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B2/アティック・ウィスパラー - (2020/03/22 (日) 00:40:54) のソース

*&spanid(Attic-Whisperer) アティック・ウィスパラー &small(){&link(Attic Whisperer){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/additionalMonsters/atticWhisperer.html}}
>このものは灰色でひどく痩せた子供に似ている。蜘蛛の巣と埃塗れの服を着て、頭には狐の頭蓋骨を乗せている。

*** アティック・ウィスパラー CR4 &small(){Attic Whisperer}
&b(){XP 1,200}
中立にして悪 小型サイズの[[アンデッド>クリーチャー種別#type-undead]]
&b(){イニシアチブ} +8;&b(){感覚} 暗視60フィート;[[〈知覚〉>技能の詳細/2#Perception]]+12
&b(){オーラ} すすり泣き(10フィート)
****防御
&b(){AC} 19、接触16、立ちすくみ14(+1回避、+3外皮、+1サイズ、+4【敏】)
&b(){HP} 45(6d8+18)
&b(){頑健} +5、&b(){反応} +6、&b(){意志} +8
&b(){[[完全耐性>モンスターの共通ルール#Immunity]]} [[アンデッドの種別特性>モンスターの共通ルール#Undead-Traits]]
****攻撃
&b(){移動速度} 20フィート
&b(){近接} [[噛みつき>モンスターの共通ルール#Natural-Attacks]] +9(1d4-1、加えて“息盗み”)、接触 +4近接接触(“声盗み”)
****一般データ
&b(){【筋】}9&b(){【敏】}19&b(){【耐】}―&b(){【知】}14&b(){【判】}16&b(){【魅】}17
&b(){基本攻撃} +4;&b(){CMB} +2;&b(){CMD} 17
&b(){特技} [[《イニシアチブ強化》>特技の詳細/あ~さ#Improved Initiative]]、[[《回避》>特技の詳細/あ~さ#Dodge]]、[[《武器の妙技》>特技の詳細/な~わ#Weapon Finesse]]
&b(){技能} [[〈隠密〉>技能の詳細/1#Stealth]]+17、[[〈知覚〉>技能の詳細/2#Perception]]+12、[[〈知識:地域〉>技能の詳細/2#Knowledge]]+8、[[〈知識:歴史〉>技能の詳細/2#Knowledge]]+8、[[〈登攀〉>技能の詳細/3#Climb]]+8、[[〈はったり〉>技能の詳細/3#Bluff]]+9
&b(){言語} 共通語(加えて犠牲者から奪った言語2d4個)
****生態
&b(){出現環境} 気候問わず/都市または廃墟
&b(){編成} 単体、2体、または一団(3~8)
&b(){宝物} 乏しい
****特殊能力
&b(){すすり泣きのオーラ(超常)/Aura of Sobs} アティック・ウィスパラーが盗んだ声は全て、囁く者の周りで不可視だが聞こえる、ぞっとする子供の泣き声、歌、すすり泣きのオーラとして残留する。このオーラの中に入った生きているクリーチャーは全て、自身が受けているバードの呪芸の利益を失い、攻撃ロール、ダメージ・ロール、意志セーヴィング・スローの全てに-1のペナルティを受ける。アティック・ウィスパラーはこのオーラを1回のフリー・アクションとして抑制したり再開することができる。このオーラは[音波][精神作用]効果である。
&b(){息盗み(超常)/Steal Breath } アティック・ウィスパラーの噛みつき攻撃を受けたクリーチャーはDC16の意志セーヴを行わねばならず、失敗すると1時間の間[[疲労状態>用語集/状態#Fatigued]]となる。[[疲労状態>用語集/状態#Fatigued]]のクリーチャーが噛みつかれると、代わりに1時間の間[[過労状態>用語集/状態#Exhausted]]となる。[[過労状態>用語集/状態#Exhausted]]のクリーチャーが噛みつかれると1時間の間眠りに落ちる。睡眠状態となったものはアティック・ウィスパラーによって殺されるか&i(){[[ディスペル・マジック>呪文/た行/ていす~ていせ#Dispel-Magic]]}、&i(){[[リムーヴ・カース>呪文/ら行/ら~り#Remove-Curse]]}、あるいは同種の効果を使用すること以外で目覚めることはない。このセーヴDCは【魅力】に基づいている。
&b(){声盗み(超常)/Steal Voice} アティック・ウィスパラーの接触攻撃が命中したクリーチャーはDC16の意志セーヴを行わねばならず、失敗すると1時間の間会話する能力を失う。この時間の間、そのクリーチャーは会話、音声要素を含む呪文の発動、聴覚要素のあるバードの呪芸の使用、その他会話が必要な全ての能力を使用することができない。アティック・ウィスパラーがクリーチャーの声を盗んだなら、アティック・ウィスパラーはその時から声を完全に真似ることができる。これは目標の声が戻った後でも続き、目標が知っていたすべての言語を使用して話すことができる。個々の声を知っているものは[[〈真意看破〉>技能の詳細/2#Sense Motive]]判定でアティック・ウィスパラーの[[〈はったり〉>技能の詳細/3#Bluff]]判定を上回ることで、真似た声が偽物であることに気づくことができる。このセーヴDCは【魅力】に基づいている。

 アティック・ウィスパラー(屋根裏で囁くもの)は、孤独であったり放っておかれた子供が死んだ結果として生まれる。死んだ子供の身体を動かしているというよりも、そのクリーチャーは古い玩具、服、埃、その他故人に関連する物品――子供の育児放棄の象徴――の混合体から起き上がっている。このクリーチャーを作るために組み合わされた材料には多種多様なものが使われるため、アティック・ウィスパラーは個々に全く異なる外見を持つ。アティック・ウィスパラーは生まれ出た場所で留まる。その場所はかつての自宅、児童養護施設、学校、債務者刑務所、救貧院、その他の子供が捨てられた場所であることが多い。はじめにアティック・ウィスパラーがその姿を取るときには、頭蓋骨を持っていない。このことでこのクリーチャーの能力に影響が及ぶことはないが、アティック・ウィスパラーは通常、自らが出現した後すぐに装飾品として小さな動物の頭蓋骨を探す。
 アティック・ウィスパラーはかつて小さな子供たちと微弱な悪の棲み家であった、暗く忘れられた場所(古い建物や荒廃した施設など)で出没する。風通しの良い屋根裏やカビだらけの地下室に潜むアティック・ウィスパラーは、生者が自分の人生に取り組む何十年もの間――時に欠けた床が抜けるまでの間――眠り続けるかもしれない。だが新しい子供がやってくるとそのクリーチャーにいくらかの希望が蘇り、この自律した魂は孤独に突き動かされ、癒しや交流を求めさえする。アティック・ウィスパラーが見込みのある友人を見つけたなら、その友達の興味をひきつけ、童謡を歌い、古いおもちゃの残骸を残し、他の子供達の失われた声で叫ぶことで再び孤独にならないようにすることがこのクリーチャーの行う全てとなる。
 アティック・ウィスパラーを破壊すると、構成していた部品が残される。通常は古い家屋の屋根裏部屋にある、カビまみれ埃まみれのガラクタが残される。しかしチャイナ・ドール、小さなロケット、オルゴール、高価なビー玉、素晴らしいティーカップ、金属製の兵士人形など、ほんのわずかのアイテムは価値があるものであることもある。
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