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B4/デーモン・ロード - (2016/12/10 (土) 18:49:22) のソース

*&aname(demon-lord)デーモン・ロード &small(){[[Demon Lord>http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/bestiary4/demonLord.html#demon-lord]]}
 あらゆるデーモンの中で最強なのはアビスのデーモン・ロードであり、影響力の強い悪と混沌の実体であり、それぞれが広大な恐怖と邪悪の領土を支配している強力な半神である。デーモンそれぞれは唯一無二のクリーチャーであり、自らの欲望を推進する為にのみ存在する罪の結晶だ。デーモン・ロードの起源は様々だ。その大多数は下位デーモンから強力な実体へと変成した者だ(パズズがデーモン・ロードになったのもこれだ)。珍しい場合では、デーモン・ロードは強力で罪深い定命の者から直接デーモン・ロードの役割へと変移した(コシチェイの場合がこれだ)か、アビスの未知なる影響によってクリフォトからデーモン・ロードへと変移している(ダゴンの場合がこれだ)。
 デーモンが十分な力を集めた時、それがクラス・レベルの取得にせよ、ヒット・ダイスの上昇にせよ、多くの神話階梯やランクの獲得にせよ、不浄なる儀式の実行にせよ、単に驚くほどに大量の忠実な配下を集めたにせよ、それは初期のデーモン・ロードとして知られるようになる。初期のロードの定義は難しいままだが、通常は羽の生えそろったデーモン・ロードへの変成を完了しようと求める。そうする為に初期のロードは定命の者の間で教団を設立しなければならないが、より重要な事として初期のロードは十分に大きなアビスの領土で覇権を唱え支配し、それによって次元界そのものがその初期のロードに気付き、そしてデーモン・ロードに相応しい力の段階まで昇り詰めなければならない。数件しかないが、完全なる神格の地位にまで昇格しきったデーモン・ロードも知られている。いっときに初期のデーモン・ロードはアビスに数千いるだろうが、羽の生えそろったデーモン・ロードの数はより限定される――知られている限りではデーモン・ロードの数は数十ほどだ。
 「デーモン・ロード」という語の文法性は中性だ――男性も、女性も、そして性別のないデーモン・ロードもおり、両性具有のデーモン・ロードもいる。
 デーモン・ロードは&i(){[[コミューン>呪文/か行/こま~#Commune]]}で連絡でき、&i(){[[ゲート>呪文/か行/くり~こお#Gate]]}呪文で召喚もできるが、呼ばれた時にデーモン・ロードはその&i(){ゲート}を通るよう強制されない。概して、デーモン・ロードは&i(){[[ゲート>呪文/か行/くり~こお#Gate]]}呪文に勿体なくも応答下さるまでに大量の、そして驚くべき貢物や生贄を要求する。

**&aname(abyssal-realms)アビスの領土&small(){[[Abyssal Realms>http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/bestiary4/demonLord.html#abyssal-realms]]}
 デーモン・ロードの領土の面積には幅があるが、最小のものでさえ大陸ほどに大きく、最大のものであればいくつかの惑星よりも大きい。その領土の環境、主題、そして特性はデーモン・ロード本人と同様に唯一無二であり、そこを踏破しようとするクリーチャーにとって異常な挑戦かつ脅威となる。デーモン・ロードはその領土に密接な関連性があるが、デーモン・ロードは領土全土を完全に掌握しているわけではなく、強力な冒険者はそうした領土に潜入してロードの怒りを買うことなく目的を果たせるかもしれない――慎重ならの話だが。
 デーモン・ロードは領土にいる間以下の追加の力を得る(以降のページに書かれた性能にはこれらの能力は含まれていない):

