メディオガルティ島

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メディオガルティ島 - (2010/04/15 (木) 12:46:55) の編集履歴(バックアップ)


メディオガルティ島(Mediogalti island)


メディオガルティ島 は、ガルーンド大陸西の沖合い、永続する嵐アベンドゴーの眼 the Eye of Abendego の北西に位置する島である。一般には正確な位置さえ知られていないが、暗殺者集団である赤蟷螂会 Red Mantis の本拠があることで名高い。[1]

歴史

かつてメディオガルティ島は、ガルーンド西部に繁栄した古代王国ゴル・ガン Ghol-Gan の一部だった。その滅亡後は、海賊が財宝を埋めたり墓場に使ったりするだけの無人島だった。
2560 AR、ラハドームが無神論の国となり、その地を根城にしていたアチャイケクを奉ずる赤蟷螂会は本拠を失うことになった。彼らはアチャイケクの神託にしたがい、この島にたどりつき緋色砦を築いた。[2]

政治

メディオガルティ島の全ては赤蟷螂会の支配下にあり、年長の暗殺者の会議であるthe Vernai と 蟷螂神の巫女であるBlood Mistress の決定に完全に従わなければならない。組織のメンバーのみが彼らに直接接触することができる。
またイリズマゴーティ市(Ilizmagorti|Ihl izz mah GOR tee)には市長が存在する。その正体は不明で、人間であるかどうかさえ明らかではないが、市民の陳情は時間に関わらず受付け、約束したことは必ず守るという。

地理

港湾都市イリズマゴーティを除けばほとんどがジャングルに覆われている。リザードフォークとコボルドの部族、多数の恐竜が生息している。イリズマゴーティの湾内には the Kaneano という謎めいた鮫人の部族がある。またかつてこの地を隠れ家に使っていた海賊の財宝が隠されている洞窟がいくつもあるという。

イリズマゴーティ :島で唯一の正式な居住地。赤蟷螂会が自らの構成員のために設立した都市だが、たちまち近隣の海賊たちの注意を惹き、補給基地として利用されるようになった。酒場などの従業員や女の子はみな赤蟷螂会の下位構成員であり、手練の暗殺者である。市内の警護に当たっているのは the Blood Watch だが、市内で通用しているのは海賊の法、海賊の正義であり、ほとんどの揉め事は当事者の自力救済に任されている。
緋色砦 Crimson Citadel:赤蟷螂会の本拠である砦。構成員以外に正確な位置を知る者はいない。噂によれば、古代の知識を蒐集した図書館があるという。

参考文献

[1] Erik Mona et al. (2008). Campaign Setting, p. 96. Paizo Publishing, LLC. ISBN 978-1-60125-112-1
[2] Rob McCreary et al. (2010). Cities of Golarion, p. 24. Paizo Publishing, LLC. ISBN 978-1-60125-200-5