ライバル(ポケモン)

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ライバル(ポケモン) - (2020/07/19 (日) 00:26:49) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/10/18(月) 12:24:58
更新日:2024/04/04 Thu 17:32:08
所要時間:約 19 分で読めます




ポケットモンスターシリーズでは、必ず主人公のライバル的存在の登場人物がおり、度々戦うことになる。
幼なじみであることが多く、だいたいは冒険の始まりの際に主人公と共にポケモン図鑑御三家のポケモンを貰う。
その際にはこちらが選んだポケモンに対し有利なタイプ相性のポケモンを選ぶ為、対抗できるポケモンを育てていかないと厳しい。
多くの作品で名前は任意に決めることになる。デフォルトは対のバージョン名だが、アニメ等では違う呼称をされることもある(サトシのライバル(ポケモン)も参照のこと)。

初代以外では一般トレーナーと違う専用の戦闘曲がある(初代でもラストではあるが)。総じて高評価なことが多い。


初代ファイアレッド・リーフグリーン



『このおれさまが!せかいでいちばん!つよいってことなんだよ!』

金銀等では「グリーン」、アニメ版では「シゲル
海外では最初に発売されたのが赤と青なので「ブルー」
オーキド博士の孫で、クールで少しキザな自信家。
ナナミという姉がおり、初代ではタウンマップをくれ、金銀では時間帯が限られているが毛繕いをしてなつき度を上げてくれる。

主人公とは初めのポケモンを貰った直後、ハナダシティの金玉橋の入り口、サントアンヌ号の船長室の手前、ポケモンタワー2階、シルフカンパニー7階、
バッジ8個揃えた後に22番道路で戦い、さらにしてんのうを倒した後に待ち受けるチャンピオンとして激突する。
その際の手持ちは赤緑青・FRLGではピジョットサイドンフーディンと、
ナッシーウインディギャラドスのうち後述するライバルの御三家とタイプが異なる2体、
そして主人公の選んだ御三家に対して有利な御三家。

ピカチュウバージョンではサンドパン、フーディン、ナッシーと、
レアコイルキュウコンパルシェンのうち2体、イーブイの進化形。
こちらは初戦と2戦目の戦績によって変わる。

FRLGでは強化後にピジョットとサイドンの代わりにヘラクロスバンギラスが加入。
因みに序盤にトキワシティに着いた時に22番道路に向かった際にも戦えるが、これはスルー可。

なお序盤ではコラッタ/ラッタを使っていたが、ポケモンタワーから使っていない為、ラッタ死亡説がある。

祖父に名前を忘れられた挙げ句、呼び出した事まで忘れられていた可哀想な孫。
また、占領されたシルフカンパニーではロケット団をスルーして主人公と戦ったりと人気も高いがネタも多い。

前述の通り金銀でもグリーン(名前固定)として登場。トキワシティジムリーダーになっている。
最初にトキワジムを訪れても初代に続きジムリーダー不在だが、壊滅したグレンタウンにいるので、行って会話すると戻って戦うことができる。
金銀では容量の為か、「取り巻きなんかいらない」と主張してジムトレーナーがいないが、リメイクHGSSではそんな彼を慕ってきたとしてトレーナーと移動床の仕掛けが追加されている。

使うポケモンは初代の御三家以外の手持ち。HGSSではフーディンの代わりにカイリキーになっている。
HGSS強化版ではサイドンがドサイドンに進化、ギャラドスの代わりにバンギラスが入っている。

