ゲンガー

「ゲンガー」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

ゲンガー - (2022/12/06 (火) 23:53:57) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/02/18(金) 20:58:40
更新日:2024/04/16 Tue 11:41:14
所要時間:約 15 分で読めます


タグ一覧
92 93 94 いろいろ元祖 かげふみ かわいい しんかのきせき ちみちゃん どく なかはしこうよう のろわれボディ ふゆう もりのようかん アセロラ イジワルズ イタズラ小僧 インドぞうの天敵その2 オニオン オマツ カリン ガス ガス → 幽霊 キクコ キョダイマックス ゲンガー ゴース ゴースト サトシ シオンの亡霊 シキミ シャドー ドッペルゲンガー ピクシー ピッピ プルメリ ポケモン ポケモン最終進化形 ポケモン解説項目 ポッ拳 マツバ メガシンカ メリッサ レホール 一番最初の最初に出てきたポケモン 優遇 元祖さいみんじゅつ→ゆめくい 初代 初代通信進化組 原画 受付嬢 古参 古株 巨大幻影 愛すべきバカ 生きてるの?死んでるの? 神出鬼没の黒い悪魔 第一世代 赤緑 通信進化 間宮康弘



山で遭難したとき命を奪いに暗闇から現れることがあるという。



出典:ポケットモンスター、99話『スパイクタウンのマリィ!』、19年11月17日から放送中。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon



ポケットモンスターシリーズに初代から登場するポケモン


■データ


全国図鑑No.94
分類:シャドーポケモン
英語名:Gengar
高さ:1.5m
重さ:40.5kg
タマゴグループ:不定形
性別比率:♂50♀50

タイプ:ゴースト/どく
特性:ふゆう(じめんタイプの技と「まきびし」「どくびし」「ねばねばネット」「特性:ありじごく」「各種フィールド」が無効)
→のろわれボディ(受けた技を3割の確率で「かなしばり」状態にする) ※SMから変更

HP:60
攻撃:65
防御:60
特攻:130
特防:75(初代のみ130)
素早さ:110
合計:500


努力値:特攻+3

ゴースがレベル25でゴーストに進化
ゴーストを通信交換するとゲンガーに進化。


■概要


名前の由来はドッペルゲンガー
影のような紫色の体色とずんぐりした体型が特徴的なゴーストタイプを代表するポケモン。
ほとんど気体に近かった進化前と比べて実体がはっきりしているのか重さはゴーストの約400倍になっている。

影と一体化して獲物を襲うのを得意とする。
また恐ろしい噂を多数持つ事で有名なポケモンで、

「山の中で遭難した者の命を奪う」
「月夜の影が勝手に動いて笑いだすのはゲンガーの仕業」
「街灯の影が自分を追い越すのはゲンガーの仕業」
「突然寒気に襲われた時はゲンガーに狙われた証拠」
「影につきまとって呪いをかける」

等々、その噂の数は挙げていけばキリがないらしい。
しかもサンバージョンでは、「ゲンガーの呪いから逃れるすべはないから諦めろ」と断言されている。
何気に超危険なポケモンである。
さらにメガシンカ後の図鑑には「ゲンガーとの絆はいびつ」とも書かれていたり、キョダイマックス後の図鑑でも「口の前に立つと大切な人が呼ぶ声が聞こえる。」 と書かれていたりする。大丈夫かこのポケモン。

そんな恐ろしい設定がある一方で人気は意外とすこぶる高く、一番くじやゲームセンターのプライズ等に於いてこのポケモンのグッズが大量に作られたりしている程人気の高さが窺える。悪者そうな見た目とは裏腹に多くのポケモンファンから愛されているポケモンであろう。



真偽は不明だが、一部のユーザーの間では「ゲンガーはゴーストがピクシーに憑依した姿」という都市伝説が存在する。
ゴーストからゲンガーに進化した際に急に体重が増えていることや、ゲンガーの身長・体重・体型がピクシーに類似しているように見えることが根拠として上げられる。
また、2017年10月に発売したゲンガーだけの一番くじにはピクシー…ではなくピッピがゲンガー達に囲まれた絵柄のものが存在する。公式が意識しているのかは不明。

