ジョジョの奇妙な冒険に登場する食べ物一覧

登録日:2025/04/30 Wed 21:21:00
更新日:2025/05/13 Tue 19:21:47
所要時間:約 7 分で読めます




ジョジョの奇妙な冒険といえば独特な絵柄と残虐描写で人を選ぶ作品だが意外と美味しそうな食べ物も登場する「飯テロ」の要素もあったりする。

しかも作者の荒木先生は取材の為実際に海外に脚を運ぶこともあり、現地の料理や文化などが作風に反映されていたりするので、メジャーなものに加え珍しい料理や異文化要素もじゃんじゃん出てきたりする*1

本項目ではその中でも代表的なものを紹介していく。


<食べ物一覧>

Part1 ファントムブラッド

19世紀後半と、最も古い時代を描いているが、出てくる料理は現在でもポピュラーなもの。

・ジョースター家のディナー

ステーキと付け合わせのポテト、そしてワインらしきもの。
食卓の中央にも分厚く大きな塊があるが、そこから取り分けたのかは不明。
のっぺりとした形のため、ミートローフやテリーヌのような別の食べ物の可能性もある。
そちらには輪切りになった丸っこい物体があり、ガーリックかパイナップルと推測される。

さすが貴族、食事も高級で美味そう。でもテーブルマナーには気を付けよう。

「もうジョジョの食器をさげたまえ」 「えッ!」

音をぺちゃくちゃ立てたり、飲み物をこぼすなんてもってのほか。途中で食器を下げられてしまうぞ。*2
一見ジョースター卿がヒドいようにも見えるが、100%ジョナサンの自業自得である。ディオもこの時は何もしていない。
アニメ1話でもディオがくる前からジョナサンのテーブルマナーの悪さをジョースター卿が咎めるシーンがある。

チョコレート

途中で飯を没収されてしまったジョナサンが自分の部屋で見つけた食べ残しの板チョコ。
実はジョースター卿がこっそりそれらしく置いてくれていたのでは、という説も。
だがジョナサンはさっき叱られたのも忘れてガツガツ意地汚く食べていた。……ちっとは反省しなさい。
余談だが、19世紀半ばには、イギリスのフライ社が板チョコレートを発売開始しているため、時代考証的にもあって不思議はない。
残念ながらアニメではカットされてしまった。

・ブドウ

悪ガキにいじめられていたところをジョナサンに助けてもらったエリナがお礼として渡したバスケットに入ったブドウ。
ジョナサンが残していった名前入りのハンカチもきちんと洗って添えてある。
直接お礼を言うのが恥ずかしかったのかたったの一言も喋れずに木へひっかけておくのがなんともいじらしい。
ディオの策略によって周囲から孤立していたジョナサンがとても喜んでパクついていて本当に美味しそう。
ダニーもジョナサンとエリナから分けてもらっているが種と皮をより分けて食べるという利巧なところを見せている。
……が、現実だと犬にとってブドウは摂取すると急性腎不全を発症させる恐れがあり最悪の場合は死んでしまう可能性もある大変危険な食べ物である。
なのでアニヲタ諸兄は絶対にマネしないようにしよう。

・酒

飲まずにはいられないッ!!…で有名なアイテム。ダリオが浴びるように吞んでいたほか
ディオもストレスが溜まるとアルコールに逃げる悪癖があり血は争えない…
港町をふらついていたディオが吞んでいた酒のラベルには「CRONENBERG」と「DEAD ZONE」の文字が。
後者はスティーブン・キングの小説タイトル、前者はそれを映画化した監督の名前である。

サンドイッチ

ツェペリ男爵のご飯。お手製なのだろうか。
イギリスと言えば、キューカンバーサンドを思い浮かべる人も多いだろう。
ただ、カラーイラストやアニメ版を見る限り、具材は今でもポピュラーなハムのような肉とレタスのような葉の物。
お好みで胡椒をかけて食べよう。でもかけすぎると…ハブショイ!

ワイン

ディオ討伐に出発したツェペリさんが馬車に持ち込んだもの。
コルク抜きを忘れてしまったため底に指で風穴を開けてグラスに注いでいる。
単なる飲み物ではなく、液体に伝達させることで武器や探知機になる波紋エネルギーの特性をジョジョに教授するためのツールでもあった(ちゃんと飲んでたけど)。
ちなみにラベルには「MADE IN JAPAN」の文字があり、なんと日本製。*3


Part2 戦闘潮流

残念ながら戦闘シーンがほとんどで食事シーンは少ない。

コカ・コーラ

「なんだってーッ! おたく この飲み物を知らねーだとォ!」
ニューヨークに引っ越したばかりのジョセフが購入した飲み物。
時代も舞台も第1部から移り変わった「新章」であることを強調するアクセントである*4
購入する時にスモーキーに財布をスられ、そのことで警官と一悶着あり、波紋で栓を吹っ飛ばして攻撃する芸当を見せた。
この時に気に入ったのか、ジョセフはコーラに思い入れがあるような言動を度々しており、3部でも直に飲む場面こそないがコーラを頼もうとしたり喩えに使ったりする場面があったほか格闘ゲームでは必殺技にも使われている。
ちなみにライバルであるペプシ・コーラも4部に広告が登場した。

・骨付き肉

ドイツ軍メキシコ基地でシュトロハイムが美女たちを侍らせながら食べていた。
形状から、恐らくはチキンと思われる。
戦時中なのにこんなたくさん肉が手に入るあたりドイツ軍の力が窺える。
少年漫画としてはお馴染みのごちそうだが、能力以外は現実世界に即しているジョジョで登場したのはこのシーンぐらい。

・タコス

「おりゃああ!」 「「タコス」」

女装ジョセフに蹴られたナチス兵の台詞。
残念ながら台詞として使われただけでタコスそのものは登場していない。

コーヒー

ドイツ軍メキシコ基地で出されていたコーヒー。おそらくインスタント。
コーヒーを飲もうとした部下の科学者にシュトロハイムが「飲んどる場合かーッ」と制止しコーヒーが落ちるシーンでお馴染み。

