はじめに

ここでは、長文中に空欄があってそこに入る言葉を選択肢から選んでいく、というタイプの設問の解き方について解説します。
英語の問題なのですから、どんな問題であれ、英語力(と最低限の現代文の読解力)があれば解けるのですから、あまり解法にこだわるべきではありませんし、解法自体、そんなに単純化できるものではありません。ですが基本スタンスとして大事なことをまとめていきます。

空欄補充問題の解答手順

①文法問題か文脈把握問題かを押さえる

  • 「文法を聞いている問題」なのか「文脈を把握しないと解けない問題」なのかを把握しましょう。
  • 選択肢を軽く覗けば、すぐに分かりますね。

②文法問題だったらその場で解く

  • 文法問題であれば知識に基づいて答えを出せば終わりです。
  • 一方で、文脈把握の問題の場合、まずは空欄を含む文をもう一度読み、内容を理解しましょう。そして③以降に進みます。

③指示語・接続後を確認する

  • 指示語がある場合は必ずその内容が何かをチェックしましょう。
  • また、接続語(特に逆接を表す「but」「however」などは重要です)があればそれもヒントにしてみましょう。

④方向性を決める

  • 空欄に入る内容の方向性を決めましょう。
  • 自分の頭の中で答えを作る、と言ってもいいでしょう。
  • 完全に当てられなくても、+か−かなどといった「ニュアンス」だけで構わないので確定させましょう。
  • あなたがイメージした解答の方向性と最もよく馴染む選択肢を探してください。

⑤2択で迷ったら比較法

  • 2択で迷った場合は、その2つの選択肢の差異を考えましょう。これは科目問わず変わりません。
  • 比較することによって、出題者が何を問いたいのか見えてきます。

⑥それでも無理なら直感に頼る

  • それでもわからなかった場合は、直感で自分がいいと思ったほうを選んでおきましょう。

以上となります。

どの問題にも共通するような「完璧な解法」なんてものは正直存在しないので、いろんな問題を解きながら解き慣れていくしかありません。普通、そこまで小難しい力は要求されていません。

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最終更新:2023年12月07日 11:33