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「舞美ちゃんにお願いがあるの」

ツアー中のホテルは、たいてい舞美ちゃんが一人部屋だ。
だから、舞美ちゃんと二人きりになるのはとても簡単なことだった。

「お願い?愛理があたしに?」

舞美ちゃんがベッドに座ったのを見計らって、私は舞美ちゃんの目の前に立った。

「愛理?」
「キス、してもいい?」

舞美ちゃんが何かを言うより早く、私は目を閉じて舞美ちゃんにキスをした。
とりあえず、触れるだけ。

「あ、愛理!?」
「へへ、しちゃった」
「まだ、あたし返事してないのに」

そう言って、舞美ちゃんは困ったように下を向いてしまった。
もっと怒られるかと思ったけど、案外大丈夫なのかな。

「急にどうしたの?」
「急じゃないよ」
「急じゃないの?」
「だって、ずっと舞美ちゃんとこういうことしたいって思ってたもん」
「いつから?」
「ずっと前からだよ」

いつからかなんて、私にもわからない。
気付いたら、舞美ちゃんに欲情してる自分がいた。

「ねぇ、舞美ちゃん」
「何?」
「もっといいことしようよ」
「な、にを…?」
「わかるでしょ?」

私が舞美ちゃんの顔に手を添えると、一瞬だけ舞美ちゃんが怯えるような顔をした。
瞬間、私の中に何とも言えない快楽が生まれた。

「わかんない…わかんないよ、愛理…」
「本当にわからないの?」

私が聞いても、舞美ちゃんは何も答えなかった。
俯く舞美ちゃんの顔が見たくて、私はその場にしゃがみ込んだ。

「わからないなら、教えてあげるよ?」
「…愛理、変だよ」
「変じゃないよ?」

上目使いで舞美ちゃんを見上げると、舞美ちゃんはすぐに目を逸らした。

「ね、いいでしょ?」

ゆっくりと立ち上がって、舞美ちゃんの肩に手を置いた。

「こんなのダメだよ、愛理」
「なんで?」
「嫌だ…あたし、愛理とそんなことしたくない」

舞美ちゃんは私の両腕を掴んで、肩から手を離そうとした。
でも、さっきから私の中では何かがぐるぐる湧き出てきてる。
舞美ちゃんを抱きたい。
ただそれだけの欲が、私の中を渦巻いていた。

「ごめんね」

一度だけ謝って、私は両腕に力を込めた。
舞美ちゃんが勢いよくベッドに倒れる。
私が押し倒したんだ。

「愛理っ…やだ…!」
「大丈夫だよ、舞美ちゃん」

キスをすることで、舞美ちゃんの口を塞いだ。
今度は角度を変えて、深く。

「ん…っ、ふ…ぁ…」

舌を入れたら、舞美ちゃんも舌を絡めてきてくれた。
ヤバイ。
今、舞美ちゃんにキスしてる。
舞美ちゃんを押し倒して、上に乗ってる。
ゾクゾクと沸き上がる快感が、さらに私を奮い立たせる。

「舞美ちゃん、本当に嫌なの?」

顔を離して、苦しそうな舞美ちゃんに問い掛けた。
私の中の黒い感情が、次々と沸き上がる。

「嫌なら、もっと本気で抵抗しなきゃダメじゃん」

舞美ちゃんは何も言わない。
もう抵抗する気はないのかな。

「私、ずっと舞美ちゃんに触りたかった」

そう言いながら、舞美ちゃんの胸の辺りに手を置いた。
舞美ちゃんの身体がビクッと動いた。
そのまま、ゆっくりと撫でたり揉んだりしてみた。

「ん…っ、や…だ…」

空いた手でふとももを撫でると、舞美ちゃんはもじもじし始めた。

「でも、舞美ちゃんは嫌なんだよね…」

舞美ちゃんが感じているのを見ながら、私は静かに呟いた。

「それなら、私やめるね」

胸と足から手を離して、身体を起こすと、舞美ちゃんは寂しそうに私を見上げた。
それだけで、私の中でまた快感が沸き上がっていく。

「あ、いりぃ…」

舞美ちゃんが物欲しそうな顔で名前を呼んだ。
その瞬間、私は自分の口元が緩むのを抑え切れなかった。
かかった…!
作戦通りだ。
私は心の中でガッツポーズしながら、優しく舞美ちゃんに声を掛けた。

