五王山脈

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五王山脈 - (2010/12/31 (金) 08:13:32) の編集履歴(バックアップ)


五王山脈(the Five Kings Mountains)


五王山脈 ドルーマアンドーランの間に位置する山脈であり、ゴラリオン最大のドワーフ居住地である。

歴史

―4987AR、スターストーン落下 Earthfall によって大きな被害を受けたダークランドから逃れた Tar Taargadth 帝国のドワーフたちが地表に到達する。彼らは先んじて地表に現れ勢力を張っていたオークと戦うため、各地に10のSky Citadel を築き、荒野に対する文明の防波堤となった。
1551AR、オークとの抗争の末、Tar Taargadth の中央政府滅亡。各 Sky Citadel は独力でオークやその他の脅威と対抗することになり、4つの Citadel を残して残りは陥落することになる。
1557AR、五王山脈のSky Citadel であるハイヘルム Highhelm にドワーフ王国 Gardadth が建国され、その後この地に矢継ぎ早に敬虔王国 Saggorak、不落王国 Doggon、勤労王国 Grakodan、永遠王国 Taggoret の5王国が立つ。
1571AR、第一次五王戦争。以後700年間抗争と内戦が繰り返される。
2332AR、ドルーマのカリストレード教徒の仲介により、ケルスの和約 the Kerse Accord が成り、五王山脈に平和がもたらされる。
2548AR、オークとの数十年に及ぶ戦争の末、五王山脈の王国群は滅亡し、ハイヘルムだけがドワーフに残される(荒廃時代 Wild Era)。
3001AR、第6の山王として知られる Daralathyxl が五王山脈に到来し、復興が始まる。
3279AR、Khadon が Splitmist Pass の戦いでオーク軍を撃退し、 Tar Khadurrm 帝国を建国する。その新都 Jernashall はイズガーシェリアックス側の都市 Raseri Kantontとの交易で大いに繁栄した。
3980AR、Droskar's Crag 噴火。Jernashall、Raseri Kanton 壊滅。Tar Khadurrm は衰退を始める。
4382 AR、ドゥエルガルの守護神である労苦の神 Droskar のクレリックが王位を奪って圧制を行う。五王山脈から多くのドワーフが逃れ、この地は荒廃し、多くの居住地がモンスターの巣食う廃墟と化す。
4466AR、神権政治は崩壊し、帝国は滅亡する。その後現在まで250年間、ゴラリオンのドワーフは都市国家以上の共同体を作ることができず、再び帝国を築き上げる日を夢見ながら、ばらばらに散らばって生活している(衰退時代 the Collapsed Era)。

地理

五王山脈は鉱物資源に恵まれた岩がちで峻険な山脈であり、時折存在する台地にはドワーフによって穀物栽培や山羊の飼育が行われている。麓は森林地帯で、地下のドワーフたちに材木や燃料を供給している。山頂付近は雪を冠しており、水の供給源となっている。また、いくつかの山頂付近には五王戦争の終結を記念して当時の王たちの巨大な彫刻がなされている。

地下には山脈全域にわたってドワーフたちによる広大できちんと計画されかつ整備され、ルーンが掘り込まれている洞窟網が広がっている。それらの入り口には外敵に備え巨大な鉄の門が建てられている。ハイヘルムを始めとする都市は、ドワーフの歴史、伝説、英雄、指導者を讃えるタペストリーや旗で飾り立てられており、それらの装飾や黄金の輝きを愛でるため、暗視能力のあるドワーフたちには本来必要ないにもかかわらず随所に照明が設けられている。

1] David A. Eitelbach et al. (2009). Dwarves of Golarion, Paizo Publishing, LLC. ISBN 978-1-60125-204-5