AG > 灰色の乙女

上級クラス

サングウィン・エンジェル Sanguine Angel

出典 Adventurer's Guide 80ページ
 イレオサ女王/Queen Ileosaの理想に今も忠実な灰色の乙女の中でも、エリニュス会/Erinyes Companyの会員ほどの成功を収めている者はいない。イレオサ女王の敗北を受けて船を徴発し、シェリアックスへと向かったクアリンズ・ラクミロル/Qualins Rachmirol率いる灰色の乙女の一団がエリニュス会の起源である。彼女が称える地獄の女帝/Infernal Majestrixは、兵士たちの献身と能力に感銘を受けた。アブロゲイル/Abrogailは彼らをシェリアックス軍に採用し、その集団に新しい名前を与えた。

 エリニュス会のメンバーは当初の27人から大幅に増えたが、新人の加盟式の手順は激しく、その多くは命に関わるものだ。結局生き残ったものは、最初の灰色の乙女と同じように肉体的にも精神的にも傷ついている。しかしエリニュス会はイレオサが主導した種族的な純粋性の教義を廃止した。エリニュスを形作るのは肌や体型ではなく、動機と意志である。

 エリニュス会のメンバーはサングウィン・エンジェル(紅の天使)として知られる無情な兵士である。灰色の乙女はかつては世俗的な組織であった一方で、このエリニュスたちの大多数は夜の女王/Queens of the Nightとして知られる地獄の半神を崇拝するようになっている。この復讐に燃えるデヴィルは会の上層部に報酬として地獄の力を与える。

必要条件

 サングウィン・エンジェルになるためには、キャラクターは以下の基準すべてを満たさなければならない。

 属性:秩序にして悪、秩序にして中立、または中立にして悪。
 防具の習熟:重装鎧に習熟していること。
 基本攻撃ボーナス:+5。
 特技《盾攻撃強化》《鋼の意志》《武器熟練:ロングソード》
 性別/Gender:女性。
 言語/Language:地獄語。

クラス技能

 サングウィン・エンジェルのクラス技能は〈威圧〉(【魅】)、〈交渉〉(【魅】)、〈真意看破〉(【判】)、〈知覚〉(【判】)、〈知識:貴族〉(【知】)、〈知識:地域〉(【知】)、〈登攀〉(【筋】)、〈はったり〉(【魅】)、および〈飛行〉(【敏】)である。

 レベル毎の技能ランク:2+【知力】修正値。
 ヒット・ダイス:d10。

クラス特徴

レベル 基本攻撃
ボーナス
頑健
セーヴ
反応
セーヴ
意志
セーヴ
特殊
1 +1 +1 +0 +1 乙女の盾頑なな心
2 +2 +1 +1 +1 暴君の修練
3 +3 +2 +1 +2 武装した天使
4 +4 +2 +1 +2 暴君の修練
5 +5 +3 +2 +3 マハタラの目
6 +6 +3 +2 +3 暴君の修練
7 +7 +4 +2 +4 アルダッド・リリの神秘
8 +8 +4 +3 +4 暴君の修練
9 +9 +5 +3 +5 ドロラスの空虚
10 +10 +5 +3 +5 エイセスの天使暴君の修練

 サングウィン・エンジェル上級クラスクラス特徴は以下の通り。

 頑なな心(変則)/Hardened Heart サングウィン・エンジェルは自分に対して〈威圧〉判定を試みる際の全てのDCに、クラス・レベルの2倍を加える。

 乙女の盾(変則)/Maiden's Shield サングウィン・エンジェルはロングソードと盾を使用している限り、《二刀流》を持っているかのように扱われる。これにより、前提条件として《二刀流》を必要とする特技を、《二刀流》と【敏捷力】の前提条件を満たすことなく取得できる。ただし、そのような特技の利益を得るのはロングソードと盾を使用している場合のみである。

 暴君の修練(変則)/Tyrant's Discipline エリニュス会の加入式を通して深く教化された結果、灰色の乙女がイレオサに忠誠を誓ったのと同じように、サングウィン・エンジェルは地獄の女帝に忠誠を誓う。2レベルの時点で、サングウィン・エンジェルは自身の教化、戦術訓練、暴君への献身を基に、強力な技を開発する。2レベルの時点と以降2レベル毎に、サングウィン・エンジェルは以下の一覧から修練を1つ選択する。

 キャスリング/Castling:サングウィン・エンジェルが5フィート・ステップを行うとき、同意する隣接した味方の接敵面に踏み入ることができる。そうするなら、その味方はアクションを費やすことなく、即座にサングウィン・エンジェルの元いたマスへと5フィート・ステップを行う。

