以降の武器の特性が、
Pathfinder RPG Core Rulebookで
提供されたものに追加される。
(訳注:鎧と盾が原文だが、武器の誤記と思われるため修正)
魔法の武器の能力の説明
表:近接武器の特殊能力
下級 |
中級 |
上級 |
特殊能力 |
基本価格修正値1 |
01~12 |
01~04 |
01~03 |
アライング |
+1 ボーナス |
13~24 |
05~12 |
04~08 |
コンダクティヴ |
+1 ボーナス |
25~36 |
13~22 |
09~20 |
コローシヴ |
+1 ボーナス |
37~48 |
23~32 |
21~29 |
カニング |
+1 ボーナス |
49~58 |
33~40 |
30~38 |
フューリアス |
+1 ボーナス |
59~70 |
41~49 |
39~47 |
グレイフレイム |
+1 ボーナス |
71~77 |
50~58 |
48~56 |
ハンツマン |
+1 ボーナス |
78~84 |
59~67 |
57~65 |
ジュリスト |
+1 ボーナス |
85~99 |
68~74 |
66~74 |
メナシング |
+1 ボーナス |
― |
75~82 |
75~81 |
コローシヴ・バースト |
+2 ボーナス |
― |
83~89 |
82~85 |
デュエリング |
+14,000gp |
― |
90~95 |
86~90 |
トランスフォーマティヴ |
+10,000gp |
100 |
96~100 |
91~100 |
2回ロールする2 |
― |
1……『武器』表の武器のボーナスにこれを足し、実際の市価を求める。
2……同じ能力が2度出た場合や、前のロールで出た能力と両立し得ない能力が出た場合や、特殊能力によって+10の限界を超えてしまう場合は振り直すこと。武器の強化ボーナス+特殊能力ボーナス相当値の合計は、最大でも+10までである。
表:遠隔武器の特殊能力
下級 |
中級 |
上級 |
特殊能力 |
基本価格修正値1 |
01~15 |
01~14 |
01~13 |
アライング |
+1 ボーナス |
16~30 |
15~28 |
14~26 |
コンダクティヴ |
+1 ボーナス |
31~48 |
29~48 |
27~42 |
コローシヴ2 |
+1 ボーナス |
49~60 |
49~58 |
43~56 |
カニング |
+1 ボーナス |
61~72 |
59~69 |
57~65 |
ハンツマン |
+1 ボーナス |
73~94 |
70~91 |
66~87 |
ジュリスト |
+1 ボーナス |
95~99 |
92~95 |
88~90 |
コローシヴ・バースト |
+2 ボーナス |
100 |
96~100 |
91~100 |
2回ロールする3 |
― |
1……『武器』表の武器のボーナスにこれを足し、実際の市価を求める。
2……この能力の付いたボウ、クロスボウ、スリングは発射する矢弾にこのパワーを与える。
3……同じ能力が2度出た場合や、前のロールで出た能力と両立し得ない能力が出た場合や、特殊能力によって+10の限界を超えてしまう場合は振り直すこと。武器の強化ボーナス+特殊能力ボーナス相当値の合計は、最大でも+10までである。
(訳注:コローシヴ・バーストの市価ボーナスを1⇒2に修正)
特殊能力を持つ武器は少なくとも+1強化ボーナスを持たなければならない。
アライング(Allying/提携):
アライング武器の使用者は、武器の強化ボーナスを仲間が使用している武器1つに転送することができる。使用者と効果を受ける仲間との間には視線が通っていなければならない。使用者のターンに武器を使用する前にフリー・アクションを使用することで、使用者はこの武器の強化ボーナスを移動させる値を選択する。このボーナスは
アライング武器の使用者の次のターンまで、仲間の武器に効果を及ぼす。
アライング武器からの強化ボーナスは(もしあったとしても)仲間の武器の強化ボーナスと累積しない。
微弱・変成術;術者レベル5;
《魔法の武器防具作成》、
マジック・ウェポン;市価 +1ボーナス。
カニング(Cunning/狡猾):この特殊能力は使用者が目標に持つ知識を使い、武器に敵の防御の隙間を見つけ出させる。(来訪者の敵に対する
〈知識:次元界〉のような)対象のクリーチャー種別に関連した
