逃亡者の痕跡、長きに渡り失われた財宝、犯罪の首謀者を追って、インヴェスティゲーターは世界に対する強烈な好奇心に突き動かされ、武器としてその知識を用いる。度胸と学術的な知識を思い切って錬金術に注ぎ込んだインヴェスティゲーターは、驚きに満ちあふれた存在だ。周りの世界を観察することで、インヴェスティゲーターは自分のいる状況について有益な知識を得、洞察と推論を用いて情報を処理し、思いもよらないやり方で急所を突く。インヴェスティゲーターはいつも遭遇した状況を評価し、敵となりうる存在を値踏みし、隠された危険を探す。その間、彼らは自分の広範な知識と目星をつける力を用いて、何より複雑な問題の答えを見つけるのだ。
役割:インヴェスティゲーターは謎を解決し、窮地を抜け出す独創的な方法を探すために生きている。彼らは助言者として振る舞い共に冒険するパーティを支援する。しかし知識と抜け目のなさが求められる状況では中心的な存在となることができる。戦闘で怠け者になることもない。彼らは予想のできない攻撃を行う方法を知っており、攻撃を振るう際に洞察を用いる。
属性:どれでも。
ヒット・ダイスの種類:d8。
継承クラス:
アルケミストおよび
ローグ。
開始時の所持金:3d6×10GP(平均105GP)。
インヴェスティゲーターのクラスの特徴は以下の通り。
武器と防具の習熟:インヴェスティゲーターが単純武器と、サップ、ショート・ソード、ショートボウ、ソード・ケイン、ハンド・クロスボウ、レイピアに習熟している。彼らは軽装鎧にも習熟しているが、盾には習熟していない。
錬金術(超常)/Alchemy:インヴェスティゲーターは、一般的な錬金術の薬や魔法のポーションに似たエキスの作成に関する高度な訓練を受けている。
〈製作:錬金術〉を用いて錬金術アイテムを作成する際、インヴェスティゲーターは技能判定にクラス・レベルに等しい技量ボーナスを得る。加えて、インヴェスティゲーターは
ディテクト・マジックを使用したかのように、
〈製作:錬金術〉を用いてポーションを識別することができる。この判定を試みるには、インヴェスティゲーターは1ラウンドの間ポーションを手にしていなければならない。
アルケミストのように、インヴェスティゲーターは材料と自分の魔力の欠片をわずかに混ぜ込むことで呪文をエキスの形で準備し、このエキスを飲むことで呪文を発動することができる。エキスには強力な効果があるが、制作者に依存している。エキスはポーションの形を取った呪文のように機能する。これらがもたらす効果は
ディスペル・マジックや同種の効果で解呪される。この際、術者レベルにはインヴェスティゲーター・レベルを用いる。
インヴェスティゲーターは1日に、レベル毎に決まった数のエキスを作成できる。1日に作成できるエキスの基準となる数は
上述の表に記載されている。加えて、インヴェスティゲーターはウィザードが1日のボーナス呪文数を受け取るのと同様に、高い【知力】能力値に従ってボーナス・エキス数を得る。
インヴェスティゲーターがエキスを生成する際、化学薬品と試薬を、自分の魔法のオーラから抜き取った魔力とともにエキスに注ぎこむ。インヴェスティゲーターの手から離れるとエキスは即座に不活性化し、手に戻るとすぐに再度活性化する――インヴェスティゲーターは通常、エキスを仲間に使用することはできない。一度作られたエキスは、魔力が失われる1日の間その力を保ち続ける。そのため、インヴェスティゲーターは毎日エキスを準備しなければならない。エキスを作成するには1分の作業が必要となる。
エキスの作成には原材料が必要となるが、その費用は些細なものだ――ほとんどの呪文で必要となる価値の無い物質要素と同様に扱う。通常ならば費用を支払う必要のある物質要素を持つ呪文の場合、そのエキスを消費する際にその物質要素は失われる。焦点具要素を持つ呪文のエキスを作ることはできない(信仰呪文を複製したエキスが、
信仰焦点具要素を持つことはない)。
自分が修得しているエキスを決定する際、インヴェスティゲーターは
アルケミストの処方リストを用いる。インヴェスティゲーターは自分が修得しているエキスを全て準備することができる。エキスを修得し使用するには、インヴェスティゲーターは【知力】能力値が10+エキスのレベル以上でなければならない。インヴェスティゲーターのエキスにおけるセーヴィング・スローのDCは10+エキスのレベル+インヴェスティゲーターの【知力】修正値に等しい。
