A.R.WORLD(仮面ライダーディケイド)

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A.R.WORLD(仮面ライダーディケイド) - (2021/10/23 (土) 09:45:15) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2015/09/30 Wed 18:22:23
更新日:2024/05/01 Wed 12:56:07
所要時間:約 17 分で読めます





世界の破壊者・ディケイド。

いくつもの世界を巡り、その瞳は何を見る?


「A.R.WORLD」とは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーディケイド』に登場する用語の1つで、同作の世界観を表現した単語である。



【概要】

『ディケイド』の世界観は、簡単に言うと「クウガからキバまでの仮面ライダーが別々の歴史で誕生し、9つに分かれた平行世界」となっている。

それらの世界はそれぞれ融合する事で消滅しようとしており、仮面ライダーディケイドこと門矢士はそれを阻止するべく、それらの世界を旅していくというのが、この作品のあらすじである。

その士達の冒険の舞台となる平行世界こそが「A.R.WORLD(ANOTER RIDER WORLD)」である。

A.R.WORLDは『ディケイド』以前に放送された仮面ライダーシリーズの「物語と世界観がよく似た世界」であり、原典となる作品によく似た人物が登場する。

これはA.R.WORLDが原典となる作品を再構成(リ・イマジネーション)された事で生まれた世界であるためであり、原典とは物語も世界観も登場人物も同じではない。

世界の名称については、それぞれ「○○の世界(○○は主に主役ライダーの名前)」という形式となっている。

また、A.R.WORLDは9つだけというわけではなく、他にも多くの世界が存在し、中には「ライダーの存在しない世界」や「複数のライダー世界が融合した世界」など特殊な世界も存在する。


士達は光写真館を拠点として活動しており、写真撮影の背景ロールを変更することで、写真館ごとその背景の絵をモチーフにした世界へと移動することができる。

また、海東大樹鳴滝大ショッカーなどは平行世界間を移動するオーロラを発生させることができ、これをくぐることでも世界を移動することができる。

士は光写真館を通じて世界を移動するたびに「その世界での自分の役割」が与えられ、それに準じた服装に変化するようになっている。

大雑把な共通項として、ライダーの変身者の名前がカタカナになっていることが挙げられる。
なお、『仮面ライダージオウ』は主人公の名前がカタカナ、また『ジオウ』にて最初に士が客演したのが同じく主人公の名前がカタカナの『ゴースト』編となっているが、これが偶然なのか意図的なものなのかは定かではない。

ここでは劇中に登場した世界について解説を行う。
リ・イマジネーションライダーの項目も参照。
なお、各世界の「登場するこの世界のライダー」の項では、その世界に登場した別の世界のライダーは含まないものとする。


【A.R.WORLD一覧】

●夏海の世界

  • 写真館の絵:なし
  • 士の役割:なし

光夏海の故郷にして士が本編開始当初からいる世界。
ある日突然世界の融合によって様々な世界の怪人たちが侵攻し、壊滅状態に陥る。
そんな中、ディケイドライバーとライドブッカーを手に入れ、紅渡から話を聞いた士は各ライダーの世界を旅することになる。

この世界で士が初めて変身した際はディケイド以外のライダーにカメンライドできたものの、
力が持続せずに短時間でカメンライド形態が解除されてしまい、各ライダーの世界で力を取り戻すまで他のライダーに変身できなくなった。
『ジオウ』での設定がディケイドにも適用される場合、ここには「ライダーが存在しない=紡ぐべき物語がない=世界として存在出来ない」為に崩壊が特に酷かったものと思われる。

  • 登場するこの世界のライダー:
なし


●クウガの世界

  • 写真館の絵:灯溶山に向かうパトカーの群れ
  • 士の役割:巡査

小野寺ユウスケの故郷。
警視庁が未確認生命体グロンギ」を倒すために奮闘している世界で、
この世界の仮面ライダーであるクウガは原典と同様「未確認生命体4号」と呼ばれており、警察の協力者として扱われている。
一方で、グロンギは原典のように1体ずつ参加する殺人ゲーム「ゲゲル」をしているのではなく、複数のグロンギが究極の闇を復活させるための儀式として殺人を行っている。

そんな中、灯溶山周辺で女性警察官がグロンギに襲われる事件が相次いでおり、
士はグロンギが為そうとしている「ゲギバス・ゲゲル(聖なるゲーム)」を阻止しようとするが、
クウガの世界が世界の崩壊に巻き込まれ、本来目覚めるはずがなかった究極の闇が復活してしまう……。

  • 登場するこの世界のライダー:
仮面ライダークウガ/小野寺ユウスケ


●キバの世界


人間とファンガイアが共存する社会が実現している世界。
しかし、掟に逆らい人間を襲うファンガイアがあとを絶たず、人間を襲ったファンガイアはキングの親衛隊によって断罪される。
そしてこの世界の仮面ライダーであるキバに変身するための鎧は、キングの証であるとされている*2
現在、キングの座についているワタルはファンガイアの掟破りと親衛隊による断罪という「建前ばかりの共存」を憂いているばかりで、王としての器には程遠い存在であった。
そんな中、ビートルファンガイアがワタルからキバの鎧と王位を奪い取り……。

  • 登場するこの世界のライダー:
仮面ライダーキバ/ワタル
仮面ライダーキバ ドガバキフォーム/ビートルファンガイア


●龍騎の世界


この世界では、刑事裁判が発生する度に13人選抜された裁判員に仮面ライダーへの変身権が譲渡され、ミラーワールドにて仮面ライダー同士が戦って主義主張をぶつけ合う。
それによって最後まで生き残った勝者が被告人に判決を言い渡すという「仮面ライダー裁判制度」を採用している。
ただし、敗者は仮面ライダーへの変身権(と裁判での発言権)が失われるだけで原典のように死ぬことはない。
仮面ライダーシザースの勝率7%は低い低い」とよくネタにされるが、13人の勝率平均は7.6%前後であり、決して低すぎる訳ではなくむしろ平均的と言える。
ちなみにアビスとディケイドが参戦している関係上、今回の裁判では王蛇とリュウガは欠席している。

