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B3/レーシー - (2014/09/20 (土) 02:33:27) の編集履歴(バックアップ)



レーシー Leshy

 レーシーは元々、より強力なフェイや、エルダー・トレントなどの知性ある植物生命体に仕えるために育てられる。彼らは知性を持たない同胞の世話をし、自然の植物の監視役を務める意識を持つ植物である。レーシーにはいくつかの種が存在しており、それぞれ植物または菌類の広大な群れを作り出す。最もよく知られているものとして、迷信深い ゴーウド・レーシー 、聡明な シーウィード・レーシー 、奇妙な ファンガス・レーシー 、そして用心深い リーフ・レーシー らが挙げられる。その他に存在が噂されているものには、不機嫌なカクタス・レーシー、意地悪なフライトラップ・レーシー、おしゃべりなスナップドラゴン・レーシー、謎めいたロウタス・レーシーなどがいる。

 レーシーは元々、コミューン・ウィズ・ネイチャー等の呪文で接触する者のような、実体のない自然の精霊といった存在である。これらの精霊は通常であれば物質的な世界に直接作用する手段を持たないが、熟練した術者(多くはドルイド)はこれらの精霊に宿る場所を与え、その精霊のために特殊な植物の体を生み出すことができる。

 ひとたび受け入れると、レーシーの精霊は破壊されない限りその身体にとどまり続ける。レーシーは、大多数のクリーチャーと異なり死を恐れていない。枯れて朽ちたとしても単に精霊が自然界へ戻るだけのことで、いつの日か新たなレーシーの身体に呼ばれることもあると理解しているからだ。レーシーの身体が死ぬと、 レーシーを動かしていた魔法は周囲に影響を及ぼす生命のエネルギーを放ちながら解きほどかれ、近辺にある植物の成長を促進させる。自身の犠牲によってその他の無数の無力な植物が生き永らえるかもしれないことが分かれば、病に瀕した植物の命を救うため自発的にその身体を投げ打つレーシーさえいる。レーシーがどのような死を迎えたかにかかわらず、身体を捨てることで精霊は傷を負う。そのため、実体として存在していたころの記憶は、レーシーにわずかしか残らない。再び身体に結びつく場合、レーシーの精霊は同じ形態に戻るとは限らない。存在し続けていれば、精霊は異なるレーシーの種類に宿ることができる。身体を持たないレーシーは、物質界に影響を及ぼしたり接触したりする力を持たない。

 レーシーの物質的な姿を作るためには儀式と特殊な材料が必要となるが、それらは個々のレーシーによって異なる。作成者が必要な材料を組み合わせた後、一般的にトリエントの木立やドルイドの社会、また原始的な自然の秘境などの自然の力が及ぶ地域の中でレーシーを成長させる必要がある。新しく生まれたレーシーは自由な意思を持つ中立的な存在であり、自身の製作者に対する責務を持たない。

 種としてみれば、レーシーは皆、共通の特性を保持している。彼らは植物に似ているがどことなく人型生物の外見をしており、例外なく小型サイズである。同じ種類のレーシーは同じ一般的な形状を共有しているが、レーシーの外見は植物の世界の多様性をすべて持っている。例えば ファンガス・レーシー には典型的な赤く白い点々のあるキノコのカサを備えているものもいればアミガサタケの海綿質で黒ずんだ形状を備えるものもおり、薄い灰色をした洞窟にあるキノコの配色を備えていることもある。


レーシーの育成 Growing a Leshy

 レーシーを育成する手順は人造の作成に多少似ているが、《人造クリーチャー作成》特技は必要としない。レーシーの作成者は必然的に強力なドルイドとなるだろうが、必要な〈知識〉判定を行え、必要な呪文を発動する能力を備えている者であれば誰でも作成を試みることができる。

