上級クラス
出典 Adventurer's Guide 20ページ 、
Paths of Prestige 4ページ
アルドリ・ソードロードは決闘の達人へ通じる一本道を進んでいるわけではない――剣の使い方を少し学ぶだけのものもいれば、型破りな方法で決闘武器を使った剣術を探求するものもいる。しかし、シリアン・アルドリが生み出した伝統を何より忠実に真似ようとするものは、通常、アルドリ・ソードロードの
上級クラス のレベルを得ることでそれを実現する。アルドリ・ソードロードが裏道を旅して山賊に立ち向かい、一騎打ちを挑んで自惚れ屋を倒したという噂が流れたなら、その剣侯はこの道を探求している可能性が高い。
この上級クラスは多くの特技を会得することに重きをおいているため、アルドリ・ソードロードはファイター・クラスのレベルを持つことが多い。それらの多くは技能の前提条件を素早く満たす助けとするため、平均より高い【知力】を持つ人間である。しかし、それが唯一つの道というわけではない。スレイヤー、スワッシュバックラー、レンジャー、ローグ、もまたアルドリ・ソードロードのレベルを得てこの特徴的な剣術を会得しようとするが、ほとんどの場合、ファイターよりも前提条件を満たすのに時間がかかる。アルドリ・ソードロードの多くの能力は
Pathfinder RPG Ultimate Combat に掲載された決闘ルールに関連し、それに基づいて作られている。この上級クラスは、22ページに掲載されている
アルドリ防御剣 のアーキタイプと一緒に使うと効率的だが、これらのアーキタイプと上級クラスのいずれも、互いがなければ成り立たない、というわけではない。
必要条件
アルドリ・ソードロードになるためには、キャラクターは以下の前提条件をすべて満たさなければならない。
クラス技能
クラス能力
アルドリ・ソードロード
上級クラス の
クラス 特徴は以下のとおり。特に記載のない限り、これらの利益はアルドリ・ソードロードがアルドリ・デュエリング・ソード(24ページ参照)を身に着けていて、他の手に何も所持していない場合にのみ適用される。
曲打(変則)/Deft Strike :アルドリ・ソードロードは【筋】ボーナスの代わりに、【敏】ボーナス(もしあれば)をアルドリ・デュエリング・ソードによるダメージ・ロールに加える。このダメージ・ロールへのボーナスはアルドリ・ソードロードがアルドリ・デュエリング・ソードを片手で使用していても両手で使用していても適用される。アルドリ・ソードロードが別の手に盾を見に付けていたり副武器(アーマー・スパイク、素手打撃、肉体武器を含む)を使用していたりすると、この能力を使用できない。
《早抜き》 /Quick Draw:アルドリ・ソードロードはボーナス特技として
《早抜き》 を得る。キャラクターがすでに
《早抜き》 を修得しているなら、代わりに
《アルドリ決闘術体得》 を修得する。すでに両方とも修得しているなら、ボーナス特技として任意の戦闘特技を1つ得る。選択した戦闘特技のすべての前提条件を満たしていなければならない。
剣舞による威圧(変則)/Display Weapon Prowess :2レベルの時点で、アルドリ・ソードロードはアルドリ・デュエリング・ソードを用いた
《威圧演舞》 における
〈威圧〉 判定に、クラス・レベルの半分に等しいボーナスを加えるようになる。また、アルドリ・ソードロードはこのような
〈威圧〉 判定に追加のボーナスを得る。このボーナスは、以下の特技を1つ修得している毎に+1である:
《上級武器熟練》 、
《上級武器開眼》 、
《クリティカル強化》 、
《武器熟練》 、
《武器開眼》 。このボーナスは互いに累積し、その合計したボーナスは技量ボーナスとして扱われる。
決闘に参加している間、アルドリ・ソードロードは精巧な打撃と構えを使いこなし、演武判定(
Pathfinder RPG Ultimate Combat 154ページ)にクラス・レベルの半分に等しいボーナスを得る。これらの技は決闘中に敵に対応する助けにもなる。君は
決闘受け流し あるいは
決闘不屈 (
Ultimate Combat 152ページ )を試みる際に行うロールにクラス・レベルの半分に等しいボーナスを得る。
受け流し防御(変則)/Defensive Parry :3レベルの時点で、アルドリ・ソードロードはアルドリ・デュエリング・ソードで全力攻撃を行う際、ACに+1の回避ボーナスを得るようになる。このACは7レベルの時点で+2に増加する。アルドリ・ソードロードが
