上級クラス
出典 Adventurer's Guide 40ページ 、
Paths of Prestige 10ページ
恐らく、ベルフラワー連絡網ほど、悪魔に支配されたシェリアックスに自由の種を蒔いた団体はないだろう。そして、その連絡網のエージェントの中で、献身的なベルフラワー・ティラー(ベルフラワーの耕作人の意)ほど、多くのことを行い、危険を冒しているものはない。ベルフラワー・ティラーは、地獄の国の多くの農園から奴隷を解放し、アンドーランやラハドゥームの安全な場所に連れて行くことを任されており、スルーン家とその極悪非道な手下たちにとって、常に悩みの種となっている。これらの解放の精鋭は、エゴリアンやウエストクラウンの暗い通りから囁き森の荒野まで、シェリアックス全体でその技術を実践している。ベルフラワー・ティラーは、自分たちを良しと思わない耳から自分たちの活動を隠すために、農業の婉曲表現を使用する――秘密の隠れ家は「納屋」、護衛する奴隷は「作物」、秘密の道は「畝」と呼ぶのである。組織が当局に露見しないように、ベルフラワー連絡網の指導者はベルフラワー・ティラー同士の過度な接触を禁じている。しかし、彼らはしばしば秘密裏に会い、どの経路が最も安全か、特定の役人にどれだけ賄賂を贈るか、奴隷の集団を組織するためにどのような戦術が最も効果的で、捕縛から逃れる可能性を高められるかを議論する。
ベルフラワー・ティラーのほぼ全員がハーフリングのローグだが、特に熱心な組織員の中にはローグとインクィジターの両方のレベルを持つ場合や、知識のある組織員はローグとレンジャーの両方のレベルを持つ場合もある。ヴィジランテもまた、ベルフラワー・ティラーの自然な帰着であろう。ハーフリングでないものは通常、奴隷制度廃止運動への忠誠とハーフリングへの善意を証明した後にのみ認められるが、一度組織に加わると、ベルフラワー連絡網が活動している地域では、その種族が即座に疑われないという単純な事実のために、組織にとって非常に貴重な存在となる。
ベルフラワー・ティラーの任務には、信頼でき存続可能な表向きの身元を確立する能力に依存する部分がある。多くの者は旅の商人や手工業者を――必要な時に必要な場所へ自由に移動できる職業を――装う。そうして、シェリアックスの警邏隊に遭遇した際のアリバイを作るわけだ。また、ベルフラワー・ティラーの中には、傭兵団や冒険者の一団に加わる者もいる。組織力や生存能力を活かして仲間を助け、その代わりに、特定の奴隷の脱走がうまくいかなかった場合には余分な力を貸してもらう。
必要条件
ベルフラワー・ティラーになるためには、キャラクターは以下の基準すべてを満たさなければならない。
属性 :混沌にして善。
特技 :いずれかのチームワーク特技(
Pathfinder RPG Advanced Player's Guide 150)2つ。
技能 :
〈隠密〉 5ランク、
〈生存〉 5ランク、
〈知識:地域〉 3ランク、
〈変装〉 5ランク。
特殊 :急所攻撃+2d6または不羈の技2つ。
クラス技能
レベル毎の技能ランク :6+【知力】修正値。
ヒット・ダイス :d8。
クラス特徴
ベルフラワー・ティラー上級クラスのクラス特徴は以下の通り。
ベルフラワーの穀物(変則)/Bellflower Crop :標準アクションとして、ベルフラワー・ティラーは、3+【魅力】修正値に等しい数の味方を“ベルフラワーの穀物”として指定することができる。能力を誰(ベルフラワーの収穫人、ベルフラワーの灌漑人、ベルフラワー・ティラー)が使用したかにかかわらず、ベルフラワーの穀物がベルフラワーの穀物に影響を与える能力から利益を得るには、ベルフラワー・ティラーから30フィート以内にいなければならない。味方がこの範囲から離れた場合、ベルフラワー・ティラーは再びこの味方を指定してベルフラワーの穀物に含めなければならない。7レベルの時点で、この範囲は60フィートに増加する。
