近接戦闘の多くの熟練者は自分のキャリアの上で特定の戦闘スタイルを磨き、相手に対して使用する特定の戦術の複雑さを学ぶ。しかし状況に応じて戦闘スタイルを調整し、周囲の者の戦術、戦技、戦闘スタイルを学ぶことを選択する少数の者もいる。
サイキック・ウォリアーやソウルナイフは戦闘に焦点を当てることがアダプティヴ・ウォリアーへと自然と繋がるため、最も一般的にアダプティヴ・ウォリアーとなることがみられる傾向がある。
役割:アダプティヴ・ウォリアーは戦闘の最前線で最も見かけるクラスであり、その瞬間の特定の敵に対して戦闘スタイルを調整する。
属性:アダプティヴ・ウォリアーはどの属性でもよい
ヒット・ダイス:d10
必要条件
アダプティヴ・ウォリアーになるためには、キャラクターは以下の基準すべてを満たさなければならない。
基本攻撃ボーナス:+5。
念能:少なくとも1念力ポイントの念力ポイント・リザーブを持っていなければならない。
クラス技能
レベル毎の技能ランク:2+【知】修正値。
表:アダプティヴ・ウォリアー
クラス特徴
アダプティヴ・ウォリアーのクラスの特徴は以下の通り。
武器と防具の習熟 アダプティヴ・ウォリアーはすべての単純武器と軍用武器、すべての鎧と盾に習熟している(タワー・シールドを除く)。
修得済み念力/Powers Known 各指定されたレベルで、アダプティヴ・ウォリアーは1日ごとの追加の念力ポイントを得、この上級クラスに就く前に属していたクラスのレベルが上がったかのように、新しい念力の使用権を得る。しかし、そのクラスのキャラクターが得たであろう他の利益(ボーナス特技、念能修正特技、アイテム作成特技など)を得ることはできない。これは本質的に、キャラクターが持っているクラスを表現するレベルにアダプティヴ・ウォリアー・レベルを加え、それに応じて、1日毎の念力ポイント、修得済み念力、発現者レベルを決定することを意味する。キャラクターがアダプティヴ・ウォリアーになる前に複数の念力発現クラスをとっていたなら、レベルの上昇があるたび、その新たなレベルをどのクラスに、1日毎の念力ポイント、修得済み念力、発現者レベルを決定するために適用するか決めなければならない。キャラクターがこの上級クラスとなる前に念力発現クラスに属していなかった場合、発現者レベルを得ることはできない。
技法の調査(超常)/Examine Technique アダプティヴ・ウォリアーは念能収束を維持している限り、移動アクションとしてラウンドに1回、視線が通るクリーチャーのテクニックを調査し覚えておくことができる。アダプティヴ・ウォリアーは他のクラスの能力の利益を得るために味方に対してこの能力を使うことをも選択することができる。アダプティヴ・ウォリアーが念能収束を拡張すると、再びこの能力を使用するまで、調べたテクニックへの使用権を失う。
6レベルの時点で、アダプティヴ・ウォリアーは即行アクションとしてこの能力を使用することができる。
戦闘スタイルの迎え撃ち(超常)/Counter Fighting Style アダプティヴ・ウォリアーは
技法の調査を使用して少なくとも1ラウンドの間に調査した敵がいる場合、その相手に対する攻撃ロールとダメージ・ロールに自身のクラス・レベルの半分に等しい技量ボーナスを得る(最小+1)。このボーナスは
技法の調査を使用してから1分間か、アダプティヴ・ウォリアーが別の目標に対して
技法の調査を使用するか、念能収束を拡張するまで、継続する。
4レベルの時点で、調査した敵を攻撃するとき、クリティカル・ヒットを自動的に確定させるために念能収束を拡張することができる。依然として敵に対して攻撃ロールを成功させなければならず、その攻撃への攻撃ロールとダメージ・ロールへの技量ボーナスは得たままである。アダプティヴ・ウォリアーが再び
技法の調査を使用するまで、以降の攻撃はこの能力からの技量ボーナスを得られない。
技能の模倣(超常)/Mimic Skill 2レベルの時点で、アダプティヴ・ウォリアーが念能収束を維持している限り
技法の調査の目標となっているクリーチャーが過去1分間に使用した能力値修正値として【筋力】【敏捷力】【耐久力】を使用する技能を模倣することができる。アダプティヴ・ウォリアーは技能を修得している者が使用しているのを見ていなければならない。アダプティヴ・ウォリアーは自身のクラス・レベルの等しい技能のランク数を持っているものとして扱う。