士がこの世界に訪れた際は、夏海がATASHIジャーナルの桃井編集長の殺人容疑を掛けられてしまい、仮面ライダー龍騎として裁判員に選定された桃井編集長の部下の辰巳シンジと共に士たちは真犯人を探すことになる。

  • 登場するこの世界のライダー:
仮面ライダー龍騎/辰巳シンジ
仮面ライダーナイト/羽黒レン
仮面ライダーアビス鎌田
仮面ライダーゾルダ
仮面ライダーシザース
仮面ライダーライア
仮面ライダーガイ
仮面ライダータイガ
仮面ライダーインペラー
仮面ライダーベルデ
仮面ライダーファム
仮面ライダーオーディン


●剣の世界


不死生物「アンデッド」を封印するために、政府直轄の大企業BOARDが社員一丸となって戦っている世界。
BOARDは社員にランク2からA(エース)までの13階級を与えており、社内で徹底した競争主義を貫いている。
そのため、社内ではランクによる待遇の差や優劣による差別も常識的のレベルで横行している。

この世界のライダーは、会社の備品であるライダーシステムを貸与された上級社員である。

剣立カズマはスペードAの社員で仮面ライダーブレイドとして戦っていたが、些細なことで社長の四条ハジメにランクを下げられてしまい、社員食堂の料理長である士の元で働くことになってしまう。

この世界から(この時点では顔見世とはいえ)海東大樹/仮面ライダーディエンドが登場する。

  • 登場するこの世界のライダー:
仮面ライダーブレイド/剣立カズマ
仮面ライダーギャレン/菱形サクヤ
仮面ライダーレンゲル/黒葉ムツキ
仮面ライダーカリス/四条ハジメ

  • この世界のお宝:
不明


●555の世界

  • 写真館の絵:オートバジンと蒼い蝶
  • 士の役割:スマートブレイン・ハイスクールの生徒

この世界ではオルフェノクと呼ばれる怪人が人々を襲っており、オルフェノクから人間を守るファイズという戦士が都市伝説として語られている。

物語はスマートブレイン・ハイスクールという高校で繰り広げられ、この世界で仮面ライダーディエンドこと海東が本格的に登場する。

スマートブレイン・ハイスクールの生徒となった士は学校でファイズの正体を暴こうとする中で、ラッキークローバーというエリート生徒集団と、それに目を付けられている写真部の生徒と出会うことになり……。

ちなみにこの世界ではライダーシステムはファイズとオーガのみが確認されているが、カイザ・デルタ・サイガが存在するかは不明。
ただ、瓦礫の中からデルタとサイガのベルトが発掘されると海東が「宝の山だよ!」と興奮していた事、ファイズギアについて「かつてある企業がオルフェノクと戦う為作ったシステム」と過去形で語っていた事から、恐らく理由は不明だが、名前だけ残してスマートブレインがなくなっている可能性も…

  • 登場するこの世界のライダー:
仮面ライダーファイズ/尾上タクミ

  • この世界のお宝:
ファイズギア
オーガギア


●アギトの世界

  • 写真館の絵:『仮面ライダーアギト』OPに登場するイコン画(に似ている絵)
  • 士の役割:郵便配達員

クウガの世界によく似た別の世界。
クウガの世界と同じく未確認生命体「グロンギ」が出没しているが、警視庁はすでに対未確認生命体の強化スーツ「G3-X」を実戦配備している。
しかし警察はG3-Xの力を少々持て余しており、一般市民からも装着者を募る有様であった。

ユウスケはそのG3-Xの開発者に憧れだった人の面影を見て、G3-X装着者に立候補する*3
そんな中、グロンギや"力"に覚醒した人間を抹殺し、愚者たる人間を管理しようとするグロンギ以上の脅威「アンノウン」が出現してくる。

かつてG3-Xの前身であるG3の装着者であった芦河ショウイチは、突然エクシードギルスの力に目覚めてしまったためにアンノウンに狙われることとなり、
消息を絶っていたが、士の前にショウイチは現れ……。

  • 登場するこの世界のライダー:
仮面ライダーG3-X/古屋隆弘、海東大樹、小野寺ユウスケ他
仮面ライダーG3/芦河ショウイチ(回想
仮面ライダーエクシードギルス/芦河ショウイチ
仮面ライダーアギト/芦河ショウイチ

  • この世界のお宝:
G4チップ


●電王の世界

  • 写真館の絵:時の砂漠を駆けるデンライナー
  • 士の役割:時の旅人

時の列車「デンライナー」が走る世界。
世界の崩壊が他の世界より進んでおり、それに乗じてアリゲーターイマジンオニ一族の2つの勢力が暗躍している。
そんな中、デンライナーに乗って電王として戦うイマジンの一人、モモタロスが自分の名前と姿を忘れてしまい、存在を保てなくなってしまっていた。

光写真館は電王の世界に訪れた当初は公園の近くに出現したが、世界の崩壊のせいでデンライナーの後方車両に移動してしまった。
この世界も厳密にはリ・イマジネーションされた世界であるが、電王というライダーが時間移動を行えるという特殊性のため(メタ的な話で言えば、原典の役者本人の出演が容易であったため)か、原典とほぼ同じ世界となっている。
その為、厳密には(『超・電王』の世界にもいる)野上良太郎は正しく表記するなら「野上リョウタロウ」となる。

アリゲーターイマジンを撃破後、士たちは次のカブトの世界に行こうとした際に未だに電王の世界で暗躍していたオニ一族(と写真館に残っていたジーク)のせいで、写真館は超・電王の世界へ飛ばされてしまう。