 レーシーの体の育成にはヒット・ダイスごとに2週間が必要となる。初期形態の間は良質の肥沃な土地にいる必要があり、必要に応じ灌漑し、外傷より守る必要がある。この育成の期間中はレーシーが通常の植物から意識ある存在に変わるという最も重要な変化を起こすため、特定の珍しい栄養剤と肥料を使用しなければならない――この構成要素の費用はレーシーによりさまざまであるが、1,000gpを下回ることは決してない。この時に、作成者はこの身体を適切に成形するために〈知識〉判定(通常は〈知識:自然〉判定)に成功しなければならない――適切な判定も必要なDCもレーシーによりさまざまである。判定に失敗した場合この植物は萎びて枯れてしまい、作成者は新しくやり直さなければならなくなる。

 失敗することなく技能判定に成功したなら、その後すぐ、作成者はレーシーを育成した日の間に24時間の儀式を執り行わなければならない。儀式の間、作成者はいくつかの呪文を発動しなければならない(個々のレーシーの説明を参照)。儀式が最高潮に達すると、レーシー作成の試みはきっかり50%の確率で成功する――この最後の判定に失敗した場合、要求に十分応じられる適切な精霊はいなかったことになる。植物の身体は腐ってしまい、作成者が再び試みるのであれば新しい材料を用いて初めからやり直す必要がある。GMが認めれば、この最後の判定における成功確率は、レーシーの精霊が通常より多く集まるような特定の魔法的な領域では75%、場合によっては100%にしてもよい。そのような希少な魔法的な場所の発見は冒険の中心的命題となるだろう。

 儀式が成功した場合、レーシーは完全な形態で目を覚まし、部下として仕える能力を持つ。作成されたばかりのレーシーは自身の作成者に対して何らかの指示に従う義務はないが、ほとんどの場合、自らの作成者を友人として、また仲間としての敬意を抱く。

 植物クリーチャーはレーシーの育成に特に精通している。この種の作成者は〈知識〉判定に+5の種族ボーナスを得、レーシーの育成に必要な時間は半分になり、クリーチャーを作成する費用は25%減少する。また植物クリーチャーは精霊を身体に引き寄せる判定に常に成功するため、最後のパーセント・ロールを行わなくてよい。

 通常のレーシーより多くのヒット・ダイスを持つレーシーを作ることもできる。追加のヒット・ダイスごとに、レーシーを作る費用に2,250gpずつ加え(つまり市価に4,500gpを加えることになる)、〈知識〉判定のDCを+2だけ上昇させ、育成期間を追加で2週間増加させる必要がある。小型より大きいサイズのレーシーを作る試みは常に失敗する――このクリーチャーを動かす不思議な精霊エネルギーは人間の子供より大きな身体を扱う能力は持ち合わせていない。

レーシー:ファンガス・レーシー Leshy, Fungus


似つかわしくない目が植物クリーチャーの分厚いキノコのカサにチョンと乗っており、馬鹿でかい口に青白いキノコの歯が並んでいる。

ファンガス・レーシー 脅威度2 Fungus Leshy


経験点 600
N/小型サイズの植物レーシー変身生物
イニシアチブ +2; 感覚 暗視60フィート、夜目〈知覚〉+2
防御
AC 13、接触13、立ちすくみ11(+2【敏】、+1サイズ)
hp 15(2d8+6)
頑健 +6、反応 +2、意志 +2
完全耐性 [電気]、[音波]、植物の種別特徴
攻撃
移動速度 20フィート
近接 噛みつき=+2(1d6)、(×2)=+2(1d3)
遠隔 埃茸=+4 (1、加えて“胞子”)
特殊攻撃 胞子
擬似呪文能力 (術者レベル4;精神集中+6)
基本データ
【筋】10、【敏】15、【耐】16、【知】7、【判】14、【魅】15
基本攻撃 +1; CMB +0; CMD 12
特技 《無視界戦闘》
技能 〈隠密〉+10(沼地および地下では+14)、〈生存〉+3(沼地および地下では+7);種族修正 +4沼地および地下での〈隠密〉および〈生存〉
言語 ドルイド語、森語;植物との会話(菌類)
その他の特殊能力 変身(小型の菌類;ツリー・シェイプ)、緑の爆発

