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*キャヴァリアー [[Cavalier>http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/advanced/baseClasses/cavalier.html]] #image(PZO1115-Alain_s.jpg,title=キャヴァリアー,right)  多くの戦争屋は自身の武芸を磨き、戦闘技術を追求し、そうでないものは同様の努力を自身の大義に捧げることに向けようとする。これらの戦争屋はキャヴァリアーとして知られ、1つの目的に身を捧げ、何よりも重要視する。キャヴァリアーは騎乗しながらの戦闘に熟練し、ときに自軍の長い旗印をなびかせながら戦場を突撃する場面が見られる。キャヴァリアーの本当の力は理想への信念、誓約、気概から来る。  &b(){役割}:キャヴァリアーは乗騎の才と戦闘の流れを支配する挑戦を使用し、戦場の司令官となる傾向がある。戦場にいないときは、キャヴァリアーは交渉と、必要ならごまかしで、自らの大義に従おうとする。キャヴァリアーは宮廷の陰謀に疎いわけではなく、繊細な社会的能力が試される場でも自身や立場を保つことができる。  &b(){属性}:どれでも。  &b(){ヒット・ダイス}:d10。 **クラス技能  キャヴァリアーのクラス技能は以下の通り:[[〈威圧〉>技能の詳細/1#Intimidate]]【魅】、[[〈騎乗〉>技能の詳細/1#Ride]]【敏】、[[〈交渉〉>技能の詳細/1#Diplomacy]]【魅】、[[〈職能〉>技能の詳細/1#Profession]]【判】、[[〈真意看破〉>技能の詳細/2#Sense Motive]]【判】、[[〈水泳〉>技能の詳細/2#Swim]]【筋】、[[〈製作〉>技能の詳細/2#Craft]]【知】、[[〈登攀〉>技能の詳細/3#Climb]]【筋】、[[〈動物使い〉>技能の詳細/3#Handle Animal]]【魅】、[[〈はったり〉>技能の詳細/3#Bluff]]【魅】。  &b(){レベル毎の技能ランク}:4+【知】修正値。 #clear &b(){表:キャヴァリアー} |レベル|基本攻撃ボーナス|頑健セーヴ|反応セーヴ|意志セーヴ|特殊能力|h |1 |+1 |+2 |+0 |+0 |[[挑戦>APG/標準クラス/キャヴァリアー#challenge]] 1/日、[[乗騎>APG/標準クラス/キャヴァリアー#mount]]、[[騎士団>APG/標準クラス/キャヴァリアー#order]]、[[戦術家>APG/標準クラス/キャヴァリアー#tactician]] | |2 |+2 |+3 |+0 |+0 |[[騎士団能力>APG/標準クラス/キャヴァリアー#order]] | |3 |+3 |+3 |+1 |+1 |[[キャヴァリアーの突撃>APG/標準クラス/キャヴァリアー#cavalier-s-charge]] | |4 |+4 |+4 |+1 |+1 |[[挑戦>APG/標準クラス/キャヴァリアー#challenge]]2/日、[[熟練の調教師>APG/標準クラス/キャヴァリアー#expert-trainer]] | |5 |+5 |+4 |+1 |+1 |[[旗印>APG/標準クラス/キャヴァリアー#banner]] | |6 |+6/+1 |+5 |+2 |+2 |[[ボーナス特技>APG/標準クラス/キャヴァリアー#bonus-feat]] | |7 |+7/+2 |+5 |+2 |+2 |[[挑戦>APG/標準クラス/キャヴァリアー#challenge]]3/日 | |8 |+8/+3 |+6 |+2 |+2 |[[騎士団能力>APG/標準クラス/キャヴァリアー#order]] | |9 |+9/+4 |+6 |+3 |+3 |[[上級戦術家>APG/標準クラス/キャヴァリアー#Greater-tactician]] | |10| +10/+5| +7|+3 |+3 |[[挑戦>APG/標準クラス/キャヴァリアー#challenge]]4/日 | |11| +11/+6/+1 |+7 |+3 |+3|[[力強き突撃>APG/標準クラス/キャヴァリアー#mighty-charge]] | |12| +12/+7/+2 |+8 |+4 |+4|[[ボーナス特技>APG/標準クラス/キャヴァリアー#bonus-feat]]、[[高度な挑戦>APG/標準クラス/キャヴァリアー#demanding-challenge]] | |13| +13/+8/+3 |+8 |+4 |+4|[[挑戦>APG/標準クラス/キャヴァリアー#challenge]] 5/日 | |14| +14/+9/+4 |+9 |+4 |+4|[[上級旗印>APG/標準クラス/キャヴァリアー#greater-banner]] | |15| +15/+10/+5 |+9| +5|+5|[[騎士団能力>APG/標準クラス/キャヴァリアー#order]] | |16| +16/+11/+6/+1 |+10|+5|+5| [[挑戦>APG/標準クラス/キャヴァリアー#challenge]] 6/日 | |17| +17/+12/+7/+2 |+10|+5|+5| [[達人戦術家>APG/標準クラス/キャヴァリアー#master-tactician]] | |18| +18/+13/+8/+3 |+11|+6|+6| [[ボーナス特技>APG/標準クラス/キャヴァリアー#bonus-feat]] | |19| +19/+14/+9/+4 |+11|+6|+6| [[挑戦>APG/標準クラス/キャヴァリアー#challenge]] 7/日 | |20| +20/+15/+10/+5 |+12|+6|+6| [[突撃の神髄>APG/標準クラス/キャヴァリアー#supreme-charge]] | **クラスの特徴  キャヴァリアーのクラスの特徴は以下の通り。  &b(){武器と防具の習熟}:キャヴァリアーはすべての単純武器と軍用武器とすべての鎧(軽装鎧、中装鎧、重装鎧)と盾(タワー・シールドを除く)に習熟している。  &aname(challenge)&b(){挑戦(変則)}:1日に1回、キャヴァリアーは1体の敵に戦闘しろと挑戦できる。キャヴァリアーは即行アクションを使用して、視界内の1体の目標を選び挑戦することができる。挑戦の目標に攻撃するときキャヴァリアーの近接攻撃は追加のダメージを与える。この追加ダメージはキャヴァリアーのレベルに等しい。キャヴァリアーは1レベルの時点でこの能力を1日に1回と、1レベルを超える3レベル毎に追加で1回ずつ使用でき、19レベルの時点で最大7回使用できる。  敵への挑戦にはキャヴァリアーの集中力のほとんどを使わなければならない。キャヴァリアーは挑戦の目標以外からの攻撃に対するアーマー・クラスに-2のペナルティを受ける。  挑戦は目標が死ぬか[[気絶状態>用語集状態#Unconscious]]に陥るか戦闘が終了するまで続く。それぞれのキャヴァリアーの挑戦にはキャヴァリアーの騎士団の項に記載されている別の能力も含まれる。  &aname(mount)&b(){乗騎(変則)}:キャヴァリアーは彼を戦場に運んでくれる誠実で忠実な助力を得る。この乗騎はドルイドの動物の相棒と同様に機能し、キャヴァリアーのクラスを有効ドルイド・レベルとして使う。このクリーチャーはキャヴァリアーが乗ることができ、乗騎として適切でなければならない。中型のキャヴァリアーはキャメルかホースを選択できる。小型のキャヴァリアーはポニーかウルフを、4レベルになればボアやドッグも選択できる。GMは適切な別の動物を乗騎として適切であると認めてもいい。  キャヴァリアーは自身の乗騎に乗るに際し鎧の判定ペナルティを被らない。その乗騎は常に戦闘訓練がされていて[[《鎧習熟:軽装》>特技の詳細/な~わ#Armor Proficiency Light]]をボーナス特技として持ちながらプレイを開始する。キャヴァリアーの乗騎は呪文共有の特殊能力を得ない。  キャヴァリアーとその乗騎の絆は強固であり、ともに段階的に互いの空気と動きを理解する。キャヴァリアーの乗騎が死んだ場合、キャヴァリアーは服喪期間の1週間ののちに自身に仕える別の乗騎を探すことができる。この新しい乗騎はキャヴァリアーが新しいレベルを得るまでリンク、身かわし、忠誠、身かわし強化の特殊能力を得ない。  &aname(order)&b(){騎士団(変則)}:1レベルの時点で、キャヴァリアーはある特定の騎士団に加入しなければならない。その騎士団はキャヴァリアーに団員としてボーナス、クラス技能、特別な能力を与える。加えて、それぞれの騎士団はキャヴァリアーが従わなければならないいくつかの布告を有している。彼がそれらの布告を破った場合、24時間の間騎士団の挑戦の能力の利益を失う。布告を破る行為はGMの解釈による。  キャヴァリアーは新しい大義に専念するための長い行程を約束するまでは自身の騎士団を変えられない。騎士団の変更を選択したとき、即座に古い騎士団の利益をすべて失う。彼は新しい騎士団から利益を得ないまま、1レベルぶん完全に上昇するまでその布告に従わなければならない。一度達成したら、彼は新しい騎士団からのすべての利益を得る。これらの騎士団の名前はキャンペーン・セッティングやGMの好みによって変化することに注意すること。  &aname(tactician)&b(){戦術家(変則)}:1レベルの時点で、キャヴァリアーは1つのチームワーク特技をボーナス特技として得る。前提条件は満たしていなければならない。標準アクションで、キャヴァリアーはこの特技を30フィート以内の自身を見て聞けるすべての仲間に与えることができる。仲間は3ラウンドに加えキャヴァリアーの持つ2レベル毎に1ラウンドの間その特技を使用できる。味方はこれらのボーナス特技の前提条件を満たしている必要はない。キャヴァリアーはこの能力を1日に1レベルの時点で1回と、5レベルの時点および以降5レベル毎に追加で1回ずつ使用できる。  &aname(cavarier-s-charge)&b(){キャヴァリアーの突撃(変則)}:3レベルの時点で、キャヴァリアーは騎乗時により正確に突撃する方法を学ぶ。キャヴァリアーは騎乗しながら突撃するとき近接攻撃に+4のボーナスを得る(通常の+2の代わりに)。加えて、キャヴァリアーは騎乗しながら突撃しているときACにペナルティを受けない。  &aname(expert-trainer)&b(){熟練の調教師(変則)}:4レベルの時点で、キャヴァリアーは乗騎をより早く卓越した技術で調教する方法を学ぶ。キャヴァリアーは自身に乗騎として仕える動物への[[〈動物使い〉>技能の詳細/3#Handle Animal]]にキャヴァリアー・レベルの1/2のボーナスを得る。加えて、彼は乗騎に新しい芸を仕込むときにDCを+5することで、もともと必要だった調教期間を1週間につき1日縮めてよい。彼はまた1体を超える追加の1体につきDCを+2することで、1回に複数体調教できる。  &aname(banner)&b(){旗印(変則)}:5レベルの時点で、キャヴァリアーの旗印は仲間と相棒にとって鼓舞の象徴となる。キャヴァリアーの旗印が明確に見える限り、60フィート以内のすべての仲間は[恐怖]に対するセーヴィング・スローに+2の士気ボーナスと突撃の一部としての攻撃ロールに+1の士気ボーナスを得る。10レベルの時点、および以降5レベル毎に、これらのボーナスは+1ずつ上昇する。この旗印は少なくとも小型かそれ以上に大きくなければならず、キャヴァリアーかその乗騎に運ばれているか、彼らのどちらかから見せていなければならない。  &aname(bonus-feat)&b(){ボーナス特技}:6レベルの時点および以降6レベル毎に、キャヴァリアーはボーナス特技1つを通常の成長に加え得る。これらのボーナス特技は戦闘特技の一覧の中から選ばなければならない。前提条件は満たしていなければならない。  &aname(Greater-tactician)&b(){上級戦術家(変則)}:9レベルの時点で、キャヴァリアーは追加のチームワーク特技1つをボーナス特技として得る。前提条件は満たしていなければならない。キャヴァリアーはこの特技を、戦術家の能力を使用することですべての仲間に与えることができる。戦術家の能力の使用は即行アクションになる。  &aname(mighty-charge)&b(){力強き突撃(変則)}:11レベルの時点で、キャヴァリアーは騎乗時に敵を打ちのめす突撃の方法を学ぶ。騎乗時に突撃するとき、手に持つどの武器でも間合いが倍になる。この上昇は、ほかの武器の間合いを上昇させる効果と累積しない。加えて、キャヴァリアーは突撃攻撃が成功した場合自由に突き飛ばし、武器落とし、武器破壊、組みつきどれか1つの戦技ができる。この自由な戦技は機会攻撃を誘発しない。  &aname(demanding-challenge)&b(){高度な挑戦(変則)}:12レベルの時点で、キャヴァリアーが挑戦を宣言するとき、その目標は彼の構えを脅威として注意を払わなければならない。目標がキャヴァリアーの機会攻撃範囲内にいる限り、キャヴァリアー以外からの攻撃に対しACに-2のペナルティを受ける。  &aname(greater-banner)&b(){上級旗印(変則)}:14レベルの時点で、キャヴァリアーの旗印は仲間を奮い立たせる。60フィート以内のすべての仲間は(魅惑)と(強制)効果に対するセーヴィング・スローに+2の士気ボーナスを得る。加えてこの旗印が見える限り、キャヴァリアーが標準アクションを消費して空に旗をはためかすことにより、60フィート以内のすべての仲間は自身を目標とした1つの呪文か効果に対して再びセーヴできる。このセーヴは元と同じDCに対して行なう。セーヴを許さない呪文や効果に対してこの能力は効果を発揮しない。1人の仲間はこの能力によるボーナスを1日に複数回得ない。  &aname(master-tactician)&b(){達人戦術家(変則)}:17レベルの時点で、キャヴァリアーは追加のチームワーク特技1つをボーナス特技として得る。前提条件は満たしていなければならない。キャヴァリアーはこの特技を戦術家の能力を使用してすべての仲間に与えることができる。キャヴァリアーが戦術家の能力を使用するとき、自身が修得しているいずれか2つのチームワーク特技を与える。彼はボーナス特技として得た以外のチームワーク特技を選択できる。  &aname(supreme-charge)&b(){突撃の神髄(変則)}:20レベルの時点で、キャヴァリアーが騎乗中に突撃したとき、通常の倍のダメージを与える(ランスを使用していた場合は3倍)。加えて、キャヴァリアーが騎乗中の突撃でクリティカル・ヒットを確定させた場合、目標は1d4ラウンドの間[[朦朧状態>用語集状態#Stunned]]になる。意志セーヴに成功すれば代わりに1d4ラウンドのよろめきで済む。DCは10+キャヴァリアーの基本攻撃ボーナスである。 **キャヴァリアーの騎士団  以下の騎士団はキャヴァリアーに最も一般的に選ばれるものである。これらの騎士団のメンバーはお互いに束縛される必要性はないが、特定の規範に帰属するキャヴァリアーたちで形成された組織はいくつかある。 ***コッカトリス騎士団  この騎士団に所属するキャヴァリアーは自身にのみ仕え、自身の更なる目標と名声のために働く。この騎士団のキャヴァリアーは自分勝手で自身の目標のみを意識する傾向がある。  &b(){布告}:キャヴァリアーは自身の興味と目標をなによりも評価しなければならない。常に対等であるなら対価を払うことを受け入れ、得たなら報酬を払い、略奪品の分配でも公平に(あるいはそれ以上に)山分けしなければならない。キャヴァリアーは機会があればいつでも自身の名声、威信、権力を増さなければならない。  &b(){挑戦}:コッカトリス騎士団のキャヴァリアーが挑戦を挑んでいる間、彼は挑戦の目標に対しての近接ダメージ・ロールに+1の士気ボーナスを、(自身の乗騎を除いて)彼が目標を敵として唯一機会攻撃範囲内に含めているクリーチャーである限り得る。このボーナスはキャヴァリアーの持つ4レベル毎に+1上昇する。  &b(){技能}:コッカトリス騎士団のキャヴァリアーは[[〈鑑定〉>技能の詳細/1#Appraise]]【知】と[[〈芸能〉>技能の詳細/1#Perform]]【魅】を自身のクラス技能リストに加える。加えて、コッカトリス騎士団のキャヴァリアーは別のクリーチャーが[[〈威圧〉>技能の詳細/1#Intimidate]]判定で彼の士気をくじく試みでのDCに自身の【魅力】修正値を加える(通常の【判断力】修正値に加えて)。  &b(){騎士団能力}:コッカトリス騎士団に所属するキャヴァリアーはレベルが上昇するに従い以下の能力を得る。  &i(){自慢屋(変則)}:2レベルの時点で、キャヴァリアーは標準アクションを消費し自身の功績と戦闘の腕前を自慢できる。[[《威圧演舞》>特技の詳細/あ~さ#Dazzling Display]]をボーナス特技として得る。彼はこの能力を使用するために武器を手に持つ必要がない。キャヴァリアーは士気をくじかれた目標への近接攻撃ロールに+2の士気ボーナスを得る。  &i(){栄光の簒奪(変則)}:8レベルの時点で、キャヴァリアーは他のクリーチャーの成功した一撃の栄光を盗むことができる。キャヴァリアー自身でないクリーチャーがキャヴァリアーの機会攻撃範囲内にいる目標にクリティカル・ヒットを成功させた場合、彼は機会攻撃を同じ目標に行なえる。  &i(){凱旋の瞬間(変則)}:15レベルの時点で、キャヴァリアーはフリー・アクションで凱旋の瞬間を宣言できる。1ラウンドの間、キャヴァリアーはすべての能力値判定、攻撃ロール、ダメージ・ロール、セーヴィング・スロー、そして技能判定に【魅力】修正値に等しい技量ボーナスを得る。ACにもこのボーナスは与えられる。加えて、彼のクリティカル・ヒットは自動的に確定する。キャヴァリアーはこの能力を1日に1回使用できる。 ***シールド騎士団  シールド騎士団に連なるキャヴァリアーは単なる農民から高名な職人に至るまで、民衆を守ることに命を捧げる。これらのキャヴァリアーは流れの前に立ち、さまよう殺人鬼や飢えた怪物から無垢な人々を守る。  &b(){布告}:キャヴァリアーは民衆の繁栄と生命を守り、彼らを傷つけ利用しようとする者からの強奪への盾とならなければならない。正当なら寄付しなければならず、必要なときに手助けしなければならない。彼は自身を守れない者に害や苦難を与えることになりうる行動をしてはならない。  &b(){挑戦}:シールド騎士団のキャヴァリアーが挑戦を挑んでいる間、彼は挑戦の目標への攻撃ロールに+1の士気ボーナスを、その目標がキャヴァリアー自身以外に攻撃した場合得る。このボーナスは1分間持続する。このボーナスはキャヴァリアーの持つ4レベル毎に+1上昇する。  &b(){技能}:シールド騎士団のキャヴァリアーは[[〈治療〉>技能の詳細/2#Heal]]【判】と[[〈知識:地域〉>技能の詳細/2#Knowledge]]【知】を自身のクラス技能リストに加える。シールド騎士団のキャヴァリアーが[[〈治療〉>技能の詳細/2#Heal]]技能を自身以外に対して使うとき、その判定にキャヴァリアー・レベルの1/2のボーナス(最低+1)を加える。  &b(){騎士団能力}:シールド騎士団に所属するキャヴァリアーはレベルが上昇するに従い以下の能力を得る。  &i(){決意(変則)}:2レベルの時点で、重装鎧を着ているときに近接あるいは遠隔攻撃でダメージを受けた場合、キャヴァリアーは1ポイントの致傷ダメージを1ポイントの非致傷ダメージに置き換えることができる。彼はこの能力をダメージを受ける度に1回使用できる。この能力では能力値ダメージ、能力値吸収、エネルギー・ダメージを非致傷ダメージに置き換えることはできない。6レベルの時点および以降4レベル毎に置き換えることのできるダメージ量は1ずつ上昇する。  &i(){潮止め(変則)}:8レベルの時点で、キャヴァリアーは[[《足止め》>特技の詳細/あ~さ#Stand Still]]をボーナス特技として、前提条件を満たしていなくとも得る。クリーチャーの移動を止めるための戦技判定の代わりに、キャヴァリアーは通常の攻撃を選択できる。その攻撃が命中しダメージを与えた場合、目標はキャヴァリアーが戦技判定に成功したかのように移動を終了する。  &i(){弱者の保護(変則)}:15レベルの時点で、キャヴァリアーは敵を妨害するために移動できるようになる。割り込みアクションで、キャヴァリアーは通常の移動速度(あるいは騎乗中なら乗騎の移動速度)で移動し1回の近接攻撃ができる。この移動は通常通り機会攻撃を誘発する。キャヴァリアーは敵に隣接したとき、移動を終了しなければならない。次のターン、キャヴァリアーは[[よろめき状態>用語集状態#Staggered]]となり、この能力を1ラウンドの間使用することができない。 ***スター騎士団  スター騎士団に連なるキャヴァリアーは信仰およびその同胞たちを守り仕えることに専念している。この騎士団に所属するキャヴァリアーは彼らが仕える宗教の教義と導きに多くの点において従おうとする。キャヴァリアーがこの騎士団に加盟するとき、仕えるべき1つの宗教を選択すること。  &b(){布告}:キャヴァリアーは信仰を、そして司祭から一般人まで、その教えに従うものすべてを守るよう努めなければならない。彼は信仰の制限を固く守り、その大義を可能な限り広め、そして神の代理人に仕えなければならない。  &b(){挑戦}:スター騎士団のキャヴァリアーが挑戦を挑んでいる間、彼はすべてのセーヴに+1の士気ボーナスを、挑戦の目標を機会攻撃範囲内に収めている限り得る。このボーナスはキャヴァリアーの持つ4レベル毎に+1上昇する。  &b(){技能}:スター騎士団のキャヴァリアーは[[〈治療〉>技能の詳細/2#Heal]]【判】と[[〈知識:宗教〉>技能の詳細/2#Knowledge]]【知】を自身のクラス技能のリストに加える。スター騎士団のキャヴァリアーは[[〈知識:宗教〉>技能の詳細/2#Knowledge]]技能判定を習熟していなくても行なえる。この技能にランクを持っている場合、彼は選択した信仰に関する判定にキャヴァリアー・レベルの1/2(最低+1)のボーナスを得る。  &b(){騎士団能力}:スター騎士団のキャヴァリアーはレベルが上昇するに従い以下の能力を得る。  &i(){使命感(変則)}:2レベルの時点で、キャヴァリアーは標準アクションで短い祈りをし、自身の能力への信頼で自身を満たせる。その時点から次の1分間、彼は1回の能力値判定、攻撃ロール、セーヴ、あるいは技能判定に【魅力】修正値に等しい技量ボーナスを得ることができる。彼はこのボーナスの使用をダイスのロールを行なう前に宣言しなければならない。彼はこの能力を判定やロールそれぞれの種類に対して1回ずつ、最大で1日に4回使用できる。加えて、キャヴァリアーはパラディンかクレリックのレベルに自身のキャヴァリアー・レベルの1/2を、エネルギー放出や癒しの手の効果を決定するに際し追加する。  &i(){信仰のために(変則)}:8レベルの時点で、キャヴァリアーは自身の信仰を呼び起こし戦闘で自身を支えることができるようになる。フリー・アクションで、キャヴァリアーは自身の神格の名を叫ぶことで、1ラウンドの間攻撃ロールに自身の【魅力】修正値に等しい士気ボーナスを与えられる。加えて、30フィート以内の彼と信仰を同じくする仲間は、その半分に等しいボーナス(最低+1)を得る。キャヴァリアーはこの能力を1日に1回と、12レベルの時点および以降4レベル毎に追加で1回ずつ使用できる。  &i(){応報(変則)}:15レベルの時点で、キャヴァリアーは彼の信仰の代理人を攻撃しようとしている者に応報を与えることができるようになる。いずれかの敵がキャヴァリアー、あるいは彼と同様の信仰に捧げ彼に隣接している仲間に対して近接攻撃を成功させた場合、その敵はキャヴァリアーからの機会攻撃を誘発する。キャヴァリアーはその機会攻撃に+2の士気ボーナスを得る。その敵の攻撃がクリティカル・ヒットだった場合、キャヴァリアーはその敵が挑戦の目標であるかのように機会攻撃を行ってよい。キャヴァリアーはこの能力を1ラウンドに1回使用できる。 ***ソード騎士団  ソード騎士団に連なるキャヴァリアーは人生を騎士道、名誉、勇猛、公平性に捧げる。この騎士団のキャヴァリアーは領主に誓おうとする。すべての騎士団の中で、ソード騎士団はおそらく最も広範な目標と理想を持っている。  &b(){布告}:キャヴァリアーは危機に面したとき勇気を見せ、彼を不当に扱ったものに慈悲を見せ、貧しく温順な者に寄付しなければならない。彼はいかなる時もあらゆる意味で尊敬すべき人物であらねばならない。彼は何よりも名誉を守らなければならず、名誉こそが仕えるべきものである。  &b(){挑戦}:ソード騎士団のキャヴァリアーが挑戦を挑んでいる間、彼は挑戦の目標への攻撃ロールに+1の士気ボーナスを、自身の乗騎に騎乗している限り得る。