「いや、コーヒー飲もうとしただけでキレるのひどくない?」と読者からは長年思われていたが、アニメ版ではサンタナの恐怖に錯乱した部下が上官のシュトロハイムのコーヒーを飲もうとしてしまったことで「飲んどる場合かーッ」と制止されている。
飲もうとしたことは咎めず錯乱した部下に「落ち着けよ!」と叱咤するという、シュトロハイムの株が上がるシーンに昇華された。

・ネーロ

「てめえ!ざけんじゃあねーぜッ!このホテルはインク入りのスパゲッティを食わせようってのかァ ああ~ん!?」
「い…いえお客様 これはネーロといいまして新鮮なイカのスミがはいっているので黒いんでございますよ」
「なにィ~~~!」
「イタリア人はみィ~んな大好物でございますよ おいピーィです」
*5

イタリアではポピュラーで、日本でもサイゼリヤなどで気軽に食べられるイカ墨のパスタ。
余談だが、ネーロはイタリア語でイカ墨を指し、5部に登場するリゾット・ネエロの名前の由来にもなっている。
しかし、ローマで知らずに適当に注文したジョセフはインク入りと勘違いし、店員に掴みかかった。
誤解が溶けて食べてからは味を絶賛。「いけるぜッ グー」
しかし向かいの席のシーザーに挑発されて武器にされた。食べ物で遊ぶな!

麺をすする時の効果音「ズビズバー」はお馴染み。ただしパスタをすすって食べるのはマナー違反。
いなか者扱いされないためにもみんなはちゃんとフォークで絡めて食べましょう。

なお、ニューヨークでもジョセフたちがイタリアンレストランに入るシーンで
ギャングがパスタを食べている(種類は不明)。
だが、こちらは食べ手が悪いせいで全然美味そうに見えない。


Part3 スターダストクルセイダーズ

世界各国を旅するお話だけあって食事シーンも多め。

・缶ビール

「ろ ろーやの中でビールを飲んだ!」

<アニヲタ民へ教える 承太郎式・缶ビールの飲み方>
1.缶の下側にペンをぶっ刺して穴を空けます
2.ペンを引き抜いて、穴の外側を内側へ押し込み穴に口をつけます
3.その状態でプルタブを空けることで下の穴からビールが出てくるので、飲みます
4.飲みきったらゲップしながら缶を握りつぶします


原作だとハイネケンなのだがアニメ版では規制により
ラガーソーダという謎の飲料に…

・抹茶とインスタントコーヒー


空条家の茶室にてアヴドゥルとジョセフが嗜んでいた一杯。
アヴドゥルは日本の伝統あるわびさびの文化にとても興味深そうに丁寧な手つきで緑茶を点てて飲んでいたのに対しジョセフは日本へ対する毛嫌いから文化に軽く不満を物申しながら多少乱暴にインスタントコーヒーを点てて飲んでいた。

「ーっかーッ!日本のコーヒーは不味いのうッ!」
アメリカンですが……」

・お粥とホットコーラ

こちらもTVアニメオリジナル。

香港で露店の兄ちゃんが着くや否や一行に勧めてきたもの。
日本では病人食のイメージがあるお粥だが香港では一般食としても食べられる。
ホットコーラはその名の通り世界的にも珍しいアツアツのコーラ。

花京院とアヴドゥルが注文しようとしたがジョセフに「もうすぐ店に入るから」と止められて買ってもらえなかった。露店の兄ちゃん涙目。
なお上記の通りコーラに思い入れのあるジョセフは露天の兄ちゃんにホットコーラを勧められて「ホットぉ!? コーラは冷たいものと相場が決まっとるんじゃい!」と憤っていた。

皮蛋牛肉粥(ペイタンヨッピンヅオッ)煮帯子(ツータイッ)梅子明炉鳥魚(メイツーミンルーチーユウ)㫴鴫(ティエンチー)

香港のレストラン「翠園」でジョセフが皆を代表して注文した料理。
なお、内容は観光客を装ったポルナレフが頼んで欲しいとリクエストしたもの。
コース料理の感覚だったのか、結構な食いしん坊である。

ジョセフ曰く、仕事で何度も来ているからメニューの漢字くらいはわかるらしいとのことで、
彼が言うには、エビとアヒルとフカヒレとキノコの料理、とのこと。
が、実際は...

ドジャアーン
  • 皮蛋牛肉粥
    • 牛肉を使ったおかゆ
  • 煮帯子
    • 貝料理。なお、帯子(ダイズ)は一般的に(タイラギ貝の)貝柱のことを指す。
  • 梅子明炉鳥魚
    • 魚の煮物
  • 㫴鴫
    • カエルの丸焼き
    • 日本ではカエルを食用にする文化はほとんどなく*6、アイドル番組の罰ゲームで使われてしまうほどだが、香港ではカエルの丸焼きは一般的な料理として食べられている。またポルナレフも唖然としていたが、実はフランスにも高級なカエル料理は存在する*7
であった。
「おじいちゃん全然チャウよ」
ト書きでも突っ込まれたが、味は美味かった模様。
しかしポルナレフとの戦闘に突入したためほとんど食べられなかった。

・ヤシの実

シンガポールで売っていた、ココナッツウォーターがタップタプなヤシの実。
果肉もスプーンですくって食べられる。
ナチュラル・ピュアテイスト100%だが、一つ4シンガポールドル。2ドルならのんでやるぜ*8
でも、営業トークが食欲をそそる。

・チェリー

レロレロレロレロレロレロ

・アイスキャンディー

シンガポールのケーブルカーに乗っていた現地の男の子が食べていたアイス。
水色なので多分ソーダ味。
が、黄の節制(イエローテンパランス)に襲われた承太郎が冷却で対応するためカツアゲ*9

男の子にとっては災難だったが…命が助かっただけまだマシだったか。

・チャーイ

紅茶に砂糖と生姜、牛乳を入れて煮詰めたインド発祥の伝統的な甘い飲み物。
別名:チャイとも呼ばれ、当時は1ルピー(日本円で約15円)程で2杯飲める程安価だが
茶葉と牛乳の味わいと砂糖の甘み、後から来る生姜の仄かな香りと刺激が非常に
マッチして美味しい物となっている。

