溺れる魚
- 御剣ロリコンでS
- 微エロ
- 色々基本設定無視してます
『センセイは不在だ、今夜は二人きりだ。』
その日空港の喫茶店には恰幅の良い青年と線の細い綺麗な少女が静かに向かい合い座っていた。
青年の名前は御剣怜侍、少女の名は狩魔冥。二人の再会だった。
「5年ぶりだな…。なんというか、見違えるようだ。飲み物は紅茶で良いか?」
「ええ……。」ウエイトレスは注文を繰り返し厨房の奥に消えた。
「綺麗になった。」御剣は見惚れ呟いたが冥はずっと沈黙を貫いていた。
しばらくして二人分の温かい紅茶のポットとカップが運ばれてきた。
「冥。」御剣は止まっているかのような少女の時間を進めるように言葉を発した。
「何か…話しをしてくれないだろうか。」冥は碧い瞳でじっと御剣を見つめていた。
ー5年前・アメリカー
御剣怜侍19歳。
私は日本で狩魔豪の弟子として「検事」という職に就く日が近づいていた。
デスクの周り本棚などの整頓もすべて終わり、あとは身一つでいつでも日本に行ける状態で先に帰国した師である豪の呼び出しを待っていた。
おもむろにため息をつき椅子に座ると、机の引き出しを開け中から一つの人形を手にした。小さなクマの人形。
ここの家で一緒に暮らしている少女が以前私にくれたものだった。
「このクマさんがいればレイジは地震が怖くなくなるのよ!安心しなさい。」小さな女の子、小さな魔法、小さなおまじないのテディベア。
あの頃私はまだ少年で、少女はまだ幼女だった。
真夜中、誰かがドアをノックする音を聞いた。
今までのこれからのいろんな事を悶々と考えて眠れなかった自分に意外な来訪者が現れた。
狩魔冥。狩魔豪の娘、自分の妹弟子。彼女と初めて会ったのはいくつだったろうか?
今ではもう12歳になり学校も飛び級で大学に通っている。
白いシルクのネグリジェにグレーのカーディガンを羽織った少女が私の目を見つめながら尋ねた。
「レイジ、日本へ行くんですってね。もうこっちに帰ってはこないの?」碧い瞳の美しい少女。
「…冥、話すと長くなる。廊下は寒いだろう、部屋に入ったらどうだ。」私はあの時彼女を部屋へ招いた。
少女は御剣の部屋に入るとベッドサイドに腰掛けた。
私は日本へ帰ること、検事になること、もうアメリカには戻らないこと。いろんな事をすべて話した。
二人の間に長い沈黙が流れた。
「…もう会えないの?」初めに沈黙を壊したのは冥。
「…もう会えないかもしれないな。」私は答えた。
あの時笑って「また会える」と言っていたなら結末は変わっていたのかもしれない。
冥は泣きそうな顔をして私を見つめて言った。
「レイジ、お別れのキスを…。」冥は私の頬に口づけた。やわらかな唇と甘い香りが脳裏をかすめた。
冥の匂い。昔から香る優しく甘い香り。夜中に風の吹く音が怖いと何度も私のベッドにもぐりこんできた。
けれどいつだって安心できたのは私の方だった。いつも冥独特の優しい香りを感じながら眠りに就いていた。
彼女の香りはいつだって私を癒してくれていたはずだった。
しかしその時、長年に渡る私の募る想いの箍が外れたのだ。
「冥、ちゃんとした大人のキスをしよう。」鼓動が早まる、息が上がってくる、手に汗がにじむ。
私は冥が好きだった、ずっと好きだった。御剣の思春期、少年時代にはもう彼女の言いなりだった。
私は冥が好きだった、ずっと好きだった。クラスメイトの男子の話をされると不愉快になるくらい。
「センセイは不在だ、今夜は二人きりだ。」
冥の両腕の自由を奪いベッドに無理やり押し倒した。力の差は歴然でありいともたやすく組み敷かれた。
「いや…怖い、レイジやめて…。」さっきまでの輝いた瞳が今は弱々しくうるんでいる。
細い腕、小さい手足。幼さが残るあどけなく儚い表情。すべてが私の攻撃性を刺激した。自分の人間性を疑う。
こんなにも幼い少女に私は魅かれていたのだ。今まで何度冥の淫らな姿を想像しただろう。