色違いは若干黒くなっている。よく目を凝らして見ないとわかりづらい。
メガシンカキョダイマックス後は真っ白に。まさに驚きの白さ。

実は杉森健氏のお気に入り。


■ゲームでのゲンガー


初代のオープニングに登場しており何故かニドリーノ(「青」ではプリン)と肉弾戦をしていた。
この様子はアニポケ1話のサトシや『THE ORIGIN』のレッドが観ていた試合の中継内容として再現されている。

本編ではシオンタウンポケモンタワーに進化前のゴース、ゴーストが野生で登場。
ただしシルフスコープが無いと正体が分からない「ゆうれい」として表示され一切攻撃する事が出来ない。

「タチサレ…ココカラタチサレ…」

「ゆうれい」の時の彼らはあのミュウツーですら手出し出来ないためある意味最強の存在とも言える。
ちなみに初代以降はシルフスコープが無くても普通に戦える。
リメイクのFRLGでは5の島にある「かえらずのあな」にも出現する。

またあの「もりのようかん」等にも登場する。
ちなみにゲンガーそのものは基本的に野生で登場しないがダブルスロットを使えば洋館の一部部屋でのみ超低確率で登場する。
関係性は不明だがこのゲンガーが登場する部屋にはあの恐ろしいイベントが…


トレーナーでは祈祷師やサイキッカー等がよく使用している。
またジムリーダーではマツバメリッサ、オニオン、四天王ではキクコの切り札となっており、何気に切り札になった回数がかなり多い(メリッサはしょうぶどころでの戦闘時)。

切り札ではないが四天王のカリン(強化前)や金銀ライバルBW2の四天王のシキミ(強化後のチャレンジモード)も使用する等、
主要トレーナーの使用頻度はギャラドス並に高かったりする。


SMではメレメレ島の「ハウオリ霊園」でゴースが出現。
ストーリー中に使われることが多いノーマル技が無効の上に「さいみんじゅつ」が使えるので戦闘でも捕獲役としても役立つ。
たまにポケリゾートに現れることもある。

ゴーストはウラウラ島の「メガやす跡地」に出現。
仲間呼びを行うことで、たまに進化形のゲンガーも出現する。

剣盾でも続投。
シールド限定のジムリーダーのオニオンが切り札として使用し、キョダイマックス(後述)させて戦わせてくる。

SVでも続投。
今作では夜学のアカデミーの生徒が連れ歩いており、夜に学校に行くと多数のゲンガーがいる。また、学園の受付のポケモンも夜はゲンガーになっている。
上述の通りゲンガーは図鑑説明上は割と恐ろしい性質持ちなのだが、パルデアでは特にそんな様子もなく日常のポケモンとして親しまれているようだ。
ハッコウシティにバチンウニゴーストを交換してくれるNPCがおり、そこでゲンガーに進化できるので過去作より図鑑を埋めるのは楽。

■対戦でのゲンガー


トップクラスに高い特攻と次いで高水準な素早さを持つがそれ以外の能力は低いという典型的な特殊速攻アタッカー。

初代では唯一のゴーストタイプの系統。
最速の「さいみんじゅつ」使いである事や、鬼畜性能だった「はかいこうせん」や「だいばくはつ」を無効化したり、当時は高かった特殊耐久を活かしてそれなりに活躍していた。
最強のエスパータイプの弱点を突ける貴重なポケモン…と思いきや、タイプ一致の攻撃技は固定ダメージの「ナイトヘッド」を除くと「したでなめる」のみ、しかもバグでエスパーには無効。
それでもゴーストタイプ自体はほぼ弱点無しに等しかったが、どく複合なので逆にエスパーに弱くなってしまうというのが最大のネックで、強力だが扱い難い部類でもあった。

主な攻撃技はエスパーしか半減できない「サイコキネシス」、「ふぶき」使いの多くに有効な「10まんボルト」や「かみなり」、上述の「ナイトヘッド」、当時は高火力な「だいばくはつ」等。
眠らせた後に交換されると無意味な「ゆめくい」も、まともな攻撃技が少ないことや上記のエスパー技の通りの良さもあって採用率が高く、サイキネに次いで使われた攻撃技とも言われる。
正直催眠ありきの部分が強く殴り合いには向かないため、「さいみんじゅつ」「あやしいひかり」「かげぶんしん」で嫌がらせに徹した方が強かったという話も。
なおケンタロスの「じしん」はVC版現在ではゲンガーピンポイントで優先順位は低いとされる(ゴローニャサイドンには「ふぶき」の方が有効)が、当時は採用率が極めて高く危険な相手だった。
「ナイトヘッド」に関してはVC版現在、PPで劣る事、当時のダメージ固定技が相性を無視する仕様となっていた事から「ちきゅうなげ」の下位互換とされ、そのようなことから環境から死滅している。