アルドリ防御剣 のファイターのアーキタイプ(22ページ参照)を持つファイターでもあるなら、この能力におけるACへのボーナスを決定する際、ファイター・レベルとこのクラス・レベルを累積させる。
適応戦法(変則)/Adaptive Tactics :4レベルの時点で、アルドリ・ソードロードは敵の力を弾き返す戦い方に慣れ親しむ。アルドリ・ソードロードは防御的戦闘や
《攻防一体》 を使用した際の攻撃ロールへのペナルティを、4レベルの時点で1、8レベルの時点で2だけ軽減させる。加えて、アルドリ・ソードロードは直前のラウンドの間に攻撃したクリーチャーをアルドリ・デュエリング・ソードで攻撃する際、即行アクションで
〈真意看破〉 判定(DC=10+敵の基本攻撃ボーナス)を試みることができる。成功したなら、アルドリ・ソードロードはその攻撃ロールにか、次の自分のターンの開始時までの間のそのクリーチャーからの攻撃に対するACに、+2の状況ボーナスを得る。
戦意砕き(変則)/Shatter Confidence :5レベルの時点で、アルドリ・ソードロードはアルドリ・デュエリング・ソードによるクリティカル・ヒットが確定したか、武器落とし、位置ずらし、武器破壊が成功したとき、即行アクションとして目標の士気をくじくために
〈威圧〉 判定を試みることができる。すでに目標が
怯え状態 なら、アルドリ・ソードロードはそのような目標に対して攻撃を命中させたか戦技判定を成功させた後に、即行アクションとして目標の士気をくじくために
〈威圧〉 判定を試みる事ができる。この判定に成功したなら、アルドリ・ソードロードのクラス・レベルに等しいラウンドの間、目標の受けていた士気ボーナスは抑止される。抑止された効果は解呪されたわけではなく、この時間が経過した後に持続時間が終わっていなければ再開する。抑止される士気ボーナスには、バーバリアンの激怒能力により得られるものも含まれる。しかしこの能力は激怒を終了させることはなく、士気ボーナスを提供しない激怒の効果や激怒パワーも抑止されない(そのため、抑止されている間に激怒を終了させることを選んだからといって、この効果は激怒を終了させた後の
疲労状態 に影響しない)。このような場合、激怒による
疲労状態 はバーバリアンに通常通り作用する。
急所弾き(変則)/Saving Slash :6レベルの時点で、アルドリ・デュエリング・ソードを身に着けている間、アルドリ・ソードロードは割り込みアクションとして自分を目標にした近接攻撃によるクリティカル・ヒットをそらそうと試みることができるようになる。これは25%の確率で、ダメージを通常の命中に減少させることができる。この効果は魔法の防具のフォーティフィケーション特殊能力や類似の効果と累積しない。
機敏な決闘士(変則)/Dexterous Duelist :7レベルの時点で、少なくとも1つの手が空いているアルドリ・ソードロードは
〈軽業〉 や
〈登攀〉 を行う際に【敏捷力】ボーナスを失わず、
伏せ状態 から立ち上がる際も機会攻撃を誘発しなくなる。
上級急所弾き/Greater Saving Slash :9レベルの時点で、アルドリ・ソードロードの急所弾きは50%の確率で、クリティカル・ヒットを通常の命中にすることができるようになる。加えて、急所弾きは遠隔攻撃によるクリティカル・ヒット(光線やその他の遠隔接触効果も含む)に25%の確率で適用されるようになる。
困惑の決闘士(変則)/Confounding Duelist :10レベルの時点で、
戦意砕き を使用したアルドリ・ソードロードは、目標の技量ボーナスと洞察ボーナスも抑止するようになる。
アーキタイプ
出典 Adventurer's Guide 22ページ 、
Inner Sea Primer 24ページ
ブレヴォイのアルドリ剣侯は内海地域で最も恐れられる戦士たちだ。彼らは長い年月をかけてアルドリ・デュエリング・ソードを会得し、他の決闘用の武器やあらゆる種類の武器と対峙してきた。その速度と反射神経は、彼らの周りに不可解な鋼の網を織り成し、そこから不幸な敵を攻撃して苦しめる。最も一般的なアルドリ決闘の形態(そしておそらく最も体得が容易な技術)は、ダメージを避け、敵の武装を解除することに重点が置かれている。これらのソードロードは軽装鎧もしくはそもそも鎧を身に着けないことを好み、技術を頼りにその身を守る。このアーキタイプはこの技術に焦点を当てている――アルドリ・デュエリング・ソードの訓練に焦点を当てた、より攻撃的な手段を求めるキャラクターは、20ページの