・&b(){神話}:デーモン・ロードは神話ランク10のクリーチャーとして機能し、それには[[神話パワー>モンスターの共通ルール#Mythic-Power]]能力(10回/日、活性+1d12)も含まれる。[[神話パワー>モンスターの共通ルール#Mythic-Power]]を消費して星印(*)の付けられた[[擬似呪文能力>モンスターの共通ルール#Spell-Like-Abilities]]の神話版を、その能力が神話呪文であるかのように使うこともできる。
・以下の[[擬似呪文能力>モンスターの共通ルール#Spell-Like-Abilities]]を回数無制限で使用する――&i(){[[ディマンド>呪文/た行/ていて~ていま#Demand]]}、&i(){[[ディサーン・ロケーション>呪文/た行/た~ていさ#Discern-Location]]}、&i(){[[ファブリケイト>呪文/は行/ひいる~ふい#Fabricate]]}、&i(){[[メジャー・クリエイション>呪文/ま行/みら~#Major-Creation]]}、&i(){[[ポリモーフ・エニィ・オブジェクト>呪文/は行/へ~ほ#Polymorph-Any-Object]]}(彼らの領地出身の物体やクリーチャーに使う時、ポリモーフの持続時間係数は6上昇する)。
・以下の[[擬似呪文能力>モンスターの共通ルール#Spell-Like-Abilities]]を1日に1回使用できる――&i(){[[バインディング>呪文/は行/は~ひいと#Binding]]}、&i(){[[ミラクル>呪文/ま行/みら~#Miracle]]}(自身の領土を操作する物理的な効果か、そのデーモン・ロードに関係がある分野に関する効果に限定される)
・&b(){感知力向上(変則)/Heightened Awareness}:デーモン・ロードは[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]判定とイニシアチブ判定に+10の洞察ボーナスを得る。

**&aname(demon-lords-in-a-campaign)キャンペーンにおけるデーモン・ロード &small(){[[Demon Lords in a Campaign>http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/bestiary4/demonLord.html#demon-lords-in-a-campaign]]}
 デーモン・ロードそれぞれはCR26からCR30の力を持つ唯一無二のクリーチャーだ。デーモン・ロードは概して定命の英雄では指先も届かないほどの存在であり、熟考もなく冒険で配置するものではない。多くの場合、彼らは長期キャンペーン――特にPCたち自体が神話キャラクターになっているようなキャンペーン――の最後の敵として使うのに最高であり、その聴衆にとってさえ記憶に残る出来事となるだろう。
 デーモン・ロードは多くの英雄が直接戦闘するには余りに荷が勝ちすぎる能力を持っているとしてさえ、啓発を受けた、あるいは指示を受けたモンスター、定命の者、そして教団全体によって彼らはキャンペーンにおいてあらゆるレベルで敵として使える。教団と敵対し打倒することはキャンペーンにおいて由緒正しき筋書きであり、教団のデーモン・ロードが受肉する前にPCがポータルを閉じなければならない最高潮での遭遇というのは長期キャンペーンにおいて最高に興奮できるものとなるだろう、特に求められるデーモン・ロードが現れて1か2ラウンドPCたちと戦ってからポータルの閉鎖によってアビスへの帰還を強要される場合などは。また、PCに全力のデーモン・ロードと対面させるのではなく、君はPCがデーモン・ロードの源を制度的に蝕み、破壊することでそれへのペナルティを増大させ、強力な武器を集めることを強調することで、PCが最後の対面の時に備えるようキャンペーンを構築し、PCを強力に、そしてデーモン・ロードを通常のCR以下の性能まで弱体化させて良い。このやり方でデーモンを弱体化させる簡単な方法の手本としてはデーモンに負のレベルを与えることだ――通常、デーモン・ロードはレベル吸収に対する完全耐性を持つが、その場合は、力の源の減少がその完全耐性を一時的にすり抜けている……短くとも、そのデーモン・ロードが再構築し回復できるまでは。

#include_cache(B4/デーモン・ロード/コシチェイ)
#include_cache(B4/デーモン・ロード/ダゴン)
#include_cache(B4/デーモン・ロード/パズズ)