これらの装置は凄まじい痛みを引き起こし、しばしば拷問に使用される。拷問は結局の所、他人を意のままに従わせるための嗜虐的な手段でしかない。拷問は尋問の効果的な手段というよりも、不正確な情報を作り出すことで悪名高い。拷問を受けた者は拷問をやめさせようと、拷問をするものに聞きたいことを伝えようとするためだ。拷問を行うたびに、拷問するものの属性は悪に向かって一歩ずつずれ、アトーンメントのような効果の目的においては、自発的な悪事として扱われる。
1 これらのアイテムの重量は、小型のキャラクター用のものであれば1/4になる。小型のキャラクター用の容器の場合、運搬できる総重量も通常の1/4になる。
2 これらのアイテムの重量は、小型のキャラクター用のものであれば3/4になる。小型のキャラクター用の容器の場合、運搬できる総重量も通常の3/4になる。
拷問器具
この装置は、長さ約9インチで、頑丈な革製のネックバンドがついている両端が鋭利なフォークの先がある。この非道な装置は
無防備状態の目標の首に固定されているため、フォークの先は犠牲者の顎の下と胸の両方を貫通する装置が取り付けられたとき1d6ポイントの非致傷ダメージを与え、犠牲者が眠りに落ち始めた場合に追加の1d6ポイントの非致傷ダメージを与え、犠牲者を効果的に無制限に起きさせ、睡眠不足により犠牲者を
疲労状態かつ
過労状態に陥らせる。DC 22の
〈脱出術〉判定に成功すると、犠牲者は腕を使わずにフォークの先から解放されるが、異端者のフォークは首に縛り付けられたままである。
拷問と拘束の両方の装置であるこの小さな金属製の仮枠は、使用者がフレームのネジを締め、犠牲者の親指を押しつぶす、お互いが接近する2枚の平行に備え付けられたスパイクを点在させたバーで構成されている。親指潰し器で拘束された犠牲者は移動することはできるが、武器を効果的に使用したり、アイテムを保持したり、手先の器用さを必要とするアクションや技能判定を行うことはできず、そのような全てのアクションに対してー5のペナルティを受け、1回の判定毎に1d6ポイントの非致傷ダメージを受ける(これは親指潰し器を脱出するための
〈脱出術〉判定には含まれない)。親指潰し器で拘束された術者は動作要素をもつ呪文を発動できない。
親指潰し器を拷問装置として使用する場合、使用者は親指潰し器のボルトを回し1d6ポイントの非致傷ダメージを与えることができる。親指潰し器からの脱出にはDC 28の
〈脱出術〉判定(高品質の場合はDC 30)に成功する必要がある。
この外科手術道具は、患者の頭蓋骨に穴を開けて頭部の外傷から頭蓋の晴れを和らげたり、一部の外科医が信じているように悪霊を解放するために使用される鋸の歯のような円形の刃がついている。トレフィンの仕様には10分かかり、対象のクリーチャーに5ポイントの刺突ダメージを与える。DC 25の
〈治療〉判定に成功すると、使用者は、クリティカル
局部狙いや衰弱化打撃の
局部狙いなど(Pathfinder RPG Ultimate Combat 196ページ)などによって引き起こされる、身体的なトラウマから引き起こされた精神能力値へのダメージを1d4ポイント回復したり、衰弱化打撃の
局部狙いによって引き起こされた重度の脳外傷を回復することができる。使用者が判定に失敗した場合、対象は5ポイントの刺突ダメージを受ける。使用者が5以上の差で失敗した場合、対象は10ポイントの刺突ダメージと、【知力】、【判断力】、【魅力】のそれぞれに1ポイントのダメージを受ける。
拷問台は拷問者の道具の中で最も悪名高く恐れられている装置の一つであり、被害者の身体に破滅的なダメージを与えることができる。
無防備状態の犠牲者は装置の枠組み全体へと広がり、各肢が中央の巻き上げ機に打ち付けられる。巻き上げる人のターン毎に累積する1d6ポイントの非致傷ダメージが与えられ、4ターン目に最大4d6ポイントの非致傷ダメージが与えられる。4ターン以降の各ターンで、4d6ポイントの非致傷ダメージを与えた上、手足の脱臼、軟骨の亀裂、骨折により被害者の【筋力】、【敏捷力】、【耐久力】のそれぞれに1ポイントのダメージを与える。一部の拷問台には犠牲者の身体に穴を開けるスパイクの車輪が取り付けられており、非致傷ダメージではなく、致傷ダメージを与える。拷問台から脱出するにはDC 30の
〈脱出術〉判定に成功しなければならない。
この恐ろしい装置は、不幸な犠牲者を拷問し、処刑するために使用される鋭いトゲを裏打ちしてある、大きく様式化された鉄製の棺である。鉄の乙女の中に中型あるいは小型のクリーチャーが押し込まれ、トゲのあるドアが閉められるとクリーチャーは鉄の乙女のトゲが四方八方から突き刺さり、即座に3d6ポイントの刺突ダメージを受ける。
この特別に作られた鋼鉄製の檻は最大20匹の
ラットを保持でき、その開口部の端の周囲には頑丈な革製のストラップと、上端に熱い炭や他の燃料を保持できる金属製の坩堝がある。拷問者は装置の開口部の端を
無防備状態の犠牲者の腹部にしっかりと縛り付け、ラットを檻に入れ、坩堝内の燃料に火を付ける。1d10ラウンドで熱さが増すことによりラットが齧り犠牲者の腹部を抜けて逃げようとし、ラット1体毎に、1ラウンドにつき1ポイントの刺突ダメージを受ける。犠牲者はDC 20の
〈脱出術〉判定に成功するとネズミ籠を自由に揺り動かすことができる。一部の貪り食らう蟲がその後のラウンドでも噛み続けるものもある。
最終更新:2020年05月29日 22:47