実は言ってない台詞

登録日:2016/04/11 Mon 19:15:00
更新日:2025/04/26 Sat 01:36:27NEW!
所要時間:約 120 分で読めます




偉人と言えば、名言である。
伝記や歴史番組などで目にした偉人たちの名言を、座右の銘としている人も多いだろう。

だが、中には「実は本人はそんなことを言っていない」という名言もかなりある。
その内実は大きく分けて
  • そもそも作り話
  • 他人の名言が別人のものとされた
  • 言ったことは言ったが、意味が違う
といったところである。
現代の人物の場合都市伝説となることもある。

本項ではこれらに当てはまる台詞を解説していく。
架空人物のものについてはこちら

なお一冊丸々他人が偉人名義で書いた本などは偽書の項目で。
またある人物の画像に勝手に台詞を書き加えたのが広まった例はコラ画像の項目で。




1. そもそも作り話だった








2. 他人の発言が別人のものにされた




3. 言ったことは言ったが、意味が違う




4. 間違って覚えられた



5. 誰が言ったかわからない



6. 意訳により原文から意味合いが変わってしまった



番外1. 元々存在しなかったが、後に本人が発するなどして「嘘から出た真」になった


番外2. 実は言っていた台詞


余談

これらの言葉を偉人が言ったというのは創作に過ぎないにしても、それが名言として語り伝えられてきたのは、その言葉の力とその偉人の魅力の賜物に他ならない。
そういう側面は忘れてはならないだろう。
一番最初の言葉にどこか間違いがあったとしても、そこからの全ては紛れも無く本物であるのだから。

ただし、そうした「言葉の重さ」に適当に乗っかろうとした結果、時として赤っ恥をかく事になるのはそれを言う側である。
なのでやっぱり言った言わないも大事な事なのだ。主に我々の面子の為に。

また、中には当該偉人の負の側面などを象徴するエピソードとしてこうした名言…いや迷言が扱われるケースもある。
しかし、これらは後世やマスコミ、ネット民の印象操作等によって、正しい意図ではなく、捻じ曲げられて伝わってしまうケースも後を絶たない。

好意的な文脈で取り上げられる名言であれば、本人も「まあいいか」という大人の対応をしてくれる場合はあるかもしれない。
だが、「何がセーフで何がアウトか」を実際に判断するのは、我々ではなく「言った事にされた方」であるという事を肝に銘じておこう。



追記・修正は名言を正確に残してからお願いします。

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最終更新:2025年04月26日 01:36

*1 『劇場版 仮面ライダーゴースト』に由来するネタで、こちらは「ダーウィン本人の扱いだが、そもそも創作物」というパターン。本編ではこのあと「ありがとうタケル君」と主人公に礼を言って終わる。

*2 少なくとも大山が特攻兵だとか、過去にチンピラを殺しその妻子に罪を償うために一年間農作業をしていたとか、馬殺しを名乗る空手家と100人抜きをやったとか言うのは確実に嘘である。

*3 なお終結間際の1945年7月の庶民院総選挙で、与党の保守党が労働党に敗北したことで辞任を余儀なくされている。

*4 本人の著書『第二次大戦回顧録』からの引用とされることもあるが、原文にそのようなくだりはない。

*5 「自国の要求を『無理難題』と表現している」「政府の外交姿勢の話のはずなのに一貫して表記が『日本人』」「日本語の微妙な言い回しがやけに正確」等。

*6 さらに言えば出走できるのは牡馬か牝馬のみで、騙馬(簡単に言うと去勢した牡馬)は出走できない。一応、過去には出走が認められていた時期もあった。

*7 ここから、選挙に行かないことを「寝る」と称するネットスラングが生まれて、現在でも使われている。

*8 噂では「こんなことして楽して儲かる」的な動画作成の情報商材が出回ったという話だが、残念ながら証拠がない。

*9 手塚の没年が1989年、尾田の漫画家デビュー年が1997年なのでどうやっても年代が合わない

*10 ネタが過激化して先鋭的になりすぎた、外的要因でコミュニティが成立しなくなった、逆に古参が暴走を始めた等。具体例として、一度崩壊寸前まで行ったアンサイクロペディアはこれが全て当てはまっている。

*11 セブン&アイ・ホールディングス役員。

*12 なお、トレードで移籍されてきた松永は移籍年では故障するなど期待されていた程の優れた成績は残せておらず、またトレードの相手となった野田浩司はその年に最多勝を獲得、翌年以降は優勝に貢献したり1試合19奪三振の日本記録を達成したりとオリックス・ブルーウェーブで活躍していた。そんな状況の中で1年で阪神を出ていった松永に対して、発言に関係なく悪感情を持っているという阪神ファンの存在は現在でも少なからず見当たる。