現在ではインドカレー屋の定番ドリンクとして日本でもお馴染み。

・サトウキビジュース

ホイール・オブ・フォーチュンの煽り運転を受けつつも何とか辿り着いた休憩所にて販売されていた商品。
その名の通り樹液がたっぷり詰まったサトウキビを丸ごと器具で絞り出して
レモンと水で割った名物ドリンク。
だがこの際は煽り運転を行った犯人探しで常連客や店主に喧嘩をふっかけており、それどころでは無かった。実際冤罪だったから尚更…

・ドネルケバブ

『ドネルケバブとは、中東方面のハンバーガーである。肉の塊を棒に刺し、回転しながら表面を焼く。
 焼きたてをナイフで削り、パンに乗せて食べる。それがまた、絶品である!!』(CV:大川透)

なお、日本で売られてるのは鶏肉が多いが、本場のケバブは主に羊肉である。

ただ、本場で買うときは値切り交渉をしないとすごくぼったくられてしまう。
このドネルケバブを買う時の交渉を見て値切りの仕方を勉強した人も多いのでは。
アニヲタwiki内では、スティーリー・ダンの項目で勉強しよう。
パキスタンで腹ごしらえにジョセフが買ったが、買ったあとすぐにダンとの戦闘になりそれどころではなくなったので食べられず…
なお、一行の分だけでなく捕縛していたエンヤ婆の分も買ってあげるジョセフの優しさが垣間見える。

・コーヒー味のチューイングガム

イギーの好物にしてわがままな彼?を唯一手懐けられるアイテム。
その愛好ぶりは異常で隙あらば一度に箱ごと一気食いする程。

犬である彼が紙に包んだりできるはずもないので、味がしなくなったら飲み込むか吐き出していると思われる。
承太郎が大事にしている帽子をとってきてくれたと思ったら、ガムがくっついていた事もあった。

かつては販売終了し幻のお菓子となっていたが、2024年頃にLOTTEからまさかの復刻。
案の定SNSに「イギーのガムだ!」という反応が多数見られた。

・タベッコドーナツ

ボインゴが旅行中の漫画家から貰っていた日本の製菓メーカー『MORINACA』から販売されているケーキ菓子。

小さなドーナツの部分に動物の名前のスペルが刻まれており、あの人見知りのボインゴが受け取るや否や静かに食べ進める程だからさぞ美味しい菓子なのだろう。
元ネタは何を隠そう 森永…ではなく『ギンビス』から製造販売されているビスケット菓子『たべっ子どうぶつ』から。
なお後に4部では……

・アイスティー

ジョースター御一行がDIOの館の場所を訪ねていた際に見つけたカフェで「聞きたきゃ何か頼んでくださいよ」というもっともな店主の言葉に応じて注文。
ゴツい男連中が険しい表情で4人並んで同時に一気飲みする様はシュールだがタイムリミットが近づいているのにDIOの館の場所は依然としてわからず、店主も「やっぱり知りませんや…」と塩対応と、一行の置かれた状況は最悪と言って良かった。
この一気飲み→グラスをテーブルに叩きつける動作がアニメではめちゃくちゃ綺麗に描かれている。
…ちなみにこのカフェにいる人物は一行を除くと全員ダニエル・J・ダービーの仲間である。

・魚の燻製

実際は登場人物が食べた訳では無いが一応紹介する。
ダニエル・J・ダービーとポルナレフが館の情報を掛けて勝負をした際に用いられた食品。色付き良く燻製・乾燥されており小さいサイズであっても非常に味が深そうな見た目をしていた。ちなみに前述した賭けのルールは単純に近くに居た一匹の猫が左右どちらかの燻製を先に食べるか予想する丁半かハイ&ローに近しい内容だがその結果は…?

・ウイスキー

ダニエル・J・ダービーにジョセフ・ジョースターが仕掛けた勝負
「グラスとコイン」に使われた銘柄不明の洋酒。
勝負後は店の床にブチ撒けられたが、そこである仕掛けが判明する。

・チョコレート(2回目)

ジョセフ・ジョースターとの勝負前にダニエル・J・ダービーがジョースター一行に対する揺さぶり・挑発用に口にしていた食べ物。
こちらも特になんでもない多少ビターがかったミルクの美味しそうな板チョコだが…

・トロピカルジュース

ダニエル・J・ダービーとポーカーを行っていた際に空条承太郎が疑心暗鬼に陥っていたバービーダービーに対し挑発・揺さぶり目的でスタプラに作らせて飲んでいた物。
アニメ版で詳細な描写・カラーリングが明らかになり、ブルーハワイフレーバーだと判明した。

カレーウドン

日本に来たばかりのスージーQが立ち食い蕎麦屋に入り注文。
執事のローゼスは忙しい男性のための店でご婦人は利用しないと止めたが聞く耳をもたなかった。
…80年代当時はそうだったのかもだが、今では立ち食い蕎麦屋を利用する女性もそれなりにはいると思われる。好き好んで入るかは別だが。


Part4 ダイヤモンドは砕けない

比較的 日常シーンが多いためこちらも食事シーンが多い。

・牛たんのみそづけ

町内のグランドホテルの夕食や様々な店舗のお土産として販売されている杜王町の看板的名物・名産品。
モチーフが作者の故郷でもある宮城県仙台市であることに由来している*10が、残念ながら紹介しているコマこそあるものの実食している場面はアニメ版も含め一切無かった。

オーソンの一口から揚げ

杜王町 コンビニ系列である『OWSON』で販売されている名物の大人気ホットスナック。
残念ながらこちらも前述の牛たんのみそづけと同じ様に食べ物の詳細が分かる描写こそあるものの、原作のコマでもアニメ版でも商品全体図や飲食描写が描かれる事は無かった…。
元ネタは言わずもがなローソンの看板ホットスナック『からあげクン』から。