素早い種まき人(変則)/Swift Sower :ベルフラワー・ティラーの基本地上移動速度は、長距離を移動しているときや戦闘外での地上移動速度を決定するとき、+10フィート速いものとして扱われる。ベルフラワーの穀物は、ベルフラワー・ティラーの地上移動速度または自身の移動速度のいずれか速い方を使用できる。6レベルの時点で、移動速度へのボーナスは+20フィートに増加する。
穀物の守護者(変則)/Crop Guardian :2レベルの時点で、ベルフラワー・ティラーがベルフラワーの穀物に援護アクションを使用するたび、通常の+2ではなく+3のボーナスを与えるようになる。ベルフラワーの収穫人の
穀物の警戒 能力(42ページ参照)を計算する目的において、ベルフラワー・ティラー上級クラスのレベルはヴィジランテ・レベルと累積する。
案山子(変則)/Scarecrow :2レベルの時点で、ベルフラワー・ティラーは、ベルフラワーの穀物を機会攻撃範囲に収めるクリーチャーに対する攻撃ロールとダメージ・ロールに+1の士気ボーナスを得る。4レベル以降2レベル毎に、これらのボーナスは1ずつ増加し、10レベルの時点で最大+5となる。
チームワーク特技/Teamwork Feat :2レベルの時点で、ベルフラワー・ティラーは通常のレベル上昇から得られるものに加えてボーナス特技を1つ得る。このボーナス特技はチームワーク特技でなければならず、ベルフラワー・ティラーは選択したボーナス特技の前提条件を満たしていなければならない。6レベルと10レベルの時点で、ベルフラワー・ティラーはボーナス・チームワーク特技を追加で1つ得る。
急所攻撃/Sneak Attack :3レベルの時点で、ベルフラワー・ティラーは急所攻撃を得る。これはローグの同名のクラス特徴として機能する。追加ダメージは3レベルの時点で1d6であり、以降3レベル毎に1d6ずつ増加する。ベルフラワー・ティラーが他の要因から急所攻撃のボーナスを得ていた場合、ダメージへのボーナスは累積する。
得意な納屋(変則)/Favored Barn :5レベルの時点で、ベルフラワー・ティラーは特定の共同体1つに精通し、信頼できる連絡先を築く。この共同体の範囲内にいる間、ベルフラワー・ティラーはイニシアチブ判定と
〈隠密〉 、
〈生存〉 、
〈知覚〉 、
〈知識:地域〉 判定に+2のボーナスを得る。ベルフラワー・ティラーの穀物に指定された味方は、これらの技能にベルフラワー・ティラーが得るボーナスの半分に等しいボーナスを得る。得意な納屋の共同体を旅するベルフラワー・ティラーは痕跡を残さず、追跡することもできない(ただし、必要に応じて痕跡を残すことはできる)。
差し迫った危険にさらされていない限り(追跡者から即座に逃げなければならないなど)、ベルフラワー・ティラーは自分とベルフラワーの穀物が選択した共同体で休むための安全な場所をいつでも見つけることができる。そのような場所では、ベルフラワー・ティラーと味方は食事と衣服を与えられ、基本的な医療(+10の
〈治療〉 ボーナスの人物が世話をする場合と同様)を受けることができる。
7レベルと9レベルの時点で、ベルフラワー・ティラーはこれらのボーナスを受け取る追加の共同体を1つ選択できる。新しい共同体を選択するたびに、選択した共同体(望むなら今まさに選択した共同体でも良い)の技能とイニシアチブへのボーナスが2ずつ増加する。
この能力の目的においては、共同体は100人以上の住人がいる集落であれば何でも良い。郊外の農場、畑、家屋もまた共同体の一部と見なされる。