 押しやる強襲/Driving Assault:全力攻撃を行うと、サングウィン・エンジェルは1ラウンドの間、近接攻撃ロールに-2のペナルティを受けることができる。そうするなら、そのラウンド中に自分のサイズ以下のクリーチャーに最初に近接攻撃を命中させた時、クリーチャーを押しやるために突き飛ばしの戦技判定を試みることができる。サングウィン・エンジェルはこの戦技判定に+2のボーナスを得、突き飛ばしを行うときに機会攻撃を誘発しないが、結果に関係なく目標を5フィートを超えて押しやることはできない。サングウィン・エンジェルがこの方法でクリーチャーを押しやると、機会攻撃を誘発することなく、そのマスに即座に移動できる。

 エリニュスの憤怒/Erinyes Fury:サングウィン・エンジェルは、冷静で殺人的な状態に入ることができる。これはドレッドノートのバーバリアンの静穏能力(Pathfinder RPG Horror Adventures 47ページ)として機能し、1日にクラス・レベルの2倍に等しいラウンド数だけ使用できる。サングウィン・エンジェルがバーバリアン・レベルを持ち、かつドレッドノートのアーキタイプを有する場合、サングウィン・エンジェル・レベルはバーバリアン・レベルを累積させて激怒の持続時間を決定する。

 荒々しい狩猟家/Furious Huntress:サングウィン・エンジェルはボウを用いた攻撃ロールに【敏捷力】ボーナスではなく【筋力】ボーナスを加える。

 同族殺し/Kinslayer:サングウィン・エンジェルは、レンジャーの能力と同様に機能する「得意な敵:人型生物人間)+2」を得る。サングウィン・エンジェルがすでに別のクラスから同じ得意な敵へのボーナスを持っている場合、代わりに既存のボーナスが2だけ増加する。

 無慈悲な虐殺/Merciless Massacre:サングウィン・エンジェルが近接攻撃で恐慌状態あるいは戦慄状態のクリーチャーを攻撃するか、近接攻撃でヒット・ポイントを0未満にまで減少させるかしたとき、サングウィン・エンジェルは即行アクションとして、そのクリーチャーに1d8+クラス・レベルに等しい追加ダメージを与えることができる。

 女王の剣/Queen's Sword:大剣を用いたサングウィン・エンジェルの武器訓練のボーナスは1増加する。この修練を選択するには、サングウィン・エンジェルはこの上級クラスが4レベル以上で、「武器訓練:大剣」のクラス特徴を持っていなければならない。クラス・レベルが8レベル以上のときに、サングウィン・エンジェルはこの修練をもう一度選択できる。

 揺るぎなさ/Unyieldingグレイ・メイデン・プレート(84ページ参照)を着用している間、サングウィン・エンジェルはダメージ減少1/―を得る。この修練を選択するには、キャラクターはこの上級クラスが6レベル以上でなければならない。ダメージ減少は8レベルでダメージ減少2/―、10レベルでダメージ減少3/―に増加する。このダメージ減少は他の要因によって与えされたダメージ減少とは累積しない。

 武装した天使(変則)/Armored Angel:3レベルの時点で、サングウィン・エンジェルは鎧訓練のクラス特徴を得、グレイ・メイデン・プレートを着用している間、クラス・レベルをファイター・レベルとして扱う。サングウィン・エンジェルが鎧訓練のクラス特徴を与える別のクラスのレベルを持つ場合、グレイ・メイデン・プレートを着用している間のみ、その利益を決定するためにレベルを累積させる。

 マハタラの目(超常)/Eye of Mahathallah:エリニュス会に恩寵を与えた最初の“夜の女王/Queen of the Night”である“幻の未亡人/Dowager of Illusion”(訳注:マハタラのこと)はあらゆる欺瞞を見抜く鋭い目をサングウィン・エンジェルに与える。5レベルの時点で、サングウィン・エンジェルはボーナス特技として《鋭敏感覚》を得、幻術に対する意志セーヴに+4の不浄ボーナスを得る。加えて、1日1回即行アクションとして1d4ポイントの【魅力】ダメージを受けることで、サングウィン・エンジェルはクラス・レベルに等しいラウンド数の間トゥルー・シーイング呪文の利益を得ることができる。

 アルダッド・リリの神秘(擬呪かつ変則)/Mystique of Ardad Lili:ほとんどのサングウィン・エンジェルは誘惑に興味を持たないが、“純血の終焉/End of Innocence”(訳注:アルダッド・リリのこと)は他の人への影響力を与える。7レベルの時点で、サングウィン・エンジェルは、サングウィン・エンジェルと同じクリーチャー種別の目標に対する〈威圧〉〈交渉〉判定に+4のボーナスを得る。1日1回、サングウィン・エンジェルは擬似呪文能力としてドミネイト・パースン(術者レベル=キャラクター・レベル)を使用できる。

 ドロラスの空虚(変則)/Hollowness of Doloras:“我らが苦痛の女王/Our Lady of Pain”(訳注:ドロラスのこと)の賜物は自由――恐怖と苦痛からの自由、悲しみと恐れからの自由である。9レベルの時点で、サングウィン・エンジェルはボーナス特技として《不屈の闘志》を得る。加えて、[感情]UMおよび[苦痛]UM効果に対するセーヴィング・スローに+4の不浄ボーナスを得るとともに、[恐怖]効果に完全耐性を得る。