金銀では弱体化の面が目立つ。
種族値の仕様変更により特防が一気に落ち、初代ではミュウツーの「サイコキネシス」すら確2に押し込められた特殊耐久が一気にひ弱になってしまう。
一致技の「シャドーボール」と「ヘドロばくだん」が登場…したのだが、当時ゴーストタイプと毒タイプの技は全て物理技扱いだったためほぼ飼い殺し状態。
と言うかまずヘドロばくだんは覚えられなかった。一方で(当時特殊技だった)三色パンチを習得可能になり、特殊技の攻撃範囲自体は広くなった。

新たなゴーストタイプとしてムウマが追加されたのは、ゲンガーにとっては向かい風。
ムウマはゲンガーと違い地面技が等倍である為、当時大躍進していたガラガラの攻撃を受けやすい事もあり対戦ではあちらに喰われていた。
ゲンガーも実質現在の倍の威力の「だいばくはつ」や弱体化前の「みちづれ」も覚えるため一方的に倒されることが少なく、選出ミスが起こりにくい利点はあったが、トップメタが大体「じしん」を仕込んでいるカビゴンの時点で…。
とは言え新たにくろいまなざし+ほろびのうた+みちづれと言う割とえげつないコンボを入手した事を始めとした型の読めなさという点は強化と言えるか。
要するに?:第2世代のゲンガーのお仕事は捨て駒


RSEからは特性「ふゆう」を取得、地面弱点を克服し止められる相手が大幅に増えた。
進化前はともかく、ゲンガーはどう見ても浮いてない*1のに何故「ふゆう」?とか突っ込んではいけない。
この世代で多くの古参プレーヤーがゲンガー一族に地面技を使ってなん…だと……?となったとか。
ただ相変わらずタイプ一致技に恵まれず弱点が突けない相手には火力不足という欠点は全く変わっていなかった。
その為どちらかと言うとこの世代のゲンガーの役割は攻撃ではなく独特な耐性を活かした嫌がらせ
そもそもこの世代、メタグロスとラティ兄妹が大増殖していた時期なので採用率は察すべし。
どこからともなくシャドボ(当時まだ物理)が飛んでくるのだから仕方ない。


豊富な補助技を持ち、相手を錯乱しながらその火力でとどめを刺す印象通りの狡猾なアタッカー。
その補助技と無効の多いタイプを活かしてアタッカーながらもトリッキーに立ち回るのが基本。

特に有名なのが「さいみんじゅつ」と「ゆめくい」の組み合わせで上手くいけばゲンガー一匹で2~3匹持っていくポテンシャルを誇る。
プラチナで「さいみんじゅつ」が弱体化してからは使用者は減ったもののそれでも十分に驚異である。

その他にも「おにび」「あやしいひかり」「ちょうはつ」「かなしばり」等々、妨害の手段には事欠かない。

また補助技だけでなく攻撃技も豊富でタイプ一致の「シャドーボール」「ヘドロばくだん」を筆頭に、
「10まんボルト」「エナジーボール」「きあいだま」「こごえるかぜ」等々、なかなかの攻撃範囲を誇る。

また弱点や抵抗の関係で地味にゾロアークと相性が良かったりする。
見せ合いの時に一緒に見かけた時は注意しよう。

しかし特殊アタッカーの宿命か奇石ラッキーを代表とした特殊受けで止まりやすいのが欠点。
まさに「ハピで止まります」…かと思いきやゲンガーには「ちきゅうなげ」も「どくどく」も効かない。
みがわり」でもしてしまえば電磁波も通らなくなるのでハピナスも何もできなくなるという事案が発生する。
というか後述のメガゲンガーだと逆にハピナスを起点にできてしまう。