女と寝ることぐらい何度もあった。髪がセミロングの女、泣き黒子のある女、銀髪の女…。
どの女も一度寝ると私を独占しようとあれこれ口やかましくなり、最後は口喧嘩になってしまい自分からふってきた。
女という生き物に少々嫌気もさしていた。冥以外は。
冥の唇に自分の唇を重ねる。互いの舌と舌を絡ませほおばるように舐めた。
温かな冥の体温を感じながら手はシルクの布の上から乳房を掴んで不器用な愛撫をやめない。
「…苦し、いたい…レイ‥ジ…」頬を赤らめながらそれでも冥は抵抗していた。
「私を拒むな、声も上げるな、力を抜いて…そのうち気持ち良くなる。」願うように耳元で囁いた。
硬直している冥のネグリジェを裾から裂いた。白い腿があらわになる。
丁寧に腿を舐め、御剣の長い指は薄い布を押しのけ冥のソコに触れる。どちらのでもなく声が漏れる。
冥の恍惚とした表情を確かめながら、二本の指を入れてグチャグチャと膣内をかき混ぜクリトリスを指ではじいた。
腰を掴んで覆いかぶさり秘部に口づけ優しく舐め上げた。舌と指で交互に攻め続けると冥の膣から透明な体液が垂れてきた。
12歳でも感じると濡れるのだなと他人事のように思った。
濡れた冥の秘部に御剣はそそり立つ己を突き立て沈ませていく。挿れた時に小さく漏れる可愛いあえぎ声と御剣に絡みつく冥。
何もかもが愛おしく彼女の中は熱かった。
気がつくともう白々と夜が明けてきていた。私のベッドには全裸の冥がぐったりと疲れて眠っている。
身体のあちこちに赤い痣ができている。彼女を何時間抱いていたのだろう。私自身を刻みつけるように何度も貫いた。
少女の寝顔をのぞきこむと、口元に自分が付けた唾液がぬらぬらといやらしく光っていたのを見て指でぬぐった。
御剣は椅子にもたれかかって思った。頭は怖いほど冷静になっていて色々なことを考えている。
冥は男を知らぬ身体であった。私が初めての男だった。眠る少女の顔を凝視しながら優越感ともとれる感情にしばらく酔った。
しかしそのあと絶望感に襲われた。私は数日後、日本へと旅立つのだ。
これから冥はいろんな男を知るだろう。だいたい男共が放っておくわけがないのだ。自分も男だからよくわかる。
私の知らぬ所で恋人をつくってしまったら、嫉妬で相手の男を殺してしまうかもしれない。
冥に対する思いは尋常ではなかった。妹とも愛する者とも取れる唯一無二の存在。
「私は狂ってしまっているのか?」小さくつぶやき自嘲ぎみに笑った。
“初めての男” 私は冥にとってただそれだけの存在。冥は私をどう思っているのだろうか?知りたかった。
成人男性が12の少女とセックスするなんて犯罪だな…。私は朝の光のまぶしさに目を細めた。
その2日後、師から日本に来るように連絡がはいり私はぼんやりと冥の事と仕事の事を考えながら一人アメリカを発った。
あれから5年間。私たちはメールも電話もしなかった。
だが先日一通の手紙により再び再会したのだ。
「日本で仕事ができました 迎えに来てください 冥」短くそっけない文章。
それでもあの晩の出来事を思い出すには十分時間があった。一夜だけ、たった一夜だけ私は彼女の身体に溺れた。
そして今、目の前には髪は短く薄く化粧もされたその美少女が座っている。御剣は美しく成長した彼女の姿に胸踊らせた。
「今回の仕事、2、3か月ぐらいかかるの。しばらくあなたの部屋で御厄介になれないかしら?」ぽつりと呟くように言った。
思いもよらなかった冥の言葉に耳を疑いいきなりの申し出に驚愕する。あの夜の事を覚えてはいないのだろうか?
「君さえよければ私は構わないよ。」やっと言葉にすることができた。ああ心臓が破裂しそうだ。
同時にやましい考えもよぎった。最近ストイックな生活が続いていたせいでもある。
再会により二人の時間が再び動きだす。
紅茶を飲み終えると御剣は冥のキャリーバックを手にした。
「私が運ぼう、君は車に乗りたまえ。」二人は喫茶店を後にした。
最終更新:2011年02月10日 19:49