①バブル経済
★年表
1970年代…田中角栄が土地神話を唱える
1980年代…バブル経済
1992年…バブル崩壊→デフレスパイラルへ
★解説
田中角栄は、土地の価格は高くなり続けると予言しました。その理由は、みんなが土地を買う→土地の量が少なくなる→希少価値により、土地の価値が高くなる→売値が高くなるという仕組みでした。
それが実際に実現したのがバブル経済です。
その実態が、以下の通りです
土地を買うために金融(銀行)にお金を借りる
→その土地を買う
→その土地の価格が自分が買った値段よりも高値で売れた場合は、その土地を購入する
→そのお金で、また土地を買う
これを延々と繰り返したのが、バブル経済です。
しかし、計算外の自体が訪れたのです。そういうことをやっていくうちに土地の価格が上がったことです。その結果、売るときに買ってもらえなくなったのです。
その結果、土地の売値を下げざるを得なくなったのです。
→買った値段よりも安く売らざるを得なくなった
→お金を返済できなかった
→金融業もお金が返済できないので、お金がなくなった
→金融業がどんどんつぶれていく
と不味い方向に働きます。
90年代になると、会社が金融業にお金を借りることができない→会社は経費を節約する
→①人件費を節約する→リストラが続出
→②拡大再生産するための費用も節約→利益が少ない
→会社がつぶれる
といった負のスパイラルが発生しました。貿易も当時円高だったため、輸出がしにくいのです。そうなると。海外からの儲けが少なくなります。
こうしたことから、日本は20年間不況だったわけです(失われた20年(ロストジェネレーション))。当時は失業者だけでなく、就職率も低迷していました(今と違います)。働きたくても働けなかったのです。
プラザ合意は、デフレの影響によって日本製品が買いにくくなったでよいです。
★自由貿易
自由貿易を反義語を用いて言い換えると、
貿易を制限するなにかを撤廃するという意味なります。では、貿易を制限するものは何かと言えば、関税がかかっていることですよね(貿易をするだけでお金がとられるのですから)。その関税を撤廃することを無関税障壁といいます。
自由貿易のメリットとしては、貿易によるお金の流れが流れやすくなることです。そうなると、経済が活性化されやすいのです(トータルで見ると)。
日本の場合は自由化が進むのは、1990年代です。
自由化が進むと、海外のものが入ってきます。当時は円高だったため、日本産より安い海外のものが入ってきます。すると、日本産が売れなくなります。
よく出るのが、オレンジと牛肉と米ですね。
最終更新:2023年11月22日 23:12