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*ティオン人（Tian）
ティオン人ははるか東方のティオン・ショ（Tian Xia）に住む人間の民族である。内海地域の人々からは単一民族だと思われているが、実際にはさまざまな民族の集合である。

***外見
最多数派のティオン・シュ（Tian-Shu）は浅黒い肌とアーモンド形の茶色い目、黒か茶色の直毛の髪を持つ。北西に住む半遊牧民ティオン・ラ（Tian-La）はそれよりは肌が白く、巻き毛である。南方のティオン・シン（Tian-Sing）は、髪は赤みがかり、目は緑っぽい。東のミンカイ諸島に住むティオン・ミン（Tian-Min）は黒や茶の他に青、緑、紫、橙などさまざまな色合いの目を持つ。

体格は内海地域に人間よりもやや小柄で男性で5フィート半、女性で5フィートを超えることは少ない。

貴賎を問わず、ゆるやかな服装を好み、豊かな者はキモノあるいは漢服と呼ばれるローブに似た衣装を纏う。貧しい者は下半身にはキルトかズボン、上半身にはジャケットを着るかあるいは裸である。ほとんどは色鮮やかに染められており、無染色の服を着ているのは最貧層だけである。衣服を装飾することを好む者は、自然の風景や、竜や鳳などの強力なクリーチャーの図柄をよく使う。素材は豊かな者は絹を使うが、通常は木綿や麻である。

***文化
ティオンは非常に古い伝統を有し、アブサロム暦紀元前7000年からの文明を持つシュはこの地域全体に大きな影響を有する。

[[ヴードラ]]から渡来した[[イローリ]]、内海地域から伝わった[[エラスティル]]や[[デズナ]]信仰は普通に見られるが、ほとんどのティオン人は伝統的な自然や祖先霊、目に見えないカミを信仰している。

一般に家族に大きな価値を置き、シュや[[ミンカイ]]の皇帝は初代からの非常に長大な系図を持っている。

自然の秩序を乱さないように生活しようとしており、都市は周囲の自然と調和するように建設されている。


***参考文献
[1] Erik Mona et al. (2008). Campaign Setting, p. 32. Paizo Publishing, LLC. ISBN 978-1-60125-112-1