 エイセスの天使/Angel of Eiseth(超常)/Angel of Eiseth:最上位のサングウィン・エンジェルは“エリニュスの女王”エイセス/Erinyes Queen Eisethの寵愛を得て、地獄の使いに変化させられる。10レベルの時点で、サングウィン・エンジェルは種別が来訪者(悪、他次元界、秩序)に変わり、出身次元界がヘルとなる。また、[火炎]に対する抵抗30、テレパシー50フィート、暗闇を見通すのモンスターの共通能力を得る。黒羽根の翼が背中から生え、サングウィン・エンジェルに50フィートの飛行移動速度(機動性は良好)を与える。

アーキタイプ

仮面の乙女(ヴィジランテのアーキタイプ) Masked Maiden

出典 Adventurer's Guide 82ページ
 イレオサの死後、生き残った灰色の乙女の中には元の生活に戻ろうとする者もいた――教化の影響で身体的・精神的な傷を負っていたため、その作業は困難を極めた。少数の者については、教化の影響の抑制はうまくいったように見えた。しかし、そのうちに彼女らの抑圧されていた側面が戻ってきて、そうした元徴用兵たちは鎧を着て戦いを求めるようになった。このような、いわゆる仮面の乙女は、昼間は普通の(問題を抱えた)市民、夜は匿名の戦士という二重生活を送ることになる。最も悲劇的な事例では人格が完全に分離し、乙女は目覚めたときに原因不明の疲労や負傷を経験してしまう。

 仮面の乙女における社交の人格は幅広い性格の種類になり得るが、不羈の人格では通常、冷たく平静である。これらの人格が善属性であることはほとんどなく、優しい救済者というよりは、容赦なく正義をもたらす者であることが多い。仮面の乙女の中には、女王の残酷な計画を実行し続ける者もいれば、犯罪と戦ったり、個人的な復讐を実行し続ける者もいる。仮面の乙女は、不羈の人格であるときは常に灰色の乙女を象徴する兜を使用する。この兜は不羈の人格を隠すと同時に、灰色の乙女に関連する社会な重要性を呼び起こすのに優れているからだ。多くの場合、仮面の乙女は独特の色の羽飾りが付いた兜や、兜の顔に傷のようなエッチングが施されたもの、または独特なマントなどの特徴的な衣服を身につけている。仮面の乙女は鎧の裏に隠れ目的を追求しているが、特定の個人として識別されるようにしたいと考えている。

 武器と防具の習熟:すべての仮面の乙女のヴィジランテはグレイ・メイデン・プレート・アーマー(84ページ参照)に習熟しているが、その他の重装鎧には習熟していない。

 これはヴィジランテの武器と防具の習熟を変更する。

 不完全な自己制御(変則)/Imperfect Control:仮面の乙女は、教化された状態に入ることを強迫観念的に拒むものの、暴力のような特定の切っ掛けが引き金を引いてしまうことがある。仮面の乙女は常に社交の人格で一日を開始する。自発的に不羈の人格に変更するために、仮面の乙女は意志セーヴに成功しなければならない(DC=10+ヴィジランテ・レベルの半分)。失敗した場合、仮面の乙女は1ラウンドの間怯え状態となり、その間再挑戦はできなくなる。社交の人格である間に戦闘が始まるといった死の危険に仮面の乙女がさらされると、同じDCの意志セーヴを行わねばならず、失敗すると彼女が他人の視界から外れたらすぐに不羈の人格になるように強制されてしまう。仮面の乙女はこの意志セーヴに自発的に失敗することを選択できない。加えて、仮面の乙女が一週間以上不羈の人格にならなかった場合、毎日、一日の開始時にこの意志セーヴを試みなければならない。失敗した場合、即座に(またはそうするために人目を避けて行動できるようになった時点ですぐに)不羈の人格に変更しなければならない。

 仮面の乙女は、1分間でグレイ・メイデン・プレートを助けなしに着ることができ、不羈の人格への切り替えの一部として行うことができる。もし仮面の乙女が人格を変更するのにかかる時間を短縮した場合でも(早着替えの社交の技など)、依然として不羈の人格の変更の一部として鎧を着ることができる。同意せずに不羈の人格に変更した仮面の乙女は、その日の間、不羈の人格から社交の人格に戻ることを選択できない。不羈の人格の間、仮面の乙女はすべての【魅力】に基づく能力値判定と技能判定(〈威圧〉は除く)に-2のペナルティを受け、士気ボーナスやバードの呪芸から利益を得られない。

