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B2/アラムヴォラクス - (2012/01/11 (水) 00:56:30) の編集履歴(バックアップ)



アラムヴォラクス Aurumvorax


その小さいが恐るべき8脚の獣が持つ金色の毛皮の下には、強靭な筋肉が脈打っている。

アラムヴォラクス 脅威度9 Aurumvorax


経験点 6,400
N/小型サイズの魔獣
イニシアチブ +8;感覚 暗視60フィート、夜目、鋭敏嗅覚;〈知覚〉+13
防御データ
AC 23、接触15、立ちすくみ19(+4【敏】、+8外皮、+1サイズ)
hp 114(12d10+48)
頑健 +14、反応 +12、意志 +7
防御的能力 凶暴性;DR 10/刺突または斬撃;完全耐性 毒;抵抗 [火]10
攻撃データ
移動速度 30フィート、穴掘り10フィート
近接 噛みつき=+18(1d6+5、加えて“つかみ”)、爪(×4)=+18(1d4+5、加えて“つかみ”)
特殊攻撃 引っかき(爪(×4)、+18、1d4+5)
一般データ
【筋】 21、【敏】 18、【耐】 18、【知】 2、【判】 13、【魅】 11
基本攻撃 +12;CMB +16(組みつき+24);CMD 30(対足払い42)
特技 《イニシアチブ強化》、《頑健無比》、《技能熟練》(〈知覚〉)、《クリティカル熟練》、《動脈破り》、《鋼の意志》
技能 〈隠密〉+17、〈知覚〉+13
生態
出現環境 温暖/平地、丘陵、または森林
編成 単体または2体
宝物 標準
特殊能力
つかみ(変則) アラムヴォラクスは自身よりも1段階大きいサイズの敵(ほとんどのアラムヴォラクスにとっては中型)までつかむことができる。つかみ判定には通常のつかみ能力で得られる+4種族ボーナスの代わりに、+8の種族ボーナスを得る。

 アラムヴォラクスは非常に好戦的なクリーチャーで、繁殖期を除いては単独で生活する。成体は通常、巣穴から1マイル以内を縄張りとし、他の肉食動物たちを容赦無く追い払う。新鮮な肉に加え、アラムヴォラクスは金属(特に金と銅)をかじる。それが歯を鋭くするためなのか何かの必須栄養素のためなのかは分かっていない。アラムヴォラクスの巣は無数の脚で引き伸ばされ、地中深くにまで広がっていることが多い。アラムヴォラクスの貪欲な食欲により、ドワーフの間で「金色の貪り食うもの」の異名を得るに至った。ドワーフたちはこの危険な獣のために、少なくない数の鉱山を失っているのだ。
 戦闘において、アラムヴォラクスはその顎で犠牲者をしっかりとつかみ、その爪でえぐり残酷な傷を作る。自身や敵が死ぬまで、その口を離すことはほとんどない。生きているクリーチャーであればサイズに関係なく最も近いものを攻撃し、犠牲者が死亡するまで他の人から受けた傷をものともしない。
 一般的なアラムヴォラクスは全長3フィート(約90cm)しかないが、その密集した筋肉で覆われた分厚く頑丈な骨のために、体重は200ポンド(約90.7kg)を超える。その毛皮が金色だが、爪は黒く鋭い。その体格に見合わぬ体重のため、彼らは泳ぐのが苦手で、水を渡ることを嫌う。しかし必要にかられれば、流れがないかゆっくりした川底を転がることができる。
 成体のアラムヴォラクスを訓練することはできないが、その子供は護衛用の獣として重宝される。健康なアラムヴォラクスの子供は、見識のある買い手に渡せば5,000gp以上の値段で売れる。アラムヴォラクスのメスは一度に一体以上の子供を産むことは滅多になく、子供が小さい間は子供を守ろうとひどく凶暴になる。
 アラムヴォラクスは楽しみのために犠牲者を巣に持ち帰り、骨の山は死んだものが持っていた価値あるものが残されている事が多い。食べられていない高価な金属や捨てられた宝石、ひどく傷んだ金属製のアイテムが巣で見つかることもある。その金属のような彩色にもかかわらず、アラムヴォラクスは金属を目標とした攻撃(ヒート・メタルやラスト・モンスターの接触など)により傷つくことがない――実際、アラムヴォラクスはラスト・モンスターを簡単に殺して食べることができ、ドワーフ氏族の中にはラスト・モンスターから自らの石の家を守るためにアラムヴォラクスをペットとして飼っているものもいる。