トニオさんのフルコース

はーい、お待ちかね真打ち登場。
ジョジョの飯テロといえばやっぱり一番はこれ。


・サンジェルマンのパン

11時に焼きたてのパンが焼き上がり、13時には売り切れてしまう人気ベーカリー「サンジェルマン」
カツサンドはラップの上からでもわかるアツアツでサクサクしたカツ。うーん…美味そう*11
重ちーが買っていた「照り焼きチキンサンド」もうまそうだ。

なお、同名の有名ベーカリーが実在し、そちらもサンドイッチを出しているが無関係(ロゴが違う)。
ただし、アニメ版では自主規制か「サンジェルメン」となっている。

川尻浩作 吉良吉影の料理

川尻になりすましたばかりの吉良が、しのぶに疲れているから「夕飯はカップ麺で済ませて」と杜撰な対応をされたため、自分で作った料理。
どさくさにまぎれてワインまで添えている。

スクランブルエッグのようだが、しっかり具材も入っている。*12
もう一品は、アスパラのベーコン巻きであろうか。しのぶも「おいしいじゃない」と驚く出来栄え。
正式名称はなく荒木先生のオリジナル料理の模様。
元来両親を早くに亡くし独身の吉良は独り暮らしで自炊生活が長い上に健康にかなり気を遣っており、料理はしっかり食材を厳選した上で自分で調理するのが当たり前だったようである。
この後、しのぶも夫の変化につられる形で面倒がっていた料理をするようになりなにげに「うちの旦那はシイタケがダメ」みたいな好き嫌いも忘れてはいなかったようである。
4部終盤ではごく普通に食事の支度をして夫の帰りを待つようになっていたが、その時既に川尻家の食卓は…

なお、アニメ版では吉良が吉良だった時も料理するシーンが追加されており、そちらのメニューもほぼ同じものだったため、独り暮らしである吉良にとって手軽に作れるスクランブルエッグは得意料理のようだ。

・鉄塔の魚料理

鋼田一豊大が釣った魚をそのまま鉄塔で調理している。
鋼田一は鉄塔に絡ませる形でキュウリなどの野菜を栽培しており、必要に応じて直接もいでフライパンに投下することで野菜分を補っている。
ワイルドにフォークを使わずナイフをそのまま突き刺してめしあがれ。
鉄塔の図解によるとこの他にも鉄塔周囲にしかけた罠で野鳥や野兎を獲って食べているらしいが、完全に違法である。というか、野兎いるのか杜王町。

・アイスクリーム

通学路の途中にあるアイスクリームショップ「レインボー」の商品。
憂鬱な月曜の朝はここで買ったストロベリー&チョコチップを舐めながら登校するのが億泰のささやかな心の支えになっていたのだが、登場回では生憎閉まっていた。
なので実際に出てきたのは居合わせた宇宙人=支倉未起隆が仗助と億泰の「アイスクリームが食べたい」という無茶ぶりにあっさり答えて鞄の中から取り出したもの。
専用のビニールパックの中にコーンに乗っかったアイスクリームが封入されているあたり地球の食文化をいまいちわかってない宇宙人らしい発想が感じられる。
後に「手の一部をアイスクリームにもしましたよね」と平然と未起隆は語っており、彼の能力で肉体の一部を変化させた食品は普通に食べてしまうことができるしダメージにもならないらしい…

・鎌倉カスター

仗助のおふくろこと東方朋子の大好物であるクリーム入りの洋生菓子。
冷蔵庫に二つほど入れておいたが一つは宮本輝之輔によって勝手に食べられ、もう一つは食べかけのものを冷蔵庫に放置された挙げ句に、エニグマのスタンド能力を発現するのに必要な「恐怖のサイン」を探すために利用されるという何ともひどい扱いを受けている。
見ず知らずの怪しい男と間接キスするハメになった朋子は泣いていい
実在する商品であり、シュークリームとショートケーキのスポンジを組み合わせて創作したと言われる逸品。
アニメでも製造元である鎌倉ニュージャーマン協力のもと、忠実にヴィジュアルを再現されて登場している。
通信販売にも対応しているので気になった方は注文してみよう。

・トンコツラーメン

宮本がエニグマの能力で持ち運んでいた九州のトンコツラーメン。「好きな時に食べられる」と豪語して開封し、食べるのかと思いきや…エニグマの「物を収納した紙を破くと、収納した物も破損する」という能力の説明の為の犠牲となり、粉々に割れたドンブリ諸共歩道にぶちまけられた。

いや、食うために持ち運んでんたんじゃないのかよ!もったいなっ!

ジョジョは海外が舞台になることも多いことから、ラーメンを食べるシーンは数少なく、その数少ない出番がよりによってこんなんである…

・食べっこどうぶつ

どジャアァぁぁぁ〜ン。元ネタ、出ちゃいました。
靴のむかでやの店主が康一に勧める形で登場。
店主が最後に食べたい「らくだ」以外なら食べていいとの事だったが、康一が断ったので食事描写はなし。
ついでに店主もらくだを食いそびれた。これからも永遠に食べることはないだろう

アニメ版では製造元のギンビス協力のもと、パッケージが詳細に再現されている。

Part5 黄金の風

イタリアが舞台だけに本場イタリアンがたっぷり出てくる。

・ジェラート

……先に言っておくがの紹介ではない。

ジョルノの幼少期からの大好物なイタリア名物の氷菓子。
幼少期に周囲から冷やかな目で見られ、家族からも見下されて居場所が無かった時にたまたま助けたギャングの男が恩返しで"何か"をしてくれた影響で周囲から気遣われる様になり、その際にもジェラート屋の店主の対応がより優しくなり一個サービスして貰っていたなどと昔から思い入れのあるお菓子でもあった。

そしてギャングスターに成り上がるべく決意をして成長した際に近くに居た子供へジェラートを買って渡してあげるなどと過去を知ったからこそ感動する場面である。

・イチゴのショートケーキ

ブチャラティ御一行がレストランで食べていた、日本でよく見るようなイチゴのショートケーキ。
シンプルゆえに美味そう。
そりゃミスタも4個あることに文句を言いつつも食べようと必死になる。
しょーがねーなと言わんばかりに1個取ってあげるアバッキオの優しさが光る。
ただ、「スポンジケーキ+ホイップクリーム+イチゴ」なケーキはイタリアでは決してメジャーではないのは留意*13