「なに?舞美ちゃん」
「……て…」
「なに?」
「…もっと……触って…」

恥ずかしそうにそう言う舞美ちゃんがすごく可愛くて、私は思わず手に力が入った。

「あっ…ん…」
「舞美ちゃん、嫌なんじゃなかったっけ?」
「いじわる…」

もう完全に私は舞美ちゃんに欲情していた。
きっと沸き上がる欲を隠し切れていないと思う。
私は舞美ちゃんのパジャマのボタンを外して、勢いよく胸を掴んだ。

「痛っ…あい、りっ…」
「ごめんね、舞美ちゃん、ごめんね」

下着もずらして、揉んだり舐めたり、余裕なんて全くなかった。

「あっ…やだっ…愛理…!愛理…!」

舞美ちゃんに名前を呼ばれるだけで、私は快楽を感じていた。
攻めているのは私なのに、私がおかしくなりそうだった。

「も…っ、愛理…!お願い…っ」

舞美ちゃんの腰が揺れているのを見て、やっぱり私は快楽を感じた。
今更だけど、私はおかしいのかもしれない。
こんなに舞美ちゃんに欲情するなんて、きっとおかしいんだ。
でも、自分の欲は止められない。
私は、舞美ちゃんのふとももに手を置いた。
舞美ちゃんが触ってほしそうに動いている。

「触るよ、舞美ちゃん」

私は一度大きく唾を飲み込むと、そこに手を伸ばした。

「あんっ…愛理…!」
「舞美ちゃん、気持ちいい?」
「き、もちい…っ」

私の手の動きに合わせて、舞美ちゃんの腰が揺れる。
私は空いている方の手で、舞美ちゃんの胸に触れた。

「あっ…だめ…!」
「舞美ちゃん、すごい腰動いてるよ」
「やだ…言わない、で…っ」
「止められないの?」
「止まんない…よぉ…っ」

舞美ちゃんがエッチな声を出しながら、私の名前を呼ぶ。
そのたびに私のあそこも反応していた。
舞美ちゃんの感じている顔を見るだけで、舞美ちゃんの気持ち良さそうな声を聞くだけで、私はたくさん感じていた。

