ニダル

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ニダル - (2012/09/05 (水) 00:08:21) の1つ前との変更点

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*ニダル(Nidal) #image(http://www29.atwiki.jp/prdj/?cmd=upload&act=open&page=%E3%83%8B%E3%83%80%E3%83%AB&file=Nidal.jpg,width=100,center) ''ニダル''は、[[アヴィスタン]]亜大陸西岸に位置する、内海地域最古の国の一つであり、苦痛の神を崇める影の国である。 ***歴史 スターストーン落下後の闇に包まれた“暗黒の時代”、生存の危機にさらされた騎馬の民ニダル族は神に救済を求めた。その声に答えたのは、影界に住む[[ゾン=クーソン]]であった。彼は永遠の忠誠と引き換えに部族を存続させることを約束し、ニダル族はそれを受け入れ、影の国ニダルが誕生した。 4338AR、南の隣国[[シェリアックス]]に破れ、ニダルはその属国とされる。 4606AR、[[エイローデン]]の死とそれに続く内戦によってシェリアックスは悪魔の国となり、ニダルは再び独立を取り戻し、シェリアックスの対等の同盟国となった。一部では、シェリアックスがニダルを属国としたのは、かの国をデヴィルの支配下に置くための苦痛の神の巧妙な罠だったのではないかとささやかれている。現在ではシェリアックスの悪魔の支配を維持するため、パンゴライスとリドワンで訓練した影術師たちが大きな役割を果たし、大貴族の1人である影のソーサラー、コーラス Kholas はアブロゲイル2世の相談役を務めている。 ***政治 ニダルの支配者は 影の宮廷 the Umbral Court であり、かつてゾン=クーソンと契約を結んだ者たちの子孫である貴族が全てを支配している。彼らは神から委任された支配権を失うことを極度に恐れ、あらゆる力と恐怖を尽くして支配の箍を締め続けている。 ***地理 ''パンゴライス''Pangolais:ニダル中心部の大森林アスク森 Uskwood の中心部、アスク河 Usk River のほとりにある、暗黒の時代から続く伝説的な黒三位一体評議会 the Black Triune の私有地であり、ニダルの首都。昼なお薄暗い街路で邪悪な貴族たちが暗黒の権力ゲームと名状しがたい空虚への供犠を続けている。この街に密かに入るためには、隠れ住むデズナ信徒か、数少ない悪魔信者の力を借りなければならない。この街には450年近く前から、アヴィスタン最強のドラゴンの一頭であるゴールドドラゴン Astarathian が住んでいる。彼は人間の姿をとり、数十年ごとに偽装を変えながら、影の宮廷に苦しめられる人々に食料や避難所を、影の支配からこの国を解放しようとする者たちに希望と勇気を与えている。[3] ''ニスロシュ'' Nisrosh:アスク河 Usk River の河口にある、ニダル最大の人口を持つ港湾都市。ニダルの対外的な顔であり、シェリアックスやヴァリシアからの交易船が集まるが、愛想が悪く外国人に疑いの目を向ける住人のため、長く留まることはない。芸術、酒宴、音楽は禁止され、文化の多くは軍事技術、詩、影と闇に関わる神秘学である。近年[[枷の地]]の海賊がこの地を訪れることが急増しているが、その理由はよく分からない。the Silent Shroud と呼ばれる沈黙のモンクたちが治安を維持している。 ''リドワン'' Ridwan:東の国境地帯にある要塞都市。ゾン・クーソンがはじめてゴラリオンに現れた地であり、現在でもその信仰の中心地である。ニダルの有力な貴族の1人、暗黒のドルイドエロイアンダー Eloiander の所在地。 ''アテラン放牧地帯'' Atteran Ranches:平原と丘陵が広がる北部には、昔ながらの祖先と同じ生活をおくる騎馬の民が暮らし、外国人や影の宮廷が入ってくることを好まない。近年影の宮廷はこの地域にデズナ信徒が潜んでいるのではないかと疑っており、牧場主たちは宮廷の手の者を入れない代わりに、デズナ信者を狩りだす“夢狩り” Dream Hunters という自警団を組織している。 ''バロウ荒野'' Barrowmoor:北部の古代の騎馬王たちの墳墓が集まっている丘陵地帯。墓を荒らす者には恐ろしい呪いが降りかかると言い伝えられている。現地の物の噂では、数年後とに新しい墳墓が増えているという。 ''ブリムストーン温泉'' Brimstone Springs:マインドスピン山脈の高所にある名高い温泉村。