アルドリ・ソードロード 上級クラスを検討してほしい。しかしこのアーキタイプは、この上級クラスが提供する能力や技術との相乗効果も高い。
以下の利益はアルドリ防御剣がアルドリ・デュエリング・ソード(24ページ参照)を一方の手に持ち、もう他の手に何も持たないときにのみ適用される。アルドリ防御剣が両手でアルドリ・デュエリング・ソードを使用するのは、絶体絶命のときだけだ。
受け流し防御(変則)/Defensive Parry :3レベルの時点で、アルドリ・デュエリング・ソードを用いて全力攻撃を行ったなら、アルドリ防御剣は自分の次のターンの開始時まで、近接攻撃に対するACに+1の盾ボーナスを得る。このボーナスは7レベルの時点で+2に、11レベルの時点で+3に、15レベルの時点で+4に増加する。
この能力は鎧修練を置き換える。
武器落とし打撃(変則)/Disarming Strike :6レベルの時点で、アルドリ防御剣がアルドリ・デュエリング・ソードを用いて武器落としに成功したなら、目標にさらに通常のダメージを与える。ただし、このダメージには通常の【筋】ボーナスは付与されない。
この能力は6レベルの時点で得られる
ファイター のボーナス特技を置き換える。
鋼の網(変則)/Steel Net :8レベルの時点で、アルドリ防御剣は自分を守るために焼けるような鋼の壁を作り出すことができるようになる。全ラウンド・アクションとしてアルドリ・デュエリング・ソードを用いて防御的戦闘を行う際、アルドリ防御剣がそのラウンド中に受ける攻撃へのペナルティは2だけ減少し、同じラウンドに得るACへの回避ボーナスは2だけ増加する。
この能力は8レベルの時点で得られる
ファイター のボーナス特技を置き換える。
反撃(変則)/Counterattack :10レベルの時点で、1ラウンド1回、アルドリ防御剣は自分に対して攻撃を命中させた敵に対して機会攻撃を行えるようになる。この際、アルドリ防御剣が行える機会攻撃の数は考慮しない。ただし、攻撃したクリーチャーは間合い内にいなければならない。
この能力は10レベルの時点で得られる
ファイター のボーナス特技を置き換える。
ロストランドの傾奇者(スワッシュバックラーのアーキタイプ) Rostland Bravo
出典 Adventurer's Guide 23ページ
有名なアルドリ剣術学校から剣術指南の家で開かれる小さな道場まで、小さな自由都市レストヴは有名な演舞学校を設けている。これらの道場の門弟は競争心が強いことで有名で、夜明けや日没に行われる街角の決闘は、レストヴでの生活では常のことだ。ほとんどの場合、このような「下級道場」は公式なアルドリ流の技を教えていないが、その手法はその独特の型と見事に調和している。当然のことながら、多くの門弟は最終的にはアルドリ流の型に従って修業をする。技巧的な手法を好むものもいれば、派手な手並みを追求し、芸術的な技で湾曲した刃を振るうものもいる。伝統的な訓練を受けたものからは「傾奇者」として蔑まれる一方で、この流儀に則った門弟はこのレッテルを誇りを持って名乗ってきた。ロストランドの傾奇者の最も高度な技は、竜からとった名前をつけている。これは伝説のアルドリ剣闘士が、炎の谷/Valley of Fireで竜、征服王コーラル/Choral the Conquerorを倒したことを決して忘れないからだ。
アルドリのスワッシュバックラー(変則)/Aldori Swashbuckler :ロストランドの傾奇者はアルドリ・デュエリング・ソード(24ページ参照)に専念し、他のデュエリストが使うバックラーを軽視している。加えて、広大な都市レストヴでの生活は相対的に安全で快適であり、運動性を高める必要性は薄れている。ロストランドの傾奇者はボーナス特技として
《特殊武器習熟:アルドリ・デュエリング・ソード》 を得る。ロストランドの傾奇者はバックラーに習熟しておらず、クラス技能として
〈水泳〉 と
〈登攀〉 を獲得しない。
この能力はスワッシュバックラーの
クラス 技能と防具の習熟を変更する。
発露/Deeds :ロストランドの傾奇者は典型的なスワッシュバックラーの思考から遠く離れている。その違い、そしてアルドリ流の訓練の影響の結果としてロストランドの傾奇者は以下の発露を得る。これらの効果は、ロストランドの傾奇者がアルドリ・デュエリング・ソードを使用している場合にのみ機能する。