*13 ゴールドシップ号の馬主。ベアリング製造メーカー創業者。

*14 ダイワスカーレット号の馬主。実業家。

*15 タニノギムレット号及びウオッカ号などの馬主で実業家の谷水雄三。なおかつてはカントリー牧場を経営するオーナーブリーダー(馬主兼生産者)でもあったが、カントリー牧場は2012年を以って解散し、馬主業も2022年6月を以って事実上撤退した。

*16 どちらも茂行氏の父で実業家・馬主であった西山正行氏の所有馬(セイウンスカイ号は後に名義を西山牧場名義に変更)の持ち馬であり、正行氏の死後にその権利を引き継いだ。

*17 実業家・馬主(オーナーブリーダー)で、ニシノデイジー号などの馬主でもある。ちなみにウマ娘プロジェクトに好意的な姿勢を取っていることでも知られ、娘さんもウマ娘トレーナーである。

*18 厳密に言うと、コピペの原型となった書き込みを改変して現在の形にした人物。

*19 「当時アシだったむぎわらしんたろう先生に翼竜の作画を頼む→描く→先生が一瞥したら直後に「そこの関節はそれだと間違ってるよ」と怒られてしまった」とか

*20 本人インタビューや、アシスタント経験者の回顧漫画などから確認できる

*21 一時期、多数のコメント欄にてのび太を副主人公にするよう要請する意見が立て続けに書かれていた。

*22 『野比のび太』の記事より。なお同サイトは著名なUGC百科事典の中ではトップクラスに運営が放任主義となっており、これと言った編集ルールがほとんど存在しないため、出典を伴ったファクトチェックが入念に行われるケースはかなり珍しい。なぜこのサイトで記述したのかは不明。

*23 「幽白末期にストレス解消のため一人で書いた」などの発言は明確にソースがあるが、ハンタでもアシスタントを雇っていないというソースは存在しない。それどころか同作のコミックスではアシスタントとのお絵かき企画が掲載されていて、作中でもそれと同じ画風のモブが確認できる。また、王位継承戦突入後に「ジャンプ流」で取り上げられた際には、5人ほどのスタッフが確認されている。

*24 実際にアニメのレギュラーキャラには、そもそも人型ではないキャラと「明らかにデデデ大王以上に高頭身、ではない人型キャラクター」しかいない。テレビ通話の画面をトリミングして普通の人型体形っぽく見せてたやつはいたが…

*25 東映側も氏が「連絡をとって了承を得た」のを言及している。一説にはここで「こちら側もロボコップネタを1作作らせてほしい」にokが出た結果が『機動刑事ジバン』、とされるがこれはソース不明

*26 日本ではパン屋で売られている事もあるためパン扱いだが、フランスでは菓子パンなどの甘いパンはお菓子として扱われる

*27 なおルソーの自伝が出版されたのは彼の死後であり、その頃のマリーの年齢は20代半ば。

*28 一方のマリーは、王家の味方を厳格な君主主義者だけに限定する傾向があった。彼女は民主制や近代的憲法を「唾棄すべき作品」と呼び、革命家を、さらには君主制をどうにか守ろうとする立憲君主主義者さえをも一まとめに「過激派」と呼んでいた。マリーいわくフランスは「唯一の指導者」に統治される君主国であり、「過激派」を倒すために実家オーストリアや諸外国に軍派遣を頼んでいた。彼女を処刑する理由は「機密情報の国外への漏洩」と宣告された。ただし、「首飾り事件」を含む多数の冤罪も押しつけられていた。

*29 王妃であるにもかかわらず子供たちのために家庭菜園や農園で食材を賄い、子供たちのおもちゃですら自作する等。しかし経済政策は理解できておらず、財政問題解決にはならなかった。

*30 要約すると「酷い事だと思うが、軍人である以上命令に従わない訳にはいかなかった。なぜ上の命令に従っただけで有罪になるのか」(実際には戦後にイスラエルで裁判にかけられ死刑判決が確定)。またこの際には「『我が闘争』は読んでいない」とも発言している。一応付記しておくと「敗戦国側に厳しい・戦勝国側に甘い」というのは複数の戦争犯罪裁判において指摘されている問題ではある

*31 「すべての人間は生まれながらにして平等であり、創造主によって、生命、自由、及び幸福の追求を含む不可侵の権利を与えられている」という部分

*32 実際、福沢諭吉の著者名義で『脱亜論』が後世に刊行されてしまっているケースが多い事も拍車をかけている節がある

*33 漫画『普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。』に登場するゆるキャラ「ムルデル君」の元ネタである。これは作品の舞台になっているのが千葉県流山市であり、当地の利根運河をムルデルが設計したことにちなむ。