カントー地方においては、だいたいレッドに次いで実力のあるトレーナーとされる。


金・銀・クリスタルハートゴールド・ソウルシルバー


名前を決めるとき、空欄で決定を押したときのみデフォルトネームが採用される。
金・クリスタルでは「シルバー」、銀では「ゴールド」がデフォルト。
リメイク版ではHGが「ソウル」、SSが「ハート」だったりする。
ソウルはともかくとして、ハートは可愛すぎるだろ…。
コロコロの漫画「ゴールデンボーイズ」の影響で「ブラック」と名付けたプレイヤーも少なくないはず。
なお初回バトルで旧金銀では「???が しょうぶを しかけてきた!」と表示されるせいでしばしば
「???」と入れられてしまう可哀想なやつ。
リメイク版では「とおりすがりの しょうねんが しょうぶを しかけてきた!」となり、この悲劇は回避された。
公式名称は統一されていなかったが、2019年にプレミアムバンダイで立体化された際、「シルバー」の名前が用いられた。

赤髪の少年。
最初は研究所の横から中を覗いており、主人公がポケモンじいさんの所へ行っている間にポケモンを持っていないにも拘わらず御三家の一体を強奪する。
ウツギ博士ェ…。
性格は冷酷でポケモンを道具のように苛烈に扱ったり、あちこちで容赦なく負かされたという話を聞くが、話が進むにつれそういった面は鳴りを潜めていく。

戦うタイミングはヨシノシティから帰る際、ヒワダタウンからウバメの森に入る手前、エンジュシティの焼けた塔の中(バージョンによってはスルー可能)、
コガネシティ地下倉庫の入り口過ぎ、チャンピオンロード出口直前、クリア後のお月見山、その後はポケモンリーグ入り口で毎週月曜と水曜に再戦できる。
また、戦わないがマダツボミの塔の最上階、ジムリーダー不在のアサギジムから出てくる所、ロケット団アジトのボスの部屋の手前、
お月見山クリア後の火曜と木曜に竜の祠で修行している等で鉢合わせすることがある。

最終的な手持ちはニューラクロバットゲンガー、レアコイル、フーディン、
そして主人公が選んだ御三家に対して有利な御三家。
一貫してメンバーのリストラがなく、懐かれることが必要なクロバットに進化している辺り、ポケモンへの愛情はしっかり身につけたようだ。
最終的にポケモン達のことを考えてやらないと強くなれないと言う趣旨の発言を行うまでに成長している。

HGSSでも手持ちは変わらないが、ジバコイルやマニューラには進化していない。

HGSSではラジオ塔事件の際、変装した主人公を見破ったり、まいこはんに敗北していたり、
クリア後にワタルイブキとタッグバトルで戦うイベントが追加されている。
その時はイブキが相方に誘ってくるが、またも「そんなへんなかっこうしたやつ」と断り、主人公と組む。
チョウジの出来事があったにしても、ワタルに対しての言葉遣いは荒い。
HGSSでは全体的にセリフがツンデレ気味に改変されている。

ちなみにタッグバトルを終えた後、ウツギ博士に話しかけると、なんとライバルが盗んだポケモンを返しに来たという話を聞ける。
だが、盗んだポケモンが彼に懐いているのを見たウツギ博士は彼に正式に譲ることにした。

研究所を出ていくときのライバルの表情は助手曰く、とても幸せそうだったとのこと。
なお彼とは別にコトネorヒビキという幼なじみがいるが、戦うことはない。

「幻影の覇者ゾロアーク」にて配布されたセレビィで過去に戻るイベントがあるが、
そこでライバルとR団の元ボス・サカキの意外な過去が明かされる。

ポケモンスタジアム金銀では全カップ優勝後現れる裏ボス
裏面では4F(現在の無補正性格6V相当)努力値MAX(当時は全能力に全振りが可能)のルギアホウオウミュウツーを出してくる。


ルビー・サファイア・エメラルドオメガルビー・アルファサファイア


名前は「ハルカorユウキ」。アニメではハルカがヒロインとしてサトシと共に旅をした。
戦うタイミングは103番道路、110番道路の橋の下、119番道路の天気研究所でのマグマ団orアクア団イベントクリア後、ミナモシティのデパート前(デパートに入れないがスルーはできる)の計4回であり、終盤はまったく戦わない。
その為、相手のもつ御三家の最終進化形は見ることなく終わってしまう。

