684 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/09/28(日) 19:45:43.26 ID:HSzybeY0
~悲しき狼の為のレクイエム~
~悲しき狼の為のレクイエム~
助けて・・・助けて・・・助けてっ!
闇夜に響く声無き声・・・
獲物を狙う影無き影・・・
月光に醜い鱗を翻して冷たい夜に蛇が踊る・・・
――――――――――――――
「ちぃ・・・こいつはひでぇ・・・朝から堪らねぇなコリャ・・・」
無精髭を生やし、くたびれたレインコートを着た中年の男は、濁った瞳の中にギラリと輝く光を宿してそう言うと不味そうに煙草をくゆらせた。
「ええ・・・全く・・・何でこんな事が出来るんだ・・・」
その隣で怒りに唇を震わせる若い男。まだ20代半ばといったところか。
どうにも似合っていないスーツが初々しい。
どうにも似合っていないスーツが初々しい。
「若いな、火山 (ひやま)。懐かしいよ。そうやって眉吊り上げてた頃がさ。」
若い男の背後から30代後半と思われる男がスウッと現れ、苦笑を交えて若い男に話しかけた。
火山「狼崎(ろうざき)さん!お疲れ様です。」
若い男が振り返って勢い良く挨拶をした。
狼崎「いやいや、お前さんの方こそご苦労さん。白村(しらむら)さんもね。」
狼崎と呼ばれた男は身体全体に気だるそうな空気を纏っていた。
が、その空気に似合わず180cm程の見事に鍛え上げられた体躯に、そこはかとなく高級感が漂う上品なスーツを堂々と着こなしている。
そして、その頭部にはボサボサでだらしない髪に、生気の無い端正な顔立ちが収まっていた。
685 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/09/28(日) 19:47:02.23 ID:HSzybeY0
白村「よぅ!今日も相変わらず辛気臭いねぇ~。」
が、その空気に似合わず180cm程の見事に鍛え上げられた体躯に、そこはかとなく高級感が漂う上品なスーツを堂々と着こなしている。
そして、その頭部にはボサボサでだらしない髪に、生気の無い端正な顔立ちが収まっていた。
685 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/09/28(日) 19:47:02.23 ID:HSzybeY0
白村「よぅ!今日も相変わらず辛気臭いねぇ~。」
白村と言われ振り返った中年の男は、この気だるげな男にニヤリと笑いかけていつも通りの軽口をたたく。
狼崎「毎度どうも。で、状況は?」
白村「まぁ見ての通りだよ。この有様じゃ詳しい死因は検死通ってからでねぇと分からんな。」
狼崎「ふぅ・・・この子の最期に見た物が、糞みてぇに腐った野朗のツラじゃねぇ事を祈りたいもんだ・・・。」
火山「そうですね・・・。」
白村「はっ、おセンチはその辺にしやがれって・・・。」
白村「まぁ見ての通りだよ。この有様じゃ詳しい死因は検死通ってからでねぇと分からんな。」
狼崎「ふぅ・・・この子の最期に見た物が、糞みてぇに腐った野朗のツラじゃねぇ事を祈りたいもんだ・・・。」
火山「そうですね・・・。」
白村「はっ、おセンチはその辺にしやがれって・・・。」
白村は煙草を携帯灰皿に押し付けた。
狼崎「そうだな・・・良し、周辺の聞き込みに行くぞ。」
火山・白村「了解。」
火山・白村「了解。」
男達はそれぞれに散った。
その日の午後、首都警察本部・・・
幼女課・・・
幼女無差別連続殺害事件捜査本部・・・
686 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/09/28(日) 19:47:53.05 ID:HSzybeY0
狼崎「明朝A区路上においての幼女殺害が、本件の関連事件である可能性が高まった。鷹田(たかだ)、検死報告を。」
幼女課・・・
幼女無差別連続殺害事件捜査本部・・・
686 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/09/28(日) 19:47:53.05 ID:HSzybeY0