 この能力は二つの人格を変更する。

 過去の傷跡(変則)/Scars of the Past:仮面の乙女は不羈の流儀として懲罰人を選択しなければならない。1レベルの時点で、仮面の乙女は無料でグレイ・メイデン・プレート・アーマーを得る。この鎧はボロボロであり、他のクリーチャーはそれに習熟していると決して見なされない。この鎧は4d6GPのがらくたとしてのみ売却できるが、仮面の乙女が身につけると鎧は正常に機能する。仮面の乙女は、150GPと1日の作業を費やして、ボロボロの鎧を高品質へと向上させることができる(そのものはボロボロと見なされる)。

 この能力はつなぎ目なき変わり身と置き換える。

 鎧修練(変則)/Armor Training:すべての灰色の乙女は彼女らの鎧を使って訓練してきた。そして仮面の乙女が教化を受け続けるうちに、その訓練は彼女の潜在意識からゆっくりと現れる。3レベルの時点で、仮面の乙女はファイターの鎧修練のクラス特徴を得、19レベルの時点で、鎧体得を得る。両方の目的のために、ヴィジランテ・レベルをファイター・レベルとして扱う。

 これは3レベル、7レベル、11レベル、15レベル、19レベルの時点で得られるヴィジランテの社交の技と置き換える。

戦姉妹(キャヴァリアーのアーキタイプ) Sister-in-Arms

出典 Adventurer's Guide 83ページ
 最もカリスマ性のある灰色の乙女の中には、姉妹への献身と受けた厳しい戦術訓練を組み合わせて、仲間に完璧な指示を出し、生き残りと勝利のために仲間を鼓舞することを学んだ者もいる。戦姉妹として知られるこの傷だらけの兵士たちは、その献身的な行動で仲間の乙女たちから強い尊敬を集めている。

 イレオサ政権の崩壊後、灰色の乙女たちは生き残った仲間たちと固い絆で結ばれた家族を作った。彼女らは、自分たちが耐えてきた――あるいは犯さざるを得なかった――恐怖を、誰も真に理解していないことを知っていた。コルヴォーサの社会に受け入れられた後も、あるいは都市の正義の手から逃れた後も、灰色の乙女の姉妹関係は続いている。

 戦姉妹の中には、イレオサ女王について中立的な立場を取るものはほとんどいない。残酷な女王の理想に忠実で志を同じくする退役軍人を率いる人もいれば、生存したの仲間への完全な献身を支持してイレオサ女王を見捨てた者もいる。後者の大半は、回復した姉妹の社会的・精神的支援として、あるいは軍事的活動の現場指揮者として、あるいは個人的な冒険者として、紅薔薇/Scarlet Roseを支援している。対照的に忠誠心の強い戦姉妹たちは、ほとんどの場合コルヴォーサ奪還を企てている。

 冷淡な挑戦(変則)/Halfhearted Challenge:戦姉妹は味方を注意深く保護するため、挑戦する敵への集中は弱いものとなる。戦姉妹は、挑戦の目標に対する攻撃ロールにキャヴァリアー・レベルの半分(最小1)しか加えない。

 これは挑戦を変更する。

 乙女の騎士団(変則)/Maiden's Order:すべての戦姉妹は、訓練と姉妹関係の絆によって強化された仲間の灰色の乙女を助け、鼓舞する技を共有している。一般的に、イレオサ女王に忠誠を誓う人々は彼女らの誓約を「牙冠騎士団」と呼び、残酷な女王を見捨てた人々はそれを「紅薔薇騎士団」と呼ぶ。どちらの場合も、利益は同じである。

 戦姉妹は騎士団を選択しない。その代わり、彼女はドラゴン騎士団とライオン騎士団の両方に所属していると見なされ、両騎士団のすべての利益(追加のクラス技能や条件付き技能ボーナス、追加の挑戦の利益、騎士団の能力など)を適切なレベルで得ることができる。1レベルの時点で、戦姉妹は従わなければならない騎士団の布告を選択する。一般的には牙冠騎士団はライオン騎士団の布告を、紅薔薇騎士団はドラゴン騎士団の布告を選択する。

 この能力は騎士団を変更し、乗騎と置き換える。

 献身的な守り手(変則)/Devoted Defender:戦姉妹は家族と同じくらい仲間の灰色の乙女と親密にしており、猛烈な熱意で彼女らを保護する。3レベルの時点で、戦姉妹はボーナス特技として《ボディガード》を得る。この特技の前提条件を満たしている必要はない。

 この能力はキャヴァリアーの突撃と置き換える。

 乙女の忠誠(変則)/Maiden's Loyalty:戦姉妹の忠誠心は絶対のものだ。4レベルの時点で、戦姉妹は、味方を攻撃したり裏切ったりすることを強制する効果に対して、意志セーヴに+2のボーナスを得る。このボーナスは、4レベルを超える4レベル毎に1ずつ増加する。