また耐久は特殊物理ともに紙で特攻こそ高いものの技火力がそこまで高くないので単純な殴りあいだと結構ダメージ負けしがち。
そのため前述の通り補助技の使いどころが生命線とも言え、意外と玄人向けのポケモンと言える。

不意のスカーフや「ふいうち」等に弱いのも注意したい。

持ち物は「きあいのタスキ」が主流。「くろいヘドロ」を持って相手を一方的にハメる型も。

余談だがタスキゲンガーはバトルタワー系の施設で非常に強い。
大半のポケモンを抜かせる素早さ110とタスキのおかげで「すなあらし」「あられ」下でもなければ確実に2回は行動できる。
2回行動できれば並耐久程度のポケモンを1匹倒すには十分。技範囲も広い。
高耐久ポケは弱点を付けないと流石に落とせないがそこは残り2匹でカバーしよう。
パーティー全体でどうしても苦手な相手は無理矢理「みちづれ」で落とせる。

XYでは毒技を弱点に持つフェアリーの登場やのゴースト、悪耐性削除により一致技の範囲が拡大し、
ゴーストタイプ自体にかげふみやくろいまなざし等の交代無効技や特性が効かない仕様が追加された。
ゲンガー自身も「マジカルシャイン」を習得している。
それだけでも十分強化されているのだが、なんとメガシンカも追加された(詳細は下記参照)。

SM以降は「きあいだま」をZワザとして使えるため、苦手なタイプにもさらに対抗しやすくなった。ただ特性が変更されたのは痛いか。

剣盾ではメガシンカを没収されてしまう。
加えて新たなゴーストタイプであるドラパルトにシェアを奪われてしまった。
頼みの綱のダイマックスも相性は微妙で、一応キョダイマックスでメガゲンガー染みた事はできるのだが3ターン補助技を捨てる羽目になる。
ゲンガーでなければ刺さらない相手と言うのも少なくなってしまい、遂に環境から消えてしまった。
ダイマックス環境においてHP60防御60特防75では耐久力が足りなさすぎるのである…。

一応彼(彼女)の名誉のために言っておくと、
シリーズ6の上位禁止環境ではフェアリー全般、カットロトムに強いことから需要が増し、シーズン11には使用率6位を記録している。
しかしどちらかと言うとドラパルトの代わりみたいな扱いであり、はっきり言って手放しに喜べるものでもなかったりする…。


メガゲンガー


すべてのものの命を狙う。主であるトレーナーにさえ呪いをかけようと狙っているぞ。

特性:かげふみ(相手の逃亡・交代を封じる。相手も同じ特性の場合は無効)

  • 種族値
HP:60
攻撃:65
防御:80
特攻:170
特防:95
素早さ:130
合計:600

このメガゲンガー、高い特攻と素早さだけで十分化け物だが何と特性はかげふみである。

もう一度言おう、
特性はかげふみである。

大事なこと(ry

第5世代でシャンデラの夢特性に設定されながらも結局解禁されずお蔵入りになった「かげふみ」。
何とそれがシャンデラ以上の特攻を持つメガゲンガーの特性として実装されたのである。
有利な相手を逃がさずにサンダースなどの素早さ130族と同じ速さでホワイトキュレム並みの特攻から繰り出される特殊攻撃で相手をボコれる。
タマゴ技の「ほろびのうた」を主軸にし、時間稼ぎに特化するため、「まもる」や「みがわり」を持たせて攻撃技を使わない型も十分実用レベル。
また、「ちょうはつ」を入れて「みちづれ」をすれば相手のポケモンは交代することもできずにゲンガーと心中する羽目になる。

このように恐ろしいまでの強さを誇るメガゲンガーだが、

戦闘中にはじめてボールから出た時はメガゲンガーではない=かげふみではないので相手は交代する隙がある。
火力強化アイテムを持てず一致技の威力も100以下のものばかりなので決定力が物足りない場合がある。
特性ふゆうを失うため初代や金銀よろしく地面技が効果抜群で当たるようになる。メガシンカした瞬間に地震撃たれて成仏ということもありえる。
「きあいのタスキ」や「シュカのみ」を持てないのも痛い。
前述のとおり仕様変更でゴーストタイプならかげふみを無視して普通に交代できる。
このように弱点も存在するため、相手が使ってきた時はこうした点を踏まえて対処していこう。