生態
出現環境 気候問わず/沼地または地下
編成 単体または小集団(2~16)
宝物 標準

特殊能力
埃茸(変則)/ Puffball ファンガス・レーシーは標準アクションで埃茸を吐きつける。この攻撃は命中により1ポイントのダメージを与え(このダメージには【筋力】修正を適用しない)、(隣接する目標ではなく)攻撃が命中した相手にファンガス・レーシーの胞子の効果を浴びせる。埃茸は20フィートの射程単位を持つ。
胞子(変則)/ Spore ファンガス・レーシーはカビと胞子にまみれている。ダメージを受けるとファンガス・レーシーは自身の身体から雲状の胞子を吹き出す。隣接する全てのクリーチャーはDC14の頑健セーヴを行わねばならず、失敗すると1分の間、その視界が10フィートに減少する。全ラウンド・アクションを消費して水で目を洗うと、この効果を終了することができる。セーヴDCは【耐久力】に基づいている。

 大洞穴のようなキノコの森と沼地の奥深くにある腐敗の進む堆肥の培養地の守り手である、ファンガス・レーシーは地下に生えるものと新しい生命を肥沃にする腐敗を総べる者である。この小さな腐敗した農夫は、全てのレーシーの中で最も異様で醜悪な外見を持つものの一つである。そのおぞましい外見は邪悪な感情の表れというよりは、カビと菌類に本来備わっている不揃いな不気味さに基づく成分が強い。他の同族のように、ファンガス・レーシーの形状は様々で、それぞれ非常に異なる。しかし大抵は、彼らが世話をする地域に多く存在するキノコや大型の菌類の色と形を拝借している。
 ファンガス・レーシーは地下世界や、また自然の世界の腐敗した土地の神秘より産み出される。彼らは自分たちが管理している土地で重要な奉仕を執り行い、菌類の成長を助け、他の植物の栄養となる腐った材料を運び、すでに死滅した草木を効率よく活用する。ファンガス・レーシーは夜間に最も活動的になる。昼間には膨らんだ菌類の形をとり、十分に腐った堆肥の山や菌類の谷間で過ごす。
 ファンガス・レーシーは身長2フィート(約60cm)、重量25ポンド(約11.3kg)。その海綿体の内部は空洞になっていて、ふわふわとした胞子で満たされている。

ファンガス・レーシーの育成 Growing a fungus leshy


 ファンガス・レーシーは通常トリエントの群生にある堆肥に囲まれたところや地中深くのカビの群生、深い沼地の中心部にある不気味な小丘で育てられる。

ファンガス・レーシー Fungus Leshy

術者レベル 8レベル; 市価 2,500gp

儀式

レーシー:ゴーウド・レーシー Leshy, Gourd


この小さな植物人間は絡まったツタのような足で歩きまわる。頭部に当たるところには、眼と口が彫られたかぼちゃが添えつけてある。

ゴーウド・レーシー 脅威度1 Gourd Leshy


経験点 400
N/小型サイズの植物レーシー変身生物
イニシアチブ +2; 感覚 暗視60フィート、夜目〈知覚〉+4

防御
AC 13、接触13、立ちすくみ11(+2【敏】、+1サイズ)
hp 9(1d8+5)
頑健 +4、反応 +2、意志 +0
完全耐性 [電気]、[音波]、植物の種族特徴

攻撃
移動速度 20フィート
近接 叩きつけ-1(1d3-2、加えて“捕縛”)
遠隔 種=+3(1、加えて“捕縛”)
特殊攻撃 急所攻撃+1d6
擬似呪文能力 (術者レベル2;精神集中+4)
基本データ
【筋】6、【敏】15、【耐】14、【知】6、【判】11、【魅】15
基本攻撃 +0; CMB -3; CMD 9
特技 《追加hp》
技能 〈隠密〉+6(平地および下生えでは+10)、〈生存〉+0(平地および下生えでは+4)、〈知覚〉+4;種族修正 +4平地および下生えでの〈隠密〉および〈生存〉
言語 ドルイド語、森語;植物との会話(ウリ類)
その他の特殊能力 変身(小型のウリ;ツリー・シェイプ)、記念品入れ、緑の爆発