〈知識〉技能を5ランク以上修得しているなら、この武器による攻撃がクリティカル可能状態となった際にいつでも、使用者はクリティカル・ロールに+2のボーナスを得る。
中程度・占術;術者レベル6;
《魔法の武器防具作成》、
トゥルー・ストライク;市価 +1ボーナス。
グレイフレイム(Grayflame/灰色の炎):この武器は正もしくは負のエネルギー放出に反応する。使用者が即行アクションでこの武器を通してエネルギー放出を消費したなら、松明ほどの明るさを放つ奇妙な灰色の炎が点く。これにより武器の強化ボーナスは+1増加し、この武器で攻撃したクリーチャーへ(
フレイム・ストライクによる信仰の力のように)+1d6ダメージを与える。この炎はエネルギー放出を通常通りに使用した際にダメージもしくは回復するd6ごとに1ラウンド持続する。正のエネルギーを込めた場合には炎は銀のような灰色となり、善のクリーチャーはこの武器による追加ダメージに完全耐性を持つ。また、この武器はダメージ減少を考慮する際に善かつ銀製の武器として扱われる。負のエネルギーを込めた場合には炎は灰そのもののような色となり、悪のクリーチャーはこの武器による追加ダメージに完全耐性を持つ。また、この武器はダメージ減少を考慮する際に悪かつ冷たい鉄製の武器として扱われる。
中程度・変成術;術者レベル6;
《魔法の武器防具作成》、
《エネルギー放出の一撃》、
アライン・ウェポン;市価 +1ボーナス。
コローシヴ(Corrosive/腐食):合言葉を唱えると、
コローシヴ武器は攻撃が命中すると追加で1d6ポイントの[酸]ダメージを与える酸で濡れる。この酸は使用者を傷つけることはない。この効果は別の合言葉が唱えられるまで持続する。
中程度・力術;術者レベル10;
《魔法の武器防具作成》、
アシッド・アロー;市価 +1ボーナス。
コローシヴ・バースト(Corrosive Burst/腐食爆砕):
コローシヴ・バースト武器はクリティカル・ヒットを命中させると酸の爆発を生じさせる
コローシヴ武器として機能する。この酸は使用者を傷つけることはない。
コローシヴ能力による追加の[酸]ダメージに加え、
コローシヴ・バースト武器はクリティカル・ヒットに成功すると追加で1d10ポイントの[酸]ダメージを与える。武器のクリティカル倍率が×3であれば、代わりにこの追加で2d10ポイントの[酸]ダメージを与える。クリティカル倍率が×4の場合、追加で3d10ポイントを与える。
コローシヴ能力が起動していない場合でさえ、クリティカル・ヒットに成功すれば追加[酸]ダメージを提供する。
中程度・力術;術者レベル12;
《魔法の武器防具作成》、
アシッド・アロー;市価 +2ボーナス。
コンダクティヴ(Conductive/伝導):
コンダクティヴ武器は対象に命中させるために近接ないし遠隔接触攻撃を必要とする(クレリックの領域に依存した能力、ソーサラーの血脈能力、オラクルの神秘による啓示、ウィザードの秘術系統能力のような)擬似呪文能力や超常能力のエネルギーを伝達させることができる。使用者が適した攻撃に成功したなら、攻撃の目標に武器を通して伝達させる魔法的能力の使用回数を2回分消費することを選択してもよい。それにより、その目標は武器による攻撃と特殊能力1回の効果を受ける(使用者が使用回数の無い特殊能力を持っている場合、使用者は毎ラウンド武器を通してその能力を伝達しても良い)。例えば、敵のアンデッドに
コンダクティヴ・グレートソードで攻撃を命中させたパラディンは、グレートソードのダメージと“癒しの手”(近接接触攻撃の必要な超常能力)1回分のダメージとを与えるために、“癒しの手”の使用回数を2回分消費することができる。この武器の能力は1ラウンドに1回だけ使用することができ、武器と同じ種別(近接もしくは遠隔)の魔法的能力に対してのみ機能する。
中程度・死霊術;術者レベル8;
《魔法の武器防具作成》、
スペクトラル・ハンド;市価 +1ボーナス。
ジュリスト(Jurist/法律家):この武器を使用するインクィジターが“審判”クラス特徴を使用する際、この武器は
〈知覚〉判定とCMDに強化ボーナスを提供する。このボーナスは“審判”の最初のラウンドは+1であり、毎ラウンド+1ずつ増加し、3ラウンド目以降における+3が最大となる。
中程度・変成術;術者レベル4;
《魔法の武器防具作成》、
アウルズ・ウィズダム;市価 +1ボーナス。