インヴェスティゲーターは処方を好きな数だけ修得することができる。インヴェスティゲーターは処方書と呼ばれる特別な本に処方をおさめている。インヴェスティゲーターはエキスを準備する際、この本を参照できなければならない。1レベルの時点で、インヴェスティゲーターは2つに加えて【知力】修正値に等しい数の1レベル処方を修得した状態でゲームを開始する。新しいインヴェスティゲーター・レベルを得るたびに、インヴェスティゲーターは自分が作成できるレベルの内、任意の処方を1つ得る。
ウィザードが呪文を呪文書に追加するのと同じ方法で、インヴェスティゲーターは処方を彼の本に追加できる。これには同様の費用とページ数、作業時間が必要となる。処方書の費用は呪文書と同様である。インヴェスティゲーターは自身が作成できるレベルの中から新しい処方を1つ得る。インヴェスティゲーターはウィザードの呪文書から、そこに書かれている呪文に相当する好きな処方を学ぶことができる。しかし、ウィザードは処方書からは学べない。インヴェスティゲーターはインヴェスティゲーター及びアルケミストの処方書から処方を修得することができる(逆に、アルケミストもインヴェスティゲーターの処方書から処方を修得することができる)。インヴェスティゲーターは処方を書き写す際に、秘術的な文章を解読する必要はない。
閃き(変則)/Inspiration:インヴェスティゲーターは単に博識で腕が立つだけではない――他の人を圧倒する鋭い観察眼と推理力を備えている。インヴェスティゲーターはこの力を調査の一助とすることが多いが、他の状況でもこの手の閃きを用いることができる。
インヴェスティゲーターはその素晴らしい閃きを用いて、技能判定と能力判定を高める能力を持つ。インヴェスティゲーターはインヴェスティゲーター・レベルの1/2+【知力】修正値(最低1)に等しい閃きプールを持つ。インヴェスティゲーターの閃きプールは毎日、通常夜に有益な睡眠を得た後に回復する。フリー・アクションとして、インヴェスティゲーターはプールから閃きを1回分消費することで、その判定に1d6を加えることができる。この判定において、インヴェスティゲーターは出目10や出目20を選択していてもよい。この選択は判定がロールされた後に行ってもよいが、結果が明らかになる前に使用しなければならない。インヴェスティゲーターは判定及びロール毎に、1回だけ閃きを使用することができる。インヴェスティゲーターは自分が修得しているなら、
〈言語学〉判定、
〈呪文学〉判定、全ての
〈知識〉判定において、閃きプールを消費することなく、閃きを使用することができる。
閃きは攻撃ロールとセーヴィング・スローにも使用することができるが、この場合、インヴェスティゲーターの閃きプールから2回分を消費しなければならない。セーヴィング・スローにおいては、閃きの使用はフリー・アクションではなく、割り込みアクションとなる。
罠探し/Trapfinding:インヴェスティゲーターは罠の在処を見つけるための
〈知覚〉技能判定と、
〈装置無力化〉判定にレベルの半分(最低1)を加える。インヴェスティゲーターは
〈装置無力化〉を用いて魔法の罠を解除することができる。
毒の知識(変則)/Poison Lore:インヴェスティゲーターは毒に関する深い知識を持ち、その性質を理解している。2レベルの時点で、インヴェスティゲーターは毒を武器に塗布する際、誤って自分を毒で侵すことがなくなる。インヴェスティゲーターが毒を1分間研究すれば、その毒を識別しようと試みることができる。その毒が自然の毒の場合には
〈知識:自然〉、魔法の毒の場合には
〈知識:神秘学〉を用いる(DC=毒のセーヴィング・スローDC)。最後に、毒を識別すれば、インヴェスティゲーターは1分かけて
〈製作:錬金術〉判定を行い、その毒を1服分解毒することができる(DC=毒のセーヴィング・スローDC)。成功すればその毒は無害なものとなる。インヴェスティゲーターは研究や解毒の試みにおいても、誤って自分を毒で侵すことはない。
毒に対する抵抗(変則)/Poison Resistance:2レベルの時点で、インヴェスティゲーターは毒に対する全てのセーヴィング・スローに+2のボーナスを得る。このボーナスは5レベルの時点で+4に、8レベルの時点で+6に増加する。11レベルの時点で、インヴェスティゲーターは毒に対して
完全耐性を得る。
インヴェスティゲーターの技(変則または超常)/Investigator Talent:3レベルの時点と以後2レベルごとに、インヴェスティゲーターはインヴェスティゲーターの技を1つ修得する。特記無い限り、それぞれのインヴェスティゲーターの技は1回だけ修得することができる。