有毒物質を含む温泉が沸いているが、短時間の入浴ならばさまざまな病気を癒す。湯からは悪名高い毒“ゴールデン・ドリーム”が取れ、それで死ぬことがなければその物の来世を幻視できると言う。 ''ガイステノ城砦'' Citadel Gheisteno:シェリアックスとの国境にあったヘルナイトの城砦。4663AR、反乱を起こして本国の部隊に鎮圧され、城砦は焼き払われた。25年後、その騎士団の軍旗を持ったアンデッドの騎士が現れ、死者の軍団を集めて城砦を占拠している。 ''嘘の館'' House of Lies:パンゴライスの北の森の中にある、アヴィスタン最大の伝説、神話、偽りの歴史、創作物、真赤な嘘の蒐集を誇る。5年に1度、悪名高い“ほらふきギルド” Guild of Liarsのメンバーが集まり、その冒険と真実の物語を語りあう。 ''影の洞窟'' Shadow Caverns:アスク森の中にある、氷のように冷たい泉の上にある洞窟。[[ダークランド]]のナル・ヴォスにつながっており、ダークフォークと、ゾン・クーソンを崇める Visceroth という名の強力な umbral dragon が住んでいる。影の宮廷は彼らをと友好的に接触することに成功し、ここは枷の地の海賊たちから購入した奴隷をダークランドの住人たちに売りさばく奴隷交易の中心地となっている。[4] ***参考文献 [1] Erik Mona et al. (2008). [[Campaign Setting]], p. 110. Paizo Publishing, LLC. ISBN 978-1-60125-112-1 [2] James Jacobs et al. (2011). [[The Inner Sea World Guide]], p. 134. Paizo Publishing, LLC. ISBN 978-1-60125-169-2 [3] Mike McArtor (2008). [[Dragon Revisited]], p.38. Paizo Publishing, LLC. ISBN 978-1-60125-165-7 [4] James Jacobs and Greg A. Vaughan. (2008). Into the Darklands, p.8, Paizo Publishing, LLC. ISBN 978-1-60125-140-4 >カテゴリー:[[内海地域]]
*ニダル(Nidal) #image(http://www29.atwiki.jp/prdj/?cmd=upload&act=open&page=%E3%83%8B%E3%83%80%E3%83%AB&file=Nidal.jpg,width=100,center) ''ニダル''は、[[アヴィスタン]]亜大陸西岸に位置する、内海地域最古の国の1つであり、苦痛の神を崇める影の国である。 ***歴史 スターストーン落下後の闇に包まれた“暗黒の時代”、生存の危機にさらされた騎馬の民ニダル族は神に救済を求めた。その声に答えたのは、影界に住む[[ゾン=クーソン]]であった。彼は永遠の忠誠と引き換えに部族を存続させることを約束し、ニダル族はそれを受け入れ、影の国ニダルが誕生した。 4338AR、南の隣国[[シェリアックス]]に破れ、ニダルはその属国とされる。 4606AR、[[エイローデン]]の死とそれに続く内戦によってシェリアックスは悪魔の国となり、ニダルは再び独立を取り戻し、シェリアックスの対等の同盟国となった。一部では、シェリアックスがニダルを属国としたのは、かの国をデヴィルの支配下に置くための苦痛の神の巧妙な罠だったのではないかとささやかれている。現在ではシェリアックスの悪魔の支配を維持するため、パンゴライスとリドワンで訓練した影術師たちが大きな役割を果たし、大貴族の1人である影のソーサラー、コーラス Kholas はアブロゲイル2世の相談役を務めている。 ***政治 ニダルの支配者は 影の宮廷 the Umbral Court であり、かつてゾン=クーソンと契約を結んだ者たちの子孫である貴族が全てを支配している。彼らは神から委任された支配権を失うことを極度に恐れ、あらゆる力と恐怖を尽くして支配の箍を締め続けている。 ***地理 ''パンゴライス''Pangolais:ニダル中心部の大森林アスク森 Uskwood の中心部、アスク河 Usk River のほとりにある、暗黒の時代から続く伝説的な黒三位一体評議会 the Black Triune の私有地であり、ニダルの首都。昼なお薄暗い街路で邪悪な貴族たちが暗黒の権力ゲームと名状しがたい空虚への供犠を続けている。