狼崎「明朝A区路上においての幼女殺害が、本件の関連事件である可能性が高まった。鷹田(たかだ)、検死報告を。」
狼崎に鷹田(たかだ)と呼ばれた女性刑事は、捜査資料をめくり、スッと立ち上がる。
鷹田「はい!検死からの報告によると、明朝の幼女死体は手足の指が全て切断されており、耳殻も切り取られていました。また、全身に5㎜程の無数の刺し傷が有り、それら全てが急所を避けています。そして、本件の最も特徴的な点ですが、今回もガイシャは右の眼球が抉り出されており、眼孔内には多量のガイシャ本人の膣分泌液が溜まっていました。以上の点から本件と同一犯の可能性が高いと思われます。質問はありますか?」
鷹田の呼び掛けに刑事が一人手を上げて質問する。
刑事A「今回のガイシャもレイプ痕は見られないのですか?」
鷹田「はい、見られません。その点も本件との同一犯と判断する根拠となりました。他に質問は?」
狼崎「良し、無いようだな。では、初動捜査の報告を。白村!」
白村「はい。周辺に聞き込みを行った結果、不審人物の目撃情報は有りませんでした。また、周辺の監視カメラ等の監視機器にも目立った異常は見られません。」
狼崎「ご苦労だった。では鑑識の見解を舵野(かじの)主任!」
舵野「はい。現場及び周辺からの指紋や足しなど、犯人に直接繋がる痕跡は一切発見できず、現在も捜査中です。」
鷹田「はい、見られません。その点も本件との同一犯と判断する根拠となりました。他に質問は?」
狼崎「良し、無いようだな。では、初動捜査の報告を。白村!」
白村「はい。周辺に聞き込みを行った結果、不審人物の目撃情報は有りませんでした。また、周辺の監視カメラ等の監視機器にも目立った異常は見られません。」
狼崎「ご苦労だった。では鑑識の見解を舵野(かじの)主任!」
舵野「はい。現場及び周辺からの指紋や足しなど、犯人に直接繋がる痕跡は一切発見できず、現在も捜査中です。」
ミーティングに出席する刑事達から溜息が漏れる。
687 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/09/28(日) 19:49:04.31 ID:HSzybeY0
狼崎「ほら、気を引き締めろ!他に報告のある者は居ないか?では、捜査方針についてだが・・・・・・」
狼崎「ほら、気を引き締めろ!他に報告のある者は居ないか?では、捜査方針についてだが・・・・・・」
・・・・・・・・・ミーティングは黙々と続いていったが、犯人に繋がるこれといった情報は出なかった。
狼崎「以上だ!では、それぞれ持ち場につけ!」
刑事達は続々と会議室を出て行った。
鷹田「今回も目立った進展はありませんでしたね。」
狼崎「ああ・・・。」
鷹田「捜査員の士気もギリギリの状態ですね・・・。」
狼崎「そうだな・・・幼女課に入った時点でな・・・。」
鷹田「警視・・・」
狼崎「ああ・・・。」
鷹田「捜査員の士気もギリギリの状態ですね・・・。」
狼崎「そうだな・・・幼女課に入った時点でな・・・。」
鷹田「警視・・・」
廊下を静かに歩く狼崎の背中は、寂しさと悲しさを湛えていた。
―――――――――――――――――
首都某所―――
688 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/09/28(日) 19:49:45.46 ID:HSzybeY0
幼女は目覚めた・・・
それは昨日まで居た町の公園ではない・・・
幼女は目覚めた・・・
それは昨日まで居た町の公園ではない・・・
暗いくらい場所・・・
幼女「・・・!」
幼女の身体は一切の衣服を纏っていなかった。
口元には猿轡が付けられている。
何より全身がきつく縛られている。
口元には猿轡が付けられている。
何より全身がきつく縛られている。
幼女は身の危険を感じた。全身が煩いほどに警報を鳴らす。
逃げなければ。
幼女は必死にもがいた。
その時、パッと薄暗い照明が灯る。
仄暗い闇の光が絶望の始まりを告げた。
仄暗い闇の光が絶望の始まりを告げた。
812 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/10/12(日) 21:12:15.33 ID:izwkDRY0