デュエリング(Dueling/決闘):この能力は近接武器にのみ適用できる。
デュエリング武器(
《武器の妙技》特技の適用できる武器でなければならない)をイニシアチブ判定が行われる際に抜いて手に持っているならば、使用者のイニシアチブ判定に+4の強化ボーナスを提供する。この武器は武器落とし判定とフェイント判定に+2ボーナスと武器落としの試みに対して抵抗する際のCMDに+2ボーナスを提供し、使用者に対するフェイントのDCを+2する。
微弱・変成術;術者レベル5;
《魔法の武器防具作成》、
キャッツ・グレイス;市価 +14,000gp。
トランスフォーマティヴ(Transformative/変形):この能力は近接武器にのみ機能する。
トランスフォーマティヴ武器は使用者の合言葉によりその形を変える。一般的なサイズと軽い/片手/両手の区分が同じ、他の近接武器に姿を変えるのだ。武器の種別が単純武器、軍用武器、特殊武器のいずれであるかは問題とならない。例えば、中型の
トランスフォーマティヴ・ロングソードはシミター、フレイル、トライデントといった、どの中型用の片手近接武器の形をとることもできる。しかし(中型用ショート・ソードや中型用グレートソードのような)中型用の軽い近接武器もしくは両手近接武器の形をとることはできない。異なるサイズ種別であっても代替可能な武器の形をとることであれば可能である。例えば、小型用グレートソードは小型のキャラクターにとっては両手用斬撃武器だが、中型のキャラクターにとっては中型用ロングソードに非常に似通った、片手用斬撃武器である。小型の
トランスフォーマティヴ・グレートソードは実際の中型用ロングソードの形態をとることも可能であり、適切でないサイズの武器を使用することによる-2ペナルティを被ることもなく中型のクリーチャーが使用できる。この武器は強化ボーナス、武器の特性などの全ての適性を保持するが、現在の姿では禁止された能力は除く。例えば、
キーン・トランスフォーマティヴ武器は刺突武器や斬撃武器の形態では通常通り機能するが、殴打武器の形状の間は
キーン特性を使用することはできない。
中程度・変成術;術者レベル10;
《魔法の武器防具作成》、
メジャー・クリエイション;市価 +10,000gp。
フューリアス(Furious/怒り狂う):この能力は近接武器にのみ適用できる。
フューリアス武器は使用者の怒りの焦点として使用できる。使用者が激怒能力を使用したり
レイジ呪文の効果を受けたなら、この武器の強化ボーナスは通常よりも+2向上する。使用者が激怒中に技能ボーナスを得ることのできる激怒パワー(怒れる登攀者、怒れる跳躍者、怒れる泳者など)を修得しているなら、激怒していないときでさえ、この武器を使用しているか手に持っている間、強化ボーナスをそれらの技能に得る。この強化ボーナスは武器のものに等しい(使用者が激怒している際の+2ボーナスも含まれる)。
中程度・心術(強制);術者レベル8;
《魔法の武器防具作成》、
レイジ;市価 +1ボーナス。
メナシング(Menacing/脅しの):この能力は近接武器にのみ適用される。この武器の能力は敵を挟撃した際に仲間を援護する。使用者が仲間とともに隣接した敵を挟撃したのなら、全ての挟撃した仲間が行なう攻撃ロールにおける挟撃ボーナスは+2増加する。この能力はキャラクターが挟撃しているクリーチャーが1体でなくとも働く。
中程度・幻術;術者レベル10;
《魔法の武器防具作成》、
ファンタズマル・キラー;市価 +1ボーナス。
表:特定の武器
下級 |
中級 |
上級 |
特定の武器 |
市価1 |
01~35 |
― |
― |
ダストバースト・ブリット |
196gp |
36~70 |
― |
― |
タングル・ボルト |
226gp |
71~80 |
01~7 |
― |
シアリング・アロー |
1,516gp |
81~90 |
08~14 |
― |
シズリング・アロー |
1,516gp |
91~100 |
15~26 |
― |
ランス・オヴ・ジャウスティング |
4,310gp |
― |
27~41 |
― |
ボルダーヘッド・メイス |
6,812gp |
― |
42~53 |
― |
ビーストストライク・クラブ |
7,300gp |
― |
54~60 |
01~04 |
トライデント・オヴ・スタビリティ |
9,815gp |
― |
61~70 |
05~20 |
ブレード・オヴ・バインディング |