アーキタイプ
出典 Adventurer's Guide 42ページ 、
Spymaster's Handbook 25ページ
ベルフラワーの収穫人は、秘密結社“ベルフラワー連絡網”の第一線で活躍している。結社員は使用人や奴隷に扮してシェリアックスの領地に潜入し、過酷な生活に耐えながら、秘密を暴き、治安を調べ、奴隷を自由への第一歩を踏み出させる。
ベルフラワー・ティラー (40ページ参照)は田舎を歩き回り、逃亡者の“穀物”を自由へと導く。その一方で、ベルフラワーの収穫人は奴隷の身分であるように見せながら、他の人々を自由への道へと導き、奴隷を取り戻そうとする動きを弱め、特に卑劣な主人の脅威を終わらせるために活動している。ベルフラワーの収穫人はほとんどがハーフリングで構成されている。しかし、自分の身を守るために手を上げているところを目撃される危険を負うことなく、数ヶ月から数年に渡る残酷な虐待に耐えられる忍耐力や謙虚さを持つものであれば、誰であれこの役割を担うことができる。
反乱の人格(変則)/Rebellious Identity :ベルフラワーの収穫人の不羈の人格は、混沌にして善から1段階以内でなければならず、彼の社交の人格は、使用人、奴隷、または他のみすぼらしい労働者であるように見えるものでなければならない。
これは二つの人格を変更する。
ベルフラワーの穀物(変則)/Bellflower Crop :標準アクションとして、ベルフラワーの収穫人は、3+【魅力】修正値に等しい数の味方を“ベルフラワーの穀物”として指定することができる。能力を誰(ベルフラワーの収穫人、ベルフラワーの灌漑人、ベルフラワー・ティラー)が使用したかにかかわらず、ベルフラワーの穀物がベルフラワーの穀物に影響を与える能力から利益を得るには、ベルフラワーの収穫人から30フィート以内にいなければならない。味方がこの範囲から離れた場合、ベルフラワーの収穫人は再びこの味方を指定してベルフラワーの穀物に含めなければならない。
穀物の警戒(変則)/Crop Vigilance :ベルフラワーの収穫人が援護アクションを使用してベルフラワーの穀物に相手に対する攻撃ロール、技能判定、または相手の次の攻撃に対するACにボーナスを与える際、そのボーナスは+3に増加する。これは、他の援護によって味方に与えるボーナスを強化する他の特技やクラス特徴の利益とは累積しない。5レベル以降6ヴィジランテ・レベル毎に、ベルフラワーの収穫人が援護アクションを使用してベルフラワーの穀物を援護するときに与えるボーナスは1ずつ増加し、17レベルの時点で最大の+6となる。
この能力は不羈の流儀を置き換える。しかし、他の不羈の技を選択する目的において、ベルフラワーの収穫人は静殺者の流儀を持つかのように扱われる。
ごますり(変則)/Obsequious :ベルフラワーの収穫人は、他の人種差別主義者の思い込みを演じて非難をそらし、利用して責任を回避したり、疑わしい行動を言い訳にして、無害で模範的な使用人にさえ見えるような社交の人格を育むために努力している。ベルフラワーの収穫人は不羈の人格や活動(社交の人格であるときに不羈の技を使用することも含む)についての疑惑をそらすために、
〈変装〉 ではなく
〈はったり〉 技能を使用でき、その
〈はったり〉 判定に+2のボーナスを得る。このボーナスは1レベル以降4ヴィジランテ・レベル毎に1ずつ増加し、17レベルで最大の+6となる。
この能力は1レベルの時点で得る社交の技を置き換える。
庭の手入れ(変則)/Tend the Garden :2レベルの時点で、ベルフラワーの収穫人はベルフラワーの穀物を調整し、戦闘での実力を向上させることができるようになる。ベルフラワーの収穫人はボーナス特技として