リメイクのORASではミナモシティで最終進化形が登場し、
ポケモンリーグ制覇後には経験値なし賞金なしのエキシビションバトルを行うイベントが追加され、御三家のメガシンカも見ることが出来るようになった。

そのエキシビションバトルの際の手持ちはオオスバメライチュウと、
キノガッサマグカルゴホエルオーのうち後述するハルカorユウキの御三家とタイプが異なる2体、
そして主人公の選んだ御三家に対して有利な御三家。

その後の直接対決はなく、代わりにバトルハウスでマルチバトルを行う際のパートナーを頼むことが出来る。


だが今作はもう一人「ミツル」という人物もいる。


ダイヤモンド・パール・プラチナ



『なんだってんだよー! おれ まけちまったよー!!』

主人公の幼なじみとして登場。
外見は独特なハネっ毛の金髪に白と橙の横縞の服装が印象的。
名前については「ジュン」という名前がデフォルト候補に頻出することからこれが準公式名称とされている。
原作発売当初から二次創作の多くで「ジュン」と呼ばれ、後のアニメ版でも「ジュン」という名前が採用されている。

年恰好の割には子供っぽく、せっかちな性格で「遅れたら罰金○○円な!」「なんだってんだよー!」が口癖。
マップ上に現れても走り回ってる事が多く、「どんッ!!」という演出とともに勢いよく主人公にぶつかることが多い。
戦闘アニメーションでも手足をジタバタさせて落ち着きの無い様子が演出されている。

『オレ すごいこと ひらめいちゃったよ!!
 じぶんの わざは ぜんぶ あてる! あいての わざは ぜんぶ かわす!
 そうすりゃ まけるわけない! むてきの トレーナー だぜ!!』
『いい かんがえ だとおもってたけど ぜんぜん うまく いかないんだよな
 やっぱ じみちに きたえて ちょっとずつ つよくなるしかねーか』

従来作のライバルが「主人公を待ち構える“好敵手”」の面が強調されていたのに対し、「主人公と共に歩む“親友”」の面が強調されたキャラクターで、
人格描写の少ない主人公に代わって雄弁に熱血成長物語を繰り広げる。
正義感が非常に強く、ユクシーを守る為にギンガ団と戦うが、ジュピターに敗北する。

『さいきょうの トレーナーって なりたいだけじゃ ダメなんだよ……
 じみちな どりょく…… そして おれない つよい こころ』

しかし敗北をバネに修行し、やりのはしらで主人公とタッグを組んで見事リベンジを果たした。

実はタワータイクーン・クロツグの息子で、父のことを「ダディ」と呼んでいる(第三者との会話での三人称は「オヤジ」)
シナリオ上ではライバル母から「ほんと じっと してないの。 だれに にたのかしら?」と評されたり、
後に登場するクロツグ当人も歩いていてぶつかったり、「なんだかなー!」の口癖、独特のポーズ…
などなど極めて似たもの親子であることが描写されている。

なおクロツグの友人であるマキシへは一方的に師弟関係を築いている。

戦うタイミングは201番道路で最初の御三家を貰った直後(プラチナのみ)、203番道路、ヨスガシティでのコンテストイベント後(プラチナではジムクリア後、209番道路に続くゲート内)、ノモセシティでのジムクリア後(プラチナではジム突入直前)、ミオシティの橋の上、ポケモンリーグ挑戦直前。
クリア後はDPではファイトエリアのバトルタワーへ向かうゲートの入り口付近、プラチナではハードマウンテンでのイベントクリア後にサバイバルエリアのしょうぶどころ入り口付近に立っており、一日一回バトル可能。

最終的な手持ちはムクホークヘラクロスカビゴンと、
ロズレイドギャロップフローゼルのうち後述するライバルの御三家とタイプが異なる2体、
そして主人公の選んだ御三家に対して有利な御三家。