  • 登場するこの世界のライダー:
仮面ライダー電王 ソードフォーム/M士、Mユウスケ
仮面ライダー電王 ロッドフォーム/U夏海
仮面ライダー電王 アックスフォーム/K夏海
仮面ライダー電王 ガンフォーム/R夏海

  • この世界のお宝:
FFR・デンオウデンライナー


●超・電王の世界

  • 写真館の絵:不明
  • 士の役割:ジークの返却なし

映画『劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦』の舞台。
士たちがカブトの世界へ行こうとしたときに、いまだに電王の世界で暗躍していたオニ一族のせいで、写真館ごと飛ばされてやってきたもう一つの電王の世界(ただし、直接的に飛ばされた描写はなし)で、時代は昭和10年頃。

後にデンライナーから消えたウラタロスたちの行方を追ってきた良太郎とコハナ野上幸太郎ユウが写真館を訪れる。
士たちはこの世界で特にこれといって目立った活動をしていないが、オニ一族との決戦時に写真館に居座っていたジークを良太郎たちに返還するついでに戦いに参戦した。


  • 登場するこの世界のライダー:
仮面ライダー電王/野上良太郎
仮面ライダーNEW電王/野上幸太郎
ゴルドラ/クチヒコ
シルバラ/ミミヒコ
仮面ライダーG電王/黒崎レイジ

  • この世界のお宝:
良太郎のマグカップ
ディエンド用ケータッチ


●カブトの世界

  • 写真館の絵:東京タワーと天を指す指
  • 士の役割:ZECT隊員

人間に擬態する地球外生命体「ワーム」を殲滅すべく、
公的組織ZECTが活躍している世界で、舞台は東京タワー付近。
この世界の仮面ライダーは基本的に全員ZECTに所属している。

その中でカブトのみ一般人が変身している例外的存在であり、さらにカブトはクロックアップシステムが暴走しているため、ZECTからも世間一般からも危険因子として扱われている。

そんな中、ZECTの行動隊長でカブトに並みならぬ執着を持つ弟切ソウがカブトのクロックアップを封じるクロックダウンシステムを開発するが……。

  • 登場するこの世界のライダー:

  • この世界のお宝:
バスコ・ダ・ガマが命がけで探し求め、金と同じ値段で取引された伝説のスパイス…つまりコショウ。当然今の時代ではお宝という程の価値はない。


●響鬼の世界

  • 写真館の絵:森の中に置かれた和太鼓
  • 士の役割:音撃道の大師匠

山に囲まれたこの世界では、鬼(仮面ライダー)に変身し、清めの音を奏でることで魔化魍を倒す音撃道という武道が存在する。
その音撃道は響鬼流・威吹鬼流・斬鬼流の3つに分かれており、威吹鬼流と斬鬼流が音撃道の頂点に立たんと争っている。
その一方で、響鬼流は師匠のヒビキが最近修行をサボっており、ヒビキの唯一の弟子であるアスムは困り果てている。
そこに伝説の魔化魍・牛鬼が出現し……。

なお、魔化魍側に「童子と姫」のような育成者が存在しない。

この世界の登場人物の多くは原典『仮面ライダー響鬼』に出演していた役者が演じているが、あくまでも原典とは関わりのない「他人の空似」である。


  • 登場するこの世界のライダー:

  • この世界のお宝:
音撃道の秘伝書


ネガの世界

  • 写真館の絵:爆炎から逃げる人々
  • 士の役割:なし

夏海の世界の影にあたる世界。
一見、夏海の世界と変わりなく見え、住人達も夏海の世界と同じに見えるが、実は「ダークライダー」と呼ばれるライダーたちによって大半の人間が抹殺されており、この世界の住人たちは本物そっくりに擬態した怪人と入れ替わっている。

なぜかこの世界では士には幸運なことばかりが起きていた。
この世界で士が撮った写真は珍しく歪まずに綺麗であったが、この世界が影の世界と判明した後、撮った写真のネガとポジが反転してしまった。

  • 登場するこの世界のライダー:
仮面ライダーダークキバ紅音也
仮面ライダーリュウガ/佐藤博彦(偽者)
仮面ライダーオーガ/坂田健二(偽者)
仮面ライダーダークカブト/青柳和良(偽者)
オルタナティブ/田中(偽者) ※劇中では怪人扱い

  • この世界のお宝:
ディケイド用ケータッチ


●ディエンドの世界

  • 写真館の絵:ディエンドの指名手配書
  • 士の役割:サラリーマン

海東大樹の故郷となる世界で、山に囲まれた小さな村。
この世界の住人は非常に他人に親切であるが、これはこの世界の支配者であるフォーティーンによって、他人に親切にするように洗脳されているためである。
また、洗脳によって仮面ライダーは憎悪の対象とされている。

登場するライダーやフォーティーンの存在、戦闘員として存在するローチたち、監督・脚本が石田秀範と井上敏樹のコンビなど、
映画『劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE』を意識した世界となっている(もっとも、原典『MISSING ACE』に登場したのはダークローチではなくアルビローチだが)。
海東純一の発言から、海東がディエンドの力を得たのはこの世界を出奔してからなので厳密に言うとこの世界は『MISSING ACE』の世界と言える。写真館の絵にまで影響を及ぼすとは相当の事をやらかしたのか海東……*5

かつて海東大樹の兄である海東純一は仲間を率いて14の洗脳から住人を解放すべく戦っていたが、現在はローチに捕まって洗脳されて14の部下となっている。
故郷へ帰ってきた海東大樹は兄を救うべく、行動を起こすが……。


  • 登場するこの世界のライダー:

  • この世界のお宝:
兄である海東純一を思う心


●シンケンジャーの世界

  • 写真館の絵:5つの折神
  • 士の役割:志葉家に仕える黒子

士が旅をした世界では唯一ライダーが存在せず、33番目のスーパー戦隊である『侍戦隊シンケンジャー』が三途の川より現れる外道衆と戦っている世界。
この世界は完全に原典と同一の世界となっている。