アスタリスク(*)が付記されたインヴェスティゲーターの技は、インヴェスティゲーターの
調査戦闘あるいは
調査打撃に追加効果を与える。この種の技は、個々の攻撃に1つのみ適用することができるが、ダメージが与えられるときにどれを使用するかを決定することができる。
アルケミストの発見(変則)/Alchemist Discovery:インヴェスティゲーターは以下の
アルケミストの
発見から1つを選び、インヴェスティゲーターの技として選択することができる。
エキスの融合、
希釈、
生命霊薬、
注入、
毒集中、
毒変換、
変異薬。
アルケミストの
発見を選択する際、インヴェスティゲーターは
発見に見合うレベルを有していなければならない。条件を満たしているかを判断する際、インヴェスティゲーター・レベルをアルケミスト・レベルとして扱う。この技は複数回修得でき、そのたびに新しい
アルケミストの
発見を選択すること。
卓越した閃き(変則)/Amazing Inspiration:
閃きを使用する際、インヴェスティゲーターはd6ではなくd8をロールする。20レベルの時点で、インヴェスティゲーターは2d8をロールし、両方の出目を結果に加える。少なくとも7レベルなければ、インヴェスティゲーターはこの技を修得することはできない。
盲目化打撃*(変則)/Blinding Strike:インヴェスティゲーターが
調査打撃でダメージを与えたなら、目標は頑健セーヴィング・スローを行い、失敗すると永続的な
盲目状態となる。セーヴィング・スローに成功すれば、1d4ラウンドの間
目が眩んだ状態となる。頑健セーヴのDCは10+インヴェスティゲーター・レベルの半分+【知力】修正値に等しい。この技は視覚を目に頼らないクリーチャーや、2つ以上の目を持つクリーチャーには効果を及ぼさない(GMが認めるなら、複数回クリティカル・ヒットをすれば
盲目状態となるとしてもよい)。
盲目状態は
ヒール、
リジェネレーション、
リムーヴ・ブラインドネス/デフネスや同種の効果によって治療することができる。少なくとも17レベルなければ、インヴェスティゲーターはこの技を選択することはできない。
戦場の閃き(変則)/Combat Inspiration:インヴェスティゲーターが攻撃ロールやセーヴィング・スローで
閃きを使用する際、2回分ではなく1回分だけ
閃きの使用回数を消費する。少なくとも9レベルなければ、インヴェスティゲーターはこの技を修得することができない。
混乱化打撃*(変則)/Confusing Strike:インヴェスティゲーターが
調査打撃でダメージを与えたなら、目標は頑健セーヴィング・スローを行い、失敗すると1d4+1ラウンドの間
混乱状態となる。セーヴィング・スローに成功すれば、ラウンド数が1ラウンドに減少する。頑健セーヴのDCは10+インヴェスティゲーター・レベルの半分+【知力】修正値に等しい。
アンデッド、
植物、
人造、精神のないクリーチャー、
粘体、
非実体クリーチャー、クリティカル・ヒットに
完全耐性を持つクリーチャーは、この能力の効果を受けない。少なくとも19レベルなければ、インヴェスティゲーターはこの技を選択することはできない。
聴覚喪失化打撃*(変則)/Deafening Strike:インヴェスティゲーターが
調査打撃でダメージを与えたなら、目標は頑健セーヴィング・スローを行い、失敗すると永続的な
聴覚喪失状態となる。セーヴィング・スローに成功すれば、持続時間は1ラウンドとなる。頑健セーヴのDCは10+インヴェスティゲーター・レベルの半分+【知力】修正値に等しい。この技は聴覚を持たないクリーチャーには効果を表さない。
聴覚喪失状態は
ヒール、
リジェネレーション、
リムーヴ・ブラインドネス/デフネスや同種の効果によって治療することができる。少なくとも15レベルなければ、インヴェスティゲーターはこの技を選択することはできない。
魔法装置の技(変則)/Device Talent:インヴェスティゲーターは未修得であっても
〈魔法装置使用〉技能を使用することができる。インヴェスティゲーターが
〈魔法装置使用〉に1ランクでも割り振っていれば、インヴェスティゲーターは
閃きの使用回数を消費することなく、この技能に
閃き能力を使用することができる。
片手間の援護(変則)/Effortless Aid:インヴェスティゲーターは標準アクションではなく、移動アクションとして援護アクションを行える。インヴェスティゲーターは
