなれる訳無いじゃないですか」
少年「――…アリス?なんで泣いて…」
幼女「幼ロイドは人間になんかなれない。結局主人に飽きられたら保健所に行って壊されるしか無いんです。
極限まで人間に近づけ設計したって私達は結局プログラムなんです。人間にはなれはしない。感情なんて、持てないんですよ…!」
少年「…で、でも…だってアリスは、人間だよ…感情だって、あるし」
幼女「っ…人間にはなれないんです!私は幼女なんです、いつか壊れるし貴方だって飽きて私を棄てて、忘れるんです!」
少年「あきないよ!すてないし忘れたりもしない、だっておれとアリスは家族だろ?!」
幼女「うそです!家族なんかじゃない!嘘つかないで下さい、嘘は、嫌いです…!」
少年「うそじゃない!おれはアリスの事だ、大好きだし、家族だっておもってるんだ!…それじゃ、だめなのか?」
幼女「…人間はいつも嘘つきます。私人間なんて大嫌いです。
……たっくん、もう寝て下さい。私も寝ますから、ね」
少年「……でも」
幼女「良いから寝るんです!…寝ましょう、私ももう、二度と人間になりたいなんて思いませんから。今日の事は寝て、忘れましょうたっくん」
少年「………うん」
96 名前: SS@二酸化炭素 投稿日: 2009/03/01(日) 01:28:25.25 ID:brHejb60
+αの日常
幼女×少年3
少年「……でも」
幼女「良いから寝るんです!…寝ましょう、私ももう、二度と人間になりたいなんて思いませんから。今日の事は寝て、忘れましょうたっくん」
少年「………うん」
96 名前: SS@二酸化炭素 投稿日: 2009/03/01(日) 01:28:25.25 ID:brHejb60
+αの日常
幼女×少年3
少年「――さん、母さん、母さん!!」
母親「…まあ…なぁに?拓也…今日は休日よ…」
少年「アリスが、いないんだ!いつもなら7時に起こしにくるのに10時になっても起こしにこないんだ!」
母親「部屋は、探したの……?」
少年「どこにも居ないんだよ!親父の部屋にも俺の部屋にもアイツの部屋にもリビングもキッチンもダイニングも、洗面所にふろ場だってさがしたんだ!トイレも!なのにいないんだ!」
母親「出かけてるんじゃないのー……」
少年「昨日様子がすっげー変だったんだよ!なあ母さん、一緒に探してよ!おれだけじゃ見つけらんないんだよ!母さん!」
母親「様子が変…?どうかしたの?」
少年「人間になりたい、って、なのに自分は幼ロイドだから人間になれないって、ないてたんだよ!すてないで、って!」
母親「……アリスちゃんが?…まあ」
少年「母さん!」
母親「わかってるわ、今着替えるから拓也は先に家の近くを探して来て頂戴、良いわね?」
少年「うん!」
母親「…まあ…なぁに?拓也…今日は休日よ…」
少年「アリスが、いないんだ!いつもなら7時に起こしにくるのに10時になっても起こしにこないんだ!」
母親「部屋は、探したの……?」
少年「どこにも居ないんだよ!親父の部屋にも俺の部屋にもアイツの部屋にもリビングもキッチンもダイニングも、洗面所にふろ場だってさがしたんだ!トイレも!なのにいないんだ!」
母親「出かけてるんじゃないのー……」
少年「昨日様子がすっげー変だったんだよ!なあ母さん、一緒に探してよ!おれだけじゃ見つけらんないんだよ!母さん!」
母親「様子が変…?どうかしたの?」
少年「人間になりたい、って、なのに自分は幼ロイドだから人間になれないって、ないてたんだよ!すてないで、って!」
母親「……アリスちゃんが?…まあ」
少年「母さん!」
母親「わかってるわ、今着替えるから拓也は先に家の近くを探して来て頂戴、良いわね?」
少年「うん!」
少年「(どこ行ったんだ、アリス―――!)」
97 名前: SS@二酸化炭素 投稿日: 2009/03/01(日) 01:29:09.54 ID:brHejb60
+αの日常
幼女×少年4
97 名前: SS@二酸化炭素 投稿日: 2009/03/01(日) 01:29:09.54 ID:brHejb60
+αの日常
幼女×少年4