ちなみに「プラチナ」では20回以上殿堂入りすると、最終的に手持ちのレベルが80代まで跳ね上がる。

また主人公同様バトルフロンティアに挑み、バトルの腕を磨き続けている模様。


『いいさ ○○が つよくなれば なるほど
 オレも! オレの ポケモンも つよくなれる!
 ポケモンに おわりなんて ない! そういうことだぜ ○○!!』


ブラック・ホワイト


チェレンベルという2人の幼なじみ(名前固定)がいる。
チェレンは理知的な感じの少年で、ひたすら強くなることを求める。
ベルは少しぽやっとした天然気味の女の子で、強くなる主人公やチェレン、複雑なプラズマ団との戦いに戸惑いつつも旅を続ける。
御三家を主人公と合わせて3人一緒に貰い、チェレンが主人公の選んだ御三家に対して有利なポケモン、ベルが不利なポケモンを取る。
またストーリーで深く関わってくるNという人物もいるが、それぞれの項目を参照。


ブラック2・ホワイト2


主人公の同じ街のお兄さん。デフォルト名は「ヒュウ」。
歴代のライバルでは初めてパートナーポケモンを博士から貰っておらず、タマゴから孵した。
口癖の「俺は今から怒るぜッ!!」など、よく語尾に「ッ!」が付く。
過去にプラズマ団に妹のチョロネコを奪われた事があり、プラズマ団を目の敵にしている。
このことからプレイヤーから「チョロネコ厨」「チョロキチ」といわれているとかなんとか。最近はレパルダスが流行ってるのでなおさr(イカルゼッ!

よくハリーセンのような髪型と言われる。

主人公の事を頼りにしており、彼と共に探索するエリアも。また、序盤から後半までよく行動を共にする。

バトルは好きなようで好戦的な性格でもあるが、別の目的で旅をしているためにポケモンリーグは目指していない。

戦うタイミングはベルから最初の御三家を貰った直後、サンギ牧場、ホドモエトーナメントの一回戦、サザナミタウンの13番道路のゲート手前、チャンピオンロードの出口付近。
エンディング後はサザナミタウンでダイビングのひでんマシンを貰ったついでに対戦、その後はホドモエシティの元プラズマ団の家で一日一回バトルが出来る。

最終的な手持ちはケンホロウバッフロンフライゴンシビルドンと、
ヤナッキーバオッキーヒヤッキーのうち主人公が選んだ御三家に対して不利な1体、
そして主人公の選んだ御三家に対して有利な御三家。

ポケスマにて「ひひひろし」というヘンテコな名前をつけられた。

アニメでは出番がなかったが、ポケスペ第11章では「ヒュウ」の名前で登場。設定は概ね原作通り。
余談だが、ポケスペにおいて「原作で名前を自由につけられるトレーナー」は基本的に図鑑所有者として活躍するものの、
彼は「BW2はソフト数が2なので図鑑も2つ」「男女主人公で1つずつ図鑑を持つ」という条件が重なり、先述したトレーナーでありながら2019年現在唯一図鑑所有者ではない。


XY


ライバルではなく友達(描写は少ないながら競い合いはする)として4人の子供が登場する。
つまり本作では主人公を入れた5人でお互いに成長していろいろな経験をしてゴールを目指すようになっており、エンディングイベントも5人で参加することになる。
序盤にはマルチバトル、終盤には3連戦など、ライバル戦イベントも過去作とは違う試みがなされている。
ライバル兼友達が複数人いるからこそ出来るイベントである。
殿堂入りまでに4人と対戦する回数は合計10回であり、回数自体は過去シリーズを上回る。

ストーリークリア後はセレナ/カルムのみ再戦可能。他の3人は再戦出来ないがバトルハウスのマルチバトルでパートナーとして一緒に戦える。
戦闘画面では全員3Dポリゴンで表示されており、登場モーションも個性的。グラフィック向上の恩恵を大いに受けている。


セレナ/カルム
過去作におけるライバルポジ。主人公が選んだ御三家に有利なポケモンを選ぶ。
グラフィックは主人公の選ばなかった方の性別の外見で、主人公とは違い帽子をかぶっていない。(本作では主人公の着せ替え機能があるが、帽子は外せない)