この世界で海東はシンケンゴールドこと梅森源太から烏賊折神を盗み取るが、
逆に外道衆のチノマナコにディエンドライバーを奪われてしまう。
その後、チノマナコがディエンドライバーで変身したことで『チノマナコ ディエンド変身態』というシンケンジャーの世界で最初の仮面ライダーが誕生してしまう。
それによって、この世界もライダー世界として認識され、世界の崩壊の危機に晒されることとなる。

  • 登場するこの世界のライダー:
チノマナコ ディエンド変身態/チノマナコ

  • この世界のお宝:
烏賊折神(ディエンドライバー奪還の為の取引でゲットならず)


●RXの世界

  • 写真館の絵:迫りくるクライス要塞
  • 士の役割:なし(服装は霞のジョーのもの)

南光太郎が仮面ライダーBLACK RXに変身し、地球侵略を目論むクライシス帝国と戦っている世界。
しかし、最近ではクライシス帝国とは別の勢力とも敵対しており、光太郎の仲間であった霞のジョーも姿を消してしまっている。
士たちはこの世界で初めてアポロガイストと対面し、大ショッカーの存在を知ることとなる。

  • 登場するこの世界のライダー:

  • この世界のお宝:
特になし(代わりなのか、海東はディケイドライバーを頂こうとした)


●BLACKの世界

  • 写真館の絵:なし(写真館はRXの世界から移動していないため)
  • 士の役割:なし

RXの世界の南光太郎とは別の存在の南光太郎が仮面ライダーBLACKとして暗黒結社ゴルゴムと戦っている世界。
士はRXの世界から退却しようとするアポロガイストを追って、アポロガイストが発生させた次元間のオーロラをくぐり、この世界にやってきた。
そのため、写真館はRXの世界から移動しておらず、写真館の背景ロールや士の服装もそのままであった。
後に士はBLACKの世界の光太郎の力を借りて次元間のオーロラをくぐり、RXの世界へ帰っていく。

RXの世界の霞のジョーはこの世界に飛ばされて、BLACKの世界の南光太郎と共にゴルゴムと戦っているらしい。

原典では『RX』は『BLACK』の後日談であったが、『ディケイド』における光太郎はリ・イマジネーションされたRXの世界と、BLACKの世界とで別々の歴史を歩んだことになっており、原典の光太郎とは同一人物ではない。
そのため、後編では2人が同時に変身している。

  • 登場するこの世界のライダー:
仮面ライダーBLACK/南光太郎

  • この世界のお宝:
特になし


●Xライダーの世界

  • 写真館の絵:なし(士たちはこの世界に訪れていないため)
  • 士の役割:なし

士と海東の会話の中に登場し、海東の口から存在が語られたのみの世界で、士は実際に訪れていない。
大ショッカーの幹部であるアポロガイストの出身地で、この世界にてアポロガイストはXライダーに敗れている。
なお、アポロガイストがかつて所属し、Xライダーの世界の侵略を目論んでいたGOD機関は既に大ショッカーの傘下となっている。

  • 登場するこの世界のライダー:
仮面ライダーX

  • この世界のお宝:
アポロガイストのパーフェクター



●アマゾンの世界

  • 写真館の絵:ジャングルの中で生きるアマゾン
  • 士の役割:草野球選手

大ショッカーと手を組んだ秘密結社ゲドンの首領・十面鬼ユム・キミルが支配している世界であり、市民は大ショッカーが正義であると信じて疑わない世界。
この世界では市民が大ショッカーの支配を当たり前のように受け入れており、小学生を将来の大ショッカー幹部候補として育成していたり、反乱分子を見つたら大ショッカーに即通報といった事が当たり前になっている。

当然ながら仮面ライダーは反乱分子の代表格として抹殺対象となっている。
そんな中、この世界のライダーであるアマゾンは大ショッカーに対して、孤独に抵抗を続けている。

最終回前に最後に訪れるライダーの世界が『ディケイド』同様に半年で放送終了した『アマゾン』の世界というのは何の因果か。

  • 登場するこの世界のライダー:
仮面ライダーアマゾン/山本ダイスケ

  • この世界のお宝:
ガガの腕輪


●士の世界

  • 写真館の絵:士の家
  • 士の役割:大ショッカーの大首領*7

映画『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』の舞台。
士の故郷となる世界だが、大ショッカーの本拠地ともいうべき世界であり、大ショッカーはこの世界より様々な世界へと移動し、進撃を進めていた。
この世界にて、士は妹の小夜と再会するが……。
東映のWebサイト『仮面ライダー図鑑』では「その他の世界」としてカテゴライズされている。

  • 登場するこの世界のライダー:
大ショッカーにより各世界から呼び寄せられた全ライダー

  • この世界のお宝:
ディエンドライバー(海東は大ショッカーからこれを奪ったとしている)


●ライダー大戦の世界(TV本編)

  • 写真館の絵:ディケイドに襲い掛かるライダー達
  • 士の役割:結婚式の客

大ショッカーによって複数のライダーの世界が融合しかけている世界。
士がこの世界に来た時にはキバと剣の世界が融合しており、後に響鬼の世界が融合する。
融合した世界は1つの世界しか存在することができないため、自分の世界を守るためにライダーたちは本来敵対するはずの怪人と手を組んでまで、他の世界を滅ぼそうとしていた。

この世界でアポロガイストは失ったパーフェクターの代用として、ファンガイアのクイーンと結婚することでファンガイアと同じライフエナジーを吸い取る力を手に入れようとしていた。

後に『キバ』と『剣』と『響鬼』の世界は消滅し、士を旅に送り出した紅渡は「すべてのライダーを破壊する」という意に背く行動をした士を抹殺せんと、あらゆる世界から現れたライダーの軍勢を率いてディケイドに襲い掛かった。