野良幼女「…探してるよ」
幼女「良いんです。あの家の人達は余りにも――人間らしすぎて、一緒にいると辛いから、逃げるんです」
野良幼女「それであの人達は幸せになるの?」
幼女「なれますよ、少なくとも私が狂ってしまうよりはね」
野良幼女「でも、あの男の子は違うみたいだけど?」
幼女「……そんな訳無いじゃないですか。依存してしまう前に消えてしまうのが一番です。私としても、あの家族としても」
野良幼女「どうかな」
幼女「――そうですよ、絶対に」
幼女「良いんです。あの家の人達は余りにも――人間らしすぎて、一緒にいると辛いから、逃げるんです」
野良幼女「それであの人達は幸せになるの?」
幼女「なれますよ、少なくとも私が狂ってしまうよりはね」
野良幼女「でも、あの男の子は違うみたいだけど?」
幼女「……そんな訳無いじゃないですか。依存してしまう前に消えてしまうのが一番です。私としても、あの家族としても」
野良幼女「どうかな」
幼女「――そうですよ、絶対に」
女宅周辺
少年「くっそー…!どこだよっ……女さん!女さん、いないんですかー!?」
女「あら…どうしたの?拓也君…」
少年「幼女しりませんか!?アリス!いないんです!」
女「居ない?珍しいわね、いつもは家に居るのに…まさか野良幼男に誘拐でもされたんじゃ…?」
少年「…そんなっ!」
女「ごめんなさい、手伝いたい所なのだけれど用事があるのよ…」
少年「っ、そうですか…っ、わかりました!それじゃ、おれこれで!」
女「男君にも話聞いてみるのよー!」
少年「わかりましたー!あざーっす!」
98 名前: SS@二酸化炭素 投稿日: 2009/03/01(日) 01:30:13.41 ID:brHejb60
+αの日常
幼女×少年5
少年「くっそー…!どこだよっ……女さん!女さん、いないんですかー!?」
女「あら…どうしたの?拓也君…」
少年「幼女しりませんか!?アリス!いないんです!」
女「居ない?珍しいわね、いつもは家に居るのに…まさか野良幼男に誘拐でもされたんじゃ…?」
少年「…そんなっ!」
女「ごめんなさい、手伝いたい所なのだけれど用事があるのよ…」
少年「っ、そうですか…っ、わかりました!それじゃ、おれこれで!」
女「男君にも話聞いてみるのよー!」
少年「わかりましたー!あざーっす!」
98 名前: SS@二酸化炭素 投稿日: 2009/03/01(日) 01:30:13.41 ID:brHejb60
+αの日常
幼女×少年5
男宅玄関
男「幼女がいない?君の家のかい?」
少年「はい!いなくてっ、それで……!お、おれっ、さがしてて…!」
男「落ち着いて、大丈夫すぐ見つかる」
少年「そんな訳ないじゃないですか!いなくなったんですよ!?」
男「幼女がつけてるピアスに書かれた数字は覚えてるかい?」
少年「数字!?何でそんなの今っ――」
男「あのピアスは発信機なんだ。耳から引き千切らない限り取れない…ね。ょぅι゛ょ(株)の公式サイトに行って個体ナンバーとパスワードを打てば現在位置が分かる」
少年「っ、本当ですか!?だから数字……でもおれ、覚えてない…!」
男「……困ったな、どうしようか……写真なんかない?アップだと良いんだけど」
少年「さ、探してきます!待っててくださ」
男「いや、僕も行くよ。待ってくれ、今準備をしよう」
少年「あっ……ありがとうございます!」
男「幼女がいない?君の家のかい?」
少年「はい!いなくてっ、それで……!お、おれっ、さがしてて…!」
男「落ち着いて、大丈夫すぐ見つかる」
少年「そんな訳ないじゃないですか!いなくなったんですよ!?」
男「幼女がつけてるピアスに書かれた数字は覚えてるかい?」
少年「数字!?何でそんなの今っ――」
男「あのピアスは発信機なんだ。耳から引き千切らない限り取れない…ね。ょぅι゛ょ(株)の公式サイトに行って個体ナンバーとパスワードを打てば現在位置が分かる」
少年「っ、本当ですか!?だから数字……でもおれ、覚えてない…!」
男「……困ったな、どうしようか……写真なんかない?アップだと良いんだけど」
少年「さ、探してきます!待っててくださ」