12,350gp |
― |
71~79 |
21~37 |
シールドスプリッター・ランス |
18,310gp |
― |
80~87 |
38~62 |
リコシェイ・ハンマー |
20,301gp |
― |
88~95 |
63~82 |
スパークウェイク・スターナイフ |
21,324gp |
― |
96~100 |
83~88 |
アンダーカッティング・アックス |
23,310gp |
― |
― |
89~94 |
スピリット・ブレード |
48,502gp |
― |
― |
95~100 |
ガーディング・ブレード |
65,310gp |
アンダーカッティング・アックス
ガーディング・ブレード
(
Guarding Blade/護りの刃)
オーラ 中程度・変成術;
術者レベル 15
装備部位―;
市価 65,310gp;
重量 2ポンド
解説
この
+1ダンシング・ショート・ソードは死亡したり眠っている着用者を守るために自動的に起動する。このソードの起動のトリガーとして、この武器を使用しているか手に持った状態で使用者は
気絶状態か
死亡状態に陥らなければならない。その上で、使用者の仲間でないクリーチャーが使用者に接触しようとしたり近接攻撃をしようとしたなら、このソードはそのクリーチャーを4ラウンドの間攻撃する。4ラウンド後、武器は使用者のマスに落下する。
ガーディング・ブレードが知性のあるアイテムでない限り、どの敵を攻撃するのが最適であるかについて決定する知性は欠落している。使用者を複数の敵が攻撃するという事態に直面したなら、この武器は毎ラウンドランダムに目標を選択しようとする。
作成要項
必要条件 《魔法の武器防具作成》、
アニメイト・オブジェクツ、
メイジズ・フェイスフル・ハウンド;
コスト 32,810gp
シアリング・アロー
(
Searing Arrow/灼熱の矢)
オーラ 中程度・力術;
術者レベル 9
装備部位―;
市価 1,516gp;
重量 ―
解説
この
+1フレイミング・アローは目標を毎ラウンド焼き続け、その後3ラウンドの間攻撃した者のターンで1d6[火]ダメージを与える。この矢を取り除くのは
〈治療〉判定(DC10)が必要で、これにより矢によるさらなるダメージを抑止できる(自分自身から矢を取り除こうとするなら、DCは15に上昇する)。矢を取り除くとそれは破壊されてしまい、ひとたび3ラウンドが経過すると燃え尽きてしまう。
作成要項
必要条件 《魔法の武器防具作成》、
ファイアーボールか
フレイム・ストライクか
フレイム・ブレードのいずれか;
コスト 758gp
シールドスプリッター・ランス
(
Shieldsplitter Lance/盾粉砕の槍)
オーラ 中程度・力術;
術者レベル 10
装備部位―;
市価 18,310gp;
重量 10ポンド
解説
この
+1キーン・ランスは盾を貫き破壊する能力を持つ。使用者がこの武器を使用して盾を持つ目標に攻撃を成功させたなら、目標の盾は目標と同じだけのダメージを被る。使用者がこの武器を使用して盾に対して武器破壊を行なったなら、盾の硬度を無視する。
作成要項
必要条件 《魔法の武器防具作成》、
キーン・エッジ、
シャター;
コスト 9,310gp
シズリング・アロー
(
Sizzling Arrow/溶解の矢)
オーラ 中程度・力術;
術者レベル 9
装備部位―;
市価 1,516gp;
重量 ―
解説
この
+1コローシヴ・アローは目標を毎ラウンド酸で溶かし、その後3ラウンドの間攻撃した者のターンで1d6[酸]ダメージを与える。この矢を取り除くのは
〈治療〉判定(DC10)が必要で、これにより矢によるさらなるダメージを抑止できる(自分自身から矢を取り除こうとするなら、DCは15に上昇する)。矢を取り除くとそれは破壊されてしまい、ひとたび3ラウンドが経過すると溶けてなくなってしまう。
作成要項
必要条件 《魔法の武器防具作成》、
アシッド・アロー;
コスト 758gp
スパークウェイク・スターナイフ
スピリット・ブレード
ダストバースト・ブリット
(
Dustburst Bullet/塵炸裂のブリット)
オーラ 微弱・召喚術;
術者レベル 5
装備部位―;
市価 196gp;
重量 1/2ポンド
解説
この埃まみれででこぼこした