~悲しき狼の為のレクイエム~
~悲しき狼の為のレクイエム~
山陀「フフフ、君はとても良い子だね・・・僕好みの可愛い歌声だ・・・。」
山陀は猿轡で拘束した幼女の口元に耳を寄せる。
恐怖に彩られた乙女の叫びは、山陀にとって紛れもなく甘美なるオペラだった。
恐怖に彩られた乙女の叫びは、山陀にとって紛れもなく甘美なるオペラだった。
幼女「ンーーーーーー!!!ンンーー!!!」
幼女はいよいよ迫り来る 死 の恐怖から逃れようと必死にその身を躍らせる。
鎖がガシャガシャと音を立てた。
山陀「素晴らしい・・・。ほら、聞いてごらん。この黒金の奏でる逞しく鋭敏な調べを。」
幼女「ンーーーーー!!」
山陀「ハハ、思わず歌い出したくなるだろう?・・・僕はね、このメロディーを聴く度に胸が熱くなるんだよ。」
幼女「ンーーーーー!!」
山陀「ハハ、思わず歌い出したくなるだろう?・・・僕はね、このメロディーを聴く度に胸が熱くなるんだよ。」
山陀は幼女の左胸に顔を添え、心音に聞き耳を立てて言った。
山陀「ああ、君もそうなんだね?嬉しいよ。じゃあもっと愉しもう。始めよう。存分に分かち合おう。この胸の高鳴りを。」
そして、幼女の乳房の先端にある桜色の突起に口付け、ニヤリと笑って薄汚れた歯を立てると、そのまま勢い良く・・・噛み千切った。
813 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/10/12(日) 21:13:08.47 ID:izwkDRY0
幼女「ンーー!!ンガアアアアアアーーーー!!!」
813 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/10/12(日) 21:13:08.47 ID:izwkDRY0
幼女「ンーー!!ンガアアアアアアーーーー!!!」
幼女は激痛に苦悶の表情を浮かべ、ガタガタと震え叫ぶ。
幼女の白い身体を紅い川が流れ下る。
柔らかな膨らみを下り、無駄な肉の無い美しい腹部を貫流する。
柔らかな膨らみを下り、無駄な肉の無い美しい腹部を貫流する。
山陀はそれを吸い上げた。
腹部から遡り小高い丘を越えて、幼女の身体に舌を這わせる。
腹部から遡り小高い丘を越えて、幼女の身体に舌を這わせる。
途絶える事無く、じわじわと路を刻まんとする紅い源泉に辿り着くと、じっくりと、ゆっくりとその味を確かめた。
山陀「美味しい。凄く美味しいよ。」
山陀は舌なめずりをすると、幼女を見詰めて、またニヤリと笑った。
山陀「そうだ、君も味わってみるかい?そうだね!僕だけではずるいものね!」
そう言うと、山陀は紅い源泉に再び口付けて、一際力強く吸い付いて、たっぷりと血を口内に移しとった。
幼女に激痛が襲い掛かる。
幼女「カハッ・・・・・」
幼女は声にならず、息を喉から押し出す。
山陀「そんなに焦らなくても大丈夫だよ。ちゃんと上げるからね?」
山陀は口内で血と唾液を絡ませ合い、それを猿轡越しに幼女の口内へ流し込んだ。
幼女「!!・・・うっ!!おえぇっ!!!うえ!!」
幼女は激しく咽ぶ。
潤った瞳からポロポロと涙が零れた。
814 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/10/12(日) 21:13:41.20 ID:izwkDRY0
山陀「そんなに美味しかったのかい?良かった・・・僕も嬉しいよ。」
潤った瞳からポロポロと涙が零れた。
814 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/10/12(日) 21:13:41.20 ID:izwkDRY0
山陀「そんなに美味しかったのかい?良かった・・・僕も嬉しいよ。」
山陀は満足気に満面の笑みを浮かべると、傍らに置いてある台の上からニッパーを取り、それを幼女の右足の親指に添える。
山陀「ねぇ、もっと歌おうよ。この楽しい気持ちを歌にしよう!」
幼女「あ・・・ウアアアア!!!!アアアアアア!!!!」
幼女は目の前の狂人が次に起こす行動を察して、激しく抵抗する。
山陀「フハハ!そんなに愉しんでくれて、僕も嬉しいよ!!」
バチン!!
