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16歳になる時は、舞美ちゃんと一緒にいたい。
そう言って、愛理は誕生日の前日からうちに泊まりに来た。
愛理が16歳になる瞬間を一緒に迎えられるのは嬉しいんだけど、あたしは少しだけ緊張していた。
きっと、今日もそういう行為をすることになるだろう。
したくないわけじゃないけど、0時を過ぎてからの愛理とそういう行為をするのには、ちょっとだけ覚悟がいる。
なんでかはわからないけど、0時を過ぎると愛理はすごいんだ。
いつもの愛理からは想像が出来ないぐらい、激しいというか、なんというか…。

「舞美ちゃん?」
「ん?」
「寝ちゃダメだよ?」
「寝ないよ。愛理こそ、頑張って」
「うん…」

こんなに可愛いのになぁ…。
あたし達はベッドの中で0時になるのを待っていた。
0時になったらおめでとうって言ってキスをするんだ。
あたしはそう考えているけど、愛理はうとうとしていて今にも寝てしまいそうだった。

「愛理、もうすぐだよ」
「んー…」

携帯の時計が0時になったのを確認して、あたしはそっと愛理の耳元に口を寄せた。

「誕生日おめでとう、愛理」
「…もう誕生日になったの?」
「なったよ」

まだ寝ぼけている愛理を抱き締めて、あたしは愛理の頬にキスをした。
愛理に近付くと、もっと近付きたくなる。


あたしは唇を頬から口に移して、さっきより長くキスをした。

「ん…もっとぉ…」

唇を離すと、愛理がもっとって言いながらくっついてくる。
そんなことされたら、もうあたし止まれないよ?
夢中で愛理にキスをしていたあたしは、0時を過ぎていることなんてすっかり忘れてしまっていた。

「っ…ん!」

キスをしながら愛理の手があたしのわき腹を撫でる。
その隙をついて、愛理の舌が侵入してくる。

「んっ…ふ…っ」

さっきまで寝ぼけていたとは思えない程、愛理の舌は確実にあたしの弱いところを攻めてくる。
舌を絡め取られ、歯列をなぞられ、身体中に電気が走るような感覚に襲われる。
気付いたら愛理があたしの上にいて、いつの間にかあたしの手は愛理の手で抑えられていた。

「舞美ちゃんかわいい」

愛理の手がTシャツをめくって、どんどん上に上ってくる。
その間も、愛理はあたしの首や耳を舐めたり噛んだりするのを忘れない。
次から次へと襲い掛かってくる感覚に、あたしはどうにかなりそうだった。

「舞美ちゃんがプレゼントになってくれるんでしょ?」
「ん…っ」

胸を撫でながら、愛理は耳元でそっと呟く。
その時に耳にかかる吐息でさえ、あたしをおかしくさせる。

もう、何も考えられなかった。
今わかるのは、0時を過ぎた愛理にスイッチが入っちゃったってことだけだった。

「もっといっぱいプレゼントちょうだい」

そう言ったと思ったら、愛理は胸の先端を口に含んで舐め始めた。
シーツを握る手に力が入る。
息が乱れて、あたしはその感覚に飲まれないように必死で堪えた。

「舞美ちゃん、気持ちいいの?」
「や、だ…っ、あいり…!」

吸ったり噛んだりする合間に、愛理があたしに喋りかける。
気持ち良すぎて、あたしは愛理の質問に答えられなかった。
それどころか、咄嗟に出たのは「やだ」という言葉で、言ってからあたしはしまったと思った。

「嫌なの?そんなに気持ち良さそうなのに?」

愛理はもう片方の胸を手で触りながら、あたしにそう問い掛ける。
嫌じゃない。
そう言いたかったけど、何を言っても言葉にならない気がして、あたしはぐっと快感に耐えていた。

「嫌ならもうしない」

あたしが何も言えずにいると、愛理はそう言ってあたしから離れてしまった。

「嫌じゃ、ない、よ」

乱れた呼吸を整えながら、あたしは愛理を見上げる。
愛理は不満そうな顔をして、あたしを見下ろしていた。
たぶん、今夜は長くなる。
頭のどこかであたしはそんなことを思った。

「でも、今やだって言った」
「ごめん…」
「舞美ちゃんには、おしおきが必要だね」

愛理はそう言うと、いきなりあたしの大事な部分に触れた。

「あっ!だめ!愛理!」

乱暴にそこを撫でられ、あたしは声を抑える余裕も与えられなかった。
愛理の手の動きに合わせて声が洩れる。
愛理にしがみつくと、快感がさらに大きくなった。

「も…っ、だめ…!」

あたしが達しそうになった瞬間、愛理は手を動かすのをやめてしまった。

「え…」
「やっぱり舞美ちゃんかわいい」

愛理はそう言って嬉しそうに笑った。
だけど、あたしにはそんな余裕はなかった。
愛理が手を止めた今も、勝手に腰が動いてしまうぐらいだ。
早くなんとかしてほしかった。

「愛理ぃ…」
「なに?」
「お願い…」
「仕方ないなぁ」

愛理はそう言って、あたしにキスをした。
そのキスはすごく優しくて、すごく心地よかった。

あれ、もう、いつもの愛理に戻ってる…?

「いくよ、舞美ちゃん」

あたしがぼーっとキスの感触に浸っていると、愛理はまた一気にあたしを攻め立てた。
声が我慢出来ない。
腰も愛理の手に合わせるように動いて止まらない。
気持ち良過ぎて、あたしの目から涙がこぼれた。

「舞美ちゃん、好きだよ」

耳元でそう囁かれて、あたしは夢中で愛理の名前を呼んだ。

そして、達する瞬間にぎゅっと愛理の身体を抱き締めた。

「舞美ちゃん、大丈夫…?」
「ん…だいじょうぶ、だよ」

あたしはいつも以上に眉を下げている愛理を安心させたくて、あたしはそう言って笑った。
それを聞いてほっとしたのか、愛理はよかったぁと言いながらあたしに抱き着いた。

「急にいじわるするからびっくりした…」
「ごめんね…。なんか舞美ちゃんといるとおかしくなっちゃう…」
「いいよ。あたしもやだって言っちゃってごめんね」

そう言いながら愛理の頭を撫でると、愛理は嬉しそうな顔をした。

「一生、大切にするよ」
「え?」
「舞美ちゃんからのプレゼント、一生大切にする」
「愛理…」

愛理は自分で言ってから恥ずかしくなったのか、あたしの胸に辺りに頭を押し付けてしがみついてくる。
愛理の言葉が嬉しくて、愛理の一挙一動が愛しくて、あたしは大切なものを扱うように優しく愛理を抱き締めた。

「あたしも、ずっと愛理のそばにいるよ」

耳元でそう囁いたら、愛理が「嬉しいけど恥ずかしいよぉ」と呟いた。
愛理、生まれてきてくれてありがとう。
そんな思いを込めながら、あたしは愛理の頭にそっとキスをした。
最終更新:2010年04月28日 18:47