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何度触れ合っても満たされる事なんてない。

それは時間の長さでも、回数でもなかった。
私の手や唇や、体全体で舞美ちゃんの全てに触れても、なお。
まだ足りなくて、まるで飢えているかのように、私は舞美ちゃんを求めた。

「愛理っ・・・。」

切なげに瞳を揺らして、私の名前を呼ぶ掠れた声も。
触れる度に熱くなって汗ばむカラダも。
我慢できなくて揺れる腰も。
思い浮かべたらキリがないくらいに、本当に全部、全部。
愛おしくてもっと欲しくて、止まらなくなる。

触れるだけで、私の体も熱くなり、息が漏れる。
思考なんてものはなくなって、ただただ舞美ちゃんを求めた。

「今日・・・激しかった・・・。」

息を切らしてそう言う舞美ちゃんを抱きしめたら、舞美ちゃんの息が首筋にかかった。
背中に手を回したら、甘えるようにカラダの距離を縮めてくる。
ぴったりとくっついたカラダはどっちの体温かもわからないくらいにひどく熱い。
こんなに愛おしくて幸せで、それなのに切ない熱があっただろうか。

たまらなくなって、きつくきつく抱きしめた。
痛い程に抱きしめた。

同じくらい返ってくる力が、痛みが。
私を舞美ちゃんでいっぱいにさせる。

「好きだよ。」

その言葉に、舞美ちゃんが私の首筋に埋めていた顔を上げて、少し照れたように笑って「私も。」って頷いて。
私はその愛しい唇にゆっくりと優しく口づけた。
最終更新:2010年02月20日 20:18