閃きの使用回数を1回分消費することで、即行アクションとして援護アクションを使用することができる。
写真記憶(超常)/Eidetic Recollection:インヴェスティゲーターは危機の迫った状態や集中できない状況でも、任意の
〈知識〉判定で出目10を選択することができる。インヴェスティゲーターは
閃きを1回分消費することで、危機の迫った状態や集中できない状況でも、任意の
〈知識〉判定で出目20を選択することができる。少なくとも11レベルなければ、インヴェスティゲーターはこの技を選択することはできない。
覚り(変則、超常)/Empathy:
〈真意看破〉判定を行う際、インヴェスティゲーターはd20を2回ロールし、より高い目を選択する。インヴェスティゲーターが
〈真意看破〉判定で
閃きを使用する場合、
閃きダイスを2回ロールしてより高い出目を選択する。1日1回、インヴェスティゲーターは30フィート以内にいて姿を見、声を聞くことができるクリーチャー1体を目標として
閃きを1回分消費することができる。そうすると、目標が意志セーヴィング・スローに成功しない限り、インヴェスティゲーターは目標の指標の表層を見抜くことができる。これはちょうど、
ディテクト・ソウツ呪文を使用して3ラウンド集中したかのように扱う。意志セーヴのDCは10+インヴェスティゲーター・レベルの半分+【知力】修正値に等しい。目標がセーヴに失敗すると、インヴェスティゲーターは目標となったクリーチャーの思考の表層を、インヴェスティゲーター・レベルの半分に等しいラウンドの間、識別し続けることができる。少なくとも5レベルなければ、インヴェスティゲーターはこの技を選択することはできない。
上級戦場の閃き(変則)/Greater Combat Inspiration:武器種別(ソード・ケインやショート・ソードなど)を1つ選択すること。インヴェスティゲーターが
閃きプールに1
閃きポイントを有している限り、インヴェスティゲーターは選択した武器を使用した攻撃に
閃き能力を使用しても、
閃きの使用回数を消費することはない。
戦場の閃きインヴェスティゲーターの技を修得した上で少なくとも19レベルなければ、インヴェスティゲーターはこの技を選択することはできない。
意図隠蔽(変則)/Hidden Agendas:インヴェスティゲーターは自分の考えや企てを、空飛ぶ目や煩わしい魔法から隠す方法を学ぶ。
〈はったり〉判定で密かなメッセージを送ったり、
〈言語学〉判定で偽造書類を作成しようとしているときに
閃きを使用する際、インヴェスティゲーターは
閃きダイスを2回ロールし、より高い出目を選択することができる。加えて、占術呪文や戦術効果に抵抗するためのセーヴィング・スローを試みる際、インヴェスティゲーターは使用回数を消費することなく
閃きを使用することができる。少なくとも11レベルなければ、インヴェスティゲーターはこの技を選択することはできない。
冴え渡る助言(変則)/Inspirational Expertise:モンスターの特殊能力や
脆弱性を識別するための
〈知識〉判定に成功した際、インヴェスティゲーターは即行アクションとして
閃きを1回分消費することで、30フィート以内にいて自分の声を聞くことのできる仲間全てに、1ラウンドの間そのモンスター及びその種別に属するモンスターに対する攻撃ロールに+4の洞察ボーナスを与えることができる。少なくとも7レベルなければ、インヴェスティゲーターはこの技を選択することはできない。
閃きによる即応(変則)/Inspired Alertness:インヴェスティゲーターが
立ちすくみ状態になった時、インヴェスティゲーターは
閃きを1回分消費することで、この状態を無視することができる。この能力を使用するにはインヴェスティゲーターに意識がなければならず、
立ちすくみ状態になった時にこの能力を使用するかどうかを決定しなければならない。この能力はアクションを必要としない。
知性の閃き(変則)/Inspired Intelligence:インヴェスティゲーターは
〈言語学〉、
〈呪文学〉、全ての
〈知識〉判定に
閃きを使用して
閃きダイスを結果に加える際、例えこれらの技能に1ランクも割り振っていなくても、
閃きの使用回数を消費する必要はない。
士気をくじく閃き(変則)/Inspired Intimidator:士気をくじくために行った
〈威圧〉判定に成功した際、インヴェスティゲーターは
