★衆議院と参議院
衆議院=国民に寄り添う若者たち
参議院=ベテラン
①選挙権と被選挙権
被選挙権は18歳
選挙権は衆議院が25歳で、参議院が30歳
(ベテラン出身が参議院だから)
②任期
衆議院が6年(解散があり)
参議院が4年(3年ごとに半数改選)
参議院に解散がない理由は、参議院がベテラン集団だから。
衆議院(参議院)の定義を聞いている問題もよく出題される。
→選択問題の場合、推論で解けば正解可能。
【公民の選択問題における類推の基本】
以下のような内容になっている選択肢は正しく、そうでない選択肢は誤りである。
≒本当の意味で国民に寄り添った状況になっている内容
- 出来る限り多くの人の権利を保障する内容 ※公共の福祉は除く
〈例題①〉「内閣が作成した予算を審議、議決する」のは、衆議院だけでなく、参議院も可能である。○か×か。
→○。ただし、予算の「先議権」は衆議院のみにある。
→「もしも×だったら」、と考えてみよう。
→もし参議院が予算の議決に参加できなかったら、衆議院だけが議決に参加することになる
→衆議院の独占状態になる
=ベテランでもない衆議院が予算を自由に決めることができてしまう
→二院制の意義からも外れるため、大問題。
〈例題②〉衆議院は、不信任決議案の可決が可能だが、参議院は不可能である。○か×か。
→○。
→「もしも×だったら」、と考えてみよう。
→不信任決議のあと、多くの場合は衆議院が解散される。参議院には解散がない。(前提知識)
→もし参議院に不信任決議の権限があれば、衆議院を自由自在に支配できてしまうことになる
→そうなると、衆議院が参議院にとって都合の悪い政治を行った場合、参議院は衆議院を排除できてしまう
→つまり、参議院の独裁状態になるため、大問題。
〈例題③〉「不適任だと訴えのあった裁判官の弾劾裁判を行い、辞めさせるかどうか判断する」権限は、参議院だけではなく、衆議院も持っている。○か×か。
→○。
→「もしも×だったら」、と考えてみよう。
→もしもその権限が衆議院になかったら…
→民意が一番反映できる衆議院に裁判官を首にする権利がないことになる
→つまり、民意が反映されないことになる
★地方自治
出題されるのは①地方自治の定義②任期と被選挙権③地方財政です。
解説ポイントは、①が一番大切です。理由は、記述やマークで聞いてくるからです。類推としても使えます。
最終更新:2023年11月22日 23:18