・ブルスケッタ

「OKだ、イチゴのショートケーキはあるかい?」
「ああ、ここはブルスケッタもいける」

TVアニメオリジナルシーンで追加されたミスタ加入時のエピソードで出てきた、イタリアの郷土料理。
ここでは残念ながら名前だけだったが、5人分頼んだということはこの時点でブチャラティのチームはほぼ完成していたようだ。
4人分だったらやっぱやめたとなっていたのだろうか。

・ミネラルウォーター(フランス製)

トリッシュが愛飲している飲料水。
彼女がブチャラティ一行に注文していたこだわりの強い品物の中でもある意味一番こだわりが強く、彼女曰く
「フランス製じゃなきゃ 死んでも飲まない」と述べる程。さすが箱入り娘

・スパゲティ

フーゴが路頭に迷っていたナランチャに
「こいつにスパゲティを食わせてやりたいんですがかまいませんね!!」
とレストランでおごってあげたスパゲティ。

元々はフーゴと同席していたブチャラティが注文していたものだが
嫌な顔ひとつせずに状況を察してナランチャに自分の皿を譲るブチャラティの任侠精神がまぶしい。
カラーイラストを見る限り一般的なボロネーゼ*14のようである。

アニメ版では野菜とサーモン(ベーコンにも見えるが)が乗ったクリームパスタのようなスパゲティで、印象が異なる。

・ピッツァ

ブチャラティが昼食にパクついているピッツァ。店主はお代は結構ですと言うそぶりを見せている。
カラーイラストだと全体的にトマトソースの赤が目立ちチーズっぽい部位がなくマリナーラだと思われる*15
ポルポも刑務所で差し入れられた特注の巨大ピッツァを食べていたが描写が裏側からなので具はわからない。
食べるシーンはないがジョルノやナランチャもピッツァマルガリータが好きで、ジョルノは飛行機の落書きを見ながら戦いが終わったら食べたいと呟いていた。
ナランチャもまた…

・トスカーナのサラミ

ピストルズのお弁当。奪い合って食べる程うまそう。
サイズ比率でいえばピストルズから見てマンホールの蓋くらいはあるのだが
全然足りておらず、全員が餓鬼の如き形相で貪り食っているほか№3が№5の分を略奪するなど
ミスタがオカンの如く配当せねば巧く廻らない。

トスカーナはイタリア中部にある州で、州都はフィレンツェ。
サラミは、イタリア発祥のドライソーセージの1種である。
アニメ本放送版でミスタは自分を棚に上げて4種類の物を4枚与えていた?あれは忘れてくれ。

・ヴェネツィア料理

「ピザはダメだが『イカスミ』のパスタとかよ『毛ガニのサラダ』だろ 『チプリアーニホテルのカルパッチョ』って生肉料理は絶品らしい」
「ほんと2日間の任務ろくな食事とってませんからね ぼくはヴェネツィアングラスでワインが飲みたいな」

トリッシュ護衛任務の目的地であるサン・ジョルジョ・マッジョーレ島の教会までたどり着いたブチャラティチーム。
もうすっかり任務が終わった気になっており、何日か遊んで帰ろうというミスタの言葉を皮切りにヴェネツィア名物の話で盛り上がる。
が、任務の途中であるのに終わった後の予定を話していた事でブチャラティから「てめーらもまだ気 抜いてんじゃあねえッ!」と叱責を受ける羽目になるのであった。
もっともこの後ブチャラティが組織を離反した事で遊んで帰るどころではなくなってしまったのだが……。

イカスミのパスタは2部でも登場したネーロ。
毛ガニのサラダは実際にイタリアでも広く食べられており、ヴェネツィア周辺だとクモ蟹が定番。
チプリアーニホテルはヴェネツィアに実在する五つ星ホテル『Hotel Cipriani, A Belmond Hotel, Venice』の事。
高級ホテルだけあって宿泊者には毎朝フルビュッフェ式朝食が用意され、アドリア海を臨む風景を眺めながらのディナーも楽しめる。
フーゴの言うヴェネツィアングラスとはヴェネツィアのムラーノ島で作られる伝統的な工芸品。
鉛を使わないソーダ石灰石で作られているため、クリスタルのような輝きとは異なる温かみのある優しい透明感が特徴。
繊細な装飾が施されている事でも有名で、職人がハンドメイドで作成している都合上大量生産ができないので押しなべて高価*16
そのため実用としてではなく鑑賞用として購入する人も多い。

・角砂糖

セッコがチョコラータからの頼まれ事を成功するとご褒美としてもらえる。
最大で3個もらえるらしい。チョコラータがセッコに投げてあげる姿はまるでペットと飼い主だ。
あれだけの大罪を平然とやらかすチョコラータがうっかりとんでもない方向に角砂糖を投げてしまった時に、ごく自然に「悪い」と謝るおしるこに塩を入れるようなサイコ加減は一部に好評。
…当たり前だが糖尿病まっしぐらなんで大人の皆さんは角砂糖の直食いは絶対にやめましょう。


Part6 ストーンオーシャン

舞台が舞台なんでむしろメシマズになる描写の方が多いが…一応うまそうなものも出てくる。

・ドルフィン・ストリート刑務所の食事

ビュッフェ形式。
パン、ライス、豚肉、シャケ、ホットドッグ、チーズペンネ、サラダなどが確認できる。
特に制限もない模様なので刑務所の食事にしては豪華。
グェスはその中でもチーズペンネが好き。
ただし食券をなくしてしまうと食べられないので、食べる時には食券を忘れずに。
種類は少ないが、ドリンクバーらしきものもある。
昼食は弁当らしいが、これも手続きを踏まないとSOLD OUTになってしまうため
収監されたばかりでそれを知らなかった徐倫は泣きを見る目にあった。