《相乗する隠密》 UC を得る。標準アクションとして、ベルフラワーの収穫人は自分の姿を見、声を聞くことができる、自分が指定したベルフラワーの穀物全員に、ベルフラワーの収穫人が持つ任意のチームワーク特技を1つ与えることができる。ベルフラワーの穀物は、この特技を1+ベルフラワーの収穫人レベル2以降5ヴィジランテ・レベル毎に1ラウンドの間(17レベルの時点で最大の4ラウンド)保持できる。ベルフラワーの収穫人は、この方法で一度にチームワーク特技を1つだけ共有できる。
この能力は2レベルの時点で得る不羈の技と置き換える。
出典 Adventurer's Guide 43ページ
ベルフラワーの灌漑人は、ベルフラワー連絡網の他の多くのエージェントが不快に思う仕事を引き受ける。ベルフラワーの灌漑人は、奴隷を救うことよりも、その根源を絶つことで奴隷制を打破しようとする。奴隷商人と奴隷主の両方を消滅させるために、影から攻撃するタイミングを見計らう。今日解放された奴隷も明日にはまた別の奴隷として拘束され、奴隷主が全員死ぬまで解放されないことを、ベルフラワーの灌漑人は理解している。この皮肉な考えから、ゴラリオンで奴隷を所有または販売している者、特にシェリアックスの残酷な奴隷主をベルフラワーの灌漑人は標的にしている。
ベルフラワーの灌漑人のほとんどはハーフリングだが、連絡網のこの枝葉は他の多くの枝葉よりも多様性に富んでいる――奴隷制を憎み、隠密と武道の才能を持つ者なら誰でも自由に参加できる。ベルフラワーの灌漑人は、毒の使用や、無力化ではなく殺害を目的とした計算された攻撃など、多くの人が疑問視する戦闘方法を採用している。ベルフラワー連絡網は故意に悪の結社員を認めているわけではないが、ベルフラワーの灌漑人の中に善の結社員はまずいない。ベルフラワーの灌漑人のほとんどの属性は混沌にして中立であり、奴隷制の問題を解決するための彼らの方法は、道徳的・倫理的に曖昧な領域に追い込まれることが多い。ベルフラワーの灌漑人の少数は実のところ悪である。これらの珍しい者は、ベルフラワーとのつながりや自分の地位を維持するために、個人的な道徳観念の欠如や残虐行為への依存を隠そうと最善を尽くしているのである。見つかった悪のベルフラワーの灌漑人は通常、結社から追放されるが、ほとんどの者はこのように追放された後も奴隷制と戦い続けている。
ベルフラワーの穀物(変則)/Bellflower Crop :標準アクションとして、ベルフラワーの灌漑人は、3+【魅力】修正値に等しい数の味方を“ベルフラワーの穀物”として指定することができる。能力を誰(ベルフラワーの収穫人、ベルフラワーの灌漑人、ベルフラワー・ティラー)が使用したかにかかわらず、ベルフラワーの穀物がベルフラワーの穀物に影響を与える能力から利益を得るには、ベルフラワーの灌漑人から30フィート以内にいなければならない。味方がこの範囲から離れた場合、ベルフラワーの灌漑人は再びこの味方を指定してベルフラワーの穀物に含めなければならない。
毒の使用(変則)/Poison Use :ベルフラワーの灌漑人は毒の使用を訓練しており、武器に毒を適用するときに誤って自分自身を毒に侵すことはない。
これは罠感知と置き換える。
接合(変則)/Grafting :4レベルの時点で、ベルフラワーの穀物の少なくとも2体が相手を機会攻撃の間合いに収めている場合、ベルフラワーの灌漑人は自分の位置にかかわらず相手を挟撃しているものとして扱われる。
この能力は直感回避と4レベルの時点で得られるローグの技を置き換える。