習熟の模倣(超常)/Mimic Proficiency 3レベルの時点で、アダプティヴ・ウォリアーは念能収束を維持している限り、過去1分間に武器を使用し習熟している者に対して
技法の調査を使用しているならば、その武器への習熟を得ているかのように武器を用いることができる。
攻撃妨害(超常)/Block Attack 5レベルの時点で、アダプティヴ・ウォリアーが念能収束を維持している限り、割り込みアクションとして、過去1分間に
技法の調査を使用した相手が行った接触攻撃でない攻撃を妨害する試みを行うことができる。攻撃の妨害に成功するためには、アダプティヴ・ウォリアーは敵の攻撃ロールに対して攻撃ロールを行い、ロールに自身のクラス・レベルを加える。アダプティヴ・ウォリアーの攻撃ロールが敵の攻撃ロールの値以上となれば、攻撃が妨害され、アダプティヴ・ウォリアーは攻撃からダメージも効果も受けない。
この能力はアダプティヴ・ウォリアーはよりも2段階以上サイズが大きい相手に対して使用することはできない。
加速戦闘(超常)/Accelerated Combat 6レベルの時点で、アダプティヴ・ウォリアーは念能収束を拡張し、過去1分間に目撃した戦闘スタイルを急速に速度上昇させることができる。10分間に1回、アダプティヴ・ウォリアーは過去1分間に
技法の調査を使用した相手を攻撃するとき、全力攻撃の一部として最も高い攻撃ボーナスを用いて追加の2回の攻撃を行うことができる。加えて、次の自身のターン開始時までACに+2の状況ボーナスを得る。
記憶の拡張(超常)/Extended Memory 7レベルの時点で、アダプティヴ・ウォリアーは特定の戦闘スタイル、技能、習熟、特技を覚えておく時間を1時間に伸ばすことができる。加えて、アダプティヴ・ウォリアーは即行アクションとして、
〈自己催眠〉ロールに成功することで(DC 15+戦闘スタイル、技能、習熟、特技を目撃してからの数)念能収束を拡張した後、1つの戦闘スタイル、技能、習熟、特技を思い出すことを試みることができる。アダプティヴ・ウォリアーはこの能力を使用する際念能収束がなければならない。
調査の拡張(超常)/Extended Examination 8レベルの時点で、アダプティヴ・ウォリアーはクリーチャーの戦闘スタイルや能力のより微妙な側面を拾い上げるために長い期間にわたってクリーチャーを調査することができる。全ラウンド・アクションとして
技法の調査を使用してクリーチャーを調査すると、
戦闘スタイルの迎え撃ちと
攻撃妨害を使用する時次のラウンドの敵に対するアダプティヴ・ウォリアーの技量ボーナスをクラス・レベル分増加させる。
特技の模倣(超常)/Mimic Feat 9レベルの時点で、アダプティヴ・ウォリアーは念能収束を維持している限り、
技法の調査の目標となったクリーチャーが過去1分間に使用するのを見た戦闘特技、クリティカル特技、念能特技を模倣することができる。特技は
《深層への衝撃》のようなアクションの一部を用いる特技でなければならず、
《念能の身体》のような受動的な特技であってはならない。アダプティヴ・ウォリアーは模倣した特技を使用可能とするための必要条件を満たしていなければならない。
戦闘スタイルの合体(超常)/Combine Fighting Styles 10レベルの時点で、アダプティヴ・ウォリアーは過去1時間に調査した様々な戦闘スタイルを組み合わせることができ、予想外のしかし相手を当惑させる有効的な技術を生み出す。アダプティヴ・ウォリアーは念能収束を維持し、過去1時間以内で少なくとも2体以上のクリーチャーに
技法の調査を使用し、
技法の調査を使用してから念能収束を拡張していない限り、即行アクションとして、自身の次のターン開始時までその目標に対して攻撃するとき[[立ちすくみ状態>用語集/状態#Flat-Footed]として扱う。この能力は1日に4+アダプティヴ・ウォリアーの【知力】修正値に等しい回数だけ使用できる。
Section 15: Copyright Notice
Psionics Unleashed. Copyright 2010, Dreamscarred Press.