そして最終話の後、物語は『仮面ライダーディケイド 完結編』へと続く……。

  • 登場するこの世界のライダー:
世界の融合に巻き込まれた仮面ライダーたち多数

  • この世界のお宝:
特になし


●ライダー大戦の世界(『仮面ライダーディケイド 完結編』)

  • 写真館の絵:1つに融合していく世界
  • 士の役割:世界の破壊者

映画『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』の『仮面ライダーディケイド 完結編』の舞台。
TV本編のライダー大戦の世界と同じだが、かなりの時間が経過しており、ほとんどのライダーの世界が融合してしまっている。
そんな中、ディケイドが他のライダーを抹殺する悪魔となったため、ユウスケをはじめ各世界のライダーたちは共同戦線を張ってディケイド討伐に乗り出す。

紅渡の「創造は破壊からしか生まれない」という言葉の通り、ディケイドによって破壊された世界は、人々の記憶に刻まれて新たな世界に生まれ変わるとされている。
そして、士が「世界の破壊者」としての運命を受け入れてすべてのライダーを破壊したことですべてのライダー世界が復活し、ライダー大戦の世界も他の世界のライダーと共存できる世界として生まれ変わることになる。

一説によれば、これ以降のシリーズのライダー作品やライダー同士が共演する作品は「ディケイドが世界の破壊によって他の世界のライダーが共存できる世界を創造したために紡ぐことができた物語である」と言われている。

なお、『仮面ライダー図鑑』では「その他の世界」「ライダー大戦の世界」のどちらで絞り込んでもヒットするという措置が取られている。

  • 登場するこの世界のライダー:
ありとあらゆる世界の仮面ライダー多数

  • この世界のお宝:
特になし


●スカルの世界

  • 写真館の絵:なし(士たちはこの世界に訪れていないため)
  • 士の役割:なし

『MOVIE大戦2010』において、ライダー大戦の世界に呼び出された鳴海ソウキチが元々いた世界。
映画本編ではフィリップに「別の世界」と呼ばれた上で存在が示唆されたのみで、士は実際に訪れていない。
世界観の詳細も明らかにされていないが、ソウキチ及び仮面ライダースカルの存在から考えて、恐らく『仮面ライダーW』のA.R.WORLDとも推測できる。

  • 登場するこの世界のライダー:
仮面ライダースカル/鳴海ソウキチ

  • この世界のお宝:
特になし


【番外編(映像作品)】

本編以降に訪れた世界や特殊な映像作品内で訪れた世界。

○Gの世界

  • 写真館の絵:不明
  • 士の役割:仮面ライダーGへの応援メッセージ伝達係

仮面ライダーGの舞台となる世界で、反政府組織・シェードの残党が暗躍している。
テレビ朝日へのテロ活動の最中、組織の一員である吾郎が反旗を翻してシェードと戦う事になる。

士はディケイドとしてクウガ~キバまでの平成ライダー達を率いてオーロラでこの世界に現れ、ブドウネアブラムシ型改造人間・フィロキセラワーム相手に劣勢の吾郎を激励した。
しかし、この時は戦闘には加勢せずにあくまでも吾郎に世界を任せる形で去っていった。
なお、この際に士が連れていた平成ライダーの変身者は不明だが、クウガに関しては小野寺ユウスケの可能性がある。

『G』の世界に訪れたのは『ディケイド』本編の時系列ではどの時期なのか不明だが、放送上の時系列では何気に『クウガの世界』よりも先にディケイドが初めて姿を見せたライダーの世界だったりする。
また、便宜上ここに述べるが、厳密にはディケイドが初めて訪れたA.R.WORLDではない世界である可能性がある。

  • 登場するこの世界のライダー:


○スーパーヒーロー大戦の世界(?)

  • 写真館の絵:不明
  • 士の役割:大ショッカーの大首領

映画『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』の舞台となる世界で、仮面ライダーフォーゼスーパー戦隊シリーズの世界観をベースとする。
この世界での士は滅亡から再度復興した大ショッカーの首領となっており、ゴーカイレッドことキャプテン・マーベラスが率いる大ザンギャックと敵対している。
なお、鳴滝はこの世界ではドクトルGとして大ショッカーの幹部になっており、海東大樹も独自に行動している。
その影響で、両勢力によって歴代仮面ライダーと歴代戦隊が次々と狩られていく状況となっている。

実際には大ショッカーと大ザンギャックは裏で手を組んでおり、ライダーと戦隊の完全絶滅を試みていたが、その計画は士やマーベラスには見抜かれており、何だかんだで両勢力は滅ぼされ、いつの間にかライダーと戦隊の頂点に立とうと動いた海東の野望も阻止された。

ちなみに、この世界での騒動は2012年4月に起きているとされている。
しかし、『仮面ライダーフォーゼ』の時系列では既に天ノ川高校を卒業して大学生であるはずの風城美羽大文字隼が制服を着ている描写がある。
この世界を『フォーゼ』のパラレル世界と解釈するならば、この2人は留年か何かで卒業できないルートに分岐したという事になるが……

  • 登場するこの世界のライダー:
仮面ライダーフォーゼまでの平成ライダーと昭和ライダー

  • この世界のお宝:
特になし


○魔宝石の世界

  • 写真館の絵:不明
  • 士の役割:ディケイドウィザードリング/仮面ライダーディケイド

仮面ライダーウィザード第52・53話の舞台となる世界。
最終決戦の数日後の操真晴人やビーストキマイラを解放して変身能力を喪失する以前の仁藤攻介が迷い込んだ、「古の魔法使い」アマダムが支配する世界。
時間と空間の感覚が保たれていない他、かつて仮面ライダーに倒された怪人の魂が13個のライダーリングによって封印されるという「墓場」的な世界でもある。
この世界の住人はある一定の時期になるとグロンギからゾディアーツまでの12種類の怪人に変身可能となるが、一部にはなり損ねた者も存在する。