「豚の逆はシャケだぜ」

・マーズチョコレートとフロリダオレンジジュース

エンポリオのスタンド能力「バーニング・ダウン・ザ・ハウス」によって具現化されている
「屋敷幽霊」*17に置かれている茶菓子。
飲み食いは一応できるが、身も蓋もなく言ってしまえば「スタンドの一部」であり
しかも幽霊のため実体がなく腹を満たすことはできず、飲み食いしたそばから
肉体を透過するようにボトボトビチャビチャと落下してしまう。
…まあ幽霊なので汚れたり、虫歯になったり、太ったりもしない。
エンポリオ曰く「味はする」「結構おいしい」らしい。

・チェリー(2回目)

またしても登場した赤い果実。
ミラションが過去回想で懺悔をしている際にプッチ神父が食しており、また舌先と唇でレロレロされる……と思いきや蔕ごと口に頬張った状態で種子を蔕先から外さずに綺麗に周りの果肉だけを食べると言った花京院のテクと一二を争う凄技を披露していた。
……大前提どちらも多少意地汚いのだが。

・ヒラメのムース

ヴェルサスが食べていた病院食。
ヒラメにスライスしたアスパラガスと蟹肉をすりつぶしたものを挟み、プリン状に蒸しあげたもの。
それに、ホタテ貝をペーストして生クリームなどを加えたソースが添えられている。
盛り付けと言い手の込みようといい本当に病院食なの?と疑ってしまうほど美味そう。

正確にはプッチが注文して作らせたものなのでレギュラーとして出るわけではないのだろう…多分。
ちなみにプッチは貝類のアレルギーがあるため、それを除いたメニューということで注文した。
だが、上述した様にソースに貝を使っていたため食べられなくなってしまい、代わりにヴェルサスに勧めている。
ヴェルサスは残ったムースを食べようとするのだが、その時ヴェルサスのスタンド能力が発言しスプーンで"掘った"ムースから父親に撃たれた少年の顔が…。


Part7 スティール・ボール・ラン

1890年9月25日からアメリカで開催された「スティール・ボール・ラン・レース」の道中が舞台。
レースシーンが大半なだけにゆっくり食事するシーンは少なめ。
しかし大自然の中での食事というのはまた格別である。

・シチュー

ディエゴが幼少期、農村で生活していた時に食事として配給されていたシチュー。
カラーイラストから、クリームシチューのように見受けられる。
だが、クリームシチューは第二次世界大戦後の日本で考案・普及したもので、当時のアメリカにはないはずなのだが…。
ただ、シチューは長時間煮込む必要のある料理。
そのため、使用人に配るのにそんな手間をかけるとは思えないため、適当な煮込みを「シチュー」と称していた可能性もある*18

作中では、専用の器を使って受けるのだが、ディエゴの母が傲慢な農村の管理の男からの性行為の誘いを断ったために逆恨みされて器に穴を空けられてしまった。
ディエゴは靴を使って受けようとしたが、母がそれを止めて手を火傷しながらも両手にシチューを受けてディエゴに食べさせた。
涙無くしては見れないエピソード。

・イタリアン・コーヒー

ジャイロが淹れてくれる濃厚なコーヒー。
これに砂糖をたっぷりいれてドロッとした独特の風味にすれば、過酷なレースでの疲れを癒すにはもってこい。
それも大自然の中で飲むのは格別!

描写や使用している器具から、イタリアで最もメジャーでコーヒー随一の苦味のあるエスプレッソと見られている。
だが、直火式のエスプレッソメーカー(マキネッタ)が開発されたのは1933年
が、上述した様に舞台は1890年
エスプレッソ、及びエスプレッソマシンの元祖は1884年に誕生しているため、ネアポリス王国ではもう少し早く改良が進んだのであろうか?

・ローストビーフのサンドイッチ

ホット・パンツが持ち歩いているサンドイッチ。
彼女に協力すると報酬としてもらえる。
馬1頭で大陸を横断するというこのレース、負担を減らすために余計な荷物は限界まで減らさねばならない関係からジャイロもジョニィも野宿での粗食を余儀なくされている。
なのでこれを見た時ジョニィは「あいつ毎日こんなの食べてんのか!」と驚愕しジャイロに至ってはサンドイッチを凝視したままで2人してヨダレを垂らすのだった。
ローストビーフだけでなく卵とオニオンも入った豪華版。
彼女自身「うまい」と言い張るだけの事はある。

・缶ビール

ヴァレンタイン大統領が「一気飲みの方法」と称して缶に穴を開け横から豪快に飲んでいた缶ビール。
単に「BEER」としか書いていないため、銘柄は不明。
飲み切った後「イエス イエスッ」と言う。
言わずもがな三部で承太郎がやっていた飲み方のセルフパロディである。
まだ登場したばかりのぽっちゃり体型だったが、痩せてからもこの飲み方をするのだろうか…?
2015年発売のゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』では、大統領が杜王町の「カフェ・ドゥ・マゴ」で一服する際に、この一気飲みを披露しているので、少なくともこのゲームでは痩せてからも癖が抜けていないという解釈の模様。

なお、世界で初めて缶入りビールを発売したのはアメリカのクルーガー社なのだが、その発売日は1935年1月24日。
が、上述した様に舞台は1890年
一巡した後の世界ではビールの歴史も変わったのだろうか…。

・高級料理たち

シュガー・マウンテンの泉の制約である「手に入れた日の日没までに所持金を使い切る」を達成するため*19に、立ち寄ったレストランでジャイロとジョニィが平らげたもの。
すでに平らげた場面が描写されて詳細は不明だが、複数の皿が並びジャイロが「くそっチクショオうめーぜッ!」と叫びつつ腹がパンパンになるまで食べても、所持金ゼロになるまでは程遠いのであった。