このボーナスはキャヴァリアーの持つ4レベル毎に+1上昇する。  &b(){技能}:ソード騎士団のキャヴァリアーは[[〈知識:貴族〉>技能の詳細/2#Knowledge]]【知】と[[〈知識:宗教〉>技能の詳細/2#Knowledge]]【知】を自身のクラス技能リストに加える。キャヴァリアーが[[〈はったり〉>技能の詳細/3#Bluff]]に対する[[〈真意看破〉>技能の詳細/2#Sense Motive]]判定を行なうとき、彼はその判定にキャヴァリアー・レベルの1/2(最低+1)に等しい技量ボーナスを得る。  &b(){騎士団能力}:ソード騎士団のキャヴァリアーはレベルが上昇するに従い以下の能力を得る。  &i(){我が名誉により(変則)}:2レベルの時点で、属性を1つ選択する。その属性を維持している限り、キャヴァリアーは1つの選んだセーヴに+2の士気ボーナスを得る。  &i(){騎乗体得(変則)}:8レベルの時点で、キャヴァリアーはどのクリーチャーに騎乗していようと、[[〈騎乗〉>技能の詳細/1#Ride]]判定を使用しているとき鎧による判定ペナルティを無視する。騎乗して突撃を行なう際、突撃に対して待機されていた攻撃に対するACに、+4の回避ボーナスを得る。その攻撃において、自身のそれに加え乗騎の【筋力】修正値をダメージ・ロールに追加する。また、以下の内から1つをボーナス特技として得る:[[《騎乗戦闘》>特技の詳細/あ~さ#Mounted Combat]]、[[《駆け抜け攻撃》>特技の詳細/あ~さ#Ride-By Attack]]、[[《技能熟練:騎乗》>特技の詳細/あ~さ#Skill Focus]]、[[《猛突撃》>特技の詳細/な~わ#Spirited Charge]]、[[《騎乗蹂躙》>特技の詳細/あ~さ#Trample]]、あるいは[[《突き落とし》>特技の詳細/た~と#Unseat]]。前提条件は満たしていなければこれらの特技は取得できない。  &i(){騎士の挑戦(変則)}:15レベルの時点で、1日に1回、騎士の挑戦を行なえるようになる。これは通常の挑戦と同じように機能するが、目標に行なうすべての攻撃ロールとダメージ・ロールにキャヴァリアーの【魅】ボーナスを加える。加えて、騎士の挑戦の目標にクリティカル・ヒットを確定するためのロールに+4の状況ボーナスを得る。 ***ドラゴン騎士団  ドラゴン騎士団に所属するキャヴァリアーたちは自身を似た考えを持つ同志との行動に専念し、ともに傭兵一行や小さな冒険グループを組む。これらのキャヴァリアーは忠誠と友情を信じ、仲間を守るためなら喜んで命を捧げる。  &b(){布告}:キャヴァリアーは仲間に誠実でなければならず常にグループのさらなる目標のために働かなければならない。仲間を害から守り、不信を呼んだとき彼らの名誉を守らなければならない。  &b(){挑戦}:ドラゴン騎士団のキャヴァリアーが挑戦を挑んでいる間、仲間は目標に対する攻撃ロールに+1の状況ボーナスを、キャヴァリアーが目標を機会攻撃範囲内に含めている限り得る。このボーナスはキャヴァリアーの持つ4レベル毎に+1上昇する。  &b(){技能}:ドラゴン騎士団のキャヴァリアーは[[〈知覚〉>技能の詳細/2#Perception]]【判】と[[〈生存〉>技能の詳細/2#Survival]]【判】を自身のクラス技能リストに加える。加えて、ドラゴン騎士団のキャヴァリアーは仲間のために食料と水を探すためか悪天候から仲間を守るための[[〈生存〉>技能の詳細/2#Survival]]判定にキャヴァリアー・レベルの半分のボーナスを得る(最低+1)。  &b(){騎士団能力}:ドラゴン騎士団に所属するキャヴァリアーはレベルが上昇するに従い以下の能力を得る。  &i(){味方の援護(変則)}:2レベルの時点で、ドラゴン騎士団のキャヴァリアーが仲間を助けるために援護アクションをしたとき、その仲間はAC、攻撃ロール、セーヴィング・スロー、あるいは技能判定に+3のボーナスを得る。8レベルの時点および以降6レベル毎に、このボーナスは+1ずつ上昇する。  &i(){戦術指揮(変則)}:8レベルの時点で、キャヴァリアーは標準アクションを費やすことで30フィート以内の仲間全員(自身を含む)にいくつかの中から1つのボーナスを与える。仲間はキャヴァリアーを見るか聞くかができればこのボーナスを与えられる。キャヴァリアーは1ラウンドの間ACに+2の回避ボーナスを与えるか、1ラウンドの間攻撃ロールに+2の士気ボーナスを与えるか、1回だけ割り込みアクションでそれぞれの移動速度で移動する能力か、を与えられる。キャヴァリアーは異なるボーナスを範囲内のそれぞれの仲間に与えられるが、仲間はこの能力の利益を1回の戦闘につき1回しか得られない。  &i(){一斉攻撃(変則)}:15レベルの時点で、キャヴァリアーは標準アクションを費やすことで移動速度までの移動と1回の近接攻撃を行なえる。30フィート以内の仲間もまた割り込みアクションで移動と1回の近接攻撃が行なえる。この移動と攻撃は移動の条件を満たしていれば突撃にしてもよい。これによるすべての攻撃に+2のボーナスを与え(これは突撃からのボーナスと累積する)、すべての仲間は1ラウンドの間ACに+2の回避ボーナスを得る。キャヴァリアーはこの能力を1つの戦闘につき1回使用できる。 ***ライオン騎士団  この騎士団に所属するキャヴァリアーは君主に対して誓いを立てている;王や女王や地方の将軍などに。この騎士団のキャヴァリアーは勇猛であり自らの大義に専念していて、領主とその領地の安全のためなら喜んでどこへでも足を運ぶ。  &b(){布告}:そのキャヴァリアーはどのような代価を払ってでも彼の君主の命と土地を守らなければならない。彼は質問なしに彼の君主の命令に従わなければならない。彼の領土の威信と権力を発展させるよう努力しなければならない。  &b(){挑戦}:ライオン騎士団のキャヴァリアーが挑戦を挑んでいる間、彼は挑戦の目標からの攻撃に対してのACに+1の回避ボーナスを得る。このボーナスはキャヴァリアーの持つ4レベル毎に+1上昇する。  &b(){技能}:ライオン騎士団のキャヴァリアーは[[〈知識:地域〉>技能の詳細/2#Knowledge]]【知】と[[〈知識:貴族〉>技能の詳細/2#Knowledge]]【知】を自身のクラス技能リストに加える。ライオン騎士団のキャヴァリアーは[[〈知識:貴族〉>技能の詳細/2#Knowledge]]技能判定を習熟していなくてもできる。その技能にランクを持っている場合、キャヴァリアーはその判定にキャヴァリアー・レベルの1/2(最低+1)のボーナスを、その判定が彼の君主に関するものである限り加える。  &b(){騎士団能力}:ライオン騎士団に所属するキャヴァリアーはレベルが上昇するに従い以下の能力を得る。  &i(){獅子吼(変則)}:2レベルの時点で、ライオン騎士団のキャヴァリアーは仲間を奮い立たせる能力を得る。標準アクションで、彼は勇気づける演説をしてキャヴァリアー・レベルに等しいラウンドの間、60フィート以内のすべての仲間に[恐怖]効果に対するセーヴィング・スローに彼の【魅力】修正値に等しい技量ボーナスと、攻撃ロールに+1の技量ボーナスを与えることができる。距離内の仲間が[[恐れ状態>用語集状態#Frightened]]か[[恐慌状態>用語集状態#Panicked]]を引き起こす呪文や能力の状況下にある場合、その仲間は即座にもう1回その効果へのセーヴを行なえる(セーヴが可能なものであるなら)。  &i(){王のために(変則)}:8レベルの時点で、ライオン騎士団のキャヴァリアーは大声で仲間を呼び、勇気づけられるようになる。即行アクションで、キャヴァリアーは30フィート以内のすべての仲間の攻撃ロールとダメージ・ロールに【魅力】ボーナスに等しい技量ボーナスを与える。この効果は1ラウンドの間持続する。この能力は1回の戦闘につき1回使用できる。  &i(){君主の盾(変則)}:15レベルの時点で、ライオン騎士団のキャヴァリアーは周囲の人を守ることができるようになる。キャヴァリアーに隣接する仲間はACに+2の盾ボーナスを得る。加えて、キャヴァリアーの間合い内にいるクリーチャーが攻撃したのであれば、割り込みアクションで自身に隣接するクリーチャーにされたその攻撃を自身へと移し替えることができる。この能力は攻撃ロールが振られる前に宣言しなければならない。その攻撃はそのクリーチャーが通常ならキャヴァリアーに攻撃が届かなかったりできなかったりしても、キャヴァリアーのACと防御に対して行われる。キャヴァリアーは攻撃の対象の移し替えに際し、遮蔽と視認困難によるボーナスを失う。
