このページでは、歴史の全体像をつかむことを目的に、

①全時代の図解
②歴史の法則

を載せています。


全時代の図解


膨大な歴史の知識事項を、すべて図解することができれば、
それは受験生にとってどれほどプラスになることか。

そう思ったきっかけは、一問同心さんという社会科の先生の以下のツイートです。
https://twitter.com/itimondousin/status/1124800489898401792

このページでは、全時代を図解することを目標に、
ひたすら歴史の流れを図解しています。
もちろん、図解が無理な時代もあります。そこはカットしています。

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■古代文明
メソポタミア文明
エジプト文明
インダス文明
中国①(殷・周)
ギリシャ
中国②(秦・漢)
ローマ

■弥生
『漢書』(100あまり)
『後漢書』(奴国)
『魏志』倭人伝(邪馬台国)

■飛鳥① 前半
聖徳太子が摂政に

冠位十二階
十七条の憲法
遣隋使

聖徳太子死す

■飛鳥② 後半
大化の改新
白村江の戦い→新羅の統一
壬申の乱
大宝律令

■奈良
平城京遷都
墾田永年私財法

■平安
平安京遷都
蝦夷征伐
遣唐使廃止
平将門の乱
藤原純友の乱
院政開始
保元の乱
平治の乱
壇ノ浦の戦い

■鎌倉
守護・地頭
鎌倉幕府成立

承久の乱(時政)
御成敗式目(義時)
元寇(時宗) →徳政令

鎌倉幕府滅亡

■室町
建武の新政
室町幕府成立
南北朝統一
勘合貿易開始
応仁の乱
室町幕府滅亡

■安土桃山
鉄砲伝来
キリスト教伝来

桶狭間の戦い
長篠の戦い

太閤検地
刀狩

中世ヨーロッパ
キリスト教成立 → ユダヤ教発展
キリスト教が広まる→カトリック教会
ローマ教皇
イスラム教成立
十字軍
ルネサンス
大航海時代
コロンブス 
バスコ=ダ=ガマ
マゼラン一行
宗教改革
ザビエル来日
スペイン人の海外進出→アステカ王国×、インカ帝国×

■近代ヨーロッパ
イギリス(17世紀)
ピューリタン革命
名誉革命→権利の章典
産業革命→資本主義 →インド進出→インド大反乱
アメリカ(18世紀)
独立戦争→独立宣言
南北戦争→奴隷解放宣言
フランス(18世紀)
フランス革命→人権宣言→ナポレオンが活躍

■江戸① 鎖国
江戸幕府成立 ←関ヶ原の戦い
朱印船貿易開始 |
禁教令     ↓
        大坂冬の陣
        →大坂夏の陣 武家諸法度
スペイン船来航×
朱印船貿易×         参勤交代
島原・天草一揆
ポルトガル船来航禁止
                      シャクシャインの戦い

■江戸② 改革期
徳川綱吉
新井白石
徳川吉宗
田沼意次
松平定信
      外国船打払令
  大塩の乱 | └蛮社の獄
       ↓←アヘン戦争→南京条約
水野忠邦  天保の薪水給与令


■江戸③ 幕末期
ペリー来航
日米和親条約
日米修好通商条約
安政の大獄
桜田門外の変
大政奉還

戊辰戦争
王政復古の大号令

■明治① 明治維新
大政奉還
王政復古の大号令

版籍奉還
解放令
岩倉使節団出発           日清修好条規
廃藩置県   →琉球王国を琉球藩に
学制・富岡製糸場  |
徴兵令・地租改正  |
岩倉使節団帰国   |
     台湾出兵→|
          |       樺太・千島交換条約  江華島事件
          ↓       日朝修好条規←――――┘
         沖縄県設置
西南戦争

■明治② 自由民権運動
民選議院設立建白書
国会期成同盟
国会開設の勅諭 自由党結党
        立憲改進党
内閣制度

大日本帝国憲法

帝国議会
足尾銅山鉱毒事件

■明治③ 日清・日露
                        ノルマントン号事件→日英通商航海条約(領事裁判権×)
      甲午農民戦争
      日清戦争
      下関条約┐
三国干渉      |
義和団事件     ↓
          八幡製鉄所
                   日英同盟
                   日露戦争
                 ┌―ポーツマス条約
      韓国統監府  日比谷焼き討ち事件   
      韓国併合    大逆事件
      └朝鮮総督府
辛亥革命                                       関税自主権×
中華民国
└清滅亡

■大正① 第1次世界大戦
サラエボ事件
第1次世界大戦開始

二十一ヶ条の要求
ロシア革命

ベルサイユ条約
↓ 三・一独立運動
↓ 五・四運動
↓ 国際連盟
ワシントン会議

■大正② 戦後の社会運動と文化
新婦人協会、第1回メーデー
日本労働総同盟
日本農民組合・日本共産党・全国水平社
関東大震災
ラジオ放送

■大正③ 大正デモクラシー
大日本帝国憲法
帝国議会
第1次護憲運動 ※吉野作造、美濃部達吉
原敬の政党内閣 ←米騒動←シベリア出兵←ロシア革命
第2次護憲運動 →治安維持法・普通選挙法

■昭和① 満州事変&日中戦争
金融恐慌
世界恐慌 →昭和恐慌

柳条湖事件(→満州事変)
「満州国」建国   五・一五事件
国際連盟脱退
          二・二六事件

盧溝橋事件(→日中戦争)
国家総動員法
大政翼賛会

■昭和② 第二次世界大戦
△オーストリア全土・チェコストバキア一部併合
△独ソ不可侵条約
◎ポーランド侵攻
△英仏宣戦布告
△フランス降伏
           ○日独伊三国同盟
           ○日ソ中立条約
△独ソ戦
           △インドシナ侵攻
                          ○大西洋憲章
           ◎マレー半島・真珠湾攻撃
           △日米開戦
           ○ミッドウェー海戦
△イタリア降伏
           △サイパン島陥落
           ○ヤルタ会談
           △東京大空襲
△ドイツ降伏
           △沖縄戦
           △ポツダム宣言拒否
           △広島に原爆
           △ソ連参戦
           △長崎に原爆
           ○ポツダム宣言受諾→玉音放送