交代を封じるので相手を眠らせてからの「ゆめくい」を最も決めやすい。
が、威力100とは言え所詮不一致なので弱点を突かないと中途半端な火力しか出ず、先手を取るのが基本なのにダメージを受けてないと回復効果が無意味なので実用性は低い。

メガゲンガー登場後、特別に「ヘドロウェーブ」を習得した色違いゲンガーを貰えるイベントも開催された。
一度目は全国のポケモンセンター及び大手百貨店や家電量販店、二回目は広島のポケモンセンターで配布された。
配信ポケモンとしては珍しくダークボール入り。性別・性格・個体値はランダム。
の追加効果発生率は「ヘドロばくだん」の1/3とはいえ火力では勝るため、需要は高かったと思われる。


■進化前 ゴースト


なめられると命を吸われる。体が震えて止まらなくなりやがては死に至るという。

全国図鑑No.93
分類:ガスじょうポケモン
英語名:Haunter
高さ:1.6m
重さ:0.1kg

タイプ:ゴースト/どく
特性:ふゆう(地面タイプの技と「まきびし」「どくびし」「ねばねばネット」が無効)

  • 種族値
HP:40
攻撃:50
防御:45
特攻:115
特防:55(初代のみ115)
素早さ:95
合計:405

2倍:ゴースト/エスパー/あく
1/2:くさ/フェアリー
1/4:むし/どく
無効:ノーマル/かくとう/じめん(特性の効果)

努力値:特攻+2


進化前。暗闇に息を潜めて獲物を待っており、時折手招きすることもある。
幽霊らしく物体をすり抜けられ、舌で舐められると震えが止まらずに至る。
その様子から、異次元空間の住人ではないかと噂されている。

進化前としては高い特攻と素早さを誇り、元無進化ポケモンのムウマをも上回る。
初代ではユンゲラーゴーリキーゴローンと共にぼっちネタとして有名だった存在。
ゲンガーが使用禁止のニンテンドウカップ99ではケンタロスに代わるノーマルアタッカーであるペルシアンの「きりさく」が無効という点で重宝した。
さらに第二世代では「だいばくはつ」の強化や強力な新技「みちづれ」の登場もあってゲンガーとの同時採用も検討できる程度の能力がある。
第二世代当時はゲンガー共々ムウマに食われていたが。

第三世代以降は対戦環境から姿を消していたが、第七世代でゲンガーの特性が「のろわれボディ」になったため、対戦での価値が上がった。
特攻以外の種族値はムウマージよりも低く、「しんかのきせき」も耐久力で勝るムウマの方が相性が良い。
しかし火力や耐性の数ではゴーストが勝り、一致「ヘドロばくだん」や必中「どくどく」、「さいみんじゅつ」や「かなしばり」と差別化できる要素は多い。
「じしん」や「じゃれつく」読みで場に出ての「おにび」撒きや、「おにび」を警戒しての交代読みで「さいみんじゅつ」「どくどく」への切り替えも可能。
ゾロアークと組んだ際にも弱点を補いつつ地面技の一貫を切ることができる。
「どくびし」は回収できないので注意。

「きあいだま」は覚えられず、格闘技は「めざめるパワー」頼りになる。
「かみなり」も何故か第三世代以降はわざマシンに対応せず、第一世代・第二世代のVC版限定でありレートでは使えないので注意。


■さらに進化前 ゴース


ガスでできた薄い体はどんな大きさの相手も包みこみ息の根を止める。

全国図鑑No.92
分類:ガスじょうポケモン
英語名:Gastly
高さ:1.3m
重さ:0.1kg

特性:ふゆう

  • 種族値
HP:30
攻撃:35
防御:30
特攻:100
特防:35(初代のみ100)
素早さ:80
合計:310

努力値:特攻+1


初期形態。薄い体の95%は毒ガス、5%はガスで死んだ者の怨念で構成されているらしい。
獲物をガスで包み込み、皮膚から毒素を送り込むことで気を失わせて仕留める恐ろしい奴。
同じガス使いのドガースは爆発に注意すれば致死性は低そうなので多分こっちの方が危険。