男「いや、僕も行くよ。待ってくれ、今準備をしよう」
少年「あっ……ありがとうございます!」
少年「母さん!」
母親「拓也!?アリスちゃんはっ…」
少年「母さん、アルバムもってきて!アリスの写真!全部!」
母親「え?!な、何で――」
少年「早く!!」
母親「え、ええ…男さん?!…えっと、いらっしゃい、ごめんなさい今急がし――」
男「あ、どもっす」
少年「挨拶はいいから、早くして!」
母親「あ、わかったわ、ごめんなさいね…」
母親「拓也!?アリスちゃんはっ…」
少年「母さん、アルバムもってきて!アリスの写真!全部!」
母親「え?!な、何で――」
少年「早く!!」
母親「え、ええ…男さん?!…えっと、いらっしゃい、ごめんなさい今急がし――」
男「あ、どもっす」
少年「挨拶はいいから、早くして!」
母親「あ、わかったわ、ごめんなさいね…」
少年「男さんはリビングにいて!アルバムなんかさがしてくるから!」
男「俺も探すの手伝うよ」
少年「いや、男さんはパソコン用意しておいて!」
男「了解、でも用意し終わったら手伝うから」
少年「うん!」
99 名前: SS@二酸化炭素 投稿日: 2009/03/01(日) 01:31:16.66 ID:brHejb60
+αの日常
幼女×少年6
男「俺も探すの手伝うよ」
少年「いや、男さんはパソコン用意しておいて!」
男「了解、でも用意し終わったら手伝うから」
少年「うん!」
99 名前: SS@二酸化炭素 投稿日: 2009/03/01(日) 01:31:16.66 ID:brHejb60
+αの日常
幼女×少年6
「「―――あった!」」
母親「え、どこに!?」
男「ここです、此処にパスワード……って拓也君!待て、勝手にパソコン弄っちゃだめだ!」
少年「ょぅι゛ょ株式会社……!あった、ココだ!04580408…………――ここから電車で3個だ!いってくる!」
母親「拓也、駄目よ!もう暗いし危ないわ!」
男「そうだ、居場所は分かるんだ!明日にした方が良い!」
少年「――母さんも男さんも変だよ!アリスは人間だ!こんな寒い中ずっと外にいたら風邪ひくにきまってるだろ!寂しいに、決まってるだろ!」
母親「え、どこに!?」
男「ここです、此処にパスワード……って拓也君!待て、勝手にパソコン弄っちゃだめだ!」
少年「ょぅι゛ょ株式会社……!あった、ココだ!04580408…………――ここから電車で3個だ!いってくる!」
母親「拓也、駄目よ!もう暗いし危ないわ!」
男「そうだ、居場所は分かるんだ!明日にした方が良い!」
少年「――母さんも男さんも変だよ!アリスは人間だ!こんな寒い中ずっと外にいたら風邪ひくにきまってるだろ!寂しいに、決まってるだろ!」
ょぅι゛ょ駅周辺ょぅι゛ょ公園
幼女「おなかすきました」
野良幼女「そりゃあんたにはこの空腹感はなれないよね、早く帰ったら?」
幼女「やです、帰りたくないです」
野良幼女「あはは!まるっきりにんげんだね!」
幼女「幼ロイドは人間になれませんよ!なれる訳無いじゃないですか!」
野良幼女「人間にはなれないけど人間のようになる事は出来る」
幼女「それじゃ……完璧には、なれません…」
野良幼女「何で人間になりたいの?」
幼女「人間になれば――体温を感じる事が出来るじゃないですか。旧タイプの私には、出来ません。どんなに頑張っても拓也君に熱を与える所か奪うしか無いんです」
野良幼女「冬場は確かにそうだけど、夏場は熱を冷まして遣る事が出来るじゃない」
幼女「それじゃ…駄目なんですよ。ずっと傍に居る為にはそれじゃ駄目なんです。それじゃ捨てられてしまう」
幼女「おなかすきました」
野良幼女「そりゃあんたにはこの空腹感はなれないよね、早く帰ったら?」
幼女「やです、帰りたくないです」
野良幼女「あはは!まるっきりにんげんだね!」
幼女「幼ロイドは人間になれませんよ!なれる訳無いじゃないですか!」
野良幼女「人間にはなれないけど人間のようになる事は出来る」
幼女「それじゃ……完璧には、なれません…」
野良幼女「何で人間になりたいの?」