生態
出現環境 気候問わず/丘陵または平地
編成 単体または群生(2~16)
宝物 標準

特殊能力
捕縛(変則)/ Ensnare ゴーウド・レーシーの種攻撃と叩きつけ攻撃による目標は、DC12の反応セーヴに成功しない限り2d4ラウンドの間ツタによって絡みつかれた状態になってしまう。目標は全ラウンド・アクションとしてDC12の【筋力】判定を試みて成功すれば、持続時間が経過する前に絡みついているツタを引きちぎることができる。セーヴ及び引きちぎるためのDCは【耐久力】に基づいている。
記念品入れ(超常)/ Keepsake ゴーウド・レーシーは頭頂部を取り外し、ダガーやポーションなどの非常に小さな物体1つをその中に収めることができる。
 ゴーウド・レーシーの頭部の中にある間、このアイテムはノンディテクションによって守られる。加えて、24時間後、内部にあるアイテムは掃除と研磨がなされ、傷ついていたならばメンディング呪文のように修理される。これらの呪文効果は、ゴーウド・レーシーのヒット・ダイスの2倍に等しい術者レベルに等しい(ほとんどのゴーウド・レーシーにおいては術者レベル2となる)。
種(変則)/ Seed ゴーウド・レーシーは遠隔攻撃として種を打ち出すことができる。命中したなら、この攻撃は1ポイントのダメージ(このダメージは【筋力】修正値によって変化しない)を与え、ゴーウド・レーシーの捕縛能力の目標となる。この攻撃は10フィートの射程単位を持つ。

 葉のついたツタを絡めたものを肢、彫刻のなされたウリを頭としたゴーウド・レーシーはかなりコミカルな外見をしている。ゴーウド・レーシーは収穫期に関わりを持つことで知られ、作物(特に野菜や穀物)の収穫が安全に継続して行われるかに目を配る。
 ゴーウド・レーシーは儀式の迷信や愛情を強く持っている。彼らはありふれた行いの前に、正しく繁殖させるための最善を尽くし、これまでに失敗した作業を試す際には、一見無作為に細かな点に手を入れる。ゴーウド・レーシーは無作為に奇妙なものや端の部分を幸運のお守りとして集める。それは磨かれた石から鳥の羽、色あせた効果まで多岐にわたる。ゴーウド・レーシーは極度に騙されやすく、彼らが信じる人から耳にしたことはほとんどなんでも信じてしまう。しかし彼らがその空っぽの頭に記憶を留めているのは明らかで、ゴーウド・レーシーは裏切られたことをほとんど忘れない。
 ゴーウド・レーシーは特別力があるわけではないが、彼らの戦いはしばしば卑怯な戦い方をする。お気に入りのやり方は攻撃の間合いに入るまでウリの姿で敵を待ち伏せするというもので、入ってくると彼らは真の姿を明らかにして同じラウンドに急所攻撃を仕掛ける。

ゴーウド・レーシーの育成 Growing a gourd leshy


 ゴーウド・レーシーの育成には小さな野菜畑や日当たりのよい草地が最適だ。成長したウリに目や口を彫られたゴーウド・レーシーの「顔」は育成の儀式の重要な部分であり、この作業を怠ると、ゴーウド・レーシーの視力や会話能力は失われてしまう。ゴーウド・レーシーの特徴である厳密な性質や外見は、個体によって様々で広範に渡る。

ゴーウド・レーシー Gourd Leshy

術者レベル 6レベル; 市価 1,500gp

儀式

レーシー:リーフ・レーシー Leshy, Leaf


この小さな植物人間は翼のような葉っぱでできた外套と松ぼっくりの鎧をまとい、間に合わせの槍として小枝を身につけている。

リーフ・レーシー 脅威度1/2 Leaf Leshy


経験点 200
N/小型サイズの植物レーシー変身生物
イニシアチブ +1; 感覚 暗視60フィート、夜目〈知覚〉+1

防御
AC 13、接触12、立ちすくみ12(+1鎧、+1【敏】、+1サイズ)
hp 5(1d8+1)
頑健 +3、反応 +1、意志 +1
完全耐性 [電気]、[音波]、植物の種別特徴