Part8 ジョジョリオン

一巡したあとの社王町が舞台だが重複しないよう新たな名物も。
本作の東方家がフルーツパーラを営んでいるからかフルーツ・デザートが多い。

・ごまみつ団子

一巡後の社王町の名物。うまいのだが食べ方に注意。
うまく食べないと中のみつが飛び出して大変なことになるぞ!
前歯ではなく奥歯で噛むのがコツらしい。

元ネタは岩手の老舗「松栄堂」の「ごま摺り団子」。ジョジョリオンとコラボしたこともある。

・山形県天童市の菅原さんが愛情たっぷりの放し飼いニワトリのフンを使った有機栽培で育てた完熟さくらんぼをふんだんに使った星空の下での初キスの味チェリーパイ580円そして幸せが訪れる

康穂が友達と思われる女性2人から誘われた際に出てきた
ラノベのタイトルの如くやたらに能書きの長いスイーツ。
他にもあるが「そして幸せが訪れる」と最後に書いている点は共通。

・メロンパフェ

憲助と定助が東方フルーツパーラーで食べた豪華なメロンパフェ。
メロンはフルーツパーラー専属の農園が育て上げた1コ7500円もする超一流品を使用。おまえらがスーパーで買ってるフルーツは三流のものだ…せいぜい安く満足してろッ!
勿論ただの高級メロンではない。実は完熟寸前になった贈答用メロンを使っているのだ。
完熟寸前とは最もおいしい状態である。しかし、同時に痛み始める直前でもあるため売れ残ってしまったらあとは腐るだけになる。
そこでフルーツパーラーの出番となる。完熟寸前の一番おいしい状態で加工してパフェとして提供すれば「無駄」が無いというわけだ。
憲助渾身の作、商売の「流れ」である。どやっ!!
そして作中では憲助直々に食べながらよりおいしくなる仕掛けを解説してくれる。う~ん食べたい!

東方フルーツパーラーの元ネタは東京は新宿の老舗「タカノフルーツパーラー」。メロンパフェも完備。たっぷりっ

・すき焼き味のパン

作並カレラがパンの耳、醤油、スティックシュガー、牛脂を使って作るすき焼き味がすると言うパン。
明らかに貧乏料理なのにそれでもうまそうである。

・ロマノフ

豆銑礼が定助たちに見事な手際でふるまったスイーツ。彼曰くティラミスの上位版との事。
使われているイチゴは豆銑が育てた1パック1万円相当の高級品。付け合わせはミントカモミールのハーブティー。
定助はあまりの美味さに感涙してしまった。作り方の説明に熱が入っているのがより美味しそうに感じさせる。

Part9 The JOJOLands

まだ連載中ということもありこれからの追加に期待。

・ロコモコ

やっぱハワイといえばこれ!ハンバーグ、目玉焼き、野菜に上からソースをかけたシンプルなハワイの伝統料理。
劇中でもジョディオが車の助手席でしっかり食べている。

・チキンブリトー

名前のみ登場。ジョディオの母が夕食に買おうかと提案した他、パコが買おうとしたが残念ながら昼で売り切れていた。
その後、パコが改めて買ってきたがその袋の中に入っていたのはチキンブリトーではなく…

ブリトーはメキシコ発祥のタコスの派生料理で、タコスがトルティーヤに具材を挟んで二つ折りにするのに対して、ブリトーは食材全体をトルティーヤで巻く。またタコスはとうもろこしで皮を作るが、ブリトーは小麦粉を使って作る。
具材は野菜、お肉、チーズなど。チキンブリトーというだけにチキンがふんだんに入っていると思われる。

今ではコンビニに並ぶほど、そこそこ日本でもメジャー。

◇スピンオフ 岸辺露伴は動かない

せっかくなのでこちらからもご紹介しよう。

・茹でとうもろこし

富豪村の案内人『一休』が売買契約準備及び試験で出したシンプルな温野菜。
試験に失敗した泉の惨状を見て焦っていた岸辺露伴を惑わし挑発するかの様に様々なカトラリーを横に添えて間違った『マナー』の食べ方をさせようと誘導をしていたが最終的に露伴が出した選択は…?

・鮑(あわび)のリゾット

「岸辺露伴は動かない」世界のトニオさんが岸辺露伴に振舞った料理。
細かく刻んだアワビに、冬瓜、トロロ芋で構成されており疲れ目を治す効果がある。クロアワビの密漁を依頼するために出したものであり、食べた露伴は密漁に協力することに。
テレビドラマ版では未登場の代わりに、上述する4部のフルコースが実写再現され、露伴と泉京香が億泰に代わりリアクションを再現している。

・タコのトマトソース煮

クロアワビの密輸時に協力してくれたタコを使って作った料理。
タコの足とパセリ、マッシュルームのみとシンプルだが食べた億泰はタコの薀蓄を語りながら舌堤を売っていた。
他のトニオさんの料理のように何か特殊な効能があるかは不明。

なお、肝心のクロアワビを使った料理もあるようだが漫画版では伏せられており、テレビドラマ版ではクロアワビは入手できず、そのクロアワビを捕食しているタコの料理がクロアワビ料理の代わりとなっている。仮にもNHKで放送されたドラマの主人公が密猟を成功させるわけにはいかないので仕方ない。

・ルーフレストランのディナーセット

グッチ創業90周年記念イベントでのコラボ作品『岸辺露伴グッチへ行く』での台詞にて存在を確認。

グッチのバッグの幽波紋能力である『等価交換』で危機を脱しホテルへ宿泊しようとした岸辺露伴へホテルマンから「宿泊費50€へ更に50€追加して頂ければ併設されたレストランにてディナーとしてグラスワインとTボーンステーキ~ポルチーニ茸添え~を堪能できます」といった内容の提案をされるも等価交換で得た金の金額はピッタリ50€だったが為にめちゃくちゃ名残惜しそうに提案を断りそのまま宿泊のみでバッグに入っていた飴玉を舐めながら夜を過ごす羽目となってしまっていた。

・たらこスパゲティ

早村ミカちゃんのお手製晩御飯。熱いうちに食べようと同棲している彼氏の橋本陽馬を誘うも、陽馬は筋肉が喜ぶタンパク質しか採らないとすげなく拒否。
代わりに渡されたメニューは以下。

  • 蒸し鶏
  • 卵白の山盛り
  • 海藻キノコサラダ
  • サーモントマトソースがけ
  • オーソンのサラダチキン
  • プロテイン入り低脂肪ドリンク