 この能力は熟練の調教師と置き換える。

 献身的な指揮官(変則)/Dedicated Commander:戦姉妹の忠誠心は非常に効率的に味方を刺激し導くことができる。11レベルの時点で、戦姉妹は、獅子吼または戦術指揮の騎士団の能力を標準アクションとしてではなく、移動アクションとして使用できるようになる。20レベルの時点で、獅子吼または戦術指揮の騎士団能力のいずれか1つを、移動アクションではなく即行アクションとして使用できるようになる。

 この能力は力強き突撃および突撃の神髄と置き換える。

装備品

グレイ・メイデン・プレート Gray maiden plate

出典 Adventurer's Guide 84ページ
コスト 1,500GP 重量 50ポンド
鎧ボーナス +9;【敏捷力】ボーナス上限 +1;鎧による判定ペナルティ -6
秘術呪文失敗確率 35%;移動速度 20フィート/15フィート

 灰色の乙女の特徴的な鎧は、彼らの最も象徴的なアイデンティティの1つである。グレイ・メイデン・プレートは、機能的にはフルプレートと同様であり、フルプレートに機能する効果はすべてグレイ・メイデン・プレートにも機能する。灰色の乙女の特徴的な選択肢の中には、グレイ・メイデン・プレートを着用している時にのみ機能するものがある。

傷跡用軟膏 Scarsalve

出典 Adventurer's Guide 84ページ
市価 10GP;重量 1ポンド
区分 錬金術薬

 この錬金術的な薬は、元々はゾン=クーソンを密かに崇拝していた者達がその献身の徴を隠すために開発したものであり、元「灰色の乙女」達の間で人気がある。傷跡用軟膏を体の傷跡に塗ると、1日の間その傷跡が目立たなくなる。傷跡が見えることで利益を得ているキャラクターは、傷跡用軟膏の効果を受けている間はその利益を失うが、〈変装〉判定に+2の錬金術ボーナスを得る。

特技

《俊敏なる乙女》(戦闘) Agile Maiden

 出典 Adventurer's Guide 84ページ
 灰色の乙女を象徴する鎧は、他の鎧ほど君の妨げにならない。
 前提条件:【筋】13;【敏】13;《持久力》または鎧修練のクラスの特徴;重装鎧の習熟。
 利益:クラス特徴(レンジャーの戦闘スタイル、バーバリアンの高速移動、メイガスの呪文発動能力など)において、君はグレイ・メイデン・プレートを、中装鎧または重装鎧から与えられた能力によってより有益な方として扱う。これは鎧のデータには影響せず、他のすべての目的においては依然として重装鎧として扱われる。

《牙の王冠の虐殺》 Fanged Crown Massacre

 出典 Adventurer's Guide 84ページ
 没落した女王の忠誠心によって駆り立てられた君は、味方を残忍な行為へと駆り立てる。
 前提条件《ボディガード》APG《迎え討ち》〈芸能:朗誦〉3ランク、悪属性。
 利益:30フィート以内の味方が攻撃を行う時、君は割り込みアクションとして、DC10の〈芸能:朗誦〉判定を試みることができる。成功すると、その味方は攻撃ロールに+2の士気ボーナスを得る。このように影響を受けた攻撃が通常なら非致傷ダメージを与える場合、代わりに致傷ダメージを与える。味方が君の声を聞くことができなかったり君の言葉を理解できなかったりする場合、この能力は効果がない。

《灰色の乙女への入会》 Gray Maiden Initiate

 出典 Adventurer's Guide 84ページ
 君は灰色の乙女入会の教化に選ばれ、準備段階として傷跡と心身調整のいくつかを受けた。しかしイレオサ女王は君が完全に仕える前に敗北した。君は灰色の乙女の姉妹が持つ精神的、肉体的な傷跡を負っている。女王の命令を実行する必要はなかったが、君は命令を受けていた姉妹に対して強い親近感を抱いている。
 前提条件:女性、1レベルで修得しなければならない。
 利益:君は灰色の乙女に所属している。加えて、初期訓練と教化における焦点を示すものとして、以下の利益から2つ選択する。
 復讐の騎士/Avenging Knight:夜の女王のように、君は自分を不当に扱った人たちに復讐を切望している。君は、前のラウンドでダメージを与えたクリーチャーに対するダメージ・ロールに+1のボーナスを得る。
 より深き教化/Deeper Indoctrination:精神的な教化により、君の精神はほとんどの魔法の制御に対して強化された。君は意志セーヴィング・スローに+1のボーナスを得る。ただし、秩序にして悪のクリーチャーによって作成された(強制)または(魅惑)効果に抵抗する際は例外で、君は代わりに意志セーヴィング・スローに-2のペナルティを受ける。
 顔なしの灰色の乙女/Faceless Maiden:君は、灰色の乙女の象徴的な鎧が持つ、不穏な性質を利用することができる。グレイ・メイデン・プレートを着用している間、君は〈威圧〉判定に+2のボーナスを得る。
 灰色の乙女の熟達者/Gray Maiden Adept:君は採用される前にいくつかの魔法の技能を持っており、制限のある鎧を身に着けざるを得なかったにもかかわらず、その制約の中での呪文発動を学んだ。君が着用しているグレイ・メイデン・プレートの秘術呪文失敗確率は5%減少する。
 灰色の乙女の耐久性/Gray Maiden Endurance:灰色の乙女になるという残忍な過程を生き延びたことで、君は他の者よりも多くの痛みに耐えることができる。君は2ヒット・ポイントを得、グレイ・メイデン・アーマー(訳注:おそらくグレイ・メイデン・プレートを指す)を着たまま疲労状態となることなく眠ることができる。
 コルヴォーサの受諾/Korvosan Acceptance:紅薔薇の力を借り、君はコルヴォーサ社会に復帰した。君は〈交渉〉〈知識:地域〉判定に+1のボーナスを得、これらの技能のうち1つ(君が選択する)はクラス技能となる。
 傷痕/Scarred:灰色の乙女の入会過程で君の顔はひどく傷つき、美貌が損なわれた。君は〈交渉〉〈芸能〉判定に-1のペナルティを受けるが、〈威圧〉と[苦痛]効果(Pathfinder RPG Ultimate Magic 138ページ)に対するセーヴィング・スローに+2のボーナスを得る。
 慣れと壊れ/Tamed and Broken:魔法で強制された時にのみ、君の潜在能力は最大限発揮される。敵の(強制)呪文の効果を受けるたび、君はその呪文レベルに等しい一時的ヒット・ポイントを得る。この一時的ヒット・ポイントは、呪文の効果の持続時間の間だけ持続する。
 特殊:この特技は所属ルールに影響しない。この特技を選択するために、クリーチャーは灰色の乙女に所属している必要はない。