「他人とは違うこと」こそが人間の存在価値だと考え、旅の中で強さを追い求める。
セリフからしても4人の中でポケモンバトルの腕は突出しているようで、ストーリー中盤では主人公とメガリングをかけた一騎打ちをすることになる。
と言うかそこで初めて直接勝負をすることになる。
フレア団関連のイベントでは何度かタッグを組み、団員とマルチバトルを行うこともある。
歴代の中では手持ちが少なめで、戦うタイミングも多くは事前に予告され、また学習装置の仕様変更によるこちらの強化もあって弱めに感じなくもないが。

そんな彼女(彼)も旅の中で自分らしさを発見し、エンディング後のバトルではメガシンカも使いこなすほどに成長している。

最終的な手持ちはニャオニクス(セレナの場合は♀、カルムの場合は♂)、チルタリスピクシー、後述するイーブイの進化形、メガアブソル
そして主人公の選んだ御三家に対して有利な御三家。

イーブイの進化形は主人公の選んだ御三家がハリマロンの場合はサンダース、フォッコの場合はブースター、ケロマツの場合はシャワーズとなる。


サナ
主人公が選んだ御三家に不利なポケモンを選ぶ。活発な性格。戦闘時の登場モーションが可愛い。
御三家入手直後の初バトルの相手であり、物語冒頭で早速可愛いところを見せてくれる。
シリーズ恒例の御三家初バトルが有利なタイプでヌルゲーだと思うかもしれないが、
カロス御三家はLv.5で一致技を覚えるため、セレナ/カルムが相手だと逆に勝つのが厳しい。
序盤では主人公との露骨なデートイベントを強制発動し、全国の大きいお友達のハートをわしづかみにした。
主人公が女の子だと百合っぽくなる。

猪突猛進するタイプであまり深く考えないようにも見えるが、パズルが趣味という面も。
パーティーの最終メンバーとして本作の600族であるヌメルゴンを使用してくるなど、いつもの明るくて純粋な少女とは違う一面を想像させることがある。


トロバ
主人公より若干早くトレーナーになった友人その1。御三家は使わない。
図鑑完成を目指している。主人公とは主に図鑑の埋まり具合で競う。小柄なマッシュルームヘアの少年。
バトルが得意な主人公やセレナ(カルム)とは違い、図鑑作成こそが自分の果たすべき仕事だと張り切っているが、
図鑑の進行具合勝負では殆ど主人公には勝てない。こちらの登録数が一桁だろうとトロバが負ける。
見つけた数を増やさない縛りでもしない限りトロバが負ける。それで良いのか。

また、殿堂入り後はセキタイタウンにおり、メガシンカできるポケモンの情報を教えてくれる。
メガシンカできるポケモンを捕まえていると自分も捕まえたと言うが、
伝説かつ禁止級のミュウツーを捕まえたときも、「僕も捕まえたんですよ!」と言う。
どこで捕まえた…。しかもどうやって出会った…。

育てたポケモンの種類が多いのか、ストーリー中の手持ちとバトルハウスでの手持ちが全く違う。



ティエルノ
主人公より若干早くトレーナーになった友人その2。トロバと同じく御三家は使わない。
ダンスが得意。フィールドグラフィックでぬるぬる踊る。本人によるとバトルは強くないらしい。
トロバと並んで、ストーリー上ではあまり目立った活躍をしないが、そのダンスモーションから一部でネタ的な意味で人気を博している。
ついたあだ名はダンシングデブである。
序盤ではポケモンセンターの使い方を説明してくれたり、その後の道中ではスグに役立つシチュエーションで「フラッシュ」のわざマシンをくれたり、
たまたま見つけたスゴそうな石をあっさり主人公に譲ったり、ストーリー中では友達思いな面も見受けられる。
殿堂入り後はヒヨクシティにおり、「りゅうのまい」「はなびらのまい」など、ダンス系の技を覚えたポケモンを見せてくれと依頼する。
内容は日替わりで、見せてあげると「ハートのウロコ」が1日1個手に入るが、
時折「みかづきのまい」や「ほのおのまい」など難易度の高い要求もされる。
ドーブルでまとめておくとボックスを探す手間が省ける。