地球がこの世界の中天に来た時にレジェンドライダーウィザードリング…通称「ライダーリング」に祈りを込めることで、封印が解けて世界での行き来が可能になる。
しかし、それは封印された怪人が「外の世界」へと溢れ出ることにもなる。

士はこの世界を『ウィザードの世界』として認識したが、『ウィザード』本編世界の存在である晴人からはその認識を否定されている。
だが、ある描写から考えるに明言こそされていないが、『ウィザード』のA.R.WORLDとも解釈できる。

士はこの世界ではディケイドウィザードリングから召喚されており、他のライダーリングの仮面ライダー達とは違って唯一変身前の姿がある。
そのため、この世界での士の役割は「ディケイドウィザードリング」であったと見られる。
またも士は「敵をだますには味方から」の作戦を練り、仮面ライダー鎧武までの平成ライダーと協力しながらアマダムを撃破した。

  • 登場するこの世界の仮面ライダー:
ライダーリングで召喚された仮面ライダー


○仮面ライダー大戦の世界(?)

  • 写真館の絵:不明
  • 士の役割:平成ライダーの一員/仮面ライダーディケイド

映画『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』の舞台となる世界で、『仮面ライダー鎧武』や『仮面ライダーW』の世界観をベースとする。
仮面ライダー鎧武までの平成ライダーや昭和ライダー、更には獣電戦隊キョウリュウジャー烈車戦隊トッキュウジャーといったスーパー戦隊も存在する。
『仮面ライダーZX』における敵組織・地下帝国バダンが存在し、「メガ・リバース計画」なる計画の遂行を企んでいる(鳴滝の発言からかつてショッカーも存在した様子)。

この世界における騒動は講談社キャラクター文庫小説 仮面ライダー鎧武』の正史年表には記載されておらず、『鎧武』本編とはパラレル設定扱いとなっている。
そのため、この世界はA.R.WORLDとしては描かれていないが、解釈次第では『鎧武』のA.R.WORLDと考えられなくもない。

士はこの世界では特に特殊な役割はなく、バダンやそのバダン製の仮面ライダーである仮面ライダーフィフティーンと終始戦った。
鳴滝もこの世界に現れたが、『ディケイド 完結編』や『スーパーヒーロー大戦』の時のように敵組織に加勢せず、士とは敵対する事はなかった。

  • 登場するこの世界の仮面ライダー:
仮面ライダー鎧武までの平成ライダーと昭和ライダー
葵連/仮面ライダーフィフティーン


○ジオウの世界

  • 写真館の絵:不明
  • 士の役割:バスの運転手(2009年)/仮面ライダーディケイド/世界の破壊者

仮面ライダージオウ』の舞台となる世界で、『クウガ』から始まった平成ライダーの歴史が一本にまとまっている*8
便宜上ここに述べるが、厳密にはA.R.WORLDではないと思われる。
その正体は平成ライダーの世界がタイムジャッカーの手によって『ジオウの世界』に融合させられたもう一つのライダー大戦の世界とでも言うべき世界。
しかし、一つ融合する度に常磐ソウゴがライダーの力を継承する=『ディケイド』でいえばその世界を破壊していた為、そこまで大きな影響は起きていなかったのだが、
『ブレイド』編以降は時空の歪みが大きくなり、ほぼ全てのライダーの力を継承したタイミングでライドウォッチが歪みに耐え切れず破損。
ライダーだけが破壊され、世界は『ディケイド』の時以上の混沌に陥ってしまった……。

士は「この世界」にはウォズによって呼び寄せられたが、実際にはそれ以前、「この世界」における2009年にバスの運転手として現れていた(ソウゴについての言及から、士がこの世界に現れた順序は2018年→2009年→2019年→2058年の順だと取れる)。
また、記憶喪失ツクヨミスウォルツの関係性を探るべく、別時間軸の2058年の時代(後述)にも移動し、その世界ではツクヨミの家のコックとして現れる事になった。
ちなみに「この世界」ではジオウの先達たる「平成ライダー」としての役割も担っており、ライドウォッチを渡している。

「この世界」では後になってディケイドの力を奪われているが、世界を移動する能力と世界を破壊する性質は士個人のものであるため、ライダーとして戦えない以外の支障は生じておらず、後にディケイドライドウォッチを介して変身能力を取り戻している。

  • 登場するこの世界の仮面ライダー:
他、アナザーライダー多数

  • この世界のお宝:
ライドウォッチ
白ウォズの未来ノート
アナザージオウⅡウォッチ
士の命
世界の終わりを士と一緒に楽しむ


○「時を司る一族」/ツクヨミの世界

  • 写真館の絵:不明
  • 士の役割:ツクヨミの家のコック

『ジオウの世界』に並存する別の世界で、スウォルツとツクヨミの本来の出身世界。
仮面ライダーが存在しない事によって崩壊の危機に瀕していたが、士が提案した作戦により、この世界を司るライダーである仮面ライダーツクヨミが誕生した。

  • 登場するこの世界の仮面ライダー:
ツクヨミ/仮面ライダーツクヨミ

  • この世界のお宝:
特になし


オーマジオウの世界

  • 写真館の絵:不明
  • 士の役割:なし

ジオウとツクヨミの世界が融合したことで生まれた安定した世界。
しかし、歴史を作り直す為にソウゴによりリセットされ、全てのライダーの世界が分離。新たな一つの世界と20の世界に分離した。
『ディケイド 完結編』では『ディケイドの世界』の存在を否定する発言があったが、分離した21の世界が「ディケイドを含む平成20ライダー+『ゼロワン』の各世界」なのか「ディケイドを除く平成19ライダー+「時を司る一族」+『ゼロワン』の各世界」なのかははっきりしない。