+1スリング・ブリットは目標への攻撃が成功すると、息を詰まらせる塵の雲を炸裂させる。塵が消えるまでの1d6ラウンドの間、この効果は一辺5フィートの立方体状にその目標を包み込む。この塵の中でターンを終える全てのクリーチャーは頑健セーヴ(DC13)を行なわなければならず、失敗すれば1ラウンドの間
不調状態かつ
盲目状態となる。
作成要項
必要条件 《魔法の武器防具作成》、
スティンキング・クラウド;
コスト 98gp
タングル・ボルト
(
Tangle Bolt/足留めボルト)
オーラ 強力・召喚術;
術者レベル 12
装備部位―;
市価 226gp;
重量 ―
解説
しばしば蜘蛛の巣や沼地の蔦の絵が刻み込まれたこの病的な緑色の
+1シーキング・ボルトは命中すると粘り気のあるベトベトに姿を変える。このベトベトは目標に絡みつき、大気にさらされると丈夫で弾力性を持つようになる。ボルトによるダメージに加え、目標は足留め袋が命中したように
絡みつかれた状態となる。
作成要項
必要条件 《魔法の武器防具作成》、
トゥルー・シーイング及び、
ウェブもしくは作成者が
〈製作:錬金術〉5ランクを修得していること;
コスト 113gp
トライデント・オヴ・スタビリティ
(
Trident of Stability/安定性の三又槍)
オーラ 微弱・変成術;
術者レベル 3
装備部位―;
市価 9,815gp;
重量 4ポンド
解説
この作りがしっかりしているが汚れた
+1トライデントの土台は下に幅広の金属の棒を持ち、しっかりとした足場やある種の取っ手のように機能するよう完璧に配置されている。この棒は
イムーヴァブル・ロッドとして機能するが、ボタンの代わりにこの棒に使用者の片足もしくは両足を置きさえすれば起動し、使用者の片足すら棒に触れていなければ終了することが異なる。棒に足をかけたままでいるなら使用者を動かそうとする効果に抵抗する際、使用者はCMDに+10ボーナスを得る。使用者は常に突撃に対して構えているものとして扱われる。使用者が落下した場合、落下を止めるために割り込みアクションとして棒に足をかけることができ、この突然の動きは現在落下している時点での落下ダメージを使用者に与える。
作成要項
必要条件 《魔法の武器防具作成》、
レヴィテート;
コスト 5,065gp
ビーストストライク・クラブ
(
Beaststrike Club/獣撃の棍棒)
オーラ 中程度・変成術;
術者レベル 6
装備部位―;
市価 7,300gp;
重量 3ポンド
解説
この
+1クラブは大きな歯で装飾され、異なる動物の姿に合わせて曲がっていることが多い。標準アクションとして、このクラブの使用者はクラブを動物の頭部か脚部に変化させることができる。この変化により武器のダメージは変化しないが、武器の平常に応じてダメージ種別が変わる:噛みつき(刺突)、爪(斬撃)、角(刺突)、叩きつけ(殴打)、針(刺突)、鉤爪(斬撃)。変化させたなら、人工的武器か肉体武器を強化し拡張する呪文や効果を与える際、このクラブは肉体武器としても人工的武器としても扱われる。このクラブは
《武器熟練:噛みつき》や
ブラッディ・クロウズのような、特定の肉体武器に関連した特技や呪文の目標となった時に現在の形状の肉体武器として扱う。使用者が“自然の化身”能力を持っているなら、ドルイドがこの武器を所持している間“自然の化身”能力の持続時間に等しい時間だけ、武器のダメージを1段階向上するために“自然の化身”の使用回数を1回分消費することができる。使用者が“自然の化身”を回数無制限で使用できるなら、このクラブのダメージは常に記載した通りに向上する。誰も所持していない状態になれば、このクラブは通常の形状に戻る。
作成要項
必要条件 《魔法の武器防具作成》、
シャレイリ;
コスト 3,800gp
ブレード・オヴ・バインディング
(
Blade of Binding/束縛の刃)
オーラ 微弱・召喚術;
術者レベル 3
装備部位―;
市価 12,350gp;
重量 8ポンド
解説
この
+1グレートソードは鎖のモチーフで装飾されている。使用者のサイズと同じかそれより小さいクリーチャーにこのソードによる攻撃が成功すれば、使用者は機会攻撃を誘発することなくフリー・アクションで組みつきを開始しようと試みることができる。使用者が組みつきに成功すれば、このソードの刃は金属の鎖に変わり目標の周りを覆う。これにより使用者は目標に対して行なう組みつき判定に+5ボーナスを得る。目標が組みつきから逃れたり目標を組みつきから解放しようと決めたなら、鎖は剣の形状に戻る(そして使用者の手に収まる)。