初代赤緑ではライチュウと並ぶインドぞうキラーとして有名。
しかも「下手に触ると気絶する」と説明されているあちらと違い、こちらは能動的である。

幽霊らしく廃墟となった古い建物に出現することが多い。
風に吹かれると体が削れてしまうので、それを避けるためでもあるのだろう。

初代のゲーム画面では公式イラストと違い、薄いガスの中に目と口だけが浮き出たデザイン。
青版のゴルバットナッシーにも引けを取らないほど怖い。

技や特性については上記のゴーストを参照。
リトルバトルでは上位の素早さと特攻を誇り、通常ルールのゴーストよりも使いやすい。
というか「きあいだま」を使えない点以外は「ふゆう」没収前のゲンガーと遜色ない。


■アニメのゲンガー


上述の通り、1話冒頭でニドリーノと対戦。ニドリーノのトレーナーがシバだったので、キクコのゲンガーだろうか?

その後も原作での使用トレーナーが多いこともあり、度々登場している。
図鑑に恐ろしい事が書かれている一方でアニメだと大抵の場合、イタズラ好きだったりどこか憎めなかったりと所謂愛すべき馬鹿的な扱いが多い(無印編23話など)。

無印74話『激突!超古代ポケモン』では古代のゲンガーが登場。
超古代において大暴れした後『古代ポケモニア文明』に封印されていた個体であり、2~30メートルはありそうな巨大なゲンガー。体に謎の模様がある。
同じく巨大なフーディンと争ったが、巨大プリンに眠らされ再封印された。

アセロラのゲンガー

技:シャドーボール、シャドーパンチ、どろぼう
SMでは大昔のウラウラ島に「欲しがりラプー」と呼ばれる通常より巨体のゲンガーがいたが、他人の物を奪っていたため当時の島キングに封印されていた。
それがロケット団により封印が解かれてしまい、なんやかんやでアセロラがゲットした。

サトシのゲンガー



出典:ポケットモンスター、99話『スパイクタウンのマリィ!』、19年11月17日から放送中。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon

CV:間宮康弘
技:シャドーボール、ナイトヘッド→ヘドロばくだん、れいとうパンチ→おにび、サイコキネシス→マジカルシャイン
新無印』の11話に初登場をし、サクラギ研究所にポルターガイスト現象を起こしていたが、コハルとワンパチに撃退された。
その後16話に再登場し、今度はサトシに憑りつく。
実はこのゲンガー、元々はあるトレーナーのポケモンだったが、
そのトレーナーが自分に起きる不幸をゲンガーのせいだと解釈し、現サクラギ研究所がある場所にゲンガーを捨てたという経緯を持っていた。
そのため人間不信となっていたが、サトシに必要だと言われたことで彼を認め、ゲットされた。
このゲンガーをゲットした事でサトシは全18タイプのポケモンをゲットしたことになった。
(無印でゴーストを仲間にした事があったが、公式ではゲットしたことにはなっていない)

なおアニポケにおけるゲンガーは黒に近い濃い紫色をしているのだが(上記の欲しがりラプーなど)、このゲンガーはゲームに近い薄めの紫色をしている。
しかし色違い演出がないので通常個体のようだ。

バトルの実力についてだが、当初は黒星が多かった。それでもゴウカザルがもうかを発動しなければ撃破できなかったデンジのレントラーを交代に追い込むなど、決して弱い訳では無い。しかし、キョダイマックス習得を機に覚醒。それを習得してからはシロナ戦を除くすべての試合で最低一体は撃破している。タイマン勝負を制すことも多く、新無印編における準エース的な存在である。一方、キョダイマックスを使用しないと非常に弱く、キョダイマックスしていない公式戦の試合での勝率は2勝6敗と今一つ(それでもゴウカザル達から教わったおにびによって勝ち星を挙げたこともある。ダイゴのボスゴドラ戦がその好例)。良くも悪くもキョダイマックスを活かしたバトルが得意なポケモンである。

■ポケダンでのゲンガー


救助隊のメインキャラの一人。

チーム「イジワルズ」のリーダーで主人公達に敵対し、しょっちゅうちょっかい出してくる。
中盤では主人公たちの話を盗み聞きし、主人公が人間(=災害の原因)だと町に言い触らすが後にキュウコンから否定される。
終盤、隕石が接近しレックウザを説得しに行き、破壊光線の衝撃で死の淵をさまよう主人公とパートナーを死に引きずり込む。
…かと思いきや助けてくれるツンデレ
ちなみに本編クリア後暫くするとイベントが発生し、サーナイトの秘密と共にゲンガーの秘密が分かる。