しかも毎日夜7時にはこれを食べてシャワーを浴び寝ると言う。
この時陽馬は既におかしくなり始めていた……

・チョコ味のプロテインバー

ジムで安売りしていて5000円。
ミカちゃんの財布から失敬して買った。いくら同棲していると言えども立派な窃盗である。
陽馬は今度返すと言ったが……

・茹で卵

陽馬が口にしていた食べ物。
この茹で卵自体に問題は無い。罪も無い。微塵も無い。大事な事なので3回言いました

・ブルスケッタ(2回目)

タイトル名にもなっている、上述のようなイタリアの郷土料理。
作中では露伴が〆切前日に*20*21ハワイで料理していた。

後半では、露伴が「敵」に襲われてることを知らせに来た少女に作ってあげていた。

・骨付きフライドチキン

消費期限切れまで      残り

l  0lh. l  17lmin.

出血性大腸菌数値  安全  原材料名
カンピロバクター値 安全   鶏肉 植物油 小麦粉
サルモネラ数値   安全   食塩 砂糖
              原産地 杜王町

・ビーフシチュー

「動かない」の小説版『原作者 岸部露伴』に登場。杜王グランドホテル1階レストランで提供される極上のビーフシチュー。
4日かけて仕上げたフォンドヴォー(仔牛の出汁)をベースとし、肉はスプーンでほぐれるほど柔らかく、反面レンコンはコリコリとした歯ごたえと香ばしさを保つ、素材の良さを生かした逸品。
そんなビーフシチューに舌鼓を打ちながら──露伴は自身の著作〈異人館の紳士〉の実写映画化の話を丁重に断った。

・辛口ジンジャーエール

『叫ばない』の初の映像化作品である
実写ドラマ版第2話『くしゃがら』にて存在を確認。
岸辺露伴と同期の少年漫画家である『志士十五』がカフェで露伴と相席した際に頼んでいた好物のドリンク。

くしゃがらピザ クワトロフォルマッジ

同じく実写ドラマ版第2話『くしゃがら』にて存在を確認。
くしゃがらについて執着するあまり精神異常・侵食を起こしていた
志士十五がくしゃがらに関する手掛かりと称して狂ったように語りながら食べつつ見せびらかしていた物。
入っていた箱をよく見ると『Tonio Pizza』と描かれていた。

泉のピザの情報の訂正や露伴の決死の制止すら聞かず一人ひたすらくしゃがらについて語りながら発狂・暴走するその姿はさながら狂気の沙汰と言える。この時の少し前からも狂気だったが後一歩遅ければかつて餓死した教授と同じ末路をたどる事になっていた……。



追記、修正はレシピを再現してからお願いします。

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最終更新:2025年05月13日 19:21

*1 ただし、当人はエスニック系の味付けがダメだったため、取材で海外に赴いた際には飲料水と食品は自前だったとか

*2 これのパロディかジョースター卿が「○○したまえ!」という体でなんでもかんでも執事に命令するネタ大喜利が存在する。

*3 1890年頃を描いた1部の時代に日本でもワインが作られていたのは事実。ただし、技術やアブラムシの対策が万全でなかったため、1885年に一度醸造計画が頓挫している。その歴史を踏まえると、結構な貴重品。

*4 もっとも、コークそのものは第1部に該当する1886年に発明されている

*5 最後のセリフは偏見がすぎたのかアニメ版では自主規制かカットされ、「おいピーィですよ」と言ってるだけ。「日本人は全員納豆が大好物」と言ってるようなもんだからね

*6 正確には食用ガエルが持ち込まれた事もあったが、カエルのイメージが劣悪過ぎて根付かなかった

*7 丸焼きではなく、食用ガエルのもも肉を使った揚げ物などの料理。これを元にアメリカなどのアングロサクソン系国家の人種がフランス人への差別語として「フロッグイーター(カエル食い)」あるいは単に「フロッグ」と呼ぶことがあるほど。荒木先生がそこまで意識していたか不明だが、イギリス系アメリカ人のジョセフがフランス人観光客のポルナレフにカエルをごちそうするのは結構アレな内容なのである。

*8 舞台となった1989年の円:SGドルの為替相場は大体1SGドル=70円。なので、一つ大体280円で売りに出されていたことになる。高いか安いかは個人の感覚次第だろうが、一行は高いと感じていた模様。

*9 やむを得ない状況ではあり、一応男の子には後で新しいアイスを買ってやると言っている。ちなみにポルナレフはインドで子供に目潰しをするときに「後でキャラメル買ってやる」と発言してたりする

*10 牛たんは言わずもがなだが、味噌の方も仙台味噌というブランドがある。

*11 同時にこの場面で腐りかけの手首を売り物のパンになすりつける吉良が幸福な食事を穢す邪悪な存在であることを雄弁に語っている

*12 片手で卵を3つ同時に割る・ネギを刻むなどの調理が確認できる

*13 大正時代には開発されていたため、イタリアにも伝わって無いとは限らないが

*14 ひき肉(主に牛肉や豚肉を使用)とトマトのソースのパスタ。ミートソースのように甘めではない。日本でも本格的なイタリアンレストランでは食べられるところも多く、冷凍ものならコンビニにも並んでいる。

*15 ナポリの漁師たちが好んで食べたことから「漁師風」の名前がついた。なおブチャラティは漁師の息子

*16 安いものだと日本円にして3000円程度。高いものだと50000円も超えるものもある

*17 建築物や部屋が物理的に消失した後も「物体の幽霊」としてその場に残存しているという概念。初出は読み切り作品「デッドマンズ・クエスチョンズ」

*18 白く見えるのは、煮込んで溶けた玉ねぎがそう見えるのだろうか

*19 さもなくば木の一部に取り込まれてしまう

*20 露伴の原稿は全てアナログなので、京香が直接受け取る流れになっている。

*21 露伴は「問題ない 直行便あるぜ」と言ったが、ハワイから日本までだと、税関手続き等の影響で一日で届くのはほぼ不可能