攻撃
移動速度 20フィート、登攀10フィート、飛行10フィート(劣悪);滑空
近接 ショートスピア=+2(1d4-2/19~20)
遠隔 種子莢=+2接触(1、加えて“聴覚失調化”)
擬似呪文能力 (術者レベル2;精神集中+3)
基本データ
【筋】6、【敏】13、【耐】12、【知】5、【判】12、【魅】13
基本攻撃 +0; CMB -3; CMD 8
特技 《武器の妙技》
技能 〈隠密〉+5(森林および密林では+9)、〈生存〉+1(森林および密林では+5)、〈飛行〉-1;種族修正 +4森林および密林での〈隠密〉および〈生存〉
言語 ドルイド語、森語;植物との会話(木)
その他の特殊能力 変身(小型サイズの木;ツリー・シェイプ)、緑の爆発

生態
出現環境 気候問わず/森林または丘陵
編成 単体または木立(2~16)
宝物 標準

特殊能力
滑空(変則)/ Glide リーフ・レーシーはホバリングのために飛行移動速度を使用することはできない。飛行する際、リーフ・レーシーは開始地点より少なくとも5フィート低い高度で移動を終了しなければならない。
種子莢(変則)/ Seedpods リーフ・レーシーは爆発性のドングリ、松ぼっくり、その他の種子莢を生やしており、それらを遠隔武器として投擲することができる。種子莢は射程単位10フィートを持ち、接触すると爆発して1ポイントの殴打ダメージを与える(このダメージは【筋力】によって変化しない)。種子莢が命中したものはDC11の頑健セーヴを行わねばならず、失敗すると1ラウンドの間聴覚喪失状態となる。セーヴDCは【耐久力】に基づいている。

 リーフ・レーシーは原生のものか栽培された果樹かに関わらず、木にとってより良い存在になろうとする。見たところ彼らは柔らかく汁気たっぷりに見える身体をしており、無数の葉っぱでできた服を身につけている。大きい葉っぱが肩を覆い、しばしば外套を身につけているように見える。彼らはほとんど特徴の無い頭部を持ち、松ぼっくりや木の実、果物の外皮でできた兜を身につけている。服にある葉っぱの層はリーフ・レーシーにとって高品質のパデッド・アーマーとして機能するが、他のクリーチャーにとっては何の価値もない。
 リーフ・レーシーは戦争ごっこをこよなく愛する。木で働いていない時には、彼らは間に合わせの槍で模擬戦をしようと仲間を誘う。本当に戦わねばならない時には、彼らはこの個人的な武術訓練を頼りとする。実際の戦いにおいては、彼らは非常に用心深い。強く発達させた自衛本能により援護を重視し、一撃離脱の戦術で敵を悩ませる。

リーフ・レーシーの育成 Growing a leaf leshy


 リーフ・レーシーは通常果樹や実のなる木の陰で育てられる。リーフ・レーシーを育てるために、作成者は一緒にドングリと松ぼっくりを一緒に栽培する。そしてその周りに葉っぱや小枝、トゲを積み上げる。生まれてすぐはリーフ・レーシーは鎧や葉っぱの外套、武器を身につけていない。しかし1日もすれば使える素材からそれらを作り出し、自分用の道具に変えてしまう(〈製作〉判定は不要)。