使用者は
組みつき状態や相手を押さえつけた状態であっても鎖の取っ手から手を離すことができる。そうすると、鎖はその場に留まり対象を
絡みつかれた状態にする(脱出するための
〈脱出術〉DC20、破壊DC28、硬度10、10ヒット・ポイント、
絡みつかれた状態で呪文を発動するための精神集中DC17)。他のクリーチャーは標準アクションで鎖の取っ手を持つことができ、即行アクションでソード形状に戻すことができる(これにより束縛されたクリーチャーは解放される)。この鎖が破壊されるとソード形状に戻り、この武器は破損状態となる。
作成要項
必要条件 《魔法の武器防具作成》、
アニメイト・ロープ;
コスト 6,350gp
ボルダーヘッド・メイス
(
Boulderhead Mace/巨礫の棍棒)
オーラ 中程度・変成術;
術者レベル 9
装備部位―;
市価 6,812gp;
重量 8ポンド
解説
この
+1ヘヴィ・メイスの頭部は大雑把な球状の花崗岩1つでできている。1日1回使用者はこのメイスの頭部を解き放つために合言葉を唱えることができる。これによりメイスの頭部は大型の巨礫になり、すぐに使用者の指定した方向へ転がり始める。この距離はまっすぐ60フィートまで転がっていき、経路にいて轢かれたものは何であれ3d8+5ダメージを被る(反応・半減、DC19)。この巨礫は通った後に瓦礫と埃をまき散らす。経路にあり壊れなかった障害物にぶつかると10フィート四方の範囲に広がる移動困難な地形を作り出す。武器を解き放った後24時間経過後にメイスの頭部に新しい石が作られる。頭部が作られるまでの間、武器として使用することはできない。
作成要項
必要条件 《魔法の武器防具作成》、
ウォール・オヴ・ストーン;
コスト 3,652gp
ランス・オヴ・ジャウスティング
(
Lance of Jousting/馬上槍)
オーラ 微弱・力術;
術者レベル 5
装備部位―;
市価 4,310gp;
重量 10ポンド
解説
この意匠の凝らされた
+1ランスはリボンと小さなバッチが巻きつけられている。この武器により、使用者はより効率的に敵を乗騎から突き落とせるようになる。騎乗している敵に
ランス・オヴ・ジャウスティングを使用した攻撃に成功したなら、対象は鞍から突き落とされるのを避けるために
〈騎乗〉判定(DC10+被ったダメージ)を行なわなければならない。このランスは戦いにおいて騎乗している敵の優位を取り除くために使用されるものの、馬上試合や同種の大会でこれを使用することは恥ずべきいかさま行為であると一般的には見られている。
作成要項
必要条件 《魔法の武器防具作成》、
ブルズ・ストレンクス;
コスト 2,105gp
リコシェイ・ハンマー
(
Ricochet Hammer/跳ね飛びの槌)
オーラ 中程度・変成術;
術者レベル 7
装備部位―;
市価 20,301gp;
重量 2ポンド
解説
この
+1リターニング・ライト・ハンマーは1回の投擲で複数の敵を攻撃することができる。使用者が高い攻撃ボーナスにより複数の攻撃回数を持つなら、最初の目標から次の目標へ跳ね跳ばし、追加攻撃を行なうようにハンマーを投擲できる。それぞれの目標の距離は武器の射程として加算されて、射程ペナルティが提供される。例えば、ドワーフの6レベル・ファイターがこのハンマーを+6基本攻撃ボーナスを使用して20フィート遠くに投擲する(1射程単位より短いため、射程ペナルティはない);その攻撃が命中したなら、+1の基本攻撃ボーナスを使用して、最初の目標から40フィート離れた2体目の目標を攻撃するためにそれを跳ね飛ばすことができる(3射程単位より短いため、-4射程ペナルティを受ける)。このハンマーは攻撃が命中した場合にのみ跳ね飛ばすことができる。攻撃が外れてしまったなら、跳ね飛びは終了しそのラウンドにはもう攻撃することはなく、通常の
リターニング特性を持つ武器のように戻ってくる。跳ね飛び攻撃はそれぞれを独立した攻撃として扱うため、(
トゥルー・ストライクのように)1回の攻撃ロールにのみ適用される修正値は最初の攻撃にのみ適用されそれ以外のものには適用されない。跳ね飛び攻撃はそのラウンドにおける使用者の追加攻撃として数えられる。
作成要項
必要条件 《魔法の武器防具作成》、
テレキネシス;
コスト 10,301gp
最終更新:2017年02月15日 23:52