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バーバリアン Barbarian

 バーバリアンがわずかな血脈を持つことはできても、ブラッドレイジャーになることはできない。このようなバーバリアンは訓練を積むか精霊の助言を見つけることで、恐ろしい効果を生み出す潜在的な力を解き放つことができる。

激怒パワー Rage Powers

 前提条件を満たすことができれば、全てのバーバリアンが以下の新しい激怒パワーを得ることができる。血統激怒パワーはその力に基づく能力を与える。バーバリアンは血統激怒パワーを1種類しか選択することができない。バーバリアンはどのレベルでも下級の血脈激怒パワーを修得することができる。中級(名前に「下級」とも「上級」とも記載されていない)血統激怒パワーは、6レベル以上のバーバリアンのみが修得することができるが、その血統の下級版激怒パワーを修得していなければならない。上級血統激怒パワーは10レベル以上のバーバリアンのみが修得することができるが、その血統の中級版激怒パワーを修得していなければならない。

 アンデッドの血統(超常)/Undead Blood激怒の間、バーバリアンの全ての近接攻撃は、ゴースト・タッチ武器特殊能力をもつ武器で行われているかのように扱われる。

 下級アンデッドの血統(超常)/Undead Blood, Lesser激怒の間、バーバリアンが突撃攻撃をクリーチャーに命中させた際、そのクリーチャーはバーバリアン・レベルの半分(最低1)に等しいラウンドだけ怯え状態になる。この効果は他の[恐怖]効果と累積してより強力な状態になることはない。

 上級アンデッドの血統(超常)/Undead Blood, Greater激怒の間、バーバリアンは[氷雪]に対する抵抗10と、非致傷ダメージに対するDR10/―を得る。

 元素の血統(超常)/Elemental Blood激怒の間、バーバリアンは下級元素の血統を修得した際に選択したエネルギー種別に対する抵抗10を得る。

 下級元素の血統(超常)/Elemental Blood, Lesser:[強酸]、[雷撃]、[火炎]、[氷雪]からエネルギー種別を1つ選択する。1日に3回まで、バーバリアンは激怒の間に即行アクションとして、自分の近接攻撃に元素のエネルギーを注ぎ込むことができる。これによりバーバリアンは1ラウンドの間、近接攻撃の際に追加で1d6ポイントの選択したエネルギー種別のダメージを与える。

 上級元素の血統(超常)/Elemental Blood, Greater激怒の間、バーバリアンは選択した属性に従い特殊な移動種別を得る。[強酸]は穴掘り移動速度30フィートを、[氷雪]は水泳移動速度60フィート、[火炎]は地上基本移動速度を30フィート増加させ、[雷撃]は飛行移動速度60フィート(機動性は良好)を与える。

 地獄の血統(超常)/Infernal Blood激怒の間、バーバリアンは[火炎]に対する抵抗5と、毒に対するセーヴィング・スローに+2のボーナスを得る。

 下級地獄の血統(超常)/Infernal Blood, Lesser激怒の間、1日に3回即行アクションとして、バーバリアンは1ラウンドの間、自分の攻撃に地獄の炎を注入することができる。この間、バーバリアンの全ての近接攻撃はフレイミング魔法の武器特殊能力を得る。

 上級地獄の血統(超常)/Infernal Blood, Greater激怒の間、バーバリアンは心術効果と[恐怖]効果に対して+4のボーナスを得る。

 天上の血統(超常)/Celestial Blood激怒の間、バーバリアンは[強酸][氷雪]に対する抵抗5を得る。

 下級天上の血統(超常)/Celestial Blood, Lesser激怒の間、バーバリアンの近接攻撃はダメージ減少を考慮する際に善属性の武器と見なされる。加えて、バーバリアンは悪の来訪者に近接攻撃でダメージを与える際、追加で1d6ポイントのダメージを与える。

 上級天上の血統(超常)/Celestial Blood, Greater激怒の間に1回、バーバリアンは今まさに行った能力値判定、技能判定、セーヴィング・スローのいずれかを、1回だけ再ロールすることができる。例えより低い出目となったとしても2回目の出目を使用しなければならない。バーバリアンはこの能力をダイスをロールした後に使用することができるが、結果が明らかになる前に使用を宣言しなければならない。

 奈落の血統(超常)/Abyssal Blood:1日1回、激怒を開始する際、バーバリアンは元のサイズよりも1サイズ段階だけ大きくなることができる(エンラージ・パースンと同様、ただしバーバリアンが人型生物でなくてもよい)。

 下級奈落の血統(超常)/Abyssal Blood, Lesser激怒の間、バーバリアンは2回の爪攻撃を得る。これらの攻撃は主要攻撃と見なされ、バーバリアンの最大の基本攻撃ボーナスを用いる。爪攻撃は中型クリーチャーの場合1d6(小型の場合1d4)ポイント+【筋力】修正値の斬撃ダメージを与える。

 上級奈落の血統(超常)/Abyssal Blood, Greater激怒の間、バーバリアンは[強酸]、[火炎]、[氷雪]に対する抵抗5を得る。

 フェイの血統(超常)/Fey Blood激怒の間に突撃を行う際、バーバリアンは移動困難な地形を無視する(魔法による地形も含むが、他のクリーチャーを通過することはできない)。

 下級フェイの血統(超常)/Fey Blood, Lesser激怒の間、バーバリアンがクリティカル・ヒットを確定するたびに、目標は意志セーヴィング・スロー(DC=10+バーバリアン・レベルの半分+【耐久力】修正値)を行わねばならない。失敗すると、1ラウンドの間混乱状態となる。これは[精神作用](強制)効果である。

 上級フェイの血統(超常)/Fey Blood, Greater激怒の間に10フィート以上移動すると、バーバリアンは1ラウンドの間ブラーの効果を得る。

 竜の血統(超常)/Draconic Blood:[強酸]、[雷撃]、[火炎]、[氷雪]のエネルギー種別から1つを選ぶ。激怒の間、バーバリアンは選択したエネルギー種別に対する抵抗5と、ACに対する+1の外皮ボーナスを得る。

 下級竜の血統(超常)/Draconic Blood, Lesser激怒の間、バーバリアンは2回の爪攻撃を得る。これらの攻撃は主要攻撃と見なされ、バーバリアンの最大の基本攻撃ボーナスを用いる。爪攻撃は中型クリーチャーの場合1d6(小型の場合1d4)ポイント+【筋力】修正値の斬撃ダメージを与える。

 上級竜の血統(超常)/Draconic Blood, Greater激怒の間、バーバリアンは1日に1回使用できるブレス攻撃を得る。バーバリアン・レベル2毎に、このブレス攻撃は1d6ポイントのエネルギー・ダメージを与える。このエネルギー種別は竜の血統で選択したものと同じであり、ブレス攻撃の形態は30フィート円錐形([火炎]もしくは[氷雪]の場合)もしくは60フィート直線状([強酸]もしくは[雷撃]の場合)となる。ブレス攻撃の範囲内に巻き込まれたクリーチャーは、反応セーヴィング・スローに成功すればダメージを半減することができる。セーヴDCは10+バーバリアン・レベルの半分+【耐久力】修正値に等しい。
最終更新:2019年08月16日 00:39