*34 一応「あらやだ」とは言うが。

*35 実際には自分たちの尻が青鬼に食われるの意と思われる。

*36 余談だがサウスパークにはネズミや有名人を文字通り尻から吸い込む「スレイブ君」というキャラクターが登場する。

*37 レーリヒの独特な青の色使いは「レーリッヒ・ブルー」と名付けられるほど著名であり。この辺りが混同されていたりもするのかもしれない。

*38 ロシア正教会のトップ

*39 アニヲタ民に著名なもので言えばアルファ、ブラボー、チャーリーとかああいう感じ

*40 ④は『かつじんけん』と読む

*41 前者は本格的な作品にないわけではなく(『相棒』など)、後者は特撮ヒーロー作品のような「最初からそういった描写が許容されるシリーズ作品」で犯人当て要素をやる場合にはむしろお約束(『特捜戦隊デカレンジャー』ジャスミンの超能力捜査官設定、『仮面ライダーWシリーズ』地球の本棚など)だが

*42 ちなみに襲撃犯の一人は出会い頭に銃の引き金を引いており、不発に終わらなければそこで自身が死んでいた可能性もあるにもかかわらず、「撃つならいつでも撃てる」と告げ、後述の通り「話をしよう」と彼らを部屋に案内したという。

*43 彼の悪逆非道さをアピールしている平家物語は小説に近いところがあり、鵜呑みは厳禁だとされている

*44 「驥(千里を駆ける駿馬)に学ぶのは驥の同類であり、舜(中国神話に登場する有能な皇帝)に学ぶのは舜の同士である。形だけでも賢人に学ぼうとする者もまた賢人なのだ」という意味

*45 現代では信じがたいかもしれないが、当時はカツアゲ暴行なんでもありの店舗が報告されることもまあまあ珍しくなかった

*46 この後のルパンは宮崎による「いざとなれば各種『やむを得ない、荒っぽい判断』は取れるが、本質的には優しく、また不必要な殺しや被害はあまり好まないルパン三世」で固まっていったのはご存じの通り

*47 実際パンチ先生の原作のルパン三世は、アニメなら諦めて撤収する・次元や五ェ門に乗り物だけ破壊させて足止めするなど一時的に無力化するだけで済ませるような場面でも「スルーすると自分の身がマズいのでここで殺す」選択を取っている

*48 日本語の「ヤバい」に近い

*49 マナーの悪いバカに白いアレを送り付けられたり。

*50 2001年に書かれた文章だが、インタ―ネットアーカイブから現在も閲覧可能

*51 テレビ番組のイメージ映像を鵜呑みにして「不法入国した」などと提唱したり、どん兵衛の新たなTVCMが放送されたのを見て「アンミカのCMは不評だったから降板させられた」と言い張る(そもそもアンミカのCMはウェブ限定)など。

*52 平たく言うと水面に石を投げて跳ねさせるあれの皿版である

*53 イギリスの哲学者ジョン・ロックが論語の「衣食足りて礼節を知る」ぐらいのニュアンスで引用したのが発祥とも言われているが定かではない。

*54 この年は最終盤まで西武・オリックスと優勝争いを繰り広げていた。

*55 タマモクロスの実際の二つ名が「白い稲妻」、フジキセキが「黒い奇跡」である事が由来と思われる

*56 古い漫画なのでこれまで知らなかった層に広めた一因ではあるだろうが。

*57 タマモクロスは「シンデレラグレイ」の主要キャラだが、主人公はオグリキャップである

*58 こちらも明言はしていない

*59 父トニービン、母父マルゼンスキーでダービー勝利はウイチケしかいない。

*60 例えば2020年のドラマ『アメリカに負けなかった男』では、(怒鳴ってこそいないものの)西村議員に面と向かって「ばかやろう!」と言っている

*61 例えばサボるのは「与えられた任務をするより、休んだり遊んだほうが自分にとってよい。」と当人が判断したからサボったわけで、自分で判断して行動した「働き者」となる。もちろん通常こうした判断は間違い(体調が悪いなどの正規の理由があるなら上官に報告し、それが正しいか上官が判断すること。)なので「無能」である。

*62 主に書記を目指す若者向けに書かれたもので、「王を敬え、文章はこう書け、そうすれば良い人生が送れる」などといった教えが記されている。

*63 元ネタと思われる文章が『国家』に登場するが、本来の文脈は「若者の欲望が政治体制を変えてしまうことがある」というもので、「最近の~」と付けるのは不正確。