★Point
①甲午農民戦争 @朝鮮
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②日清戦争
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③下関条約(結果:日本の勝利!)
(1)認めさせたもの:朝鮮の独立
(2)もらった領土:台湾、遼東半島、澎湖諸島
(3)賠償金:2億両(3億円)
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④三国干渉:遼東半島を清に返せ!byロシア・フランス・ドイツ
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⑤中国分割
★詳説
①「日本の勝利」は強調して指導しましょう!
日清戦争で日本が清に勝利したことで、
日本は、清や朝鮮に対して優位に立つ(差別意識を持つ)ようになりました。
これが、1910年の「韓国併合」や1915年の「二十一ヶ条の要求」につながります。
ロシアが朝鮮半島を求めた理由も説明したほうがよいかも。
②下関条約の賠償金について
- 下関条約でもらった額は、当初は3億1000万でした。加えて領土がもらえました。
- 三国干渉により、ロシアは遼東半島を占領しました。
このとき、日本は清に訴えました。「遼東半島をとられた。その代わり、お金をちょうだい。」
それは賠償として土地を獲得したのにもかかわらず土地(遼東半島)がとられた(実質もらえない)から、
もらえなかった分を償えという理屈から来ています。
そこでもらえた額が日本円に換算すると5000万だったというわけです。
- 最終的に、もらえた額が3億6000万というわけです。
→教科書だと「清から還付金が獲得され、合計3億6000万円に到達した」と表現されます。
最終更新:2023年11月22日 22:31