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  • 13歳御剣×6歳冥
  • 犯罪とわかっててもズルズル関係続けるルート

「おやすみ、メイ」
額にちょんと口付けて頭を撫でるついでに乱れた髪を整える。そのまま自分に当てがわれた部屋へ戻ろうとしたら小さな手が御剣のパジャマを引っ張った。
「ダメ、きょうはいっしょにねるの」
そう言われたら御剣には断れない。冥は自分を引き取ってくれた先生の娘でもあるし、それ以上に御剣はこの子が可愛くてたまらなかった。
……でも大切に思うからこそ…


大きな大きなお屋敷の中の、広い広いベッド。たった6歳の冥は父親とも母親とも姉とさえも別々に暮らし、僅か13歳の御剣だけが優しく抱き締めて甘やかしてくれる存在だった。
二人並んでベッドに横になって顔を見合わせる。冥は御剣に手を伸ばして首に絡め唇を舐めた。なのに…
「メイ、おやすみ…だろう?」
御剣は困ったように笑って冥の頭を撫でるばかり。この所はずっとそうだ。
「レイジ…もう、アレはしてくれないの?」
「メイ……」
決して御剣を困らせたい訳じゃない。だが冥は自分の中の欲を押さえるには幼すぎた。
抱き締めてほしい。キスしてほしい。たくさん触って、気持よくしてほしい。
いつも胸の奥底に押さえ込んでいる寂しさも、御剣が与えてくれる心地よさの中にいる時は何処か遠くへ行ってしまう。
幼い子供が必死に隠す辛さから解放されるのは、幼さからは掛け離れた行為の最中だけだった。
「レイジは…もう、メイがいやになったの?」
「違う、違うんだ…」
「じゃあどうして?まえはいっぱいしてくれたのに」
大きな目から滴がこぼれる。ネグリジェの袖で拭っても後から後からあふれてきて冥の意思では止められなかった。

「メイ、泣かないで欲しい…」
泣き顔を見るのが辛くて、御剣は涙の跡にキスを落とした。
ああ、ダメだ。どうして僕はこんなに意思が弱いんだろう…
この子を泣かせたくないのに、喜ばせたいのに、なのにこの子が望むのは……僕が教えた、子供には絶対に許されない事だ。
一年前には知らなかった事を、御剣にはもうわかっていた。無知な自分が冥に何をしたか。人に知れたら、ましてや先生に知れれば…もう二度と会う事も出来ない。自分が全て罪を被ればまだいい、冥にだってどんなお叱りがあるかわからない。何も知らない冥を傷付けたくない。
だからもう冥にあんなことはしちゃいけない。そう決めたのに……
「今夜だけだよ…」
誰よりも自分自身に言い訳をする。冥が望むから。泣かせたくないから。
これで最後にするから。
暗い背徳感に怯えながらも、腕の中の女の子が微かに微笑んだ事だけが胸を震わす程嬉しかった。
最終更新:2010年02月02日 00:35