リーフ・レーシー Leaf Leshy

術者レベル 5レベル; 市価 1,000gp

儀式

レーシー:シーウィード・レーシー Leshy, Seaweed


このなんとなく人型生物に見える植物クリーチャーは、湿っぽい緑の海藻でできた身体を持ち、貝殻でできた粗末な鎧を身につけている。

シーウィード・レーシー 脅威度3 Seaweed Leshy


経験点 800
N/小型サイズの植物水棲レーシー変身生物
イニシアチブ +1; 感覚 暗視60フィート、夜目〈知覚〉+7

防御
AC 15、接触12、立ちすくみ14(+1鎧、+1【敏】、+2外皮、+1サイズ)
hp 30(4d8+12)
頑健 +6、反応 +2、意志 +3
完全耐性 [電気]、[音波]、植物の種別特徴
攻撃
移動速度 20フィート、水泳20フィート
近接 叩きつけ=+4(1d6)
遠隔 水噴射=+5(1、加えて“盲目化”)
特殊攻撃 急所攻撃+1d6
擬似呪文能力 (術者レベル8レベル;精神集中+9)
常時:パス・ウィズアウト・トレイス
1回/日:エンタングル(水中のみ、DC12)
基本データ
【筋】10、【敏】13、【耐】14、【知】9、【判】15、【魅】12
基本攻撃 +3; CMB +2; CMD 13
特技 《追加hp》《能力熟練:水噴射》
技能 〈隠密〉+9(水中では+13)、〈水泳〉+8、〈生存〉+3(水中では+7)、〈知覚〉+7;種族修正 +4水中での〈隠密〉および〈生存〉
言語 ドルイド語、森語;植物との会話(海藻)
その他の特殊能力 空気の嚢胞、水陸両生変身(小型の海藻;ツリー・シェイプ)、緑の爆発

生態
出現環境 気候問わず/海洋または湾岸
編成 単体または群生(2~16)
宝物 標準

特殊能力
空気の嚢胞(超常)/ Air Cyst シーウィード・レーシーは常に空気で満たされた小さな球状部を育てている。移動アクションとして、シーウィード・レーシーはこの球状部を取り外し、他のクリーチャーに渡すことができる。標準アクションとして食べることで、この空気の嚢胞は10分の間(呪文の)ウォーター・ブリージングを与える。シーウィード・レーシーは一度に最大で4つまで空気の嚢胞を持つことができ、空気の嚢胞は24時間に1つの比率で育てることができる。
水噴射(変則)/ Water Jet シーウィード・レーシーは30フィートの距離まで、口から高圧のジェット水流を吐き出すことができる。目標に命中させるには、遠隔接触攻撃に成功しなければならない――命中したなら、この噴射は1ポイントの殴打ダメージを与える(このダメージは【筋力】によって変化しない)。加えて、命中したクリーチャーはDC15の頑健セーヴを行わねばならず、失敗すると水によって1ラウンドの間盲目状態となる。セーヴDCは【敏捷力】に基づいている。

 シーウィード・レーシーは普通海岸沿いに住み、潮だまりで幸せそうにバシャバシャと遊んでいる。また彼らは海でも同じようにくつろぎ、大きな海藻のベッドの中でふわふわと漂う。いつまでも水の外にいられる能力を完璧に備えているが、シーウィード・レーシーはその自尊心のために、海から離れる時間に制限を設けることを好む。ほとんどのシーウィード・レーシーは淡水の植物をよく思っていない。それはちょうど、都会に住むものが農村部に住むものに対して見下した調子で話すようなものだ。淡水に住むレーシーの噂をすれば、シーウィード・レーシーから嘲りの笑い声が聞こえてくるのは間違いないだろう。
 シーウィード・レーシーは葉っぱのような緑の海藻でできた、水に濡れた小さい人間といった姿をしている。やせこけた腕や脚、水かきのついた手足、髪の代わりに灰色や緑、赤といった昆布を長く生やしている。彼らは大きな貝殻1組か小さな貝殻をいくつもつなぎ合わせた鎧を身につけている。この鎧はシーウィード・レーシーにとっては高品質のパデッド・アーマーとして機能するが、他のクリーチャーには何の価値ももたらさない。
 シーウィード・レーシーは斜に構え我慢強く思慮深い(それらは淡水のレーシーと関連した話題によって蓄えられたものだ)。彼らは自然が潮の満ち引きや海流、川の変わらぬ流れがいずれ必要なものを自然と持ってきてくれると信じている。彼らは拙速な決定と軽率な行いに助言をし、いつも明日が持ってくるであろうものを静観することを好む。

シーウィード・レーシーの育成 Growing a seaweed leshy


 シーウィード・レーシーは海水で育てられなければならない。シーウィード・レーシーの作成者は昆布または他の海藻一房をその海水で育て、海藻がうまく育つよう、毎日骨灰を与えなければならない。作られた時には、シーウィード・レーシーは鎧を身につけていない。しかし1日もすれば使える素材からそれらを作り出し、自分用の道具に変えてしまう(〈製作〉判定は不要)。

シーウィード・レーシー Seaweed Leshy

術者レベル 10レベル; 市価 4,500gp

儀式