「愛理…もっと…っ」
「もっとどうしてほしいの?」
「…っ、触って…?」
「どうやって触ってほしいの?」
「もう…愛理ぃ…」

涙目の舞美ちゃんが私を見つめる。
そんなの反則だよ。
私は舞美ちゃんに弱い。
それを改めて思い知った。

「しょうがないなぁ」

私は舞美ちゃんのズボンに手を入れて、まずは下着の上から触ってみた。

「あぁ…!」

舞美ちゃんが一際大きく声を上げた。
やっぱりパジャマの上からじゃじれったかったんだろう。
下着ももうビショビショに濡れていた。

「舞美ちゃん」
「な、に…っ」
「これでいい?」
「っ…!」

下着越しにそこを弄ると、舞美ちゃんの腰はさらに激しく動き出した。

「や、だぁ…」
「嫌なの?」
「うん…」

舞美ちゃんは縋るような目で私を見る。
たまらない。
私のあそこも、舞美ちゃんと同じぐらい濡れているに違いなかった。

「あんっ」

隙を突いて胸の突起を摘むと、舞美ちゃんはまたエッチな声を上げた。
胸とあそこを交互にリズミカルに弄ると、舞美ちゃんも面白いぐらいくねくね動き出した。

「舞美ちゃん可愛い」
「やだ…っ、もう…愛理お願い…!」

舞美ちゃんは、舞美ちゃんのあそこを弄る私の右手を掴んで、じっと私を見つめた。

「なに、舞美ちゃん」
「お願い…」
「右手をどうしてほしいの?」
「ちゃんと…触ってほしい…」
「ちゃんとってどういうこと?」

私がとぼけていると、舞美ちゃんは泣きそうな顔をした。
そんな顔にも、欲情してる自分がいることに気付く。

「いいよ。私の右手を動かして、どこを触ってほしいのか教えて?」

私がそう言うと、舞美ちゃんは掴んだ私の右手を、自分の下着の中に入れた。

「ん…」
「ここがいいの?」
「うん…」

そこはもう大洪水だった。
少し手を動かすだけで、指にねとっとしたものが絡み付く。

「ビショビショだよ?」
「…愛理のせいじゃん」
「私は舞美ちゃんが嫌ならやめるって言ったもん」

そんなの、ただの言い訳だけど。
舞美ちゃんが嫌だって言っても、きっと私は私の欲望を止められなかっただろう。
しばらく入口を弄った後、一本だけ指を挿れてみた。
大洪水だったそこは、抵抗なく指を飲み込んだ。
まだまだいけそうだ。

「あ、いり…」

舞美ちゃんが辛そうに腰を揺らしている。
そんなに早く挿れてほしいのかな。
私は舞美ちゃんを完全に支配していることに喜びを感じながら、さらに2本挿れてみた。

「あぁ…」

舞美ちゃんが気持ち良さそうに腰を動かしている。
私もそれに合わせて指を出し入れしてみた。

「あ…っ、あ…ん…っ、愛理っ、気持ちい…っ」
「気持ちいい?」
「いいっ…、いいよ、愛理…!」
舞美ちゃんの声が大きくなるにつれて、腰の動きも激しくなる。
私は負けないように必死に手首を動かした。

「あんっ…!愛理!愛理っ、気持ちいよ…!」

私は壊れそうだった。
無我夢中になって手首を動かしながら、頭は舞美ちゃんのことでいっぱいだった。

「舞美ちゃん…!」
「あっ…もう、ダメ…!愛理!愛理!」
「舞美ちゃん!」

私は激しく指を出し入れした。
時々中で弄ったり、胸の先端を弄ったりした。
徐々に舞美ちゃんの声が大きくなってきて、もう限界が近いことがわかる。

「愛理…!もっ…無理…!」
「いいよ、舞美ちゃん」
「あん…っ、愛理…!愛理…!」

舞美ちゃんが両手を伸ばしてきたから、私も胸を攻めていた手を舞美ちゃんの背中に回した。

「舞美ちゃん…!」
「ぁ、んっ…―――!」

舞美ちゃんは力一杯私を抱きしめて果てた。
正直痛いぐらいだったけど、それ以上に気持ち良かった。

「舞美ちゃん、大丈夫…?」
「…愛理のばか…」

舞美ちゃんは腕で顔を隠しながら、ぼそっと呟いた。
まだ肩で息をしていて、だいぶ辛そうに見える。
私もいつの間にかたくさん汗をかいていた。

「ごめんね…?」

私が謝ると、舞美ちゃんは私の顔を見て笑った。
よっぽど情けない顔をしていたらしい。

「大丈夫だよ…」

疲れたけど…なんて言って、舞美ちゃんは笑った。

「まさか、愛理にこんな力があととはね」

私だってびっくりだ。
私がこんなに舞美ちゃんに欲情するだなんて。

「次はあたしがしたい」
「へ?」
「いいでしょ?」

気付いたら舞美ちゃんは上体を起こしていて、気付いたら私の上に舞美ちゃんがいた。

「舞美ちゃん、最初嫌だって言ってなかった?」
「そうだっけ?」
「そうだよ」
「まぁ、そういう時もあるよ」

舞美ちゃんのわけのわからない理由に流されて、私は舞美ちゃんとキスをした。

「愛理可愛い」

私たちの夜はまだまだこれから―
最終更新:2010年02月15日 17:30