■現代(昭和後半~現代)

国際連合発足
民主化政策:婦人参政権、労働組合法、労働基準法、農地改革、財閥解体、教育基本法、日本国憲法施行
世界人権宣言
中華人民共和国成立
北大西洋条約機構

朝鮮戦争
サンフランシスコ平和条約(日本の独立)&日米安全保障条約(米軍基地設置)
第五福竜丸事件
55年体制開始 アジア・アフリカ会議、
ワルシャワ条約機構
日本の国連加盟&日ソ共同宣言

アフリカの年
ベルリンの壁
キューバ危機
東海道新幹線開通&東京オリンピック
日韓基本条約 ベトナム戦争激化
国際人権規約
公害対策基本法

環境庁 非核三原則 政減反政策
日中共同宣言 沖縄復帰国連人間環境会議(@スウェーデン)
第4次中東戦争⇒第一次石油危機⇒高度経済成長の終焉
日中平和友好条約

プラザ合意 男女雇用機会均等法
ベルリンの壁崩壊 マルタ会談 消費税導入(3%)
子どもの権利条約

東西ドイツ統一
ソ連解体 → ユーゴスラビア紛争、
湾岸戦争 オレンジ・牛肉の輸入自由化
PKO協力法
国連環境開発会議 NAFTA
環環境基本法 EU
製造物責任法 世界貿易機関(WTO)
地球温暖化防止京都会議 消費税が5%に
男女共同参画社会基本法

同時多発テロ 循環型社会形成推進基本法 消費者契約法
環境省 アフガニスタン攻撃
日朝首脳会談
イラク戦争 → 有事法制関連三法
消費者基本法
リーマンショック(世界的な金融危機)
裁判員制度 消費者庁 民主党が第1党に

消費税が8%に
集団的自衛権



歴史の公式



歴史では、同じような出来事が何度も繰り返されるため、
どの時代にも使える「法則」のようなものを作ることができます。
それらをまとめてみました。
そして、実際にどの時代のどの場面でその法則を適用させればいいのかわかるように、具体例も付記しておきました。

  • ものが少ないと、価値・価格は上がる(希少価値の原則)
 ①江戸時代における綱吉の改革(インフレ)
 ②江戸時代における打ちこわし 「(米を買い占めた商人に対して)米をよこせ!」
 ③大正時代における米騒動
  • 国内の政策&外交は文化に影響を与える
  • 物資の流通
  • 税金をとられると、人は反発する。
 ①奈良時代における農民の負担
 ②平安時代における寄進
 ③江戸時代における百姓一揆
 →どれも、「税金・年貢を払いたくない」という思いから生じた事象。
  • 「不作で米の価格がUP」すると、人は不満をもつ。
 ①江戸時代における百姓一揆
 ②大正時代における米騒動
  • 軍事はお金と兵士数と武器
  • 石高=面積×収穫高
  • 産業における生産から販売までの流れ
①原材料をGET(栽培する/輸入してまかなう)

②人手を集める(相手を働かせる(やる気にさせる))

③製品を加工する  

④大量の完成品を運搬  馬借を利用

⑤大量に販売する  京都で販売
(儲かったお金を機械の費用などに費やし、より合理化)
(例1)
①桑→芋虫に食べさせる→糸をはかせる→生糸
②人を集める
③生糸をつむぐ→西陣織
④馬借(馬のほうが早い)を利用
⑤京都で販売
(例2)
①鉄
②求人募集 所得倍増計画
③鉄製品をテレビ・冷蔵庫などに加工
④高速道路を利用
⑤都市部で販売 テレビで宣伝
  • 新しい制度が出来上がると、それまでの制度は崩壊する
(例)太閤検地→土地制度が根本的に変化→荘園制度が崩壊する。
  • 税制度の根本原理=①収入の確保+②支配力の強化
→大事なのは②!
→「税金を払え」と言われ、払うことで、被支配者に「支配されているんだ」ということを実感させる
→支配が長続きする(反発されない/言うことを聞かせやすい)
  • 米商人の動き
 ①代官(武士)が、百姓から米を奪う
 ②幕府が分配する→(1)武士の収入 (2)商品としての流通、金融業・年貢の換金
 ③商人が販売する。→①米が多いなら、安くなるため、大量に売れて儲かる。
           ②米が少ないなら、高くなるため、買う人が少なく、商人がもうからない→商人が打ちこわし
  • 支配の流れ
 ①戦争:軍事力・経済力を用いて統一することが目的
 ②統一 → 支配しやすいように制度をつくる(身分制度、刑罰制度、税制度など)
       制度に従ってもらうためには軍事力や経済力(税金)が必要
 ↓民衆が不満をもち…
 ③滅亡 ← 別の勢力が統一 or 分立状態が続いてその後①に戻る
 ※日本の時代区分を、上記の観点から見直してみよう!
  〈原始〉誰も支配していない時代
  〈古代〉統一国家が出来上がった時代(②)
  〈中世〉分立していった時代(③)
  〈近世〉再び統一国家が出来上がった時代(②)
  〈近代〉西洋的な要素も加わりながら、統一国家が出来上がった時代(②)
  〈現代〉近代の価値観から解放されて、多様な価値観が生じた時代

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最終更新:2023年11月22日 22:23