手持ちのポケモンは「つるぎのまい」や「フェザーダンス」などダンス系の技を覚えているのが特徴。


サン・ムーンウルトラサン・ウルトラムーン


ハウ
メレメレ島のしまキング、ハラの孫で主人公と共に冒険を始めた少年。
シリーズ恒例のライバルポジションだが、おおらかな性格でバトルに楽しさを求めており、過去作にも増してライバルらしくない。
手持ち御三家は主人公が選んだタイプに対して不利なタイプを選ぶ。
主人公に対して不意打ちでバトルを申し込むことが多いが、バトルを通じた交流やお互いを高め合うことが目的で、バトルの前にはこちらの手持ちを全回復してくれることが多い。
また、一部の戦闘はこちらが全滅しても問題なく話が進む辺りからもお互いの研鑽をメインにしている事が伺える。
いつも笑顔でお気楽な雰囲気を漂わせているが、それでもグラジオは強いトレーナーであると評している。
ときには核を突くような鋭い発言をすることもあり、軽そうな雰囲気とは裏腹にかなり賢く、ちゃんとした信念を持った上で強くなることを目指している。

何故か会うたびににげんきのかけらやげんきのかたまりをよくくれる。ストーリー中ハウから貰ったこれらのアイテムにお世話になった人も多いだろう。

グラジオ
訳あってスカル団の用心棒を務めている少年で、相棒のタイプ:ヌルと共に強さを求めている。
強さへの執着でギラギラしており、よくある強い奴にしか興味がないタイプに見えるが、実はポケモンへの思いやりが強い。
勝ち目のないバトルを挑んでポケモンを無駄に傷付けることを嫌い、ハウの楽しさを求めるバトルスタイルにも賛同こそしないが一定の理解を示している。
ハウと初めて勝負したときはグラジオが勝ったが、決してハウを貶したりはせず、一定の強さがあると評している。
初めて会ったときはスカル団用心棒という肩書きもあって敵役のような印象を受けるが、実はなんだかんだでいい奴。
孤高に見えて実は手持ちポケモンをとても大事にしているという部分は金銀ライバルのシルバーに似ており、ストーリーが進むに連れてライバルらしくなるところはルビサファのミツルにも似ている。
相棒のヌルと共に強くなると言ってはいるが、アニポケでいうサトシとピカチュウのような関係であり、他のポケモンもちゃんと大事に扱っている。
あと、なぜかいつも左腕が疼くようなポーズを取っているのが最大の特徴。


ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ


デフォルトネームは「シン」で、ゲーム開始時に好きに変えられる。
主人公と同じく初代ライバルをモチーフとしているが、髪の色が近い程度でデザインは大きく異なる。
初代に比べて年齢が下がっているが、全体的に性格が悪かった彼よりも良きライバルと言った趣で、セキエイリーグでの決戦でのオーキド博士からのコメントは初代をプレイした上で聞くと非常に感慨深いもの。

その決戦の際の手持ちはメガピジョット、ガラガララフレシア、ギャロップ、ヤドラン
そしてLet's Go! ピカチュウではサンダース、Let's Go! イーブイではライチュウ。

なお、本作はピカチュウバージョンのリメイクであるため、ライバルの名前をグリーンやブルー等に変更して遊ぶプレイヤーも多かった。






が、実はこのゲームは初代と金銀の間の時間軸(のパラレルワールド)を舞台にしている。
何がいいたいかと言うと、序盤から主人公とライバルの先輩トレーナーとして元セキエイリーグチャンピオンのグリーンが登場するのである。
ライバルにグリーンと名付けた場合グリーン同士がグリーン(さん)と呼び合うという図になってしまうので注意が必要。
なお、レッドは金銀と同じく隠しボス、ブルーもまた後のリーフのモチーフになった(初代で御三家に合わせて主人公も三つ巴だったら…と考えられて没になった)女性トレーナーとして登場する。出番が少ないためグリーンよりマシだが避けたほうが無難。