*キャヴァリアー &link(Cavalier){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/advanced/baseClasses/cavalier.html} #image(PZO1115-Alain_s.jpg,title=キャヴァリアー,right)  多くの戦争屋は自身の武芸を磨き、戦闘技術を追求し、そうでないものは同様の努力を自身の大義に捧げることに向けようとする。これらの戦争屋はキャヴァリアーとして知られ、1つの目的に身を捧げ、何よりも重要視する。キャヴァリアーは騎乗しながらの戦闘に熟練し、ときに自軍の長い旗印をなびかせながら戦場を突撃する場面が見られる。キャヴァリアーの本当の力は理想への信念、誓約、気概から来る。  &b(){役割}:キャヴァリアーは乗騎の才と戦闘の流れを支配する挑戦を使用し、戦場の司令官となる傾向がある。戦場にいないときは、キャヴァリアーは交渉と、必要ならごまかしで、自らの大義に従おうとする。キャヴァリアーは宮廷の陰謀に疎いわけではなく、繊細な社会的能力が試される場でも自身や立場を保つことができる。  &b(){属性}:どれでも。  &b(){ヒット・ダイス}:d10。 **クラス技能  キャヴァリアーのクラス技能は以下の通り:[[〈威圧〉>技能の詳細/1#Intimidate]]【魅】、[[〈騎乗〉>技能の詳細/1#Ride]]【敏】、[[〈交渉〉>技能の詳細/1#Diplomacy]]【魅】、[[〈職能〉>技能の詳細/1#Profession]]【判】、[[〈真意看破〉>技能の詳細/2#Sense Motive]]【判】、[[〈水泳〉>技能の詳細/2#Swim]]【筋】、[[〈製作〉>技能の詳細/2#Craft]]【知】、[[〈登攀〉>技能の詳細/3#Climb]]【筋】、[[〈動物使い〉>技能の詳細/3#Handle Animal]]【魅】、[[〈はったり〉>技能の詳細/3#Bluff]]【魅】。  &b(){レベル毎の技能ランク}:4+【知】修正値。 #clear &b(){表:キャヴァリアー} |レベル|基本攻撃ボーナス|頑健セーヴ|反応セーヴ|意志セーヴ|特殊能力|h |1 |+1 |+2 |+0 |+0 |&link_anchor(challenge){挑戦} 1/日、&link_anchor(mount){乗騎}、&link_anchor(order){騎士団}、&link_anchor(tactician){戦術家} | |2 |+2 |+3 |+0 |+0 |&link_anchor(order){騎士団能力} | |3 |+3 |+3 |+1 |+1 |&link_anchor(cavalier-s-charge){キャヴァリアーの突撃} | |4 |+4 |+4 |+1 |+1 |&link_anchor(challenge){挑戦}2/日、&link_anchor(expert-trainer){熟練の調教師} | |5 |+5 |+4 |+1 |+1 |&link_anchor(banner){旗印} | |6 |+6/+1 |+5 |+2 |+2 |&link_anchor(bonus-feat){ボーナス特技} | |7 |+7/+2 |+5 |+2 |+2 |&link_anchor(challenge){挑戦}3/日 | |8 |+8/+3 |+6 |+2 |+2 |&link_anchor(order){騎士団能力} | |9 |+9/+4 |+6 |+3 |+3 |&link_anchor(Greater-tactician){上級戦術家} | |10| +10/+5| +7|+3 |+3 |&link_anchor(challenge){挑戦}4/日 | |11| +11/+6/+1 |+7 |+3 |+3|&link_anchor(mighty-charge){力強き突撃} | |12| +12/+7/+2 |+8 |+4 |+4|&link_anchor(bonus-feat){ボーナス特技}、&link_anchor(demanding-challenge){高度な挑戦} | |13| +13/+8/+3 |+8 |+4 |+4|&link_anchor(challenge){挑戦} 5/日 | |14| +14/+9/+4 |+9 |+4 |+4|&link_anchor(greater-banner){上級旗印} | |15| +15/+10/+5 |+9| +5|+5|&link_anchor(order){騎士団能力} | |16| +16/+11/+6/+1 |+10|+5|+5| &link_anchor(challenge){挑戦} 6/日 | |17| +17/+12/+7/+2 |+10|+5|+5| &link_anchor(master-tactician){達人戦術家} | |18| +18/+13/+8/+3 |+11|+6|+6| &link_anchor(bonus-feat){ボーナス特技} | |19| +19/+14/+9/+4 |+11|+6|+6| &link_anchor(challenge){挑戦} 7/日 | |20| +20/+15/+10/+5 |+12|+6|+6| &link_anchor(supreme-charge){突撃の神髄} | **クラスの特徴  キャヴァリアーのクラスの特徴は以下の通り。  &b(){武器と防具の習熟}:キャヴァリアーはすべての単純武器と軍用武器とすべての鎧(軽装鎧、中装鎧、重装鎧)と盾(タワー・シールドを除く)に習熟している。  &aname(challenge)&b(){挑戦(変則)}:1日に1回、キャヴァリアーは1体の敵に戦闘しろと挑戦できる。キャヴァリアーは即行アクションを使用して、視界内の1体の目標を選び挑戦することができる。挑戦の目標に攻撃するときキャヴァリアーの近接攻撃は追加のダメージを与える。この追加ダメージはキャヴァリアーのレベルに等しい。キャヴァリアーは1レベルの時点でこの能力を1日に1回と、1レベルを超える3レベル毎に追加で1回ずつ使用でき、19レベルの時点で最大7回使用できる。  敵への挑戦にはキャヴァリアーの集中力のほとんどを使わなければならない。キャヴァリアーは挑戦の目標以外からの攻撃に対するアーマー・クラスに-2のペナルティを受ける。  挑戦は目標が死ぬか[[気絶状態>用語集状態#Unconscious]]に陥るか戦闘が終了するまで続く。それぞれのキャヴァリアーの挑戦にはキャヴァリアーの騎士団の項に記載されている別の能力も含まれる。  &aname(mount)&b(){乗騎(変則)}:キャヴァリアーは彼を戦場に運んでくれる誠実で忠実な助力を得る。この乗騎はドルイドの動物の相棒と同様に機能し、キャヴァリアーのクラスを有効ドルイド・レベルとして使う。このクリーチャーはキャヴァリアーが乗ることができ、乗騎として適切でなければならない。中型のキャヴァリアーはキャメルかホースを選択できる。小型のキャヴァリアーはポニーかウルフを、4レベルになればボアやドッグも選択できる。GMは適切な別の動物を乗騎として適切であると認めてもいい。  キャヴァリアーは自身の乗騎に乗るに際し鎧の判定ペナルティを被らない。その乗騎は常に戦闘訓練がされていて[[《鎧習熟:軽装》>特技の詳細/な~わ#Armor Proficiency Light]]をボーナス特技として持ちながらプレイを開始する。キャヴァリアーの乗騎は呪文共有の特殊能力を得ない。  キャヴァリアーとその乗騎の絆は強固であり、ともに段階的に互いの空気と動きを理解する。キャヴァリアーの乗騎が死んだ場合、キャヴァリアーは服喪期間の1週間ののちに自身に仕える別の乗騎を探すことができる。この新しい乗騎はキャヴァリアーが新しいレベルを得るまでリンク、身かわし、忠誠、身かわし強化の特殊能力を得ない。  &aname(order)&b(){騎士団(変則)}:1レベルの時点で、キャヴァリアーはある特定の騎士団に加入しなければならない。その騎士団はキャヴァリアーに団員としてボーナス、クラス技能、特別な能力を与える。