《紅薔薇への献身》 Scarlet Rose Devotion

 出典 Adventurer's Guide 85ページ
 姉妹関係の絆を通して、君は恐ろしい脅威を脅威を克服するために味方を鼓舞する。
 前提条件《ボディガード》APG《迎え討ち》〈芸能:朗誦〉3ランク、善属性。
 利益:30フィート以内の味方がセーヴィング・スローを試みるとき、君は割り込みアクションとしてDC10の〈芸能:朗誦〉判定を試みることができる。成功した場合、その味方はセーヴィング・スローに+2の士気ボーナスを得る。味方が君の声を聞くことができなかったり君の言葉を理解できない場合、この能力は効果を発揮しない。

《姉妹連携の献辞》(戦闘) Sisterhood Dedication

 出典 Adventurer's Guide 85ページ
 灰色の乙女のお互いの絆は、単なる戦闘上の協調行動に留まらない。姉妹らの精鋭は仲間の女性に閃きを与え、精神を活性化し、戦術を難なく調整する。
 前提条件:【魅】13、《姉妹連携の型》《姉妹連携の塁壁》《盾熟練》《盾の壁》APG《武器熟練:ロングソード》、基本攻撃ボーナス+6。
 利益《姉妹連携の型》の使用中、君がロングソードに加えてライト・シールドまたはヘヴィ・シールドを使用している場合、《姉妹連携の型》からのセーヴィング・スローへのボーナスは+2に増加し、20フィート以内にいるすべての味方にそのボーナスの半分を与える。加えて、《姉妹連携の型》の構えに入る時、君はチームワーク特技を最大2つ選択できる。即行アクションとして、君は次のターン開始時まで20フィート以内にいる味方2体にこの特技の1つを付与するか、次のターン開始時まで20フィート以内にいる味方1体に両方の特技を付与するかのいずれかを行うことができる。

《姉妹連携の塁壁》(戦闘) Sisterhood Rampart

 出典 Adventurer's Guide 85ページ
 盾の壁は灰色の乙女の軍事戦略の中心であった。正確な戦術の調整能力と相まって、灰色の乙女の防衛線を崩すことはほとんどできなかった。隊列の後ろにいる乙女らがポールアームやロングボウで攻撃し、目標を簡単に仕留めていった。
 前提条件:【魅】13、《姉妹連携の型》《盾熟練》《盾の壁》APG《武器熟練:ロングソード》、基本攻撃ボーナス+4。
 利益《姉妹連携の型》を使用している間、君と隣接している全ての味方は《盾の壁》によって与えられている盾ボーナスに追加で+1のボーナスを得、各々は突き飛ばしの戦技に対するCMDにACへの盾ボーナスを加える(強化ボーナスは加算しない)。加えて、君と隣接する全ての味方は、味方の攻撃に対して柔らかい遮蔽を提供しない。