幼女「!!!・・・あぐ・・・アアアアアアアアアアアアアああああああ!!!!!」
鮮血が舞った。
24 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/12/15(月) 21:38:39.51 ID:fXtS7UY0
~悲しき狼の為のレクイエム~
~悲しき狼の為のレクイエム~
山陀「綺麗だ…とても綺麗だよ…」
山陀は幼女の右足から勢い良く噴出する鮮やかな血液を眺め、まるで華麗な芸術に心奪われたかのように呆けた顔で微笑んだ。
幼女は涙と涎を垂れ流して激痛に悶えている。
幼女の口から弱々しい吐息が漏れる。
幼女の痛々しい、苦痛に耐える表情。
眉をひそめ、目を強く閉じ、頬はカタカタと震えていた。
マトモな人間にとって、それは目を背けたくなるような異常な光景。
だが、狂人にとっては興奮を高める甘い一時であった。
眉をひそめ、目を強く閉じ、頬はカタカタと震えていた。
マトモな人間にとって、それは目を背けたくなるような異常な光景。
だが、狂人にとっては興奮を高める甘い一時であった。
山陀は興奮で口をパクつかせながら、床に落ちていた幼女の切断された指を拾った。
雪の様に白い指。
山陀はそれをおもむろに口元に運び…そして、美味そうに舐め始めた。
爪からかつて付け根であった所まで、何度も何度も舌を這わせる。
爪からかつて付け根であった所まで、何度も何度も舌を這わせる。
幼女は、目の前で起こる余りにもおぞましい光景に目を疑った。
痛みさえ忘れるほどに幼女の身体を恐怖が支配した。
それと同時に、幼女の胸の底から何かが込み上げてくる。
幼女の口から無意識に嗚咽が漏れ始める。
痛みさえ忘れるほどに幼女の身体を恐怖が支配した。
それと同時に、幼女の胸の底から何かが込み上げてくる。
幼女の口から無意識に嗚咽が漏れ始める。
一瞬、幼女は意識が飛びそうになった。
25 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/12/15(月) 21:39:10.96 ID:fXtS7UY0
幼女「うっっ!!」
幼女「うっっ!!」
…気付くと幼女の口内は吐瀉物で満たされていた。
猿轡に空いた僅かな穴から勢い良く吐寫物が噴出す。
幼女「うっ…おえっ…!」
呼吸が十分に出来ない。
幼女の脳裏に鮮烈な死のイメージが浮かび上がる。
幼女の脳裏に鮮烈な死のイメージが浮かび上がる。
山陀「ふふ、どうしたんだい?口から何か出ているよ?興奮しすぎて戻したんだね?」
山陀は幼女の口から溢れる吐寫物を眺めると、咥えていた指を取り出して、大事そうに傍らのテーブルに置いた。
そして、幼女にズイッと近付いて、自らの顔に幼女の吐寫物を浴びた。
そして、幼女にズイッと近付いて、自らの顔に幼女の吐寫物を浴びた。
暫く浴びて満足すると、次は幼女の頬をペロリと舐めた。
山陀「!…おっと…これはこれは、可愛そうに…」
山陀は幼女の苦しげにビクビクと震える肩に気付き、ニヤリと頬の肉を吊り上げた。
山陀「息が出来ないんだね…。この猿轡…取って欲しいかい?」
山陀はペロリと舌なめずりをした。
そして、幼女を見据える。
26 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/12/15(月) 21:39:57.69 ID:fXtS7UY0
幼女は遠くなりつつある意識の中で、半ば本能的に首を縦に振った。
幼女は遠くなりつつある意識の中で、半ば本能的に首を縦に振った。
山陀「はははっ、そうだよね!こんな所で死んじゃったら一緒に楽しめなくなるもんね?もっと一緒に楽しんで、一つになろうね…。」
山陀は猿轡に手を掛けて、少しずつ、少しずつ外していく。
幼女「ん…んーー!!」
幼女は生存本能を全開にして、ねだる様に身体をくねらせた。
その様子を見て、山陀は愉快そうに幼女の額にキスすると、一気に猿轡を外した。
幼女「おえっ!」
ビシャ!ビシャシャ!!
幼女の口内に溜まっていた吐寫物は、解放と共に一気にはじけとんだ。
27 名前: SS@ビックバン 投稿日: 2008/12/15(月) 21:40:45.64 ID:fXtS7UY0
幼女「うっ!ゴホッ!おえっ!…はっ、はぁーー!はぁー!」
幼女「うっ!ゴホッ!おえっ!…はっ、はぁーー!はぁー!」
幼女は少し咽ると、一気に息を吸い込む。
幼女「!ゴホっ!ゴホゴホっ!ごほ!!おえっ!!」
吐寫物が気管に詰まったのであろう。
幼女は激しく咽る。
幼女は激しく咽る。
強く瞑った瞳からはポロリと涙が零れた。
山陀「大丈夫かい?何とも無い様でほっとしたよ…。」
山陀は白々しく胸を撫で下ろして言った。
幼女「………」
その山陀の余りにも腹立たしい様子を目の当たりにして幼女は思った。
何故、自分がこんな人間に命を奪われなければならないのか、と。
一瞬とはいえ、死の淵から舞い戻った幼女は不思議と冷静さを取り戻していた。
幼女の脳裏に冷たい怒りが湧き出す。
幼女の魂が震えた。
「生きたい!」
幼女は目の前の狂人の、気持ちの悪い微笑を澄んだ瞳で射抜いた…
…そして、静かに…生き残る為の戦いを始める…。