ポケットモンスターSPECIALでのゲンガー


ポケスペでは第2章キクコが使用。
さいみんじゅつ+ゆめくいのコンボをトレーナーに撃ち込むという凶悪戦法を披露。一見精神攻撃だが、キクコのセリフからガチで息の根を止められたようだ。
再戦時には図鑑設定を反映した実際に影に潜むチート能力で大暴れ。上記ダイレクトアタックの件で因縁のあるグリーンを一方的に追い詰めた。

また第12章の主人公エックス手持ち、「ラスマ」としても登場。
ラスマの活躍については手持ちの項目参照。


ポッ拳でのゲンガー


Twitterでの人気投票によって参戦が決定(分類はテクニカルタイプ)。
体力が全キャラ中最低で共鳴ゲージも溜まりにくく何の策も無しに近づくと力負けしやすい。
だが掴み攻撃で相手の共鳴ゲージと体力を奪うことができるのでこれを上手く使えば打たれ弱さはある程度解消される。

シャドーボールやシャドーパンチによる多角的な攻めができるのが特徴であり、溜めシャドボと催眠術で起き攻めも強い。
空中でガードボタンを押せば一定時間無敵状態になれる。
デュエルフェイズ時のコンボ難易度が全キャラ中屈指の高さであり、空中ポケモン技「おどろかす」のキャンセル行動がほぼ必須なので、かなり練習しないとまるで火力が出ない。

共鳴バーストでメガゲンガーへと変化する。
共鳴ゲージが溜まりにくい反動か全キャラ中で最も能力の上昇が大きくバーストアタックが他にはないガード不能攻撃というマジキチな性能をもつ。ジャンプするだけで回避できるのは内緒

総合的に言えば使う人の腕で雑魚キャラにも強キャラにもなりうる非常にピーキーな性能となっている。


■ポケとるでのゲンガー


ゴースト 初期攻撃力70 技:5つの力(5マッチさせると攻撃力アップ)
ノアプテキャッスル中盤でゲンガー、ステージ最終ボスでメガゲンガー(倒すとゲンガナイト取得)が登場。
どちらのステージもほかのポケモンと比べると超鬼畜な難易度。
特にメガゲンガーはメガオニゴーリに続く第二の壁ステージとしてプレイヤーに認識されている。

ゲンガー自体の性能は平均程度だが問題はメガゲンガー
その効果はなんとメガゲンガーを全て消す。
マスの種類が少ないほどコンボが延びやすいパズルゲームにおいてこれは非常に強力。
さらにゲンガー自身のメガシンカに必要なマッチ数が他と比べてブッチギリで少なく、速攻でメガシンカが可能。
そのため、ポケとるでのメガシンカ勢の中では屈指の厨性能と圧倒的な汎用性を誇る

とりあえずクリアしたいならメガ枠にゲンガーを入れる。
ぶっちゃけ弱点を突けるメガポケを入れるよりこいつ入れたほうがダメージとスコアが伸びるということもザラである。
欠点といえば、自分以外のマスを壊さないのでバリア化を除くオジャマを除去できず、
敵からオジャマを連打されると他より機能停止しやすいといったところだが、それを含めても強力である。

…本家では散々暴れまくってるのにポケとるでは最弱候補筆頭のアイツと違って全く自重していない…

しかし現在ではメガレックウザメガバンギラスなどのトンデモ性能なメガシンカが続々登場。
その関係でやや影が薄くなっている(上記二体は育成に異常な時間を要するという欠点があるが)ものの、三匹限定ステージでは未だに狂性能を発揮し続けている。

最近ではハロウィンverのゲンガーも登場。
こちらは毒タイプとなっており、メガシンカ能力は盤面の毒タイプ三マスをメガゲンガーに変えるというもの。
オリジナルとは方法が違うが大体同じコンボ加速系の能力である。
なお現在のポケとるは実用性のある毒タイプが壊滅的にいない状況なのでオリジナルとうって変わってこっちの出番はほとんどない。
ウツロイドー!早く来てくれ───!!!



追記・修正は浮遊しながらお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/