灌漑(変則)/Irrigation :8レベルの時点で、ベルフラワーの灌漑人が目標を3ラウンドの間(各ラウンドで標準アクションを費やして)調査し、その後近接武器を用いた急所攻撃でダメージを与えたなら、その攻撃は目標を痺れさせるか殺害するかのいずれかの追加効果を持つ(ベルフラワーの灌漑人が選択する)。目標がベルフラワーの灌漑人を検知するか、敵として認識した場合、殺害攻撃は失敗する。攻撃の犠牲者が殺害効果に対して頑健セーヴ(DC=10+ベルフラワーの灌漑人のクラス・レベルの半分+ベルフラワーの灌漑人の【知力】修正値)に失敗した場合、敵は死亡する。痺れ効果に対するセーヴィング・スローに失敗した場合、犠牲者は1d6+ベルフラワーの灌漑人の2ローグ・レベル毎に1ラウンドの間
無防備状態 となり、一切のアクションを行えない。犠牲者のセーヴィング・スローが成功した場合、攻撃は通常の急所攻撃となる。ベルフラワーの灌漑人が3ラウンドの調査を完了したら、以降3ラウンド以内に灌漑を試みなければならない。ベルフラワーの灌漑人は、この方法でクリーチャーを1日1回痺れあるいは殺害しようと試みることができる。8レベル以降ローグ・レベル4毎に、1日に追加で1回使用できるようになる。
この能力は直感回避強化と置き換える。
クラス・オプション
ヴィジランテの技
装備品
この粘着性の甘いシロップは蔦と兎の麝香から蒸留されたもので、ハーフリングに穏やかなアレルギー反応を引き起こす。その結果生じたわずかな腫れと誘発するわずかな発赤――主に顔に発症する――によって顔は若く見えるため、林檎の頬を服用したハーフリングは、エルフ、ハーフエルフ、人間の子供に見せかけるための
〈変装〉 判定に+2の錬金術ボーナスを得る。林檎の頬の効果は24時間の間持続する。林檎の頬を作成するにはDC15の
〈製作:錬金術〉 判定に成功しなければならない。
作成要項
この分厚い漆喰には珍しい油が含まれており、乾燥するとかすかに渦巻の模様がついた美しい仕上がりになる。この模様には気が付きにくいが、塗ったものの継ぎ目や細部を隠すのに役立つ。ボニフェイス漆喰で覆われた面にある秘密の扉や隠された仕切りを見つけるための
〈知覚〉 判定のDCは5増加する。ボニフェイス漆喰バケツ1杯で最大10フィート×10フィートの範囲を覆い、その隠蔽効果は1年間持続する。ボニフェイス漆喰のバケツを作成するには、DC20の
〈製作:錬金術〉 判定に成功しなければならない。
作成要項
ハーフリングのアルケミストはある種の種子を一握りの錆と一緒に煮詰めることで、この赤い薄片を作る。この薄片は、火花や炎に触れるとゆっくりと煙を上げる。食材にまぶして火をつけると、ほんの一握りの調理用粉末で光や大きな熱を発生させることなく20分で肉や野菜を調理できるが、どの食品にも金属の風味が加わってしまう。煙が立っている調理用粉末をクリーチャーの肉につければ、20分間の間、1分毎に1ポイントの[火炎]ダメージを与える。調理用粉末1ビンは、1ポンド単位で最大5ポンドの調理をするのに十分な量である。調理用粉末1ビンを作るには、DC15の
〈製作:錬金術〉 判定に成功しなければならない。
作成要項
この香を吸い込むと、クリーチャーは光源の周りに眩しいオーラを見るようになり、月や星などの明かりに注意を引きつけ、近くにいる他のクリーチャーから遠ざけてしまう。DC15の頑健セーヴィング・スローに失敗した場合、1時間の間、閃光煙を吸い込んだクリーチャーは、薄暗いかそれより暗い範囲で自分よりサイズの小さいクリーチャーに気づくために行う
〈知覚〉 判定に-4のペナルティを受ける。閃光煙を作成するためにはDC15の
〈製作:錬金術〉 判定に成功しなければならない。
作成要項