加えて、それぞれの騎士団はキャヴァリアーが従わなければならないいくつかの布告を有している。彼がそれらの布告を破った場合、24時間の間騎士団の挑戦の能力の利益を失う。布告を破る行為はGMの解釈による。  キャヴァリアーは新しい大義に専念するための長い行程を約束するまでは自身の騎士団を変えられない。騎士団の変更を選択したとき、即座に古い騎士団の利益をすべて失う。彼は新しい騎士団から利益を得ないまま、1レベルぶん完全に上昇するまでその布告に従わなければならない。一度達成したら、彼は新しい騎士団からのすべての利益を得る。これらの騎士団の名前はキャンペーン・セッティングやGMの好みによって変化することに注意すること。  &aname(tactician)&b(){戦術家(変則)}:1レベルの時点で、キャヴァリアーは1つのチームワーク特技をボーナス特技として得る。前提条件は満たしていなければならない。標準アクションで、キャヴァリアーはこの特技を30フィート以内の自身を見て聞けるすべての仲間に与えることができる。仲間は3ラウンドに加えキャヴァリアーの持つ2レベル毎に1ラウンドの間その特技を使用できる。味方はこれらのボーナス特技の前提条件を満たしている必要はない。キャヴァリアーはこの能力を1日に1レベルの時点で1回と、5レベルの時点および以降5レベル毎に追加で1回ずつ使用できる。  &aname(cavarier-s-charge)&b(){キャヴァリアーの突撃(変則)}:3レベルの時点で、キャヴァリアーは騎乗時により正確に突撃する方法を学ぶ。キャヴァリアーは騎乗しながら突撃するとき近接攻撃に+4のボーナスを得る(通常の+2の代わりに)。加えて、キャヴァリアーは騎乗しながら突撃しているときACにペナルティを受けない。  &aname(expert-trainer)&b(){熟練の調教師(変則)}:4レベルの時点で、キャヴァリアーは乗騎をより早く卓越した技術で調教する方法を学ぶ。キャヴァリアーは自身に乗騎として仕える動物への[[〈動物使い〉>技能の詳細/3#Handle Animal]]にキャヴァリアー・レベルの1/2のボーナスを得る。加えて、彼は乗騎に新しい芸を仕込むときにDCを+5することで、もともと必要だった調教期間を1週間につき1日縮めてよい。彼はまた1体を超える追加の1体につきDCを+2することで、1回に複数体調教できる。  &aname(banner)&b(){旗印(変則)}:5レベルの時点で、キャヴァリアーの旗印は仲間と相棒にとって鼓舞の象徴となる。キャヴァリアーの旗印が明確に見える限り、60フィート以内のすべての仲間は[恐怖]に対するセーヴィング・スローに+2の士気ボーナスと突撃の一部としての攻撃ロールに+1の士気ボーナスを得る。10レベルの時点、および以降5レベル毎に、これらのボーナスは+1ずつ上昇する。この旗印は少なくとも小型かそれ以上に大きくなければならず、キャヴァリアーかその乗騎に運ばれているか、彼らのどちらかから見せていなければならない。  &aname(bonus-feat)&b(){ボーナス特技}:6レベルの時点および以降6レベル毎に、キャヴァリアーはボーナス特技1つを通常の成長に加え得る。これらのボーナス特技は戦闘特技の一覧の中から選ばなければならない。前提条件は満たしていなければならない。  &aname(Greater-tactician)&b(){上級戦術家(変則)}:9レベルの時点で、キャヴァリアーは追加のチームワーク特技1つをボーナス特技として得る。前提条件は満たしていなければならない。キャヴァリアーはこの特技を、戦術家の能力を使用することですべての仲間に与えることができる。戦術家の能力の使用は即行アクションになる。  &aname(mighty-charge)&b(){力強き突撃(変則)}:11レベルの時点で、キャヴァリアーは騎乗時に敵を打ちのめす突撃の方法を学ぶ。騎乗時に突撃するとき、手に持つどの武器でも間合いが倍になる。この上昇は、ほかの武器の間合いを上昇させる効果と累積しない。加えて、キャヴァリアーは突撃攻撃が成功した場合自由に突き飛ばし、武器落とし、武器破壊、組みつきどれか1つの戦技ができる。この自由な戦技は機会攻撃を誘発しない。  &aname(demanding-challenge)&b(){高度な挑戦(変則)}:12レベルの時点で、キャヴァリアーが挑戦を宣言するとき、その目標は彼の構えを脅威として注意を払わなければならない。目標がキャヴァリアーの機会攻撃範囲内にいる限り、キャヴァリアー以外からの攻撃に対しACに-2のペナルティを受ける。  &aname(greater-banner)&b(){上級旗印(変則)}:14レベルの時点で、キャヴァリアーの旗印は仲間を奮い立たせる。60フィート以内のすべての仲間は(魅惑)と(強制)効果に対するセーヴィング・スローに+2の士気ボーナスを得る。加えてこの旗印が見える限り、キャヴァリアーが標準アクションを消費して空に旗をはためかすことにより、60フィート以内のすべての仲間は自身を目標とした1つの呪文か効果に対して再びセーヴできる。このセーヴは元と同じDCに対して行なう。セーヴを許さない呪文や効果に対してこの能力は効果を発揮しない。1人の仲間はこの能力によるボーナスを1日に複数回得ない。  &aname(master-tactician)&b(){達人戦術家(変則)}:17レベルの時点で、キャヴァリアーは追加のチームワーク特技1つをボーナス特技として得る。前提条件は満たしていなければならない。キャヴァリアーはこの特技を戦術家の能力を使用してすべての仲間に与えることができる。キャヴァリアーが戦術家の能力を使用するとき、自身が修得しているいずれか2つのチームワーク特技を与える。彼はボーナス特技として得た以外のチームワーク特技を選択できる。  &aname(supreme-charge)&b(){突撃の神髄(変則)}:20レベルの時点で、キャヴァリアーが騎乗中に突撃したとき、通常の倍のダメージを与える(ランスを使用していた場合は3倍)。加えて、キャヴァリアーが騎乗中の突撃でクリティカル・ヒットを確定させた場合、目標は1d4ラウンドの間[[朦朧状態>用語集状態#Stunned]]になる。意志セーヴに成功すれば代わりに1d4ラウンドのよろめきで済む。DCは10+キャヴァリアーの基本攻撃ボーナスである。 **キャヴァリアーの騎士団  以下の騎士団はキャヴァリアーに最も一般的に選ばれるものである。これらの騎士団のメンバーはお互いに束縛される必要性はないが、特定の規範に帰属するキャヴァリアーたちで形成された組織はいくつかある。 ***コッカトリス騎士団  この騎士団に所属するキャヴァリアーは自身にのみ仕え、自身の更なる目標と名声のために働く。この騎士団のキャヴァリアーは自分勝手で自身の目標のみを意識する傾向がある。  &b(){布告}:キャヴァリアーは自身の興味と目標をなによりも評価しなければならない。常に対等であるなら対価を払うことを受け入れ、得たなら報酬を払い、略奪品の分配でも公平に(あるいはそれ以上に)山分けしなければならない。キャヴァリアーは機会があればいつでも自身の名声、威信、権力を増さなければならない。  &b(){挑戦}:コッカトリス騎士団のキャヴァリアーが挑戦を挑んでいる間、彼は挑戦の目標に対しての近接ダメージ・ロールに+1の士気ボーナスを、(自身の乗騎を除いて)彼が目標を敵として唯一機会攻撃範囲内に含めているクリーチャーである限り得る。このボーナスはキャヴァリアーの持つ4レベル毎に+1上昇する。  &b(){技能}:コッカトリス騎士団のキャヴァリアーは[[〈鑑定〉>技能の詳細/1#Appraise]]【知】と[[〈芸能〉>技能の詳細/1#Perform]]【魅】を自身のクラス技能リストに加える。加えて、コッカトリス騎士団のキャヴァリアーは別のクリーチャーが[[〈威圧〉>技能の詳細/1#Intimidate]]判定で彼の士気をくじく試みでのDCに自身の【魅力】修正値を加える(通常の【判断力】修正値に加えて)。  &b(){騎士団能力}:コッカトリス騎士団に所属するキャヴァリアーはレベルが上昇するに従い以下の能力を得る。  &i(){自慢屋(変則)}:2レベルの時点で、キャヴァリアーは標準アクションを消費し自身の功績と戦闘の腕前を自慢できる。[[《威圧演舞》>特技の詳細/あ~さ#Dazzling Display]]をボーナス特技として得る。