《姉妹連携の型》(スタイル、戦闘) Sisterhood Style

 出典 Adventurer's Guide 86ページ
 灰色の乙女は単なる兵士ではない――チームとして戦うために、そして自分の体と心を守るために執拗に訓練する。《姉妹連携の型》を使用した灰色の乙女は、他の女性との戦術を簡単に調整できる。
 前提条件:【魅】13、《盾熟練》《武器熟練:ロングソード》、基本攻撃ボーナス+2。
 利益:この型を使用し、ロングソードに加えてライト・シールドまたはヘヴィ・シールドを使用している場合、君は反応セーヴと意志セーヴに+1のボーナスを得る。加えて、君が《姉妹連携の型》の型に入る際、自分が取得しているチームワーク特技を1つ選択できる。君は即行アクションとして、次の君のターン開始時まで、10フィート以内の味方1体にその特技を与えることができる。

《不壊の体》(戦闘) Unbreakable

 出典 Adventurer's Guide 86ページ
 かつて灰色の乙女として戦ったものとして、君は驚異的な量の罰に耐えることができる。
 前提条件:【耐】13、《持久力》《追加HP》、ファイター・レベル4。
 利益:君がファイターの適性クラスの利益として1ヒット・ポイントを得るたび、君は追加で1ヒット・ポイントを得る。ヒット・ポイントへのダメージで死亡するかを決定する目的において、君は有効【耐久力】を4高いものとして扱う。この利益は遡及して適用される。


魔法のアイテム

バナー・オヴ・ザ・スカーレット・ローズ

Banner of the Scarlet Rose/紅薔薇の旗印)
出典 Adventurer's Guide 86ページ
オーラ 中程度・心術;術者レベル 7
装備部位 なし;市価 18,000GP;重量 3ポンド

 この旗には銀色の下地の上に紅い薔薇が描かれている。紅薔薇/Scarlet Roseの旗手のために作られたこの旗は使用者を保護し、仲間に閃きを与える。利益を得るには、バナー・オヴ・ザ・スカーレット・ローズを女性が片手でしっかりと握っていなければならない。この旗は持ち主に対して、ACへ+2の盾ボーナスと、CMDへ+4の幸運ボーナスを与える。バナー・オヴ・ザ・スカーレット・ローズは使用者が盾を使用する必要がある特技やクラス能力(《姉妹連携の型》《盾の壁》APGなど)の目的において、ヘヴィ・シールドとして扱う。

 この旗の持ち主が技量ボーナスを与えるクラス能力を使用する際(バードの勇気鼓舞の呪芸能力やキャヴァリアーの獅子吼の騎士団能力など)、味方に与える技量ボーナスは1だけ増加する。この利益は技量ボーナスを与える呪文には適用されず、技量ボーナスを増加させる他のアイテムの効果とも累積しない。

 最後に、30フィート以内の味方(持ち主を含む)は、[精神作用]効果に対するセーヴィング・スローに+2の抵抗ボーナスを得る。
作成要項

エリニュス・カンパニー・クローク

Erinyes Company Cloak/エリニュス会の外套)
出典 Adventurer's Guide 86ページ
オーラ 中程度・変成術;術者レベル 10
装備部位 肩周り;市価 22,000GP;重量 3ポンド

 この深紅のマントは、エリニュス・デヴィルから採った羽根で縁取られている。1日3回合言葉により、マントは一対の黒羽の翼に変わり、着用者に10分の間、飛行移動速度30フィート(機動性は標準)を与える。着用者がグレイ・メイデン・プレートを着用している場合、その防具による判定ペナルティは着用者の〈飛行〉判定に適用されない。加えて、着用者は全てのセーヴィング・スローに+2の抵抗ボーナスを得る。
作成要項

ヘルム・オヴ・ザ・ファングド・クラウン

Helm of the Fanged Crown/牙の王冠の兜)
出典 Adventurer's Guide 86ページ
オーラ 中程度・心術;術者レベル 9
装備部位 頭部;市価 12,000GP;重量 3ポンド

 この灰色の乙女様式の兜は、眉に華やかな王冠のような模様が彫られている。これらの兜は、当初組織の指揮官が使用するためにイレオサ女王の治世の末期に作成されたが、彼女に忠誠を誓った者は彼女が権力を失って以来、彼女に敬意を表して複製をさらに作成した。そしてエリニュス会の多くは今日このような兜を誇りを持って着用している。

 ヘルム・オヴ・ザ・ファングド・クラウンにより、着用者は標準アクションとして、1日1回自身にヒロイズムを使用できるようになる。ただし、この呪文のボーナスは、デヴィル、デヴィルバウンド種クリーチャーB4、地獄の者のソーサラーの血脈を持つクリーチャーに対する攻撃ロールと技能判定、及びそのようなクリーチャーによって生み出された効果に対するセーヴィング・スローに対して、代わりにペナルティとして機能する。起動すると、効果は3時間が経過するか、兜を取り外すまで持続する。
作成要項

メイデンズ・イージス

Maiden's Aegis/乙女の庇護)
出典 Adventurer's Guide 87ページ
オーラ 中程度・防御術 術者レベル 6
装備部位 盾;市価 9,170GP;重量 15ポンド