閃きを1回分消費することで、士気をくじく効果の持続時間を決定する際に用いる
〈威圧〉判定の結果に5を加えることができる。インヴェスティゲーターは士気をくじく効果の持続時間をさらに増やすために、同様にして
閃きを複数回分消費してもよい。この技を使用するには、インヴェスティゲーターは
〈威圧〉に1ランク以上割り振っていなければならない。
暗黒街の閃きのインヴェスティゲーターの技は、この技に対して効果を及ぼさない。
魔法のアイテムの知識(変則)/Item Lore:インヴェスティゲーターは
ディテクト・マジックや同種の呪文を使用することなく、
〈呪文学〉判定のみで魔法のアイテムの能力や合言葉を識別することができる。少なくとも7レベルなければ、インヴェスティゲーターはこの技を選択することはできない。
痕跡分析(変則)/Perceptive Tracking:インヴェスティゲーターは足跡を見つけるためと追跡するために、
〈生存〉ではなく
〈知覚〉を使用することができる。DCは
〈生存〉技能(
Core Rulebook107ページ)に記載されている値を用いる。
〈知覚〉に少なくとも1ランク割り振っていなければ、インヴェスティゲーターはこの技を選択することはできない。
即行調査(変則)/Quick Study:インヴェスティゲーターは移動アクションではなく即行アクションとして
調査戦闘を使用することができる。(
更新)
位置ずらし打撃*(変則)/Repositioning Strike*:
調査打撃でダメージを与えた際、インヴェスティゲーターは
調査打撃でダメージを与えた目標に対して、フリー・アクションとして位置ずらし戦技を仕掛けることができる。この戦技は機会攻撃を誘発しない。少なくとも13レベルなければ、インヴェスティゲーターはこの技を選択することはできない。
活力削り*(変則)/Sapping Offensive:インヴェスティゲーターが
調査打撃で目標にダメージを与えたなら、そのクリーチャーは1ラウンドの間機会攻撃を行えなくなる。少なくとも5レベルなければ、インヴェスティゲーターはこの技を選択することはできない。
不調化打撃*(変則)/Sickening Offensive*:インヴェスティゲーターが
調査打撃で目標にダメージを与えたなら、そのクリーチャーは1ラウンドの間
不調状態になる。少なくとも7レベルなければ、インヴェスティゲーターはこの技を選択することはできない。
盗み取り打撃*(変則)/Stealing Strike*:インヴェスティゲーターが
調査打撃でダメージを与えたなら、インヴェスティゲーターは
調査打撃でダメージを与えたクリーチャーに対して、フリー・アクションとして盗み取り戦技を仕掛けることができる。この盗み取りは機会攻撃を誘発しない。少なくとも13レベルなければ、インヴェスティゲーターはこの技を修得できない。
調査防御(変則)/Studied Defense:この技を持つインヴェスティゲーターが
調査戦闘を使用する際、インヴェスティゲーターはこの能力から得られる洞察ボーナスを、
調査戦闘の目標が行う攻撃に対するACに適用することを選択してもよい。そうする場合、本来得られる、
調査戦闘の目標に対して行う攻撃ロールには洞察ボーナスが得られない(ダメージ・ロールに対する洞察ボーナスは依然として適用される)。インヴェスティゲーターは
調査戦闘を使用するときにどちらのボーナスを得るかを選択しなければならず、再び
調査戦闘を使用するまで変更することはできない。少なくとも9レベルなければ、インヴェスティゲーターはこの技を修得できない。
冴えた閃き(変則)/Tenacious Inspiration:
閃きダイスをロールする際、インヴェスティゲーターは追加でもう1回
閃きダイスをロールし、より高い目を選択することができる。少なくとも13レベルなければ、インヴェスティゲーターはこの技を修得することはできない。
転倒打撃*(変則)/Toppling Strike:
調査打撃でダメージを与えたとき、インヴェスティゲーターは
調査打撃でダメージを与えたクリーチャーに対して、フリー・アクションとして足払い戦技を仕掛けることができる。この足払いは機会攻撃を誘発しない。少なくとも9レベルなければ、インヴェスティゲーターはこの技を修得することができない。
型破りの閃き(変則)/Unconventional Inspiration:この技を持つインヴェスティゲーターは任意の技能を1つ選択する。インヴェスティゲーターは