彼はこの能力を使用するために武器を手に持つ必要がない。キャヴァリアーは士気をくじかれた目標への近接攻撃ロールに+2の士気ボーナスを得る。  &i(){栄光の簒奪(変則)}:8レベルの時点で、キャヴァリアーは他のクリーチャーの成功した一撃の栄光を盗むことができる。キャヴァリアー自身でないクリーチャーがキャヴァリアーの機会攻撃範囲内にいる目標にクリティカル・ヒットを成功させた場合、彼は機会攻撃を同じ目標に行なえる。  &i(){凱旋の瞬間(変則)}:15レベルの時点で、キャヴァリアーはフリー・アクションで凱旋の瞬間を宣言できる。1ラウンドの間、キャヴァリアーはすべての能力値判定、攻撃ロール、ダメージ・ロール、セーヴィング・スロー、そして技能判定に【魅力】修正値に等しい技量ボーナスを得る。ACにもこのボーナスは与えられる。加えて、彼のクリティカル・ヒットは自動的に確定する。キャヴァリアーはこの能力を1日に1回使用できる。 ***シールド騎士団  シールド騎士団に連なるキャヴァリアーは単なる農民から高名な職人に至るまで、民衆を守ることに命を捧げる。これらのキャヴァリアーは流れの前に立ち、さまよう殺人鬼や飢えた怪物から無垢な人々を守る。  &b(){布告}:キャヴァリアーは民衆の繁栄と生命を守り、彼らを傷つけ利用しようとする者からの強奪への盾とならなければならない。正当なら寄付しなければならず、必要なときに手助けしなければならない。彼は自身を守れない者に害や苦難を与えることになりうる行動をしてはならない。  &b(){挑戦}:シールド騎士団のキャヴァリアーが挑戦を挑んでいる間、彼は挑戦の目標への攻撃ロールに+1の士気ボーナスを、その目標がキャヴァリアー自身以外に攻撃した場合得る。このボーナスは1分間持続する。このボーナスはキャヴァリアーの持つ4レベル毎に+1上昇する。  &b(){技能}:シールド騎士団のキャヴァリアーは[[〈治療〉>技能の詳細/2#Heal]]【判】と[[〈知識:地域〉>技能の詳細/2#Knowledge]]【知】を自身のクラス技能リストに加える。シールド騎士団のキャヴァリアーが[[〈治療〉>技能の詳細/2#Heal]]技能を自身以外に対して使うとき、その判定にキャヴァリアー・レベルの1/2のボーナス(最低+1)を加える。  &b(){騎士団能力}:シールド騎士団に所属するキャヴァリアーはレベルが上昇するに従い以下の能力を得る。  &i(){決意(変則)}:2レベルの時点で、重装鎧を着ているときに近接あるいは遠隔攻撃でダメージを受けた場合、キャヴァリアーは1ポイントの致傷ダメージを1ポイントの非致傷ダメージに置き換えることができる。彼はこの能力をダメージを受ける度に1回使用できる。この能力では能力値ダメージ、能力値吸収、エネルギー・ダメージを非致傷ダメージに置き換えることはできない。6レベルの時点および以降4レベル毎に置き換えることのできるダメージ量は1ずつ上昇する。  &i(){潮止め(変則)}:8レベルの時点で、キャヴァリアーは[[《足止め》>特技の詳細/あ~さ#Stand Still]]をボーナス特技として、前提条件を満たしていなくとも得る。クリーチャーの移動を止めるための戦技判定の代わりに、キャヴァリアーは通常の攻撃を選択できる。その攻撃が命中しダメージを与えた場合、目標はキャヴァリアーが戦技判定に成功したかのように移動を終了する。  &i(){弱者の保護(変則)}:15レベルの時点で、キャヴァリアーは敵を妨害するために移動できるようになる。割り込みアクションで、キャヴァリアーは通常の移動速度(あるいは騎乗中なら乗騎の移動速度)で移動し1回の近接攻撃ができる。この移動は通常通り機会攻撃を誘発する。キャヴァリアーは敵に隣接したとき、移動を終了しなければならない。次のターン、キャヴァリアーは[[よろめき状態>用語集状態#Staggered]]となり、この能力を1ラウンドの間使用することができない。 ***スター騎士団  スター騎士団に連なるキャヴァリアーは信仰およびその同胞たちを守り仕えることに専念している。この騎士団に所属するキャヴァリアーは彼らが仕える宗教の教義と導きに多くの点において従おうとする。キャヴァリアーがこの騎士団に加盟するとき、仕えるべき1つの宗教を選択すること。  &b(){布告}:キャヴァリアーは信仰を、そして司祭から一般人まで、その教えに従うものすべてを守るよう努めなければならない。彼は信仰の制限を固く守り、その大義を可能な限り広め、そして神の代理人に仕えなければならない。  &b(){挑戦}:スター騎士団のキャヴァリアーが挑戦を挑んでいる間、彼はすべてのセーヴに+1の士気ボーナスを、挑戦の目標を機会攻撃範囲内に収めている限り得る。このボーナスはキャヴァリアーの持つ4レベル毎に+1上昇する。  &b(){技能}:スター騎士団のキャヴァリアーは[[〈治療〉>技能の詳細/2#Heal]]【判】と[[〈知識:宗教〉>技能の詳細/2#Knowledge]]【知】を自身のクラス技能のリストに加える。スター騎士団のキャヴァリアーは[[〈知識:宗教〉>技能の詳細/2#Knowledge]]技能判定を習熟していなくても行なえる。この技能にランクを持っている場合、彼は選択した信仰に関する判定にキャヴァリアー・レベルの1/2(最低+1)のボーナスを得る。  &b(){騎士団能力}:スター騎士団のキャヴァリアーはレベルが上昇するに従い以下の能力を得る。  &i(){使命感(変則)}:2レベルの時点で、キャヴァリアーは標準アクションで短い祈りをし、自身の能力への信頼で自身を満たせる。その時点から次の1分間、彼は1回の能力値判定、攻撃ロール、セーヴ、あるいは技能判定に【魅力】修正値に等しい技量ボーナスを得ることができる。彼はこのボーナスの使用をダイスのロールを行なう前に宣言しなければならない。彼はこの能力を判定やロールそれぞれの種類に対して1回ずつ、最大で1日に4回使用できる。加えて、キャヴァリアーはパラディンかクレリックのレベルに自身のキャヴァリアー・レベルの1/2を、エネルギー放出や癒しの手の効果を決定するに際し追加する。  &i(){信仰のために(変則)}:8レベルの時点で、キャヴァリアーは自身の信仰を呼び起こし戦闘で自身を支えることができるようになる。フリー・アクションで、キャヴァリアーは自身の神格の名を叫ぶことで、1ラウンドの間攻撃ロールに自身の【魅力】修正値に等しい士気ボーナスを与えられる。加えて、30フィート以内の彼と信仰を同じくする仲間は、その半分に等しいボーナス(最低+1)を得る。キャヴァリアーはこの能力を1日に1回と、12レベルの時点および以降4レベル毎に追加で1回ずつ使用できる。  &i(){応報(変則)}:15レベルの時点で、キャヴァリアーは彼の信仰の代理人を攻撃しようとしている者に応報を与えることができるようになる。いずれかの敵がキャヴァリアー、あるいは彼と同様の信仰に捧げ彼に隣接している仲間に対して近接攻撃を成功させた場合、その敵はキャヴァリアーからの機会攻撃を誘発する。キャヴァリアーはその機会攻撃に+2の士気ボーナスを得る。その敵の攻撃がクリティカル・ヒットだった場合、キャヴァリアーはその敵が挑戦の目標であるかのように機会攻撃を行ってよい。キャヴァリアーはこの能力を1ラウンドに1回使用できる。 ***ソード騎士団  ソード騎士団に連なるキャヴァリアーは人生を騎士道、名誉、勇猛、公平性に捧げる。この騎士団のキャヴァリアーは領主に誓おうとする。すべての騎士団の中で、ソード騎士団はおそらく最も広範な目標と理想を持っている。  &b(){布告}:キャヴァリアーは危機に面したとき勇気を見せ、彼を不当に扱ったものに慈悲を見せ、貧しく温順な者に寄付しなければならない。彼はいかなる時もあらゆる意味で尊敬すべき人物であらねばならない。彼は何よりも名誉を守らなければならず、名誉こそが仕えるべきものである。  &b(){挑戦}:ソード騎士団のキャヴァリアーが挑戦を挑んでいる間、彼は挑戦の目標への攻撃ロールに+1の士気ボーナスを、自身の乗騎に騎乗している限り得る。このボーナスはキャヴァリアーの持つ4レベル毎に+1上昇する。  &b(){技能}:ソード騎士団のキャヴァリアーは[[〈知識:貴族〉>技能の詳細/2#Knowledge]]【知】と[[〈知識:宗教〉>技能の詳細/2#Knowledge]]【知】を自身のクラス技能リストに加える。