niina(にいな)

概要
2012年に開発されたぷよぷよのAIで、ACぷよぷよ通の上位プレイヤーらと対戦を行ったことで知られる。
開発者はtest。ぷよぷよの元祖「最強AI」とされるもので、AIらしくプログラムのタイプによってGTR型、対応型(niina_T)、速攻型(niina_S)、ノーマル型、にいな☆などの複数種類のバージョンを持った。2012~2015年頃にかけて人間の上位プレイヤーとの対戦を行っていずれも勝利したが、当時は将棋界等でもAIが注目され始め、「AI vs 人類」の構図も盛り上がりを見せ始めていた頃であり、アクション性も重視される『ぷよぷよ』においてAIはどのような可能性を持つのかを探究する上でも重要な役割を果たした。
2012年5月、「第1回人類vs最強AI 」と題して、A級相当の実力者との50先対戦を行った。AIと上級プレイヤーとの公開対戦は初のことで、計3戦をそれぞれGTR型、対応型、ノーマル型の3種のバージョンで戦った。結果、ぐっくるを50-21、ようかんを50-20、HIROを50-26とほぼすべてダブルスコアで圧勝した。
2013年8月には、「ぷよぷよ電王戦」と題して、AIとしては初めてS級プレイヤーであるKamestryとの100先での対戦を行った。100先を、最初の20先、次の40先、残り100本目までの3パートに分けてバージョンを切り替えながら戦ったが、対応型で20-6、催促型で40-35、総合型のにいな☆で40-30となり、合計結果100-71で勝利した。対戦後、Kamestryは「niinaの完勝だった。まだ自分より上(のプレイヤー)もいるので、戦いは終わらない。次の機会にまたリベンジしたい」との旨を述べた。
上記二つの対戦は、AIが人間の最上位プレイヤーに完勝したことが少なからぬインパクトを界隈に与えたが、これらは当時ぷよぷよ界の主戦場であった『ACぷよぷよ通』ではなく、AIが動作可能なクローンソフト『GeNEs WoRK』上で行われたものであったため、プレイヤー側に多少の環境的不利があったという見方も存在した。
2013年8月には、「ぷよぷよ電王戦」と題して、AIとしては初めてS級プレイヤーであるKamestryとの100先での対戦を行った。100先を、最初の20先、次の40先、残り100本目までの3パートに分けてバージョンを切り替えながら戦ったが、対応型で20-6、催促型で40-35、総合型のにいな☆で40-30となり、合計結果100-71で勝利した。対戦後、Kamestryは「niinaの完勝だった。まだ自分より上(のプレイヤー)もいるので、戦いは終わらない。次の機会にまたリベンジしたい」との旨を述べた。
上記二つの対戦は、AIが人間の最上位プレイヤーに完勝したことが少なからぬインパクトを界隈に与えたが、これらは当時ぷよぷよ界の主戦場であった『ACぷよぷよ通』ではなく、AIが動作可能なクローンソフト『GeNEs WoRK』上で行われたものであったため、プレイヤー側に多少の環境的不利があったという見方も存在した。
2015年2月に『ACぷよぷよ通』上でAIを動作させる技術がmayahによって開発されたことで、ゲームセンターのアーケード筐体での対戦が可能となった。同年8月には、「ACぷよぷよ通第1回人類 VS AI 対抗戦」と題した3vs3の団体戦に出場。2戦目でもこうと対戦し、30-24で勝利した。
主な戦績
- 第1回人類vs最強AI 全勝(3勝0敗)
- ぷよぷよ電脳戦(vs Kamestry) 勝利
- ACぷよぷよ通第1回人類 VS AI 対抗戦(vsもこう) 勝利
チャンネル・SNS
Twitter(開発者):@test_lockit
生年
2012年