このガムは錬金術の性質を持っており、噛むと魔法のエネルギーを吸収して放出することができる。標準アクションとして、使用者は耕作人のガム1本に「発動時間が1分未満で、目標が1体以上のクリーチャーである3レベル以下の呪文」を、ガムが呪文の目標であるかのように吹き込むことができる。ガムは一時間の間チャージを保持し、その間に保存している呪文を発動できるクリーチャーは呪文の効果を得るための標準アクションとしてガムを噛むことで、保存されている呪文を消費してガムを破壊する。その効果を決定する際、保存されている呪文は元の術者レベルを使用する。呪文を吹き込んだガムが1時間を経過しても消費されていない場合、ガムの効果は失われる。耕作人のガム1本を作成するにはDC20の
〈製作:錬金術〉 判定に成功しなければならない。
作成要項
魔法のアイテム
リベレイターズ・キー
この小さな何の変哲もない銀色の鍵は、ほぼすべての枷を開けることができる。標準アクションとして錠のかかった足枷、手枷、枷の鍵穴にこの鍵を挿入すると、
〈装置無力化〉 のDCが30以下であれば錠は解錠される。
〈装置無力化〉 のDCが15以下であれば、それらの枷は即座に、音もなく破片へと分解される。
リベレイターズ・キー は10回使用でき、その後粉々に砕ける。
作成要項
サトル・スリッパーズ
この擦り切れた不格好な革製のスリッパは、魔法のように縮んだり大きくなったりして、足を入れたときにその足にきれいにはまり、履きなれたブーツと同じくらい快適なものとなる。ハーフリングが履くと、スリッパは完全に見えなくなり、足首に巻かれた柔らかい革製の紐のように見える。そのおかげで、ハーフリングはこれを履いたまま、裸足の快適さを楽しむことができる。
サトル・スリッパーズ は着用者の足跡を隠し、地形に関係なく
パス・ウィズアウト・トレイス 呪文のように足跡や臭いの痕跡を残さない。また、着用者に
〈隠密〉 判定に+5の技量ボーナスを与える。1日1回、
サトル・スリッパーズ を着用しているキャラクターは30フィート以内の他のクリーチャーを最大4体まで選択し、
〈隠密〉 判定に+5の技量ボーナスを与えることができる。このボーナスは1時間持続するが、
サトル・スリッパーズ を着用しているキャラクターから30フィート以上離れたクリーチャーに対しては抑制される。効果の持続時間が切れる前にそのクリーチャーが
サトル・スリッパーズ の着用者から30フィート以内に戻ると、そのキャラクターへのボーナスは再開される。
サトル・スリッパーズ の着用者が脱いだり、
気絶状態 となったり、殺されたりすると、効果を受けたすべての者の効果は即座に終了する。
作成要項
ティラーズ・ペンダント
繊細な金色の留め金に取り付けられたこのエメラルドを集めて作った装飾品は、5枚の花びらを持つ花に見立てて作られている。着用方法に関係なく、このアイテムは装備部位を占めない。このペンダントを着用しているのが見える限り、このアイテムは着用者に
〈隠密〉 および
〈変装〉 判定に+4の技量ボーナスを与える。加えて、1日1回、合言葉を口にすることで、エメラルドは生きている花のような姿になり、2d4個の採れたてのベリーに魔法を染み込ませ、食べると1ポイントのダメージを治癒する食事を提供することができる。これは
グッドベリー と同様に働く。
作成要項
ウィスパリング・シェル
この縞模様をした巻き貝の貝殻は、浜辺のゴミ拾いが拾ってきた漂着物にしか見えない。1日1回、唇に当てることで、巻き貝の貝殻は75文字以内の囁いた伝文を吸収し、その言葉を永遠に記憶する。耳に押し当てて合言葉を口にすると、囁いた声を伝文として繰り返すが、それは貝を持つクリーチャー以外には聞こえない。ウィスパリング・シェル は一度に伝文を1つしか保持できないが、クリーチャーが合言葉を口にすれば何度でも伝文を再生することができる。
作成要項
最終更新:2023年06月05日 00:18