 この+2鋼鉄製ヘヴィ・シールドは灰色の乙女の部隊長に支給され、今日でも多くの者が持っている。即行アクションとして、メイデンズ・イージスの使用者は盾の強化ボーナスを+1に減少させることで、半径30フィート以内の他の最大4つの盾に+1の強化ボーナスを与えることができる。この効果は10分間持続するが、ボーナスを与えたメイデンズ・イージスから30フィート以上離れた個々の盾については、この効果が終了する。
作成要項

メイデンズ・ヘルム

Maiden's Helm/乙女の兜)
出典 Adventurer's Guide 87ページPathfinder #62: Curse of the Lady's Light 62ページ
オーラ 中程度・心術;術者レベル 6
装備部位 頭部;市価 3,500GP;重量 3ポンド

 メイデンズ・ヘルムは、灰色の乙女が着用している独特の板金と羽毛を備えた兜である。この兜は着用者の声に強い力と威厳さを与え、〈威圧〉判定に+5の技量ボーナスを与える。メイデンズ・ヘルムの着用者は、擬似呪文能力として1日3回コマンドを使用できる。
作成要項

メイデンズ・パノプリー

Maiden's Panoply/乙女の武具)
出典 Adventurer's Guide 87ページ
オーラ 中程度・防御術および占術 術者レベル 11
装備部位 鎧;市価 30,650GP;重量 50ポンド

 この+3グレイ・メイデン・プレートは、着用者とその仲間の間に精神的な繋がりを生み出す。着用者は30フィート以内の味方とテレパシーで会話できる(ただし、味方にもテレパシーの能力がない限り、この会話は一方通行である)。30フィート以内の味方が脅威を認識している場合、この鎧の着用者も同様に認識する。30フィート以内の全ての味方が立ちすくみ状態でない限り、着用者が立ちすくみ状態となることはない。さらに、メイデンズ・パノプリーの着用者がメイデンズ・イージスも使用している場合、盾の能力を起動してもメイデンズ・イージスの強化ボーナスは減少せず、与えられるボーナスは+2に増加する。
作成要項

メイデンズ・プロミス

Maiden's Promise/メイデンの約束)
出典 Adventurer's Guide 87ページ
オーラ 微弱・占術;術者レベル 3
装備部位 首周り;市価 500GP;重量

 この一組のロケットは、コルヴォーサ城にあった宝飾品を2つに分けて、それぞれを首飾りにしたものだ。2人で着用すると、ロケットの魔法でお互いへの献身が強化される。灰色の乙女にかつて所属していたものの多くがこのロケットを持っており、イレオサ女王の治世の最後の数日の間に、姉妹関係の象徴として軍隊に分配された。

 リンクしたメイデンズ・プロミスのロケットの着用者がお互い30フィート以内にいる場合、お互いへの忠誠心を損なう可能性のある効果に対する意志セーヴに+1の士気ボーナスを得る。一方が無防備状態となった場合、もう一方の着用者は無防備状態の着用者の間合い内にいるクリーチャーに対する攻撃ロールに+1の士気ボーナスを得る。一方の着用者が死亡した場合、もう一方はDC16の意志セーヴを行わねばならず、失敗すると1分間クラッシング・ディスペアの効果を受ける。

作成要項
必要条件 《その他の魔法のアイテム作成》》、レジスタンスステイタスコスト 250GP(ペアで)

ローズ・ナイツ・ブレード

Rose Knight's Blade/紅薔薇騎士の剣)
出典 Adventurer's Guide 87ページ
オーラ 中程度・防御術 術者レベル 10
装備部位 なし;市価 28,015GP;重量 2ポンド

 この優雅なミスラル製の剣は、クロスガードに咲き誇る薔薇の花をあしらい、柄の周りには蔓が巻き付く装飾がなされている。フィラリナ・グラントスリム/Filarina Grantsliemは短い冒険の経歴の中で、古代の魔法に閉じ込められていたアザータを解放した後、報酬としてこの剣を手に入れた。紅薔薇/Scarlet Roseの調査員は新しいローズ・ナイツ・ブレードの作成に成功しており、この武器は灰色の乙女とその関連組織の間で使用されるようになってきている。

 ローズ・ナイツ・ブレード+1ベネヴォレントUE・ミスラル製ロングソードである。ベネヴォレントの特殊能力に加えて、特定の衰弱させる効果を比喩的に切り抜けることによって、援護を与えることができる。1日3回ローズ・ナイツ・ブレードの使用者は自身に影響を与える以下の状態の1つに対して新しいセーヴィング・スローを試みることができる:恐れ状態怯え状態恐慌状態幻惑状態吐き気がする状態麻痺状態朦朧状態よろめき状態――ただしこれらの状態は[精神作用]効果によって引き起こされるもののみに対して有効である。

 あるいは、使用者は標準アクションとして使用回数を1回分費やすことで、隣接するクリーチャー1体に刀身を接触させ、[精神作用]に由来するこれらの状態のうち1つを取り除くことができる。
作成要項

最終更新:2025年03月30日 05:00