閃きの使用回数を消費することなく、この技能の判定において
閃きダイスを加えることができる。(
更新)
目端/Keen Recollection:3レベルの時点で、インヴェスティゲーターは全ての
〈知識〉技能判定を未修得でも行うことができるようになる。
罠感知(変則)/Trap Sense:3レベルの時点で、インヴェスティゲーターは罠による危険を警戒する直感力を得る。これにより、罠を避けるための反応セーヴィング・スローに+1のボーナスと、罠による攻撃に対するACに+1の回避ボーナスを得る。6レベルの時点と以降3レベルごとに、これらのボーナスは1ずつ増加する(18レベルの時点で、最大の+6)。
調査戦闘(変則)/Studied Combat:鋭い目と計算高い精神を用いて、インヴェスティゲーターは敵の気質を評価し、技量と訓練から生じた隔たりの盲点を突くことができる。4レベルの時点で、インヴェスティゲーターは移動アクションとして、自分が見ることのできる敵1体を調査することができる。そのようにするなら、インヴェスティゲーターはそのクリーチャーに対して、近接攻撃ロールにインヴェスティゲーター・レベルの半分に等しい洞察ボーナスを、ダメージ・ロールに同じ値のボーナスを得る。この効果はインヴェスティゲーターの【知力】修正値(最低1)に等しいラウンドが経過するか、インヴェスティゲーターが
調査打撃を使用するか、いずれかが生じるまで持続する。ダメージ・ロールへのボーナスは精密さによるダメージであり、クリティカル・ヒットで増加しない。
インヴェスティゲーターが調査戦闘で同時に目標にできるのは1体だけである。一度インヴェスティゲーターが調査戦闘で目標としたクリーチャーは、以降24時間の間、同じインヴェスティゲーターからの調査戦闘の目標にはならない。ただし、そのインヴェスティゲーターが移動アクションでこの能力を使用する際に、
閃きを1回分消費すればこの制限を外すことができる。
調査打撃(変則)/Studied Strike:4レベルの時点で、インヴェスティゲーターは、
調査戦闘の目標に近接攻撃を命中させた際、フリー・アクションで、調査打撃を使用し、対象に追加ダメージを与えることが出来る。4レベルの時点で追加ダメージは1d6であり、以後2レベルごとに1d6ずつ増加する(最大で20レベルの時点の9d6)。調査打撃のダメージは精密さによるダメージであり、クリティカル・ヒットにおいて増加しない。
急所攻撃に
完全耐性を持つクリーチャーは、調査打撃にも
完全耐性を持つ。
攻撃に非致傷ダメージを与える武器(ウィップ、サップ、素手打撃など)を用いていた場合、インヴェスティゲーターは調査打撃による追加ダメージを、致傷ダメージではなく非致傷ダメージとしてもよい。致傷ダメージを与える武器による攻撃で(通常通り-4のペナルティを受けて)非致傷ダメージを与えることにした場合、調査打撃による追加ダメージも非致傷ダメージとなる。
インヴェスティゲーターは目標の急所をしっかりと見ることができねばならず、急所に手が届かなければならない。視認困難を持つクリーチャーに対して、インヴェスティゲーターは調査打撃を行うことができない。
即行錬金術(変則)/Swift Alchemy:4レベルの時点で、インヴェスティゲーターは驚くほどの速度で錬金術アイテムを作り出すことができるようになる。インヴェスティゲーターは錬金術アイテムを作成する際、通常の半分の時間しかかからない。また、インヴェスティゲーターは標準アクションではなく、移動アクションとして武器に毒を塗布することができる。
真なる閃き(変則)/True Inspiration:20レベルの時点で、インヴェスティゲーターは全ての技能判定――例え1ランクも割り振っていない技能であってもよい――および全ての能力値判定に、
閃きの使用回数を消費することなく
閃きを使用することができる。
加えて、能力値判定、攻撃ロール、セーヴィング・スロー、技能判定で
閃きの使用回数を消費するならば、インヴェスティゲーターは結果に1d6ではなく2d6を加える。この効果に影響を及ぼす
インヴェスティゲーターの技も存在する。
卓越した閃きの
インヴェスティゲーターの技を持つならば、インヴェスティゲーターは代わりに2d8をロールする。
覚り、
冴えた閃き、
暗黒街の閃き、同種の技を用いれば、インヴェスティゲーターは
閃きダイスを2回ロールし、より高い結果を用いる。
最終更新:2023年05月21日 20:24