この街に密かに入るためには、隠れ住むデズナ信徒か、数少ない悪魔信者の力を借りなければならない。この街には450年近く前から、アヴィスタン最強のドラゴンの1頭であるゴールドドラゴン Astarathian が住んでいる。彼は人間の姿をとり、数十年ごとに偽装を変えながら、影の宮廷に苦しめられる人々に食料や避難所を、影の支配からこの国を解放しようとする者たちに希望と勇気を与えている。[3] ''ニスロシュ'' Nisrosh:アスク河 Usk River の河口にある、ニダル最大の人口を持つ港湾都市。ニダルの対外的な顔であり、シェリアックスやヴァリシアからの交易船が集まるが、愛想が悪く外国人に疑いの目を向ける住人のため、長く留まることはない。芸術、酒宴、音楽は禁止され、文化の多くは軍事技術、詩、影と闇に関わる神秘学である。近年[[枷の地]]の海賊がこの地を訪れることが急増しているが、その理由はよく分からない。the Silent Shroud と呼ばれる沈黙のモンクたちが治安を維持している。 ''リドワン'' Ridwan:東の国境地帯にある要塞都市。ゾン・クーソンがはじめてゴラリオンに現れた地であり、現在でもその信仰の中心地である。ニダルの有力な貴族の1人、暗黒のドルイドエロイアンダー Eloiander の所在地。 ''アテラン放牧地帯'' Atteran Ranches:平原と丘陵が広がる北部には、昔ながらの祖先と同じ生活をおくる騎馬の民が暮らし、外国人や影の宮廷が入ってくることを好まない。近年影の宮廷はこの地域にデズナ信徒が潜んでいるのではないかと疑っており、牧場主たちは宮廷の手の者を入れない代わりに、デズナ信者を狩りだす“夢狩り” Dream Hunters という自警団を組織している。 ''バロウ荒野'' Barrowmoor:北部の古代の騎馬王たちの墳墓が集まっている丘陵地帯。墓を荒らす者には恐ろしい呪いが降りかかると言い伝えられている。現地の物の噂では、数年後とに新しい墳墓が増えているという。 ''ブリムストーン温泉'' Brimstone Springs:マインドスピン山脈の高所にある名高い温泉村。有毒物質を含む温泉が沸いているが、短時間の入浴ならばさまざまな病気を癒す。湯からは悪名高い毒“ゴールデン・ドリーム”が取れ、それで死ぬことがなければその物の来世を幻視できると言う。 ''ガイステノ城砦'' Citadel Gheisteno:シェリアックスとの国境にあったヘルナイトの城砦。4663AR、反乱を起こして本国の部隊に鎮圧され、城砦は焼き払われた。25年後、その騎士団の軍旗を持ったアンデッドの騎士が現れ、死者の軍団を集めて城砦を占拠している。 ''嘘の館'' House of Lies:パンゴライスの北の森の中にある、アヴィスタン最大の伝説、神話、偽りの歴史、創作物、真赤な嘘の蒐集を誇る。5年に1度、悪名高い“ほらふきギルド” Guild of Liarsのメンバーが集まり、その冒険と真実の物語を語りあう。 ''影の洞窟'' Shadow Caverns:アスク森の中にある、氷のように冷たい泉の上にある洞窟。[[ダークランド]]のナル・ヴォスにつながっており、ダークフォークと、ゾン・クーソンを崇める Visceroth という名の強力な umbral dragon が住んでいる。影の宮廷は彼らをと友好的に接触することに成功し、ここは枷の地の海賊たちから購入した奴隷をダークランドの住人たちに売りさばく奴隷交易の中心地となっている。[4] ***参考文献 [1] Erik Mona et al. (2008). [[Campaign Setting]], p. 110. Paizo Publishing, LLC. ISBN 978-1-60125-112-1 [2] James Jacobs et al. (2011). [[The Inner Sea World Guide]], p. 134. Paizo Publishing, LLC. ISBN 978-1-60125-169-2 [3] Mike McArtor (2008). [[Dragon Revisited]], p.38. Paizo Publishing, LLC. ISBN 978-1-60125-165-7 [4] James Jacobs and Greg A. Vaughan. (2008). Into the Darklands, p.8, Paizo Publishing, LLC. ISBN 978-1-60125-140-4 >カテゴリー:[[内海地域]]

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