少し息苦しくて目が覚めた。
私のカラダが舞美ちゃんの腕の中にすっぽりと収まっていた。
寝る時はお互い寄り添っただけだったのに・・・いつの間に。
舞美ちゃんの顔が見たくって、少しだけ動いたら「愛理?」って舞美ちゃんが呟く。
「起きてたの?」って聞いたら、「うん。」って目を細めて微笑んだ。
「眠たくないの?」
「うん。なんか目が覚めちゃって。」
「じゃあ、お話しよっか。」
「ううん、愛理は寝てていいんだよ。」
優しく私の背中を撫でる舞美ちゃんの手のひらがあったかくて心地よい。
目が閉じそうになる。
でも舞美ちゃんを見てたい。お話もしたい。
寝ちゃったらもったいない・・・でも・・・。
「愛理。」
眠りにつく一歩手前で聞こえてきた舞美ちゃんの声が、掠れてた。
見上げるように舞美ちゃんの顔をを見たら・・・笑ってるのに、泣いてた。
一気に目が覚めた。眠気なんかどっか行った。
私に微笑みながら、静かに流れる涙。
「どうした、の?」
「愛理が好きだよ。」
何を今更?って思ったけど。
微笑みながら涙を流す舞美ちゃんの切なげな表情が何だか痛々しくって。
「うん。舞美ちゃんが好きだよ。」
だけど、舞美ちゃんは泣き止まない。
私は、次々流れてくる涙を唇で拭った。
「大丈夫だよ。なんでもないよ。」って言うけど・・・じゃあどうして泣いてるの?
「好きすぎて、なんか時々泣きたくなるの。おかしいよね。」
おかしくなんかないよ。
私にだって、あるよ。そういう時。
いつも舞美ちゃん、気持ちを溜め込んじゃうから・・・なかなか私にもそういうところ見せてくれなくって。
頼りないのかなって不安になる事もある。
だから、受け止めさせてくれないかな。
私の前では、リーダーでも最年長でもなくって・・・舞美ちゃんでいて欲しいんだ。
弱いところも見せて欲しい。心の中を見せて欲しい。
ぎゅうって抱きしめたら、同じ力で返してくれるのが嬉しい。
「舞美ちゃん。好き。」
唇に触れたら、少しだけ舞美ちゃんのカラダが震えた。
私は、壊さないように、優しく大事に舞美ちゃんのカラダを抱きしめた。
最終更新:2010年03月23日 23:14