ウィル・オ・ウィスプ

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ウィル・オ・ウィスプ - (2016/10/30 (日) 04:36:59) のソース

* &spanid(will-o-wisp){ウィル・オ・ウィスプ} &small(){&link(Will-o'-Wisp){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/monsters/willOWisp.html#will-o-wisp}}
>この微かに輝く光球は静かに空中に浮いている。その奥の方には髑髏のような像が漠然と見えている。

*** ウィル・オ・ウィスプ 脅威度6 &small(){Will-o'-wisp}
&b(){経験点2,400}
CE/小型サイズの[[異形>クリーチャー種別/種別#type-abberation]][[(風)>クリーチャー種別/副種別#Air]]
&b(){イニシアチブ} +13;&b(){感覚} 暗視60フィート;[[〈知覚〉>技能の詳細/2#Perception]]+17
//[[更新>エラッタ/Bestiary#277P]]
**** 防御
&b(){AC} 26、接触26、立ちすくみ16(+1回避、+1サイズ、+5反発、+9【敏】)
&b(){hp} 40(9d8)
&b(){頑健} +3、&b(){反応} +12、&b(){意志} +9
&b(){防御能力} 生来の不可視状態;&b(){[[完全耐性>モンスターの共通ルール/1#Immunity]]} 魔法
**** 攻撃
&b(){移動速度} [[飛行>モンスターの共通ルール/2#Flight]]50フィート(完璧)
&b(){近接} ショック=+16接触(2d8[電気])
**** 一般データ
&b(){【筋】}1、&b(){【敏】}29、&b(){【耐】}10、&b(){【知】}15、&b(){【判】}16、&b(){【魅】}14
&b(){基本攻撃} +6;&b(){CMB} +0;&b(){CMD} 24
&b(){特技} [[《イニシアチブ強化》>特技の詳細/あ~さ#Improved Initiative]]、[[《鋭敏感覚》>特技の詳細/あ~さ#Alertness]]、[[《回避》>特技の詳細/あ~さ#Dodge]]、[[《武器の妙技》>特技の詳細/な~わ#Weapon Finesse]]、[[《無視界戦闘》>特技の詳細/な~わ#Blind-Fight]]
&b(){技能} [[〈隠密〉>技能の詳細/1#Stealth]]+25、[[〈軽業〉>技能の詳細/1#Acrobatics]]+21、[[〈脱出術〉>技能の詳細/2#Escape Artist]]+21、[[〈知覚〉>技能の詳細/2#Perception]]+17、[[〈はったり〉>技能の詳細/3#Bluff]]+11、[[〈飛行〉>技能の詳細/3#Fly]]+31
&b(){言語} アクロ語、共通語
&b(){その他の特殊能力} 恐怖喰い
**** 生態
&b(){出現環境} 気候問わず/沼地
&b(){編成} 単体、2体、連(3~4)
&b(){宝物} 乏しい
**** 特殊能力
&b(){恐怖喰い(超常)/Feed on Fear} ウィル・オ・ウィスプから15フィート以内に死亡しているか[恐怖]効果の対象になっているクリーチャーがいる場合、ウィスプは常に[[高速治癒>モンスターの共通ルール/1#Fast-Healing]]5を得る。 
&b(){魔法に対する完全耐性(変則)/Immunity to Magic} ウィル・オ・ウィスプは呪文抵抗で抵抗可能な全ての呪文および擬似呪文能力に対して完全耐性を持つ。例外は&i(){[[マジック・ミサイル>呪文/ま行/ま~みす#Magic-Missile]]}と&i(){[[メイズ>呪文/ま行/みら~#Maze]]}のみである。 
&b(){生来の不可視状態(変則)/Natural Invisibility} ウィル・オ・ウィスプは1回の移動アクションとして生来の発光を消す能力を持つ。実質的には、これにより&i(){[[インヴィジビリティ>呪文/あ行/いり~いん#Invisibility]]}の呪文を使ったかのように[[不可視状態>用語集/状態#Invisible]]になることができる。

 沼沢地の近くに住む罠師や農夫は皆、ジャック・オ・ランタン、コープス・キャンドル・ウォーキング・ファイアー、パイン・ライト、スプークライト、ラッシュライトといった名前でこれらの微かに輝く光球を呼んでいる。しかしこれらが危険な捕食者であり、闇の中で騙し導くものだということは、みな理解している。
 ウィル・オ・ウィスプは怯えたクリーチャーからの強い霊的な放射を食らう邪悪なクリーチャーであり、騙されやすい旅人を危険な場所に誘いこむのを喜ぶ。ウィル・オ・ウィスプが頻繁に見られる野外では、ランタンに取り違えられやすいような場所(特に実際の信号灯の近くに罠を張ることができる場合)の崖や流砂の上に陣取り、不注意な旅人を危険な状況におびき寄せる。稀な場合だが、簡単に食事にありつこうとするウィル・オ・ウィスプは町に赴いて処刑場の近くに住み着くか、[[不可視状態>用語集/状態#Invisible]]になって軍隊のあとについていき、死に逝く人間の恐怖を収穫する。なぜほとんど大多数が犠牲者が少ない湿地に留まっているのかはよく分かっていない。ウィル・オ・ウィスプが電気ショックの能力を使用するのは非常に差し迫った場合のみであり、犠牲者が他のクリーチャーや災害によって命を落としている側を漂って食事を取ることを好む。
 ウィル・オ・ウィスプは光の色を自身で選択することができるが、ほとんどは黄、白、緑、青である。光の強さを変化させ模様を作り出すことさえできる。ウィスプは犠牲者をより恐れさせるために、光の中に漠然とした髑髏のような姿を作り出すことを好む。実際の身体は、直径1フィート、重量3ポンドのほとんど見えない透明なスポンジ状の球体であり、表面のどこからでも光を発することができる。ウィル・オ・ウィスプの光はおおよそ松明と同じの明るさであり、またお互いにやり取りするのに音を使うことはないが、聞くことは完全にでき、身体を高速で振動させてしゃべり声を真似ることもできる。
 他の知力のあるクリーチャーのほとんどが持つ偏見にもかかわらず、実際にはウィル・オ・ウィスプは(その思考は完全に異質なものであるが)かなり知的である。時として「数珠」と呼ばれる集団を作ることもあるが、その社会性と目的は、その起源と同様に外部の者にはまったく伺い知れない。しかし時々、適度に怯えた犠牲者を大量に提供できる者となら取引をすることが知られている。ウィル・オ・ウィスプは歳をとらず、実質的には暴力によって殺されない限り不死である。とりわけ年を経たウィル・オ・ウィスプは素晴らしいほど古代からの知識を集積していると考えられている。しかしこの残酷なクリーチャーがこちらの質問に答えてくれるという話は、間違いなく罠でしかないだろう。

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