当たり前の勝利(変則)/Inevitable Victory :ロストランドの傾奇者の技術はその全てが目を引く。その技を見るものは、それがどんなレストヴの暴れん坊であっても、戦いを考え直すのに十分なほどだ。3レベルの時点で、ロストランドの傾奇者はボーナス特技として
《威圧演舞》 を得る。この効果はアルドリ・デュエリング・ソードを使用しているときのみ使用でき、そのためには心意気を1ポイント消費しなければならない。
この発露は威圧剣舞を置き換える。
風薙のフェイント(変則)/Sweeping Wind Feint :7レベルの時点で、ロストランドの傾奇者は特殊なフェイント技術を身につける。1ラウンドに1回、ロストランドの傾奇者は即行アクションとして心意気を1ポイント消費することで、フェイントを試みることができる。
この発露は高度フェイントを置き換える。
竜の激怒(変則)/Dragon's Rage :11レベルの時点で、ロストランドの傾奇者は自制心を捨て、戦闘中の竜が備える圧倒的な残忍さに触発された、予測不能な速度の攻撃を行うことができるようになる。1ラウンドに1回、ロストランドの傾奇者は心意気を1ポイント消費することで、全力攻撃の一部として自身の最も高い攻撃ボーナスで、アルドリ・デュエリング・ソードを使用して追加攻撃を1回行えるようになる。この攻撃でクリーチャーのHPを0以下にしたならば、心意気を通常得られる1ポイントではなく2ポイント得ることができる。
この発露は出血性の傷を置き換える。
巨竜の驚異(変則)/Terror of the Great Wyrm :15レベルの時点で、ロストランドの傾奇者は
当たり前の勝利 の発露を全力攻撃あるいは
竜の激怒 の一部として使用できるようになる。この方法で士気をくじかれたクリーチャーが3ラウンド以上
怯え状態 になったなら、ロストランドの傾奇者は適切なラウンド数
怯え状態 になる前に、1ラウンドそのクリーチャーを
恐れ状態 にすることができる。この発露は刃のごとき感性を置き換える。
装備品
この少し曲がった剣は長さが3フィート以上ある。アルドリ・デュエリング・ソードは軍用武器として使用できるが(その場合はロングソードとして機能する)、
《特殊武器習熟:アルドリ・デュエリング・ソード》 を修得しているなら、
《武器の妙技》 を用いて自分のサイズにあったアルドリ・デュエリング・ソードを使用する際、【筋力】修正値の代わりに【敏捷力】修正値を使用できる。また、両手でアルドリ・デュエリング・ソードを使用することで、ダメージ・ロールに【筋力】ボーナスの1.5倍を適用できる。
特技
特殊 :君はこの特技を複数回修得できる。修得するたびに、異なる戦技を1つ選択すること。
出典 Adventurer's Guide 26ページ
フェイントで敵の守りを貫いた時、君は壊滅的なダメージを与える。
前提条件 :
《特殊武器習熟:アルドリ・デュエリング・ソード》 、
《武器熟練:アルドリ・デュエリング・ソード》 、基本攻撃ボーナス+6。
利益 :1ラウンド1回、アルドリ・デュエリング・ソードを使用した近接攻撃をフェイントに成功した敵に命中させたなら、君は追加で2d6ポイントの精密性によるダメージを与える。基本攻撃ボーナスが+11に到達したならこのダメージへのボーナスは+3d6に増加し、基本攻撃ボーナスが+16に到達したならこのダメージへのボーナスは+4d6に増加する。この精密性によるダメージは急所攻撃、ヴィジランテの奇襲攻撃、その他類似の効果とは累積しない。急所攻撃によるダメージから守る効果は、この追加ダメージに対する防護を提供する。
魔法のアイテム
ソードローズ・クローク
この異国風の毛皮で縁取られた外套は、金糸細工で飾られている。魔法の防護を与えるのに加えて、この外套は熟練した使用者の刃が攻撃を弾くよう導く。これらの外套は、しばしばアルドリ学院の卒業生が、ソードロードの称号を得たときに与えられることが多い。
ソードローズ ・クロークはクローク・オヴ・レジスタンス として機能する。加えて、使用者が受け流し防御クラス特徴の利益を得ている限り、使用者は外套の抵抗ボーナスに等しい洞察ボーナスをそのACに得る。
作成要項
ロストランド・エッジ
ロストランド・エッジは使い手でなく武器にダメージを与えようとする敵から身を守るために作られた、
