王宮 Regal Court
新しいルール
アーキタイプ
守護者の鏡(超常)/Patron Mirror:1レベルの時点で、鏡の魔女は守護者の力に直接リンクする。鏡の魔女は通常通り守護者を選択するが、守護者とのパイプ役となる使い魔を得る代わりに、鏡(少なくとも10GPの価値のあるもの)を使用して、守護者の力の断片に話しかける。この断片は魔法を教え、相談役の役割を果たす。
本質的には、鏡は移動しない
使い魔である。鏡の魔女は守護者の断片を呼び出し、鏡を通して顕現させるための1分間の儀式を行うことで起動させることができる。この接続が繋がっている間、鏡の魔女は呪文を準備したり、鏡に新しい呪文を追加したり、鏡の特殊能力を使用したりすることができる。鏡は通常の
使い魔が与える増強の代わりに、鏡が近くにあるかどうかに関係なく、
〈交渉〉判定に+2のボーナスを鏡の魔女に与える。鏡は
荒廃の呪術のような、
使い魔の存在が必要な能力を使用できない。
守護者の鏡が破壊された場合、鏡の魔女は特殊な儀式によって1日後に守護者の別の断片に新しい鏡を同調させ、取り替えることができる。鏡の魔女は適切な鏡を購入または調達し、ウィッチ・レベル毎に500GPを費やさなければならない。儀式は完了するまで8時間かかり、終了すると鏡の魔女は守護者の新しい断片との接続を確立し、失われた通常のウィッチの
使い魔と同様に、以前の鏡の保存されている呪文を使用できなくなる。
鏡の魔女のレベルが上がると、鏡の防御力は高まり、鏡の魔女とのつながりは強くなり、守護者はより多くの個性を発現できるようになる――以下の「守護者の鏡」の項を参照すること。
守護者の鏡 Patron Mirror
Pathfinder RPG Core Rulebookの83ページにある使い魔の能力の表を使用する代わりに、以下の表を使用して鏡の魔女の守護者の鏡の強さを決める。
硬度:ウィッチと守護者の鏡のつながりが強くなると、鏡の硬度も強まり、ダメージを受けにくくなる。この値は守護者の鏡の硬度である。
ヒット・ポイント:鏡の魔女の守護者の鏡の基本ヒット・ポイントは、選択する鏡の種類に基づく。鋼鉄製の鏡は4ヒット・ポイントを持ち、ガラス製の鏡は1ヒット・ポイントを持つ。守護者の鏡は、鏡の通常のヒット・ポイントに加えて記載されているヒット・ポイントを得、ウィッチと守護者の鏡の間のリンクが強化されるにつれてヒット・ポイントは増加する。
【知力】:守護者は強力で人知を超えた実体であり、遠くを見渡して賢者の評議を提供することができるが、守護者の鏡を通して顕現する断片の力は、断片と鏡の魔女のつながりに比例する。この項目は、ウィッチ・レベルが上昇するときの守護者の鏡の有効【知力】値を示す。守護者の鏡はクリーチャーではなく、記載されている値を超えて【知力】を増加させることはできない。
特殊:鏡の魔女のレベルが上昇すると、表に示されているように、守護者の鏡が追加の力を与える。
謎めいたお告げ(変則)/Cryptic Omens:毎日、鏡の魔女が自身の守護者の鏡と相談するとき、守護者の断片はウィッチの未来について謎めいた助言を少し話すことができる。断片が言葉を話すとき、その言葉はしばしば曖昧であるが、適切な瞬間になるとウィッチにとっては常に意味があり、その日の脅威に対処するのに役立つ。1日1回、ウィッチはこの助言を受け取った後、アクションを行うことなく以下のいずれかの利益を得ることができる。これから試みようとしているセーヴィング・スローに+2の洞察ボーナスを得る;これから試みようとしている
〈交渉〉、
〈真意看破〉、
〈はったり〉判定に+2のボーナスを得る;イニシアチブをロールする代わりに、ダイスが12をロールしたかのように扱う。不意討ちラウンド中に行動できない場合、この最後の選択肢は使用できない。鏡の魔女は鏡と相談している間に得る利益を選択するのではなく、セーヴィング・スロー、イニシアチブ判定、または適切な技能判定をロールしようとしているときに、利益を選択して得る。
導きの捜索(変則)/Seek Guidance:鏡の魔女が守護者の断片と相談するとき、通常の1分間ではなく10分間を費やして、1回の
