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#region(''目次'') #ls() #endregion *&spanid(Kami){カミ} &small(){&link(Kami){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/bestiary3/kami.html#kami}}  カミとは神代の昔に神々によって作成された太古の、神秘的な、この世のものならざる精体である。本来は自衛手段のない自然の一部用の守護者を意図されていたが、カミは目を瞠るほどの適応性を見せた。自然の在り方の変化につれ、カミも変わっていった。  カミには八百万の種類がある――理論上、動物、植物、事物、あるいは場所それぞれは、その分類に対応しているカミに保護されうる。それらはまとめてカミの「宿り主」と呼ばれており、小さな子供を世話しようと考える人間のように、カミの息がかかっている。実際には、カミの数よりも宿り主の方がずっと多い。つまり、カミは例外なく自己複製して自身の影響を拡大しようとする――カミが増えれば、守護という利益を受ける宿り主も増える。従って、カミの影響は通常自然界の特定の地域に及ぼされている――カミはまだ被造物全てを守護できるほどに数があるわけではない。  カミを目録化し分類するにあたっての難事として、カミの種族と宿り主の種類の関連性が意味不明な点がある。例えばジヌシガミはあらゆる種類の土地に関連するカミの種族であり、コダマは特定の木々の守護に格別の関心を持つ。カミにとってはこれらの気まぐれな類別は全く道理に適っているが、彼らが他者にその理由を説明しようという試みは通常聞き手を混乱させ、カミ自身の鬱憤を溜まらせる。しかしながら連綿と続けられていることは、カミのサイズと彼の宿り主の重要性との関連性の維持である。短刀、フロッグ、あるいは小石とずっと結びついているカミは普通極めて小さく人目を引かず、一方で山、赤杉、あるいはエレファントと結びついたカミはそれに比例してより大きくより強力になるだろう。勿論、そこかしこに例外はあり、そして苛ついた学者たちは時に、神々自身が学者の論理と憤懣のためだけにそうした法則を変えているのではないかと冗談交じりに疑うこともある。  カミは自発的に発現した精として、あるいは特に高貴なる魂の転生として存在している。自然の要素を守護するために死んだクリーチャーの魂は特にカミとして命を取り戻すことが多い。後者において、カミの多くは故郷を守っている間に非業の死を遂げたレンジャーあるいはドルイドか、生前は自然の平穏の中で瞑想していたモンクの魂が目覚めたものである。しかしながら転生しても生前の記憶を保っているカミはほとんどおらず、そして彼らの姿形は以前の肉体とは似ても似つかぬものになる。かつての生のことを思い出す極稀なカミは、ただの宿りガミを超える可能性が極めて高い――そうしたカミは時にクラス・レベルを持ち、極めて強力に成長する。  カミは固定化した姿に囚われた魂ではなく姿を変え続ける精として存在している。その大半は1つの木、石、あるいはうねる川を見続けるために存在しており、昆虫1匹以上の影響を世界に与えることもできない。カミは存在している間の大部分において宿り主と融合している――その姿において、カミは世界と交流する能力を完全に失うが、周囲は容易に観察できる。事物、植物、動物、あるいは場所にカミが宿っているかどうかを判断する信頼できる手段はないため、カミが一般的に見られる地で暮らす、あるいはそこを旅する者は、概して万物にカミが宿っていると見做している。カミ様がいらっしゃるという信仰は、カミの宿るものの守護において時に最重要となるため、カミがその考えに口を出すことはほとんどない。  カミは全て物理的な姿を取れる。大抵はどこかその宿り主に似ているが、ここでも常にそれが当てはまりはしないことが、しつこく学者たちを当惑させ苛つかせている。カミが物理的な姿をとった時、それは必ずまず瞬間移動したかのように突然宿り主の隣に現れる。