ポケットモンスター ソード・シールド


メインシナリオでライバルと言えるキャラクターは3人いるが、お互いにライバルの立ち位置であり、前作と違ってホップ以外とは共闘もない。
ジムチャレンジという形で同時にスタートした3人は、最後それぞれが大きく異なる結末を迎えることになる。
本作ではホップとの対戦回数が多めで、マリィやビートとも何度か手合わせを行うため、四天王の代わりとも言えるシュートスタジアムでのセミファイナルトーナメントを除外してもシナリオ攻略中に11回のライバル戦があり、最多記録を更新した。

また、ヨロイじまのマスター道場ではメインシナリオとは別のキャラクターがライバルとして登場する。


ホップ
主人公の親友であり、主人公と共に新人ポケモントレーナーになった少年。
ガラル地方のチャンピオン・ダンデの弟で、兄を超えてチャンピオンになることを目標としている。
手持ち御三家は主人公が選んだタイプに対して不利なタイプを選ぶ(有利なタイプはダンデが引き取る)。
明るく元気が良い性格だが、ポケモンバトルには真剣であり、終盤になるにつれてバトルの顔付きも真剣さが増すようになる。
中盤ではビートに惨敗してしばらく落ち込んでいたが、そんな中でも前向きに努力を重ね、やがては大きく成長していく。


マリィ
ジムチャレンジの開会式前に出会った少女。モルペコを相棒として連れている。
馴れ合いを好まないストイック系ライバルで、女性キャラクターがこの立ち位置に来るのはシリーズ初。
登場BGMがガーリッシュで可憐な雰囲気である反面、彼女自身の見た目はパンクロック系で性格的にもクールというギャップが有る。
ストイックと言っても割と常識的で、本気の勝負に馴れ合いは良くないとしつつ、ジムチャレンジを勝ち上がる主人公には一目置いている。
エール団なるはぐれ者集団に応援されており、彼女がバトルをすると必ずどこかからエール団が応援に現れるほか、彼女の戦闘BGMもイントロはエール団と共通する。


ビート
リーグ委員長ローズの推薦によりジムチャレンジに参加した少年。左利き。ローズの依頼によりねがいぼしを集めている。
グリーンやシルバー以来久々となる他者を見下す高飛車なライバルで、ローズの権威を借りる傾向が非常に強い。
委員長に選ばれた自分はすごい人間で、委員長よりも立場の低い人間に選ばれた者は哀れな人間だとして他人を見下す傾向がある。
主人公を「弱い」と見下しつつ、いざ勝負に負けると「自分は本気を出していないだけだ」「間違いだからやり直せ」と往生際が悪い。
それでもジムチャレンジ参加者の中では実力が高く、ワイルドエリアにおけるホップとの勝負でも圧勝している。


クララ
『鎧の孤島』のシナリオで登場するソード版限定のライバルキャラクター。
主人公が入門したマスター道場の先輩で、年頃の若い女性。あと巨乳。
しかし可愛らしい容姿とは裏腹に口が悪く性格も腹黒い。
インディーズのアイドル歌手を目指して挫折し、どくタイプのジムリーダーを目指しているが、修行に音をあげて道場へとたどり着いた。


セイボリー
『鎧の孤島』のシナリオで登場するシールド版限定のライバルキャラクター。
主人公が入門したマスター道場の先輩で、シルクハットを被って眼鏡を掛けた男性のサイキッカー。
基本的に礼儀正しいがプライドが高く、芝居がかった奇妙な言い回しが非常に印象に残る。
エスパージムの家系に生まれたが、サイキッカーとしては落ちこぼれで、ジムをクビになってから再起を目指して道場に入門した。




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