アットウィキロゴ
  • 年齢は、ご想像にお任せします
  • みったんが黒い


最初はほんの好奇心だった。その行為の意味がわからない位、二人とも幼すぎた。
気づいた時は手遅れだった。深い後悔に襲われると同時に、その背徳感さえ自らを加速させる材料になる。

いけない事はわかっている。でも、今更やめた所でそれが何になるというのだろう。


月に一度、広い屋敷は二人だけになる日があった。
その家の主人は忙しく世界中を飛び回っており、そもそも普段から家に居ない。

使用人達がほぼいっせいに休暇を取るその日は、彼にとっては待ち望んだ待望の日であり、彼女にとっては
恐怖でしかなかった。意味がわからないから怖い。
ただ、わかった所で、更に自らを苦しめるであろう事は、幼い彼女にも薄々わかっていた。

ドアをノックする音。少女はベッドの上で枕を抱いたままびくっと身を竦めた。
普段は大好きな声なのに。誰も居なくなるこの夜だけ、彼は変わってしまう。

「…メイ、居る?」

ドアの隙間から顔を出したまだあどけなさの残る少年は、少女の姿を見つけると薄い笑みを浮かべた。
だが、表情は遠目にも判る位熱に浮かされた様に虚ろだった。

少年は部屋に入ると鍵を掛けて、厚手のカーテンがしっかり閉じている事を確認する。
その間、少女はベッドの上で枕を抱きかかえたままじっとしている事しか出来なかった。

「…メイ」

準備を終えた少年が、少女の頭をぽんぽんと撫でて耳元に顔を寄せる。少女は、硬直して動かない。

「…言っちゃダメだからね。誰にも言っちゃダメだからね。これは、二人だけの、秘密なんだよ」

いつもの言葉だった。この言葉には魔法の力でもあるのだろうか。少女は、行為を拒絶する言葉を知らない。
ただ、この言葉の前では小さく首を縦に振る事しかできない。

「…いい子だ。大好きだよ、メイ…」

少年はそのまま、少女の首筋にキスを落とす。長い夜の始まりだった。

「ひ…っ、や…レイ…れっ…あ、ああぁ…!!」

少女の未熟な身体がベッドの上でびくっ、びくっと何度も震える。
少年は少女の衣服を総て剥ぎ取ると、生まれたままの姿にして大きく足を開かせ、その部分に指を沈めた。

少年の、まだ細い指でさえ飲み込むのに苦痛を伴うようだった。
何度もやっているのに…この身体を支配するのは自分だけだと思うと、思わず笑みがこぼれてしまう。

最初は、ちょっとしたじゃれあいがエスカレートして、結局戻れないところまできてしまった。
何度もやめようと思った。でも、誰も居ないこの日が来ると、自然とこの部屋に来てしまう。

二人だけの秘密だから。誰にも知られる事はない。

少女が虚ろな表情でこちらを見ている。たまらなく愛しい。その反応をもっと見たくて、中で、軽く指を動かしてみる。

「ひ、やっ、あ、ああぁッ…れ…っ、レイジ、レイ…ッ…うんんっ…!!」

少女がシーツを握り締めたままガクガクと震える。痛いのだろうか。
だが、確かに少女の内は十分に湿っているし、強請るようにこの指を締め付けている。
彼の拙い知識では少女の反応を自分の都合の良いように理解する事しかできなかった

「メイ、どう?どんな気分なの?今… …ねえ、メイ?」

指を沈めたまま一番敏感な部分に舌を這わせる。
小さな粒を軽く舌先でつついただけで、その身体がびくんっと大きく跳ね上がった。

「やあああっ!?レイっ、レイジッ、怖い…っ、怖い、やだっ、やだああぁ!」

少女の頬を一筋の涙が伝う。彼はそれを舐め取ると、再びその部分に舌を這わせる。何度も、何度も。
この声をもっと聞きたくて、反応が見たくて、全く自制がきかなくなってしまう。

それと同時に…自分が従事している主人の娘を、この手でこうして支配する事に悦びを感じている事に、
彼はまだ、気づいていない。

「レイ…ッ!?やだ、やだあっ、ああああっ!!」

強く吸い付いた瞬間、少女の身体はガクガクと大きく震えて、そのまま動かなくなった。
後ははあはあと小さく肩で息をするだけ。ゆっくりと指を引き抜くと、そのまま抱きしめて何度もキスを落とした。

「あ…あ…レイ…レイジ…」

少女は小さい手を彼の背中に回してぎゅっとしがみ付いてくる。この瞬間が堪らなく愛おしかった。

「誰にも、言っちゃダメだからね…」

耳元で囁くと、少女は小さく頷いた。暫くすると疲れて眠ってしまったのか、少女は小さく寝息を立てていた。
服を整えてやり、起こさないように少年は部屋を後にする。

彼が出て行ったことを見送ると、少女はベッドに潜り込んで声を殺して泣いた。何故、涙が出てくるのだろう。
この時の彼は、怖い。自分を見下ろす視線は、どこか父に似ているような気がした。

地震の時もそうだった。普段は優しくて冷静な彼が見た事も無い位取り乱す。
その時、少女は彼を抱きしめる事しか出来なかった。

これもきっと、それと同じ事なのだろうか。いつか、この行為の意味がわかる日が来るのだろうか。
明日にはきっと、いつものレイジに戻るはず。そう信じて、少女は深い眠いについた。
最終更新:2010年02月02日 00:41