しかしながらカミにとって、姿を現すことは無作法である――多くのカミは木の裏などに隠れながら肉体を発現し、そして足を踏み出して話したい者に姿を見せる。  カミは概して平和的な種族であり、友好的なフェイや他の自然環境に棲む魔法的な生物と共に暮らしている。この高貴なる精は自発的に土地を死ぬまで守り続けるため、ドライアドやトリエントはカミと極めて良好な仲間になることが多い。より破壊的で厄介なフェイはカミに歓迎されず、カミは自然の力そのものを使ってその邪魔な侵入者を跡形もなく消す。しかしながらオニほどカミに憎悪されているクリーチャーは他にないため、カミの平和的な本性はオニと対面する時にこれ以上なく素早く消え去る。カミはオニを自然界の汚染者であり、目的と行動が自然の精のそれらと真っ向から対立するモンスターであると見做している。オニがカミに守られている地で見られた時、カミ全てはその侵入をお互いに注意し合い、その闇の存在を見つけ出すために隊を組む。道徳を失った時にカミはオニになる危険があるという事実が、この憎悪の理由の大部分を占めている――本質的に、カミはオニをカミ族の失敗と恥の臨界点の証と見做している。  カミが悪であることは稀だが、彼らは何を置いても宿り主に守護をかける。時にその守護は他のクリーチャーから宿り主を孤立させ、結果として多くの者がカミを最高の厄介者であり、明白な最悪のモンスターであると見なしている。勿論カミ以外に宿り主がどう見られているかをカミが気にすることは皆無である――カミにとって重要なことは宿り主の安全だ。  最も強力なカミガミはカミ・ロードとして知られている。これらの神秘的で唯一無二のクリーチャーたちは途轍もなく強力であり、時に半神あるいは上級神格とさえ比肩できる。 #include_cache(B3/カミ/コダマ) #include_cache(B3/カミ/シキガミ) #include_cache(B3/カミ/ジヌシガミ) #include_cache(B3/カミ/ズイシン) #include_cache(B3/カミ/トシガミ)
#region(''目次'') #ls() #endregion *&spanid(Kami){カミ} &small(){&link(Kami){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/bestiary3/kami.html#kami}}  カミとは神代の昔に神々によって作成された太古の、神秘的な、この世のものならざる精体である。本来は自衛手段のない自然の一部用の守護者を意図されていたが、カミは目を瞠るほどの適応性を見せた。自然の在り方の変化につれ、カミも変わっていった。  カミには八百万の種類がある――理論上、動物、植物、事物、あるいは場所それぞれは、その分類に対応しているカミに保護されうる。それらはまとめてカミの「宿り主」と呼ばれており、小さな子供を世話しようと考える人間のように、カミの息がかかっている。実際には、カミの数よりも宿り主の方がずっと多い。つまり、カミは例外なく自己複製して自身の影響を拡大しようとする――カミが増えれば、守護という利益を受ける宿り主も増える。従って、カミの影響は通常自然界の特定の地域に及ぼされている――カミはまだ被造物全てを守護できるほどに数があるわけではない。  カミを目録化し分類するにあたっての難事として、カミの種族と宿り主の種類の関連性が意味不明な点がある。例えばジヌシガミはあらゆる種類の土地に関連するカミの種族であり、コダマは特定の木々の守護に格別の関心を持つ。カミにとってはこれらの気まぐれな類別は全く道理に適っているが、彼らが他者にその理由を説明しようという試みは通常聞き手を混乱させ、カミ自身の鬱憤を溜まらせる。しかしながら連綿と続けられていることは、カミのサイズと彼の宿り主の重要性との関連性の維持である。短刀、フロッグ、あるいは小石とずっと結びついているカミは普通極めて小さく人目を引かず、一方で山、赤杉、あるいはエレファントと結びついたカミはそれに比例してより大きくより強力になるだろう。