「……なにを怒っているのだ?」
ブラジャーとストッキング姿で私の腕の下に組みしかれているというのに、メイは眉を寄せてムッとした表情をしている。
「この姿を見て、なにか思うことはない?」
「ふむ、いつも通りいやらしいカラダをして……あいた」
「そういうことを言ってるのではないわ。エッチ!」
たたかれてしまった。……ホメたつもりなのだが。
「はあ……下着を新調したところで、あなたの目にはまるで入ってないようね」
「む」
ながめてみると真紅の花があしらわれてあるブラジャーは黒い一枚レースに乳房が透けて見え、メイを美しく飾り立てていた。
しかしコレが初めて見るかそうでないかと問われば、まるで記憶になかった。
メイはもう一度ため息をつく。
「やっぱり大きくなってたわ、胸」
「それなら気にすることはないと言っただろう」
「下着をイチから揃えないといけないのよ!? せっかく気に入って買ってたシリーズもあったのに。……もっとも、あなたはちっとも見ていないようだけど。いつもストッキングといっしょに脱がされてしまうし」
「そうか、それはすまなかった」
ストッキングに手をかけてスルスルと脱がせると、ブラジャーと同じデザインのショーツが現れる。
クロッチは黒いシルクで、フロントはレースに紅い花が飾られている。
「ふむ……」
まじまじと見ていると、太腿をすり合わせて隠す。
「あ、あまり見ないで」
「しかし、下着を見ろといったのはキミだろう」
「少しは気にしろと言ったのよ。いつも考えて選んでるのに、さっさと脱がされてしまうから」
「私は下着より中身の方がいいのだ。それともなんだ、キミよりも脱ぎ捨てた下着の方に興味があるオトコの方がいいのか……うぷっ」
「ダレもそんなこと言ってないでしょう! もう、クチの減らないオトコね!!」
「わ、わかったからマクラを投げるな! すまなかった!」
あばれるメイを押さえつけ、キスをする。
「そうだな、食事だって食器や演出も味わうものだ。私もキミの装いを愉しまないと、な」
ブラジャーに手をそえてゆっくりとまさぐる。
「はあ……んんッ…………」
花の間から見え隠れするピンク色の果実を捕らえた。
「ああッ」
ブラジャー上へとずらし、果実を口にふくむ。それと同時に左手では、円を描くようにやわらかな感覚を確かめる。
「……ッ……だから……また大きくなったら……んっ……どうするのよ……ッ」
ビクンッビクンッとカラダをふるわせながらも、反論は忘れない。
「下着の請求はこちらにまわしてくれ」
「……んっ……はあ……ッ……とびきり高いのを……買ってやるわ………くうっ……」
「ではソレをまとったキミを味わうことを楽しみにしていよう」
「ああああ…………ッ」
充分に胸を味わったところでショーツに手を伸ばし、下ろそうとして手を止めた。
……またすぐ脱がして、と怒られるかもしれないな。
一度カラダを起こし、ベッドサイドに置いていた避妊具を着ける。
たまには趣向を変えるのも悪くないかもしれない。
太腿を持ち上げるとショーツは水気を吸いきれずに、たらりと蜜を落とす。
「あッ……」
浮かび上がったスリットをなぞるだけで、蜜はあふれだしてきた。
クロッチを横にずらすと、テラテラと光を反射した秘所が私を誘う。
「あ、ちょっ……きゃあッ……やっ……こんな状態で……」
そうは言うが、蜜壺はたやすく受け入れてくれた。
水音をさせてペニスを出し入れするたびにショーツがこすれる。
「ふむ、悪くはない」
下着をずらして乳房と結合部を見せている姿は、いやらしいカラダを引き立たせていた。
「もうっ……信じられな……ッ……ダメッ……」
いまさらそんな声を出されたことろで、興奮をさそうだけだった。
「ああっ………やめてッ……あああッ」
コトが終わった後、私は正座させられていた。
メイは全裸で仁王立ちだ。
「どうしてくれるの、下着がグシャグシャじゃない!」
「む……キミが下着をすぐ脱がすなと言ったのではないか」
「限度があるでしょう! なにも脱がすなと言ったわけじゃないんだから。ああもう、買ったばかりなのにすっかり伸びちゃってるわ!」
「……すまなかった」
こういう時は謝るにかぎる。
「私が弁償しよう。いまはキミも忙しくはなかったはずだな。明日、仕事が終わったら二人で買いに行こう。そして夕食でもどうだろうか」
しかしメイの眉はつり上がったままだ。
「……どうして怒られているのに、そんな状態なのよ!」
「む」
指差された私の股間は、また元気を取り戻しつつあった。
「いや、景色が良いものでな」
メイは大股を広げていた脚を閉じ、あわてて胸を手で隠す。だから、どうして今さら恥ずかしがるのだろうか。
……いや、何度見ようともメイに欲情するのだから、私も同じことかもしれない。
「きゃあっ」
手を引いて、ひざの上に抱き寄せる。
「………んんッ…………またそうやって……すぐ……ッごまかす……」
「そうだな、夕食は夜景の見えるホテルのレストランにしようか」
「あああッ……っくッ……あ、ダメ……」
「部屋も取るとしよう。近ごろ家でばかりだったからな」
「あッそんなに強くしちゃ……ッ……」
「新しい下着を着けたキミもすぐ見られるし、な」
「イヤ……はあああんん…………ッ……!」
明日は楽しみだなと思いつつ、今日の分もじっくりと愉しむことにした。
最終更新:2010年02月09日 20:50