キャヴァリアーが[[〈はったり〉>技能の詳細/3#Bluff]]に対する[[〈真意看破〉>技能の詳細/2#Sense Motive]]判定を行なうとき、彼はその判定にキャヴァリアー・レベルの1/2(最低+1)に等しい技量ボーナスを得る。  &b(){騎士団能力}:ソード騎士団のキャヴァリアーはレベルが上昇するに従い以下の能力を得る。  &i(){我が名誉により(変則)}:2レベルの時点で、属性を1つ選択する。その属性を維持している限り、キャヴァリアーは1つの選んだセーヴに+2の士気ボーナスを得る。  &i(){騎乗体得(変則)}:8レベルの時点で、キャヴァリアーはどのクリーチャーに騎乗していようと、[[〈騎乗〉>技能の詳細/1#Ride]]判定を使用しているとき鎧による判定ペナルティを無視する。騎乗して突撃を行なう際、突撃に対して待機されていた攻撃に対するACに、+4の回避ボーナスを得る。その攻撃において、自身のそれに加え乗騎の【筋力】修正値をダメージ・ロールに追加する。また、以下の内から1つをボーナス特技として得る:[[《騎乗戦闘》>特技の詳細/あ~さ#Mounted Combat]]、[[《駆け抜け攻撃》>特技の詳細/あ~さ#Ride-By Attack]]、[[《技能熟練:騎乗》>特技の詳細/あ~さ#Skill Focus]]、[[《猛突撃》>特技の詳細/な~わ#Spirited Charge]]、[[《騎乗蹂躙》>特技の詳細/あ~さ#Trample]]、あるいは[[《突き落とし》>特技の詳細/た~と#Unseat]]。前提条件は満たしていなければこれらの特技は取得できない。  &i(){騎士の挑戦(変則)}:15レベルの時点で、1日に1回、騎士の挑戦を行なえるようになる。これは通常の挑戦と同じように機能するが、目標に行なうすべての攻撃ロールとダメージ・ロールにキャヴァリアーの【魅】ボーナスを加える。加えて、騎士の挑戦の目標にクリティカル・ヒットを確定するためのロールに+4の状況ボーナスを得る。 ***ドラゴン騎士団  ドラゴン騎士団に所属するキャヴァリアーたちは自身を似た考えを持つ同志との行動に専念し、ともに傭兵一行や小さな冒険グループを組む。これらのキャヴァリアーは忠誠と友情を信じ、仲間を守るためなら喜んで命を捧げる。  &b(){布告}:キャヴァリアーは仲間に誠実でなければならず常にグループのさらなる目標のために働かなければならない。仲間を害から守り、不信を呼んだとき彼らの名誉を守らなければならない。  &b(){挑戦}:ドラゴン騎士団のキャヴァリアーが挑戦を挑んでいる間、仲間は目標に対する攻撃ロールに+1の状況ボーナスを、キャヴァリアーが目標を機会攻撃範囲内に含めている限り得る。このボーナスはキャヴァリアーの持つ4レベル毎に+1上昇する。  &b(){技能}:ドラゴン騎士団のキャヴァリアーは[[〈知覚〉>技能の詳細/2#Perception]]【判】と[[〈生存〉>技能の詳細/2#Survival]]【判】を自身のクラス技能リストに加える。加えて、ドラゴン騎士団のキャヴァリアーは仲間のために食料と水を探すためか悪天候から仲間を守るための[[〈生存〉>技能の詳細/2#Survival]]判定にキャヴァリアー・レベルの半分のボーナスを得る(最低+1)。  &b(){騎士団能力}:ドラゴン騎士団に所属するキャヴァリアーはレベルが上昇するに従い以下の能力を得る。  &i(){味方の援護(変則)}:2レベルの時点で、ドラゴン騎士団のキャヴァリアーが仲間を助けるために援護アクションをしたとき、その仲間はAC、攻撃ロール、セーヴィング・スロー、あるいは技能判定に+3のボーナスを得る。8レベルの時点および以降6レベル毎に、このボーナスは+1ずつ上昇する。  &i(){戦術指揮(変則)}:8レベルの時点で、キャヴァリアーは標準アクションを費やすことで30フィート以内の仲間全員(自身を含む)にいくつかの中から1つのボーナスを与える。仲間はキャヴァリアーを見るか聞くかができればこのボーナスを与えられる。キャヴァリアーは1ラウンドの間ACに+2の回避ボーナスを与えるか、1ラウンドの間攻撃ロールに+2の士気ボーナスを与えるか、1回だけ割り込みアクションでそれぞれの移動速度で移動する能力か、を与えられる。キャヴァリアーは異なるボーナスを範囲内のそれぞれの仲間に与えられるが、仲間はこの能力の利益を1回の戦闘につき1回しか得られない。  &i(){一斉攻撃(変則)}:15レベルの時点で、キャヴァリアーは標準アクションを費やすことで移動速度までの移動と1回の近接攻撃を行なえる。30フィート以内の仲間もまた割り込みアクションで移動と1回の近接攻撃が行なえる。この移動と攻撃は移動の条件を満たしていれば突撃にしてもよい。これによるすべての攻撃に+2のボーナスを与え(これは突撃からのボーナスと累積する)、すべての仲間は1ラウンドの間ACに+2の回避ボーナスを得る。キャヴァリアーはこの能力を1つの戦闘につき1回使用できる。 ***ライオン騎士団  この騎士団に所属するキャヴァリアーは君主に対して誓いを立てている;王や女王や地方の将軍などに。この騎士団のキャヴァリアーは勇猛であり自らの大義に専念していて、領主とその領地の安全のためなら喜んでどこへでも足を運ぶ。  &b(){布告}:そのキャヴァリアーはどのような代価を払ってでも彼の君主の命と土地を守らなければならない。彼は質問なしに彼の君主の命令に従わなければならない。彼の領土の威信と権力を発展させるよう努力しなければならない。  &b(){挑戦}:ライオン騎士団のキャヴァリアーが挑戦を挑んでいる間、彼は挑戦の目標からの攻撃に対してのACに+1の回避ボーナスを得る。このボーナスはキャヴァリアーの持つ4レベル毎に+1上昇する。  &b(){技能}:ライオン騎士団のキャヴァリアーは[[〈知識:地域〉>技能の詳細/2#Knowledge]]【知】と[[〈知識:貴族〉>技能の詳細/2#Knowledge]]【知】を自身のクラス技能リストに加える。ライオン騎士団のキャヴァリアーは[[〈知識:貴族〉>技能の詳細/2#Knowledge]]技能判定を習熟していなくてもできる。その技能にランクを持っている場合、キャヴァリアーはその判定にキャヴァリアー・レベルの1/2(最低+1)のボーナスを、その判定が彼の君主に関するものである限り加える。  &b(){騎士団能力}:ライオン騎士団に所属するキャヴァリアーはレベルが上昇するに従い以下の能力を得る。  &i(){獅子吼(変則)}:2レベルの時点で、ライオン騎士団のキャヴァリアーは仲間を奮い立たせる能力を得る。標準アクションで、彼は勇気づける演説をしてキャヴァリアー・レベルに等しいラウンドの間、60フィート以内のすべての仲間に[恐怖]効果に対するセーヴィング・スローに彼の【魅力】修正値に等しい技量ボーナスと、攻撃ロールに+1の技量ボーナスを与えることができる。距離内の仲間が[[恐れ状態>用語集状態#Frightened]]か[[恐慌状態>用語集状態#Panicked]]を引き起こす呪文や能力の状況下にある場合、その仲間は即座にもう1回その効果へのセーヴを行なえる(セーヴが可能なものであるなら)。  &i(){王のために(変則)}:8レベルの時点で、ライオン騎士団のキャヴァリアーは大声で仲間を呼び、勇気づけられるようになる。即行アクションで、キャヴァリアーは30フィート以内のすべての仲間の攻撃ロールとダメージ・ロールに【魅力】ボーナスに等しい技量ボーナスを与える。この効果は1ラウンドの間持続する。この能力は1回の戦闘につき1回使用できる。  &i(){君主の盾(変則)}:15レベルの時点で、ライオン騎士団のキャヴァリアーは周囲の人を守ることができるようになる。キャヴァリアーに隣接する仲間はACに+2の盾ボーナスを得る。加えて、キャヴァリアーの間合い内にいるクリーチャーが攻撃したのであれば、割り込みアクションで自身に隣接するクリーチャーにされたその攻撃を自身へと移し替えることができる。この能力は攻撃ロールが振られる前に宣言しなければならない。その攻撃はそのクリーチャーが通常ならキャヴァリアーに攻撃が届かなかったりできなかったりしても、キャヴァリアーのACと防御に対して行われる。キャヴァリアーは攻撃の対象の移し替えに際し、遮蔽と視認困難によるボーナスを失う。

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