しかし、タイムジャッカーのフィーニスの暗躍により、『ゼロワン』を含めたライダーの世界と再び融合することとなる。


○小和田がゲーム大会で優勝した世界

  • 写真館の絵:不明
  • 士の役割:なし

アナザーディケイドがソウゴの同級生である小和田を取り込んで作り出した「アナザーワールド」という失われた可能性の世界の一つ。
小和田が本来は負けたゲーム大会で勝利した世界となっているが、小和田が勝利してしばらくした後に時間巻き戻しが起こって勝利寸前の場面に戻って延々とループを繰り返す。
そして、大道克己が映画『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』にて仮面ライダーWに勝利したルートとなっており、アナザーディケイドによって克己が『ジオウの世界』に召喚された。

最後はエターナルメモリの力によって、他のアナザーワールドと共々世界が破壊されて消滅した。

  • 登場するこの世界の仮面ライダー:


○ライダーのいない世界

  • 写真館の絵:不明
  • 士の役割:『仮面ライダーディケイド』の主人公

映画『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』の舞台となる世界。
ティードの暗躍により平成ライダーが架空の存在となった世界であり、フータロスによって他の平成ライダーと共に元の世界から呼び寄せられた。

士の役割はディケイドとして戦うことだが、厳密にはここで与えられた役割は「テレビ番組の『ディケイド』の主役」である。
そのためディケイドライバーはアップデート前であり、『ジオウの世界』を訪れるよりも前だと思われる。

  • 登場するこの世界の仮面ライダー:
野上良太郎&タロスズ/仮面ライダー電王(歴史改変の影響を受けず、消えなかった)
ティード/アナザークウガ/アナザーアルティメットクウガ
???/アナザーW
久永アタル/アナザー電王

○新たなジオウの世界

  • 写真館の絵:不明
  • 士の役割:通りすがりの仮面ライダー
Vシネクスト『仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ』の舞台で、『ジオウ』最終回でリセットされたその後の世界である。
下記の世界で海東が並行世界の白ウォズによってディエンドへの変身能力を奪われたため、奪還のためにソウゴ達の変身能力を復元させた。

その後、「真実のソウゴ」と呼ばれる別の可能性のオーマジオウによってさらに他の「ジオウの可能性の世界」が融合され、士が解決に向けて動くことになる。
最終的に「真実のソウゴ」は更に別の世界からもたらされた仮面ライダーセイバーの力により撃破されたが、
士は(元々重傷を負うなどしていたせいもあってか)新たな強化形態・コンプリートフォーム21を以てしても流石にオーマジオウには抗いきれず大ダメージを受け、事件解決を見届けながら力を使い切ったかのように消滅してしまった
ただし、黒ウォズは「門矢士にもまた会うでしょう」と述べている。

  • 登場するこの世界の仮面ライダー:
常磐ソウゴ/仮面ライダージオウ
 ロボットの常磐ソウゴ、ソウゴB~F/それぞれ別の可能性の仮面ライダージオウ
明光院景都/仮面ライダーゲイツ
黒ウォズ/仮面ライダーウォズ
月読有日菜/仮面ライダーツクヨミ
白ウォズ/アナザーディエンド
真実のソウゴ/オーマジオウ
スウォルツ/アナザーディケイド

  • この世界のお宝:
ディエンドの力
ゲイツライドウォッチ

○アナザーディエンドに変身した白ウォズがいた世界

  • 写真館の絵:不明
  • 士の役割:なし(この世界に訪れていない為)
Vシネクスト『ゲイツ、マジェスティ』にて存在が判明した世界。
新たな『ジオウの世界』で暗躍を試みた白ウォズが元いた世界で、その実態はアナザーディケイドによって多数生み出されたアナザーワールドの一つである。
この世界では黒ウォズによるウォズミライドウォッチ及びビヨンドライバーの奪取は行われなかったようだが、
白ウォズの様子から察するにジオウトリニティライドウォッチを託す出来事が発生しなかった「救世主になろうとしないゲイツに失望し、ソウゴを信じることもなかった世界線」と考えられる。
ちなみに、この世界の白ウォズは「『ジオウ』本編でアナザーディケイドに呼び出された白ウォズ」とは、言動の違いなどから完全な別人であると見られる。
つまり、「『ジオウ』本編でアナザーディケイドに呼び出された白ウォズ」がいたアナザーワールドは、この世界とは状況が大きく異なる、また別のアナザーワールドと推測出来る。

  • 登場するこの世界の仮面ライダー:
白ウォズ/仮面ライダーウォズ


【番外編(非映像作品)】

●ストロンガーの世界

  • 写真館の絵:不明
  • 士の役割:城茂

HERO SAGAMASKED RIDER DECADE EDITION -ストロンガーの世界-』にて訪れた世界。
仮面ライダーストロンガーデルザー軍団と戦っている等、基本的なポジションは原典と同じながら、
原典ではお互いいがみ合っていたデルザー軍団幹部が一部友好な関係になっていたり、正々堂々だった者が卑劣漢になっている等、細かい部分で差異がある。
上記通り、士は茂の役割を担っており、何故か本来の茂は行方不明である。
更に瀕死の岬ユリ子を救おうとした所、本来の歴史を守ろうと並行世界からやってきた別世界の城茂が士に挑むなど、事態は次第に混迷化していくが……。

なお、ディケイドサイドの時間軸はTV本編とは矛盾しており、
  • ディエンドがディエンドイリュージョン使用可能にもかかわらず、海東がアポロガイストのパーフェクターを所持したまま(イリュージョン入手前に士に譲り、後に彼がそのまま破棄している)
等、状況が細かい部分で異なる。