幼女「人間になれば――体温を感じる事が出来るじゃないですか。旧タイプの私には、出来ません。どんなに頑張っても拓也君に熱を与える所か奪うしか無いんです」
野良幼女「冬場は確かにそうだけど、夏場は熱を冷まして遣る事が出来るじゃない」
幼女「それじゃ…駄目なんですよ。ずっと傍に居る為にはそれじゃ駄目なんです。それじゃ捨てられてしまう」
少年「そんなわけっ、ないだろ……っ!」
100 名前: SS@二酸化炭素 投稿日: 2009/03/01(日) 01:32:03.11 ID:brHejb60
+αの日常
幼女×少年7
100 名前: SS@二酸化炭素 投稿日: 2009/03/01(日) 01:32:03.11 ID:brHejb60
+αの日常
幼女×少年7
幼女「……何で、ここに」
少年「発信機ついてるんだってさ、ギリギリAliceタイプも発信機ついててよかった」
幼女「発信機?…まさかこのピアス、」
少年「とれないよ、引きちぎりでもしない限り。それとも引きちぎってでもおれ…ううんおれ達から離れたい?バイバイしたいのか?」
幼女「………何でここにいるんですか、たっくん」
少年「おれにとってアリスは家族だから!探したんだ、女さんも男さんも近所の人も野良幼女達も幼男も店員さんも心配してた!」
幼女「馬鹿ですか、私は帰りませんよ。ばーか」
少年「おれアリスの冷たい手すきだっ」
幼女「……は?何を言ってるんですか、馬鹿ですか」
少年「バカでもいい!おれにとってアリスは妹でもあり姉でもあり親友でもある、大切な家族だ!例え人間じゃなくても家族なんだよ」
幼女「家族じゃないです、血は繋がってない」
少年「なら家族になればいいよ。おれとケッコンすればいいよ。そうすれば、家族だろ?」
幼女「っ何言ってるんですか!?幼女と結婚なんて――」
少年「今日ニュースで見たんだ、幼女は人間としてみとめられたって。ならケッコンもできるだろ?」
幼女「そんなの世間が認めるわけないです!」
少年「みとめる必要があるのは世間じゃなくておれ達の家族だよ。…んっと、うまく言えないけどさ
帰ってきたら?」
幼女「っ帰りません…!」
少年「寒いのはさ、やだろ?」
幼女「寒くなんてないです!」
少年「でも独りは寂しいよ。だってアリスは感情を持ってる。だからないたんだ。――おれ人間じゃなくてもアリス大好きだよ」
幼女「……っ、ばか!何で捨てないんですか!どんなに頑張ったって人間になれないから、だから、人間の貴方達を見てると気が狂いそうなほど悔しくて苦しくて…!だから、逃げたのに!」
少年「アリスはおれ達が嫌い?」
幼女「そんな訳無いでしょう!嫌いだったら、もっと早く出て行ってます!」
少年「じゃあさ、帰ろう。帰ろう、おれ達の家に」
幼女「…馬鹿!大バカです!こんな真っ暗な中私なんか探すなんて…馬鹿です…!!…っほら、帰りますよ!風邪引く前に!」
101 名前: SS@二酸化炭素 投稿日: 2009/03/01(日) 01:36:08.32 ID:brHejb60
+αの日常
幼女×少年8
少年「発信機ついてるんだってさ、ギリギリAliceタイプも発信機ついててよかった」
幼女「発信機?…まさかこのピアス、」
少年「とれないよ、引きちぎりでもしない限り。それとも引きちぎってでもおれ…ううんおれ達から離れたい?バイバイしたいのか?」
幼女「………何でここにいるんですか、たっくん」
少年「おれにとってアリスは家族だから!探したんだ、女さんも男さんも近所の人も野良幼女達も幼男も店員さんも心配してた!」
幼女「馬鹿ですか、私は帰りませんよ。ばーか」
少年「おれアリスの冷たい手すきだっ」
幼女「……は?何を言ってるんですか、馬鹿ですか」
少年「バカでもいい!おれにとってアリスは妹でもあり姉でもあり親友でもある、大切な家族だ!例え人間じゃなくても家族なんだよ」
幼女「家族じゃないです、血は繋がってない」
少年「なら家族になればいいよ。おれとケッコンすればいいよ。そうすれば、家族だろ?」
幼女「っ何言ってるんですか!?幼女と結婚なんて――」
