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クレリック

古き神話のカルティスト(アーキタイプ) Elder Mythos Cultist

出典 Horror Adventures 48ページ
 概して貪欲で秘密主義、そして完全に狂気に触れている、古き神話のカルティストは、正気の為ではなく異界の主人の最終的な帰還の為に世界を仕上げるよう励もうと、その心身をおぞましい存在に晒す。

 属性:古き神話のカルティストは混沌にして悪か混沌にして中立でなければならない。

 これはクレリックの属性への要求を変更する。

 神格:古き神話のカルティストは外なる神あるいはグレート・オールド・ワンを信仰しなければならない。

 領域:古き神のカルティストは領域を1つしか持たない。また、領域を混沌、狂気、虚空から選択する。信仰する外なる神あるいはグレート・オールド・ワンの与える領域の副領域から選択することもできる。

 この能力は領域を変更する。

 禁断の知識(変則)/Forbidden Knowledge:古き神話のカルティストは〈知識:次元界〉〈知識:宗教〉〈知識:神秘学〉〈知識:ダンジョン探検〉〈知識:歴史〉の全ての判定に+2の不浄ボーナスを得る。これらの技能は未訓練でも判定を行える。判定が古き神話に関するものであれば、このボーナスを2倍にする。

 歪められた心(変則)/Unhinged Mind:口にできない知識と正気を引き換えにしたことで、古き神話のカルティストは暗く不可解な人格で壊れた正気を支えている。古き神話のカルティストは呪文発動能力(呪文のDC、1日の呪文数、精神集中判定へのボーナスなどの決定に用いる)、領域能力の効果と使用回数、意志セーヴィング・スローの修正に、【判断力】の代わりに【魅力】を用いる。しかしその精神は壊れやすい。古き神話のカルティストは[精神作用]効果に抵抗するための意志セーヴに-2のペナルティを受ける。古き神話のカルティストは自分のキャラクター・レベルより高い術者レベルのインサニティコンフュージョンナイトメア、その他の同種の効果に自動的に失敗する。

 虚空放出(超常)/Channel the Void:1レベルの時点で、エネルギー放出を行う際、古き神話のカルティストは星と星の間にある考えの及ばない虚空を活用する。これは変更版エネルギー放出に似ているが、アンデッドを治療する代わりに、生きている存在、実体のある骨でないアンデッド、肉で作られた人造(フレッシュ・ゴーレムなど)を傷つけむさぼるエネルギーの爆発である。これは負のエネルギーによるダメージではない。代わりに、このダメージは超自然的な劣化と腐敗による傷という形で現れる。このエネルギーからダメージを受けたクリーチャーは、ダメージを半減させるために意志セーヴではなく頑健セーヴに成功しなければならない。8レベルの時点で、この効果による頑健セーヴに失敗し、かつ死亡あるいは破壊させられるクリーチャーは、細かな塵しか残らなくなる。塵になったクリーチャーの装備は何の影響も受けない。この能力はエネルギー放出として扱われるが、特に正のエネルギーでも負のエネルギーでもない(例えば、古き神話のカルティストは《アンデッド畏服》も《アンデッド退散》も修得できない)。エネルギー放出を前提条件とするが、キャラクターが正のエネルギー放出か負のエネルギー放出のいずれであるかによって効果が異なる特技においては、この能力は負のエネルギーとして扱う。例えば、古き神話のカルティストは近接攻撃で生きているクリーチャーと肉のあるクリーチャーにダメージを与えるために《エネルギー放出の一撃》を使用できる。

 この能力はエネルギー放出を変更し、任意発動を置き換える。

 発狂の凝視(超常)/Maddening Gaze:5レベルの時点で、標準アクションとして、古き神話のカルティストは30フィート以内にいる生きているクリーチャー1体を凝視して目標の精神を異界の怪異の映像で満たすことができる。目標は2ポイントの【判断力】ダメージを受け、1d4ラウンドの間、混乱状態かつ不調状態になる。意志セーヴ(DC=10+古き神話のカルティストのクレリック・レベルの半分+【魅力】修正値)に成功すれば、【判断力】ダメージと混乱状態を無効化できるが、それでも1ラウンドの間不調状態になる。この凝視攻撃は[精神作用]効果である。古き神話のカルティストはこの能力を5レベルの時点で1日に1回使用できる。以降クレリック・レベル3ごとに、1日の使用回数は1回ずつ増加する。

 11レベルの時点で、目標は1d6+1ポイントの【判断力】ダメージを受け、2d4ラウンドの間混乱状態かつ不調状態になるようになる。意志セーヴに成功すれば【判断力】ダメージは1ポイントに減少し、1d6ラウンドの間不調状態になるだけですむ。

 19レベルの時点で、目標は2d6ポイントの【判断力】ダメージを受け、永続的な混乱状態かつ不調状態になるようになる。ウィッシュグレーター・レストレーションヒールミラクルリミテッド・ウィッシュによってのみ、この混乱状態かつ不調状態を取り除くことができる。意志セーヴに成功すれば【判断力】ダメージは半分になり、目標は2d6ラウンドの間不調状態になるだけですむ。