設定違いは『HERO SAGA』では良くあることだが、早瀬マサト氏によるとTV版とは異なる流れのディケイドの物語らしく、
9つの世界→ネガの世界→十年祭→X→ストロンガー→ディケイドの流れを辿る様子。
ディケイドの世界で士はライダートーナメントに出場しつつ、大ショッカーを単身殲滅するまでに至るとの事。
『ディケイド』だから多少の矛盾は気にしない方がいいだろう。

なお、過去に海東がこの世界を訪れており、ジェネラルシャドウから宝を盗んだが、それが実はナマコだった!ということでナマコがトラウマになったと語っている。

  • 登場するこの世界の仮面ライダー:
仮面ライダーストロンガー/城茂

  • この世界のお宝:
ジェネラルシャドウの宝(ナマコ)


●OOOの世界


『MASKED RIDER DECADE EDITION -オーズの世界-』にて訪れた世界。

泉比奈里中エリカ鴻上光生がいるなど、基本設定は原典『仮面ライダーOOO』と同様の様子。
仮面ライダーオーズグリードと戦っている世界……と思われるが、何故かラトラーターらオーズのコンボ形態が20mサイズ等、謎が多い。
鴻上によると超巨大コアメダルの誕生と暴走によるものとの事だが……。
ちなみに前述通り、士のコスチュームはアンク。
しかも比奈からは何故かアンク本人だけでなく、兄・信吾と誤認されている。
ストロンガーの世界の城茂も士と同じ顔だったが、これが意味するものは果たして……

『ディケイド』サイドの時間軸は不明で、前述のストロンガーの世界と繋がっているかも不明。
ただし、夏海が未だにライダー大戦の悪夢を見ていたり、士もライダー大戦を起こさせまいと努めており、登場人物からもディケイドの破壊者としての面を恐れられているなど、
少なくともTV版最終話は迎えておらず、ライダー大戦の世界(『ディケイド 完結編』)にも行っていないということになる。
ディケイドだから多少の矛盾は(ry
今回、士の写真を撮る理由が明らかになるようなのだが……?

『OOO』サイドの時間軸は厳密な部分は不明だが、大まかな部分は比奈の言動から推察するとアンクは生存し、映司もオーズとして活動している事から未だグリードとの抗争中の様子。

  • 登場するこの世界の仮面ライダー:


●鎧武の世界

  • 写真館の絵:ヘルヘイム植物に覆われる沢芽市
  • 夏海の役割:葛葉紘汰(葛葉ナツミ)、アーマードライダー鎧武

『MASKED RIDER DECADE EDITION -オーズの世界-』にて、突如『OOO』の世界に加わった世界。
原典同様呉島兄弟やアーマードライダー、ユグドラシルコーポレーション、ロックシードが存在する世界なのだが、
何故か『鎧武』主人公の葛葉紘汰が存在しない世界となっており、夏海が紘汰と鎧武の役割を担う、ある意味、紘汰のリ・イマジネーション存在たる女性『葛葉ナツミ』となった。
よって、時系列等は不明だが(そもそも映司とアンクがグリードと戦っている時期なのに、呉島光実がアーマードライダー龍玄として活動している)、
呉島貴虎は少数の犠牲で大勢を救う考えを持っている等、『鎧武』の初期の時期がベースになっている様子。
ただし、士とのタイマンで不利になった貴虎を光実がカバーに入ったり、呉島兄弟は互いのライダーとしての正体を知っており、また関係は良好なようである。
また葛葉ナツミも、この世界では呉島兄弟の仲間として活動している様子。

  • 登場するこの世界の仮面ライダー:
仮面ライダー鎧武 ナツミカンアームズ


●鎧武(原典)の世界(?)

  • 写真館の絵:不明
  • 士の役割:通りすがりの英雄(ライダー)

A.R.WORLDではなく原典の世界である。
『小説 仮面ライダー鎧武』の終盤、仮面ライダーセイヴァーこと狗道供界が作り出した世界の中で戦いのビジョンを延々見せつけられて消滅しかけていた光実の意識を引き留め、「英雄」(ライダー)の存在を思い出させる。
ただし、これが士本人だったのかは不明。また、この時光実はクウガ~『ドライブ』の世界を垣間見たが、ファンガイア/キバの次はディケイドを飛ばしてドーパント/Wの世界になっている。

  • 登場するこの世界の仮面ライダー:
仮面ライダー龍玄/呉島光実
仮面ライダーセイヴァー/狗道供界


●ゼロワンの世界


こちらもA.R.WORLDとは厳密には異なるが、本編ともまた異なる。
ひらかたパークでのヒーローショーで描かれたストーリーで、「ジオウの世界」の本編側の後日談に当たる。
ユウスケ共々「クウガの世界」経由で訪れ、ラーニングによって自己強化する兵器「タイプN」の起動を進めていた滅亡迅雷に接触、協力者となった。

実際には未知の敵である滅亡迅雷.netの出方を探るための潜入だったが、仮面ライダーゼロワンやクウガと戦った際は手加減なしでやりあっていた(ユウスケは「それが士なんだ」と一言で説明している)。
最終的には乱入してきたディエンドの協力もあってタイプNの撃破を成し遂げた。

なお、このストーリーでは滅亡迅雷.netのメインキャストは姿を見せていない(ショー自体が2019年10月という時期の都合と思われる)。

  • 登場したこの世界の仮面ライダー:


【余談】




士「これでこの項目も、大丈夫だな。あとはこの項目を見ているアニヲタ民がなんかするだろ」
夏海「そうですね。行きましょう士くん、次の世界へ」
ユウスケ「次の世界でも、きっと士が項目を追記修正してくれることを望んでるよ」
士「どうだろうな? 何せ、俺は世界の破壊者だからな……。ともかく行くとするか、次の世界」
栄次郎「その前に、皆で写真を撮らないか? 旅の思い出に……」ガララララッ

夏海「!?」
ユウスケ「士、これは……!」
士「……次の項目の世界か……!!」


〕ガシュン


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