* &spanid(assassin-vine){アサシン・ヴァイン} &small(){&link(Assassin Vine){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/monsters/assassinVine.html#assassin-vine}} > この節くれだったつる草は、男性の腕と同じくらい太くて、手の形をした葉をつけており、不自然にずるずると地面の上でのたくっている。 *** アサシン・ヴァイン 脅威度3 &small(){Assassin Vine} &b(){経験点800} N/大型サイズの[[植物>クリーチャー種別/種別#type-plant]] &b(){イニシアチブ} +0;&b(){感覚} [[擬似視覚>モンスターの共通ルール/1#Blindsight]]30フィート、[[夜目>モンスターの共通ルール/2#Low-Light-Vision]];[[〈知覚〉>技能の詳細/2#Perception]]+1 **** 防御 &b(){AC} 15、接触9、立ちすくみ15(+6外皮、-1サイズ) &b(){hp} 30(4d8+12) &b(){頑健} +7、&b(){反応} +1、&b(){意志} +2 &b(){[[完全耐性>モンスターの共通ルール/1#Immunity]]} [電気]、[[植物の種別特性>モンスターの共通ルール/1#Plant-Traits]]; &b(){[[抵抗>モンスターの共通ルール/1#Resistance]]} [火]10および[冷気]10 **** 攻撃 &b(){移動速度} 5フィート &b(){近接} [[叩きつけ>モンスターの共通ルール/2#Natural-Attacks]]=+7(1d8+7、加えて“[[つかみ>モンスターの共通ルール/2#Grab]]”) &b(){接敵面} 10フィート;&b(){間合い} 10フィート &b(){特殊攻撃} 絡みつき、[[締めつけ>モンスターの共通ルール/1#Constrict]](1d8+7) **** 一般データ &b(){【筋】}20、&b(){【敏】}10、&b(){【耐】}16、&b(){【知】}―、&b(){【判】}13、&b(){【魅】}9 &b(){基本攻撃} +3;&b(){CMB} +9(組みつき+13);&b(){CMD} 19(足払いされない) &b(){その他の特殊能力} 迷彩色 **** 生態 &b(){出現環境} 温暖/森林 &b(){編成} 単体、2体、群生(3~6) &b(){宝物} 乏しい **** 特殊能力 &b(){迷彩色(変則)/Camouflage} 動いていなければ普通の植物のように見えるため、アサシン・ヴァインが攻撃を始める前に気づくためには、DC20の[[〈知覚〉>技能の詳細/2#Perception]]判定に成功しなければならない。[[〈生存〉>技能の詳細/2#Survival]]か〈知識:自然〉にランクを持っている者は、この植物に気づくかどうかの判定において[[〈知覚〉>技能の詳細/2#Perception]]の代わりにどちらかの技能を使用することができる。 &b(){絡みつき(超常)/Entangle } アサシン・ヴァインはフリー・アクションで自らの30フィート以内にある植物に自律行動能力を与えて敵を捕らえさせることができる。それ以外の点では、この能力は&i(){[[エンタングル>呪文/あ行/えれ~#Entangle]]}(術者レベル4、DC13)と類似している。このセーヴDCは【判断力】修正値に基づいて算出されている。 アサシン・ヴァイン(殺し屋蔦)は食肉植物で、動物に組みついて絞め殺し死骸を自らの根元に貯めこむ、というぞっとする方法で養分を得ている。この瞠目すべき植物は、地面や大気のわずかな揺れを感知でき、広い葉によって光や熱の変化を察知することもできる。これによって周囲一帯で群を抜いた察知能力を得ているのだ。知性も指針も持ち合わせていないアサシン・ヴァインは、目標のサイズも直感も潜在的危険性も関係なしに、近くを通り過ぎるありとあらゆる生物に蔓を伸ばす。成体のアサシン・ヴァインは、長さ約20フィート(6m)ほどの本体となる蔓の部分と、そこから約6インチ(15cm)の間隔で枝状に生える最長で約5フィート(1.5m)ほどの小さめの蔓からなる。この小さな蔓には葉が繁っており、晩夏にはヤマブドウに似た小さな実が房をつける。実は噛みごたえがあり、食欲をそそるが少し苦い風味がある。ただ、えじきとなってその植物の根に供された養分がどんなものだったかによって実の味わいが変わる、と言う者もいる。数多く殺しまくったアサシン・ヴァインはおそらくとても甘い実をつけるのだろう。 アサシン・ヴァインは動き回ることができる。しかしながら通常は、新たに近場で獲物を求める必要に迫られた場合を除いて、じっとその場に植わったままでいる。この植物はごく単純な戦術を用いる。獲物が間合いに入るまでじっとしており、それから攻撃するのだ。いったん戦闘に突入したら、アサシン・ヴァインはそのクリーチャーを捕まえて養分とするために(とはいえゆっくりと)獲物を追いかける。この植物は、獲物を視界内に捉えている限り、その執拗さを見せつける。ひとたびクリーチャーがこの植物の知覚外まで離れたら、考えなしなこの蔓は動かなくなり、次の通行人を待ちかまえる。 アサシン・ヴァインは深い森や沼地に潜んでいるが、中にはあまり手入れされていない田畑やブドウ園に侵入するものもいるかもしれない。この蔓の種が、種をついばんだ上で逃げきれるほどに素早い鳥によって遠方まで散らばることもある。言い伝えではしばしば、ライバルや敵によって植えられた殺されかねない思いがけぬ贈り物や、疑われもせぬ翼からこぼれ落ちた問答無用の悲運として、花壇に出現した、あるいは温室に潜り込んだアサシン・ヴァインのことが語られている。 ------------------------------------------------------------------------