+2カウンタリング UE アルドリ・デュエリング・ソード である。この武器が破壊されると、ものすごい勢いで爆発し、半径20フィート拡散の範囲内にいるすべてのクリーチャーに10d6ポイントの[火炎]ダメージを与える(反応・半減、DC14)。
作成要項
呪文
アルドリ・アラクリティ
この呪文のエネルギーは術者の歩みを素早くし、巧みなフットワークを可能にする。術者は自分の移動速度に+10フィートの強化ボーナスと、ACに+1の回避ボーナスを得る。これらのボーナスは
ヘイスト や類似の効果で与えられるボーナスとは累積しない。
アルドリ・アラクリティ の効果を受けている間、術者は移動困難な地形で5フィート・ステップを行える。
コンテスト・オヴ・スキル
Contest of Skill /技術の競い
出典 Adventurer's Guide 27ページ
系統: 変成術[呪い];
呪文レベル: クレリック3、バード2、パラディン2、メイガス2
発動時間: 標準アクション
構成要素: 音声、動作、物質(小さな銅鑼)
距離: 近距離(25フィート+5フィート/2レベル)
目標: クリーチャー1体
持続時間: 1分/レベル
セーヴィング・スロー: 意志・無効;
呪文抵抗: 可
クリティカル・ヒットが偶発的に発生することは、アルドリ流の決闘者の一部が悩まされてきた。決闘とは偶然ではなく技術の勝負であり、運は歓迎されない要素だと考えてきた。この呪文の目標となったクリーチャーは魔力を吹き込まれ、幸運な一発を引き起こさないようになる。効果を受けたクリーチャーがクリティカル可能域をロールしても、その攻撃は自動的に確定に失敗する。
ファイター の武器体得のような、クリティカル可能域をロールすると自動的にクリティカル・ヒットが確定するような
クラス 特徴や特技は、この呪文の効果を受けない。
加えて、この呪文の最初の目標がコンテスト・オヴ・スキル に抵抗するための意志セーヴに失敗したなら、術者はこの呪文の距離内にいるクリーチャーを追加で1体選択し、この呪文の効果を及ぼすことができる(意志・無効)。2体目の目標がセーヴに成功してこの呪文の効果を無効化したなら、最初の目標に対するコンテスト・オヴ・スキル の持続時間は1ラウンドに減少する。
タクティカル・アダプテイション
この呪文はアルドリ学院の学生が、数週間に渡ってレストヴの酒場での乱闘を観察し、時には参加して開発したものだ。術者は心の中に秘められたものを引き出し、瞬時に高度な戦術を会得することができる。この呪文を発動する際、戦闘特技を1つ選択すること。術者はこの特技の前提条件をすべて満たしていなければならず、この目的において術者の基本攻撃ボーナスをメイガス・レベルとして扱う。この呪文の持続時間の間、君は選択した特技を修得しているものとして扱う。術者はこの呪文を発動した後、同じ日にこの呪文を追加で発動したとしても、選択した特技(と特技における決定)を変更することはできない。
クリーチャーは同時に1つだけタクティカル・アダプテイション の利益を1つだけ得ることができる。
ティールドララズ・フェイント
好色的な目瞬きと官能的な体の揺れで、術者は敵の心を術者への欲望でいっぱいにし、そのクリーチャーを術者の攻撃に対して無防備にする。影響を受けたクリーチャーは精神集中判定と、術者が行う裏技APG 、組みつき、盗み取りAPG の戦技に対するCMDに術者の術者レベルの半分に等しいペナルティを受ける。また、このクリーチャーは各ラウンドで術者が行う最初の近接攻撃に対するACに【敏捷力】ボーナスを加えられない。
目標が術者に対して通常は性的魅力を感じないような場合、セーヴィング・スローに+4のボーナスを得る。目標から20フィート以上離れた場所や目標から見えない場所で術者がターンを追えた場合、この呪文は即座に終了する。
デイヴォンズ・パリー
元々は長らくスワッシュバックラーの攻撃をそらす能力を賞賛していたアルドリ流のメイガスに設計されたデイヴォンズ・パリー は、バードやメイガスの間ですぐに人気を博した。術者の反射神経がアクションの間に作用して、攻撃をそらすことができる。この呪文は相手が術者に対して近接攻撃を行った時、攻撃ロールを行う前に発動できる。スワッシュバックラーの野送りの発露を使用するかのように、軽い武器もしくは片手武器を使用しているなら、術者は受け流しを試みることができる。ただし、この効果は心意気を必要としない。術者はこの呪文の効果の一部として突き返しを行うことはできない。
最終更新:2023年05月22日 01:05