勿論、そこかしこに例外はあり、そして苛ついた学者たちは時に、神々自身が学者の論理と憤懣のためだけにそうした法則を変えているのではないかと冗談交じりに疑うこともある。  カミは自発的に発現した精として、あるいは特に高貴なる魂の転生として存在している。自然の要素を守護するために死んだクリーチャーの魂は特にカミとして命を取り戻すことが多い。後者において、カミの多くは故郷を守っている間に非業の死を遂げたレンジャーあるいはドルイドか、生前は自然の平穏の中で瞑想していたモンクの魂が目覚めたものである。しかしながら転生しても生前の記憶を保っているカミはほとんどおらず、そして彼らの姿形は以前の肉体とは似ても似つかぬものになる。かつての生のことを思い出す極稀なカミは、ただの宿りガミを超える可能性が極めて高い――そうしたカミは時にクラス・レベルを持ち、極めて強力に成長する。  カミは固定化した姿に囚われた魂ではなく姿を変え続ける精として存在している。その大半は1つの木、石、あるいはうねる川を見続けるために存在しており、昆虫1匹以上の影響を世界に与えることもできない。カミは存在している間の大部分において宿り主と融合している――その姿において、カミは世界と交流する能力を完全に失うが、周囲は容易に観察できる。事物、植物、動物、あるいは場所にカミが宿っているかどうかを判断する信頼できる手段はないため、カミが一般的に見られる地で暮らす、あるいはそこを旅する者は、概して万物にカミが宿っていると見做している。カミ様がいらっしゃるという信仰は、カミの宿るものの守護において時に最重要となるため、カミがその考えに口を出すことはほとんどない。  カミは全て物理的な姿を取れる。大抵はどこかその宿り主に似ているが、ここでも常にそれが当てはまりはしないことが、しつこく学者たちを当惑させ苛つかせている。カミが物理的な姿をとった時、それは必ずまず瞬間移動したかのように突然宿り主の隣に現れる。しかしながらカミにとって、姿を現すことは無作法である――多くのカミは木の裏などに隠れながら肉体を発現し、そして足を踏み出して話したい者に姿を見せる。  カミは概して平和的な種族であり、友好的なフェイや他の自然環境に棲む魔法的な生物と共に暮らしている。この高貴なる精は自発的に土地を死ぬまで守り続けるため、ドライアドやトリエントはカミと極めて良好な仲間になることが多い。より破壊的で厄介なフェイはカミに歓迎されず、カミは自然の力そのものを使ってその邪魔な侵入者を跡形もなく消す。しかしながらオニほどカミに憎悪されているクリーチャーは他にないため、カミの平和的な本性はオニと対面する時にこれ以上なく素早く消え去る。カミはオニを自然界の汚染者であり、目的と行動が自然の精のそれらと真っ向から対立するモンスターであると見做している。オニがカミに守られている地で見られた時、カミ全てはその侵入をお互いに注意し合い、その闇の存在を見つけ出すために隊を組む。道徳を失った時にカミはオニになる危険があるという事実が、この憎悪の理由の大部分を占めている――本質的に、カミはオニをカミ族の失敗と恥の臨界点の証と見做している。  カミが悪であることは稀だが、彼らは何を置いても宿り主に守護をかける。時にその守護は他のクリーチャーから宿り主を孤立させ、結果として多くの者がカミを最高の厄介者であり、明白な最悪のモンスターであると見なしている。勿論カミ以外から宿り主がどう見られているかをカミが気にすることは皆無である――カミにとって重要なことは宿り主の安全だ。  最も強力なカミガミはカミ・ロードとして知られている。これらの神秘的で唯一無二のクリーチャーたちは途轍もなく強力であり、時に半神あるいは上級神格とさえ比肩できる。 #include_cache(B3/カミ/コダマ) #include_cache(B3/カミ/シキガミ) #include_cache(B3/カミ/ジヌシガミ) #include_cache(B3/カミ/ズイシン) #include_cache(B3/カミ/トシガミ)

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