〈知識〉判定を試みることができる。この相談中に試みた
〈知識〉判定に+2の洞察ボーナスを得る。
偉大なお告げ(変則)/Greater Omens:鏡の魔女が
謎めいたお告げを使用できる1日毎の回数は、守護者の鏡の【知力】修正値に等しい回数に増加する。さらに、守護者に相談した後、通常の3つの利益の代わりに、
オーギュリイの効果を得るために
謎めいたお告げの使用回数を費やすことができる。
特殊知識(変則)/Specialized Knowledge:鏡の魔女は、守護者の鏡の【知力】修正値に等しい数の
〈知識〉技能を選択する(鏡の【知力】修正値が増加したなら、追加で選択する)。ウィッチが選択した種類のいずれかの
〈知識〉の
導きの捜索で守護者の断片に相談すると、鏡の【知力】修正値に等しい値だけ洞察ボーナスが増加する。例えば、5レベルと6レベルの時点で、選択した
〈知識〉技能に、通常の+2ではなく+4の洞察ボーナスを得る。
クレアオーディエンス/クレアヴォイアンス(擬呪)/Clairvoyance/Clairaudience:鏡の魔女は、守護者の断片と10分間相談することで、
謎めいたお告げを1回使用して、ウィッチ・レベルの等しい術者レベルの擬似呪文能力として
クレアオーディエンス/クレアヴォイアンスを発動することができる。
スクライング(擬呪)/Scrying:鏡の魔女は、守護者の断片と1時間相談することで、
謎めいたお告げを1回使用して、ウィッチ・レベルの等しい術者レベルの擬似呪文能力として
スクライングを発動することができる。
魔法のアイテム
リング・オヴ・ルーラーシップ
この派手な印章指輪は、その素材と仕上がりだけで1,500GPの価値がある。
ロッド・オヴ・ルーラーシップの使用者と同様に、この指輪の使用者はクリーチャーに忠誠を命じることができるが、それは持ち主が指輪に印章が示されている一族の血族であり、命じられるクリーチャーがその一族の領域の市民か家臣である場合のみに限られる(ただし、不満を持っていたり、不忠実であったり、裏切り者の場合にも機能する)。合言葉によって、着用者は指輪を使用して、これらの条件を満たす50フィート以内の人型生物クリーチャー1体を目標にすることができる。クリーチャーの【知力】が9未満である場合、この効果は自動的に成功する。それより高い【知力】を持つクリーチャーはDC14の意志セーヴに成功しない限り指輪の着用者が完全な君主であるかのように着用者の命令に従わなければならない;セーヴに成功すると、クリーチャーはこの指輪の効果に24時間の間完全耐性を持つ。これは[精神作用]の心術(強制)効果であり、
ブレイク・エンチャントメントにおいて3レベル呪文として扱われる。指輪の使用者が支配しているクリーチャーの性質に反する命令を出した場合、そのクリーチャーは効果を無効化するために、再度セーヴィング・スローを行える。支配されたクリーチャーがセーヴィング・スローに失敗して支配されたままであっても、その特定の命令を拒否することができる。GMは支配されたクリーチャーの性質に反する命令を構成するものの最終的な裁定者であり、ほとんどのクリーチャーにとって、指輪の着用者が事あるごとに依頼すれば、そのクリーチャーは毎日セーヴを試みることができる。
クリーチャーは次のいずれかが発生するまで支配される:性質に対して命令を与えられた後に効果を無効化する、外部の源が(強制)効果を取り除く(
ブレイク・エンチャントメントなど)、着用者が
リング・オヴ・ルーラーシップを取り除く、着用者が指輪にクリーチャーを解放するように命令する(クリーチャーがいる場所で行う必要のない標準アクション)、他の一族の別のメンバーが別の
リング・オヴ・ルーラーシップを使用してクリーチャーを支配する、のいずれか早いもの。
指輪の力は一度に3体のクリーチャーまでしか支配できない。新しいクリーチャーを支配するには、指輪の着用者はまず3体のうちのクリーチャー1体を解放しなければならない。
作成要項
最終更新:2022年06月05日 10:38