 この能力は5レベル、11レベル、19レベルの時点で得られるエネルギー放出のダイス数増加を置き換える。

新しい領域 New Domain

虚空 Void

出典 Book of the Damned 182ページGods and Magic 53ページHorror Adventures 49ページBestiary 4 134ページInner Sea World Guide pg. 217
神格:アトラク=ナクア、アザトース、ブラック・バタフライ、クトゥルフ、グロトゥス、ハスター、Iggeret、Inkariax、Maat、Maeha、Nhimbaloth、ラン=テゴス、Shawnari、シュブ=ニグラス、Uaransaph、Velgaas、ヨグ=ソトース

 領域特典:君は星の間の冷たき闇を呼び下ろすことで、飛行し、異世界へ旅行し、君の指示に従うモンスターを彼方から招来することができる。

 精神防御(変則)/Guarded Mind:君は全ての[精神作用]効果に対するセーヴィング・スローに+2の洞察ボーナスを得る。

 帷の切断(超常)/Part the Veil:8レベルの時点で、君は外なる闇で待ち構える狂気そのものを、君が発動した呪文に添えることができるようになる。この能力の起動は即行アクションであり、1体のクリーチャーを目標とする、意志セーヴィング・スローによって効果が無効化されたり弱められたりする呪文を発動する時に使用する。目標が呪文への抵抗に失敗したなら、目標は虚無を幻視して一時的な狂気に陥り、呪文レベルに等しいラウンドの間混乱状態になる。

 目標は効果が終わるまで、毎ラウンドに別途セーヴィング・スローを行うことができる。この追加のセーヴィング・スローは、元の呪文の効果に対してではなく、付加した混乱状態に対してのものであり、成功すれば混乱状態は終了する。帷の切断は[精神作用]効果である。君はこの能力を、1日にクラス・レベルの半分に等しい回数だけ使用できる。


新しい副領域 New Subdomains

闇の綴れ織の副領域 dark Tapestory Subdomain

出典 Horror Adventures 49ページPeople of the Stars 23ページInner Sea Gods 224ページPathfinder #46: Wake of the Watcher 62ページPaizo Blog - Golarion Day Subdomains 1ページBestiary 4 135ページ
関連領域虚空
関連神格:アザトース、クトゥルフ、ハスター、Nhimbaloth、Rhan-Tegoth、シュブ=ニグラス、ヨグ=ソトース

 代替能力:以下に示す能力を虚空領域の精神防御能力と置き換える。

 彼方より来るもの(超常)/It Came from Beyond:1日1回、君が(招来)呪文を発動する際、招来したクリーチャー1体は通常より強力な存在となる。そのクリーチャーはアドヴァンスト単純テンプレートを得る。呪文で複数体のクリーチャーを招来した場合、招来したクリーチャーの内1体だけがアドヴァンスト単純テンプレートを得る。この方法でアドヴァンスト単純テンプレートを得た招来クリーチャーは、通常のものとは異なり奇形でおぞましい姿をしている。この能力はクレリックとして発動した呪文にのみ作用する。他の呪文発動クラスを有していたとしても、クレリック以外から得た呪文発動能力には作用しない。

 代替領域呪文:2レベル―サモン・モンスターII、5レベル―サモン・モンスターV、7レベル―インサニティ

孤立の副領域 Isolation Subdomain

出典 Book of the Damned 181ページHorror Adventures 49ページInner Sea Gods 225ページ
関連領域虚空
関連神格:アトラク=ナクア、Iggeret、Inkariax、Maeha、Mneoc、Nhimbaloth、Roqorolos、Shawnari、Uaransaph

 代替能力:以下の能力を虚空領域の帷の切断能力と置き換える。

 孤立のオーラ(超常)/Aura of Isolation:標準アクションとして、君は中にいる敵が孤立感と喪失感に襲われる、20フィートのオーラを作り出すことができる。オーラ内の敵はこのオーラを移動困難地形として扱い、彼らはこの効果範囲内にいる限りsluggishになる。加えて、オーラの中にいる間、敵は互いに挟撃を取ることができず、援護アクションを使用できず、援護アクションから利益を得ることもできない。このオーラは3+【判断力】修正値に等しいラウンドだけ持続する。このラウンド数は連続している必要はない。これは[感情、精神作用]効果である。

 代替領域呪文:4レベル―クラッシング・ディスペア、6レベル―ウォール・オヴ・フォース、8レベル―プリズマティック・ウォール

星の副領域 Stars Subdomain

出典 Horror Adventures 49ページBestiary 4 135ページPaizo Blog - Golarion Day Subdomains 1ページPathfinder #46: Wake of the Watcher 62ページInner Sea Gods 227ページPeople of the Stars 23ページ
関連領域虚空
関連神格:アザトース、ブラック・バタフライ、クトゥルフ、グロトゥス、ハスター、Maat、Maeha、Pulura、ラン=テゴス、シュブ=ニグラス、ヨグ=ソトース

 代替能力:以下の能力を虚空領域の帷の切断能力と置き換える。

 星辰正しき時(超常)/The Stars Are Right:君が星々を見ることができる間にクレリック呪文を準備するならば、同じ呪文レベルの呪文を交換することで、星の副領域の呪文を任意発動することができる。君に星が見ることができる間に君が発動した星の副領域の呪文は、君がその呪文を発動することでその呪文のレベルに等しい値の君のヒット・ポイント・ダメージを回復する。

 代替領域呪文:2レベル―ヒプノティック・パターン、7レベル―サンビーム、9レベル―メテオ・スウォーム
最終更新:2020年12月31日 00:02