少年「今日ニュースで見たんだ、幼女は人間としてみとめられたって。ならケッコンもできるだろ?」
幼女「そんなの世間が認めるわけないです!」
少年「みとめる必要があるのは世間じゃなくておれ達の家族だよ。…んっと、うまく言えないけどさ
帰ってきたら?」
幼女「っ帰りません…!」
少年「寒いのはさ、やだろ?」
幼女「寒くなんてないです!」
少年「でも独りは寂しいよ。だってアリスは感情を持ってる。だからないたんだ。――おれ人間じゃなくてもアリス大好きだよ」
幼女「……っ、ばか!何で捨てないんですか!どんなに頑張ったって人間になれないから、だから、人間の貴方達を見てると気が狂いそうなほど悔しくて苦しくて…!だから、逃げたのに!」
少年「アリスはおれ達が嫌い?」
幼女「そんな訳無いでしょう!嫌いだったら、もっと早く出て行ってます!」
少年「じゃあさ、帰ろう。帰ろう、おれ達の家に」
幼女「…馬鹿!大バカです!こんな真っ暗な中私なんか探すなんて…馬鹿です…!!…っほら、帰りますよ!風邪引く前に!」
101 名前: SS@二酸化炭素 投稿日: 2009/03/01(日) 01:36:08.32 ID:brHejb60
+αの日常
幼女×少年8
―――…
―――――…
幼女「ご迷惑をおかけしましたっ!」
母親「本当ね」
男「次は無いようにな」
少年「もう走り回るのやだぜ、おれ」
幼女「……あの、おとがめは?」
母親「そうね…二度と、とは言わないけれど余り心配させるような事をこれからしないと言ってくれたらお咎め無しよ」
幼女「!……はい!」
母親「ふふ、宜し。で、拓也は貴女をどうやって連れてきたの?」
幼女「あ……その…」
少年「母さん!幼ロイドと人間って結婚できるよな!!?」
母親「―――……成程、その言葉で連れてきたのね…。…まあどうでしょう、前例は無いし…」
少年「母さん、おれ、アリスと結婚する!絶対だ!そしたらアリスも家族になるよなっ?!!」
幼女「ちょっ、たっくん!何言ってるんですか!」
少年「駄目か?」
幼女「いっ、いえ!だめじゃない、駄目じゃないからそんな顔しないで下さいっ…」
母親「……まあ、もっと大きくなったら考えましょうね」
少年「うん!」
男「あー、んじゃ俺帰って良いですか?幼女ちゃんも帰って来た事だし、拓也君の未来は決まったわけだし」
幼女「あ…男さん!ま、まさか貴方も探してくれたんですか!?あぁあぁぁあ!ご迷惑おかけしました!」
少年「あー、うんおっさんかえっていいよ」
男「おっさ……っ!?」
幼女「(――…)」
母親「こら!お客様になんて口を聞くの!」
少年「うっ、うっせーばばあ!…ほらっ、逃げるぞアリス!」
幼女「あ……
母親「本当ね」
男「次は無いようにな」
少年「もう走り回るのやだぜ、おれ」
幼女「……あの、おとがめは?」
母親「そうね…二度と、とは言わないけれど余り心配させるような事をこれからしないと言ってくれたらお咎め無しよ」
幼女「!……はい!」
母親「ふふ、宜し。で、拓也は貴女をどうやって連れてきたの?」
幼女「あ……その…」
少年「母さん!幼ロイドと人間って結婚できるよな!!?」
母親「―――……成程、その言葉で連れてきたのね…。…まあどうでしょう、前例は無いし…」
少年「母さん、おれ、アリスと結婚する!絶対だ!そしたらアリスも家族になるよなっ?!!」
幼女「ちょっ、たっくん!何言ってるんですか!」
少年「駄目か?」
幼女「いっ、いえ!だめじゃない、駄目じゃないからそんな顔しないで下さいっ…」
母親「……まあ、もっと大きくなったら考えましょうね」
少年「うん!」
男「あー、んじゃ俺帰って良いですか?幼女ちゃんも帰って来た事だし、拓也君の未来は決まったわけだし」
幼女「あ…男さん!ま、まさか貴方も探してくれたんですか!?あぁあぁぁあ!ご迷惑おかけしました!」
少年「あー、うんおっさんかえっていいよ」
男「おっさ……っ!?」
幼女「(――…)」
母親「こら!お客様になんて口を聞くの!」
少年「うっ、うっせーばばあ!…ほらっ、逃げるぞアリス!」
幼女「あ……
―――はい!」
~家出編完結~