はじめに
勉強を始めたはいいものの、途中でモチベーションが落ちたり、「なぜ勉強をするのか?」という問いを抱えて学習が進まないのでは意味がない。
そこで、以下の動画を観て「勉強の本質」について学んでもらいたい。
ただ、まずは動画を観る前に、あなたなりの「なぜ勉強するか」の答えを出しておいてほしい。その上で、僕の説明を聞いてみてほしい。
いかがだっただろうか?
あなた自身に当てはめて、よく考えた上でこれから勉強の取り組んでほしい。
目的思考を大切に
目的がブレている人は何をやってもうまくいかないいかない。
逆にこれがしっかりしている人は、何をやってもうまくいく。
高校生であれば、一般入試であれAO・推薦入試であれうまくいく。
(もちろん勉強を始めた段階で内申が足りなくて物理的に無理、みたいなケースはあるだろうが。)
そもそも大学受験に行きたい人に問いたい。
あなたは大学で何を学び、そこでの財産をもとにどんな活動をしていきたいのか?
最近、特に大学を中退する人が多い。
あるいは、卒業はできたとしても、同じ授業を何度も取り直したり、留年したりと、どう考えても非効率的なやり方で大学時代を過ごしたという人もいる。
もちろん、人間誰にしも失敗はつきものだろうし、やってみなければわからないこと(やってみて初めて見えてくること)もあるだろう。
だが、そもそもの大前提として、
学びたいもの、解明したいこと、身につけたい知識や知恵
こういったものなしに大学に行くのは意味がわからない。
もし、入学して数カ月して
「大学行かなきゃよかったなあ」
となるなら、その数ヶ月間は無駄になってしまう。(もちろん得るものもあるとは思う。)
はじめからそうなるくらいなら、
他に自分のやりたいこと(ビジネスなど)をやったらいい。
「周りが大学に行くから自分も」という考え方でいくと、大学生になだてからふとした瞬間に「なんで自分、大学に入ったんだろう?」と思う瞬間が必ず生まれる。これほど馬鹿らしい話はない。
履修した授業は休まずに出て、授業に全集中するのが当たり前だし、課題に期限内にやるのも当たり前だ。
人としてそうだよね、という面ももちろんあるが、シンプルに、単位を落としてしまった時のコスパが悪すぎるのだ。
人生はあっという間に終わるし、大学生活が人生の目的ではないはずだ。
後先後悔しないためにも、暇な時でいいから、ペンをもって白紙にあなたの「目指すゴール」とそれに向けて「必要な行動」をリストアップしてみてほしい。
これがスラスラ書けるかどうかが大事だ。
書けなかったら胸に手を当てて深く考えればいいし、困ったら人に相談すればいい。
※もちろんChAiN指導塾の無料面談に来てもらっても構いません。。
こちらを追加して頂き、「スタディプレイス」と発言して頂ければ、対応致します。
繋げる意識
勉強に無駄なものはない。
しかし、目的意識が強すぎるあまり、効率を追求し過ぎた結果、本当に大切なものを見失う人がいる。
例えば、受験科目として「世界史」を選択した。
その結果、日本史は受験で使わないからと言って、学校の日本史の授業を放置するようになった
――これはかえって効率が悪い。
こういうことをしてしまう人には、以下の観点が足りない。
複数の知識を繋げる
- 英語の精読や構造分析のやり方を、現代文・古文・漢文にも活かす
→特に漢文は英語の文型とかなり似ている
- 数学的思考を現代文の読解に活かす
- 地理と地学を繋げて考える
- 日本史と世界史を繋げて考える
- 生物と化学を繋げて考える
このようなことができると、一気に学習効率が上がる。
繋げるものはなにも科目と科目の間だけではない。
先ほどお伝えした「目的思考」、これも現実と目的を結びつけることで行動の質を高めていく戦略の一つだ。
他にも、学校での友達との会話は、現代文に直結する。
そこにはコミュニケーションという共通点があるからだ。
友達と会話するときに、話の流れや構造を俯瞰して整理できる人は、現代文の文章にも向き合いやすくなるはずだ。
そして、現代文を通して問題を解く力を身に付けられれば、それは他科目の読解問題、文章題、実験問題、史料問題を解く際にも大きな土台となるはずだ。
このような繋がりを見出す思考を大切にしてほしくて、僕はChAiNという塾を作っている。
ChAiN(チェイン)とは「鎖」、つまり複数のものが連結したものである。
この感覚をもつことで思考がしなやかになっていき、1つの知識が最終的にも10にも100にも膨らんでいく。
「基礎が大切」とはこういうことを意味している。
科目知識に詳しいだけの予備校の先生が熱弁する「基礎」とは本当の意味での基礎ではない。
もっと抽象的な次元での「基礎」を、あなた自身がさまざまな事象に関心をもつというアグレッシブな学習を通して見出さなければならない。
勉強だけすればいいものではない。
本当の意味の「基礎」は、日常のあらゆるところに転がっている。
部活動中、友達と遊んでいる時、恋人との時間・・・。
あなたの2つしかないその眼(まなこ)で見うるすべての事象について、深く観察・考察し、本質を抽出し、原理原則や秩序を見出すという訓練を普段から意識していってほしい。
いろいろ語ってしまったが、「繋げる力」は「抽象化能力」「転用力」と言い換えてもいい。
「これとあれって似てるよね」と類比させたり、たとえたり、そこから本質を抽出する力を大切にしよう。
そして、そこから抽出できた原理原則を、今度は演繹的に、入試問題を解く場面含め、日常のあらゆる場面で厳密に適用していくのだ。
そうすれば、入試だけでなく「人生における」得点力にも繋がっていくはずだ。
さいごに
このページで述べたことを念頭に置いて勉強すれば、生産性は爆上がりするはずだ。
悩んでいる暇はない。
行動しよう。
学べる環境は今の時代どこにでもあるし、少なくともStudyPlaceにたどり着いたあなたは何も心配する必要はない。
未来の自分にわくわくしながら、大きく今日から飛躍していこう。
ここまで読んできて、
感じたこと、思ったこと、考えたことなど色々あると思う。
是非、このページのコメント欄でシェアしてほしい。議論を深めていこう。
最終更新:2023年12月07日 11:43